
−土−
黄五斗蒔土と志野土をブレンドした土がおもしろい。美濃 熊谷陶料の志野土は
ざっくりして好い土味で、釉薬の色が冴える。 織部、志野、松や栗の灰釉が
きれいに写る。
もう少ないと言われる茂木土もいい。 焼き締め土は信楽のブレンドでいい緋色が
出ている。陶芸ブームのお陰で 今はどんな土でも手に入る好い時代なのです。
織部 掛け分 葦紋角皿 −釉薬−
織部は楽しい。 いろいろな面白さがだせる。若い頃 織部に嵌った。加藤唐九郎が使ったという美濃の熊谷陶料の
織部は渋くて、好い。 明月窯の織部もなんとも綺麗だ。
よく画廊やデパートで作家もの の織部を見かけるが、重厚で、分厚くて、重い。織部は料理を選ぶし、盛りつけが
難しい。 美濃の佐藤和次氏の織部の器のコンセプトは好い。料理が盛れて、魯山人の好いところを取り入れている。
私も真似をしたいところである。
志野茶碗は電気窯では難しいのは承知している。 しかし 皿や向付けなどの小さな志野は電気窯でも、そこそこ
使えるものが焼けている。 土灰釉もおもしろい。女房どのの実家 榛名山の麓に住む86才の母親が風呂釜で燃した
栗の木の皮やいがの灰、そして、その辺の木の枝を燃やした雑木灰もいい味 を出してくれる。
100円ショップへ行くと中国製のいろいろな焼き物に出くわす。 碗から皿や向う付けまで何でも揃ってしまう。
コストパフォーマンスは好いし、それなりに使える。 かっての世界一の焼き物大国はやっぱりすごい!
しかし使ってみると、どこか扁平で、味気が無い。 デザイン、土味、釉薬の美しさは1000円の日本の器には
かなわない。 100円と1000円の違いは 用の美 に価値を見出せるかであろう。
使う人の美意識、美的感性の価値観の違いなのでしょうか !

志野 織部 銘々皿
三島 大皿 長石釉
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伊賀 長皿

織部 しのぎ角皿
葉紋 小皿
織部、伊賀、
焼き締
ぐい飲み 志野、織部、土灰釉

織部 深鉢、中皿、小鉢 
焼き締ビアカップ
片口
粉引き 焼き締
焼き締 角皿
葉紋皿 鉄釉角鉢

コーヒー碗 織部 皮鯨 呉須
−電脳電気窯のすばらしさ−
世の陶芸家達はデジタルを知らない超アナログ人間が多い。電気窯は炎がないから、おもしろくないともいう。
昨今の電気窯の最大のメリットは産業革命以来の 最大の発明 コンピュータを使って、自由に確実に温度制御が
出来ることである。 窯の温度コントロールの大変さは並大抵のことではない。 還暦を過ぎた人間にとって何昼夜
窯にへばりついて窯を焚く焼くなんてかなわない。勘と経験がものをいう。しかしコンピュータは難なくやって
くれる。
確かに備前や伊賀、信楽などの 焼き締め は登り窯や穴窯の 薪窯 には勝てない。どだい無理なことだ。
しかし志野や萩 灰釉もの は電気窯でそこそこ焼ける。また緋襷などの焼き締めも登窯とはまた違った味が
出せるのです。
炎の芸術などと曖昧で格好のいい 煙に巻く言葉も言ってみたいが、煙の出ない 電脳電気窯もいと楽しである。
しかし、いつかは煙が出せる 穴窯での焼き締めもやってみたいのも本音・・・。
● 窯は新柳北新製 老人の窯詰め、窯だしには腰を痛めない、引き出し付き コンピュータコントロールのコンパクト電気窯
SR−12EF 200V 12KV ガスにて還元焼成