家庭菜園の四季


ベランダでの稲の栽培 第2集


出穂 8月9日

少し涼しい日が続いています。
5日間ほど家を空けていました。田んぼの水はだいぶ減ってはいましたが、干上がることもなく無事でした。

8月9日待ちに待った出穂が始まりました。緑色の穂が元気に出てきました。






開花 8月15日
穂が続々と出て来ると共に、次々開花しています。
稲の開花は午前中の一定の時間に、もみになるところが開き、雄しべが飛び出します。すこし離れて見ると穂に白い粉をふったように見えます。



登熟を迎えて 8月31日
8月22日14時ごろ当地を台風11号が通過しました。強風下、稲の倒伏を心配しましたが、少し傾いた程度でなんとか持ちこたえ、登熟を迎えました。

稲穂の重みも増し、頭を垂れてきました。稲穂が風に揺られ、ベランダの手すりにあたるとカシャカシャと音を立てます。

しかし、すべてが順調ではありません。幾つかの稲穂は深い茶色に変色し不稔です。おそらく何らかの病変でしょう。今朝方は登熟した稲穂の一部が鳥につつかれ、籾殻が散乱していました。またしても菜園で使用したCD−ROMの出番です。
朝夕の涼しさとともに稲は実りつつあります。



稲刈り、はざ掛け 9月12日
9月11日 午前9時半ごろ台風15号は鎌倉市に上陸しました。ベランダ稲は倒れてしまう恐れがあったので、前日9月10日に稲刈りをし、家の中に干しました。

12日はとても良く晴れたのでベランダの手すりを活用し、はざ掛けを行いました。稲刈りは少し早かったかも知れません。10日間ほど乾燥させる予定です。

株数は36株で一株はおおよそ15〜20本ほどに分けつしていました。ひとつの穂の籾数は多いもので50粒程度です。登熟の過程でかなり雀に食べられてしまいました。CD−ROMや釣り糸、黒いビニール袋などで対策をしたのですが、雀に対してはあまり効果はなかったようです。刈り取ったあとのベランダ田んぼは何となく寂しいです。水を抜いた後、ここにはれんげの種を蒔く予定です。


脱穀 9月29日
ベランダに干したり、天候によっては室内で干したりした稲はすっかり乾きました。
いよいよ脱穀作業です。稲穂を一穂づつ割り箸で挟んでほぐします。とても手間のかかる作業ですが、パラパラと籾がほぐれます。あちこちに飛ばないようにビニール袋の中で行いました。不稔の籾(しいな)もかなりあります。ひまを見つけて何日かに分けてのんびりとやります。選別の工夫も考えなければなりません。


玄米ができた 10月16日
籾すりに追われていました。籾から籾殻をはずす作業です。本日やっと終了しました。
すり鉢に籾を入れ軟式野球のボールでゴリゴリ擦ります。一回の籾すりの分量は小さじ一杯程度、軟球ボールを5〜6回押さえつけながら回転させると籾から玄米が出てきます。

このやり方だと、あまりにも時間がかかるので、ミキサーに少し入れて回転させてみましたが、もののみごと粉々になってしまいました。キッチンカッターでもやってみましたが、ある程度は脱穀できる事はできるのですが、砕けたり、籾が残っていたりしてこれも良くありません。

結局、すり鉢ゴリゴリで少しずつ籾すりをやりました。最後の方は何となくコツがつかめたました。一週間以上かかりましたが、本日ようやく、籾すりを終え、てみと風を活用し籾殻を飛ばし、玄米ができました。玄米重は270グラム、約2合です。次は精米作業が待っています。



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