第177回例会の内容紹介


♪尾高 綾子・尾高 惇忠 ジョイント・リサイタル

2020.9.20 14:00〜17:00  藤沢リラホール(第177回)


当日のプログラムより

 
出演  尾高 綾子(メゾ・ソプラノ)
    尾高 惇忠(ピアノ)

曲目:
モーツァルト作曲 
  ♪歌曲「鳥よ、年ごとに」 K.307
  ♪歌曲「すみれ」 K.476
  ♪歌曲「クローエによす」 K.524
  ♪歌曲「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時」K.520
  ♪オペラ「皇帝ティトの仁慈」K.621より 
       第2幕 セストのアリア
       「ただ1度だけ貴方に胸のうちを」
  ♪オペラ「 フィガロの結婚」K.492より 
       第2幕、ケルビーノのアリア
      「恋とはどんなものかしら」
 曲目解説
♪歌曲「鳥よ、年ごとに」K.307
 1777年マンハイムに滞在したときに作曲したフランス語の 歌曲。烏たちは毎年冬になると、 ここを去ってしまう。おまえたちは花の季節にしか恋が出来ない。だから恋のできる土地を求めるべきだ。

♪歌曲「すみれ」K.476
 ゲーテの詩による最も知られている作品。原詩は短いながらバラード調となっているのを、巧みな転調で生かし、小さなドラマに仕立てている。さらに原詩にない2行を最後に加えることによって、2 人の詩魂を一段と高めている。

♪歌曲「クローエによす」K.524
  美しい目をもった恋人に呼びかける快活な青春の歌。

♪歌曲「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時」K.520
 愛と嫉妬に燃える3 節からなる詩をモーツアルトは通作形式 の劇的な1場面に仕上げている。
 作詩者は情熱的な女流詩人で、不実な恋人との別れが歌われている。恋の手紙を前に、別れの決意ともいえる音形が伴奏に何度も現れる。そして最後の音形が、この短いながらもドラマチックな曲を結ぶ。

♪オペラ「皇帝テイトの仁慈」K.621
第2幕 セストのアリア「ただ1度だけ貴方に胸のうちを」
 滅多に上演されないこのオペラの唯一の聴かせどころは皇帝と腹心の部下の裏切り合いだろう。

♪オペラ「フィガロの結婚」K.492
第2幕 ケルピーノのアリア「恋とはどんなものかしら」
 小姓の役を首になって伯爵夫人にも別れをつげるアリア。
                                                   井上太郎


◎出演者のプロフィール

尾高 綾子(おたか あやこ)メゾ・ソプラノ
東京藝術大学声楽科卒業、同校大学院修了。畑中良輔、中村浩子、大熊文子の各氏に師事。二期会オペラの「カルメン」、メルセデス役でデビュー。日本音楽コンクール入選。イイノホール、日経ホール、津田ホール、東京文化会館での自主リサイタルの他、日本歌曲、フランス歌曲による多数のコンサートに出演。最近では長岡輝子主宰の「輝子の会」のソリストとして各地で演奏活動を行う。2001年、サンクトペテルブルグでの日露音楽芸術祭に参加、カペラホールに出演、シューマンの「女の愛と生涯」と、尾高惇忠「歌曲集」より演奏。2002年、英国カーディフでのコンサート(The Otaka Family Concert)にて日本歌曲を紹介。現在、二期会会員、コンセールC会員。

尾高 惇忠(おたか あつただ)ピアノ
 1944年東京に生まれる。66年東京芸術大学作曲科卒業。作曲を池内友次郎、矢代秋雄、三善晃、ピアノを安川加寿子の各氏に師事。フランス政府給費留学生として渡仏し、70年パリ国立音楽院卒業。この間、モーリス・デュリュフレ、マルセル・ビッチュ、ジャン・クロード・アンリ、アンリ・デュティーユの各氏に師事、和声、対位法,フーガのクラスで一等賞を受ける。帰国後は作曲活動のかたわら、ピアニストとして室内楽、歌曲伴奏などの分野で活躍。81年オーケストラのための"イマージュ"で第30回尾高賞、2001年、オルガンとオーケストラのための"幻想曲"で別宮賞を受賞。現在、東京芸術大学名誉教授。

 



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