今日のODC(不連続シリーズ)

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11月4日(日)湘南地区大会 6年連続最優秀賞受賞 県大会へ
 11月2・3・4日の3日間、18校参加で開催されました湘南地区大会が終了しました。お陰さまで6年連続の最優秀賞を受賞しました。もう1校は湘南高校定時制でした。慶応義塾のうまさも日大藤沢の脚本の良さも素晴らしかったのですが、お陰さまで何とか通過することが出来ました。
 今回の本番はリハーサルの失敗から、案の定、本番にも大きく影響が出てしまい、スタッフ面での失敗が相次ぎました。また、審査員の先生に細部に渡りアドバイスをいただき、県大会までの2週間、とにかく直しまくりたいと考えています。地に足つけて、しっかりリニューアルさせたいと考えています。
 今回は全国のあと、とにかく時間がないまま、今回に至りました。正直かなりピンチでしたが、本当にラッキーでした。出来栄えは40点で通過できた感じでした。県大会まで時間はありませんが、やるだけのことはやりたいと思います。明日は県大会の全体会です。出演順も決まります。また、あさってはスタッフ打ち合わせ会です。今日の明日という厳しいスケジュールですが、これも頑張ります。詳しくは明日、アップいたします。
 今回、地区大会を応援して下さった皆さん、本当に有難うございました!

10月18日(木) お七、初舞台 湘南公演改め公開リハ




 皆さん、ご無沙汰しています。久しぶりの更新です。今日は本当は第14回湘南公演の予定でした。でも、とうとうお芝居は完成しませんでした。したがって、何の公演情報も流していなかったのですが、口こみで70人ほどの方々が集まって下さいました。大変申し訳なかったのですが、公開リハというかたちで、初通し稽古を観ていただきました。本当にごめんなさい。初めて知った67分という上演タイム、曲も出来あがっていなくて、袖で生演奏。昨日渡したデュエット曲を主演の二人は果敢にも歌ってくれました。それも今日は試験最終日。10日間も練習しておらず、もう、まったく、いいかげんにしなさい!という状況で、やってしまいました。地区大会まで約2週間。どこまでやれるのかはわかりませんが、今日のお客様のためにも、成し遂げなくてはなりません。頑張ります!

9月24日(月)新釈姥捨山、観客動員10000人達成
 去る9月23日(日)、神奈川県立青少年センターホールにて、センター開館50周年記念行事に招待され、横浜市立希望ヶ丘中学校とともに、上演させていただきました。観客の皆さんはすでに往復はがきで募集が終わっていて(総数オーバーで抽選で決定)、満席での上演でした。パネリストに横内謙介氏(劇作家・演出家)、鈴木裕美氏(演出家)、紺野美沙子氏(俳優)、黒岩祐治氏(神奈川県知事)が招待され、上演後、私たちの上演を講評してくださり、様々な演劇トークを繰り広げて下さいました。横内氏には、個人的にお会いでき、演劇部じゃなくて「劇団」だよとべた褒めされ、紺野美沙子氏は泣きすぎて大変だった話など(次の交流会までにお化粧を直されていました)おうかがいしました。
 県立青少年センターは神奈川の高校演劇に関わる人たちにとっては、まさに「聖地」とも言える場所です。センターとともに高校演劇も発展したと言えると思います。県大会の場所でもあり、そんな場所で開館50周年行事として上演できる喜びを、しっかり感じながら、新釈姥捨山の最終公演を終えました。
 今回の出来栄えは、決して手前味噌ではなく、恐らく全公演の中で、一番よいできだったと思います。今まで積み残しのあった、様々な失敗や課題を概ねクリアできた、本当に納得いく公演だったと思いました。そしてナント!今日のお客様をもって、動員数は10000人を超えました!ODCの長い歴史の中でも、一作品で10000人超えをしたのは初めてのことです。それだけたくさんのお客様に観劇いただけた喜びを噛みしめたいと思います。本当に皆さん、有難うございました!
 P.S なかなかHPが更新できなくてすみませんでした。国立劇場のことや夏休み最後の校内合宿のことなど、色々お伝えしたいことがあったのですが、申し訳ありません。すっかりタイミングを逸してしまいました。ごめんなさい。また、機会がありましたら、お伝えしたいと思います。
 現在ODCは次回作「お七」の製作に、日々猛烈なエネルギーを労しています。とにかく全国大会後の大会作品製作は大変です。よく全国後に地区大会落ちする学校も多いと聞きますが、本当に納得できます。このままでは地区大会に間に合わないかもしれません。どうしましょう。とにかく今は、自分たちの力を信じて頑張り抜くしかありません。初演のメドがまだ立っていませんが、どうぞ今しばらくお待ち下さい。ODCは頑張ります!

8月15日(水) 劇振6泊7日の旅


【感謝の辞】
 ようやく…ようやく全国大会が終わりました。長い道のりだったような、あっという間の時間だったような、終わってしまえば、まさに祭りのあとのような思いです。たまたまオリンピックウイークだったこともあり、ニュースでオリンピック選手が「ここまで頑張れたのは、多くの方々の応援があったから」と一様に口をそろえて言っているのを、他人事のように聞いておりました。しかし、こうして無事大会が終わると、メダリストと同じ思いだったなどとは、おこがましくて言えないことなのですが、正直な話、勝った負けたより、ここまで支えてくれた方々に思いを馳せてしまう自分達がいました。「ありがとうございました」と素直に言える自分達がいました。何やら、すがすがしい気持ちでいっぱいです。
 1年と3ケ月。試行錯誤しながら、作品を創ってゆきました。何が余計なのか、何が足りないのか、どう表現すべきなのか、部員と顧問ズたちの創意工夫が結集したと思います。大雨にたたられて、装置の美術が全壊しそうになったこともありました。外練習なので、付近住民から苦情が来ることもありました。月に1度しかない休みに泣いたこともありました。3年生12名の卒業を新1年で埋めなければなりませんでした。そして全国大会前には朝本番の身体づくりのために、7時からの部活をしゅくしゅくと続けました。
そんな苦労も保護者の皆さんの大きな支えがあり、たくさんの協賛広告を下さった事業主の皆さんの協力があり、OBOGの皆さん、教職員の皆さん、会館スタッフの皆さん、そして鎌倉芸術館の1500席を埋めて下さった、観客の皆さんの、目には見えない様々な人達の支えのお陰で、この大会を無事終えました。紙面ではございますが、本当に本当に有難うございました。感謝で胸がいっぱいです。
 思い返せば、昨年の5月4日付の「原作使用許可書」の紙がここにあります。8月の中学校公演を皮切りに、予想される全公演、13ステージの上演日程が書かれています。県大会の項目には「地区大会代表になったときのみ」と記されており、同様に、関東大会でも「県代表になったときのみ」、全国大会でも「関東代表になったときのみ」とあります。最後には「全国総文祭優秀校東京公演」とあり、「全国大会で上位4本に入ったときのみ」とあります。すべて、すべて実現しました。まるでその紙は私たちの「未来予想図」のようでした。深沢七郎氏のご遺族の寛大なるご配慮に、心から感謝したいと思います。
【6泊7日の旅】
 今回の長旅の一因は、4月の出演順抽選会で1番クジを引いてしまったことにあります。本番も1番なら、リハーサルも1番(開催県の次の2番)、でさらには結果発表は最終日という、最大の長丁場を強いられることになったわけです。8月7日早朝に発って、帰宅は13日夜になりました。
 7日は装置類搬入と、リハーサルのための舞台袖準備が目的(翌朝1番がリハでした)。装置類は11tトラックにテトリス状態で組み合わせた、荷台の天井まで空間なしの、びっしりの荷物が持ち込まれました。大会会場内には置ききれないという事務局の判断から、搬入口にトラックは留め置きとなり、倉庫がわりに使われることになりました。翌朝一番のリハーサルのために、袖にはリハで使用する大道具を組んで、準備を整えました。1番であろうと立て込み・バラシの時間は他校と同じ。立て込み20分、バラシ10分という制限時間内で行いました。
 8日はいよいよリハーサル。早朝から身体を動かそうとしたら、ナント雨。急きょ旅館の大広間を借りて、アップしました。リハの様子は今回「青春舞台2012」の番組を製作しているNHKが初めから、終わりまで収録していました。舞台監督もインタビューなど受けました。90分という持ち時間で、予定していた内容を無事クリアさせました。この日ばかりは舞台監督が頼もしく見えました。
その日は午後から特別に自分達で借りていた練習会場を使って、稽古。この稽古場も4月に富山に打ち合わせに来た際に、ハローページなどを使って、2時間以上かけて見つけた「富山市民プラザ」と「婦中ふれあい館」の2会場。移動して使用しました。
 9日は10日1番の上演のための「前夜飾り」。つまり、前日のうちに装置類を舞台に飾ってしまうわけです。しかし、先ほども書いたように、制限時間内で立て込みを行いました。さらには翌朝、開会式があるため、引き割り幕で舞台前と後ろを寸断することになっていて、飾りきれない引き割り幕前の箇所は翌朝に組むことになっていました。そんなこんなでしたが、しっかりトータル20分以内で組み上げました。この日は高岡市文化会館を終日借りていたのですが、故障者が続出?!大会事務局が用意してくれていた2時間だけの練習場でイメトレ通しをやって、終わらせました。
 10日、いよいよ本番当日。故障者などといってられない状況で、皆、気力をふりしぼりました。朝の5時からメイクに入り、完全アップをして、すっかり本番モードに入りました。本番の幕あきで、場内アナウンスが入らなかったりなどなどのトラブルがありましたが、とにかく何とか幕をあけました。お客様はもう満席(1217席)。一部入場を断っていました。神奈川からの応援観劇の方々もたくさんいて、何とも心強い観客席でした。最初は客も役者も緊張していて、ガチガチでしたが、やがていつものようにONのスイッチが入り、すっかりお客様は引き込まれていきました。恐らく、その日一番の拍手量だったと自負しています。日の丸水産とはかなりせっていたと思いますが…。本番後も10分以内で撤収を終え、荷物もトラックに無事載せ終えました。うまい演技が出来なくて泣いている者、満足できて充実感の者、それぞれに思いは違いましたが、皆やり切りました。やり切ったという言葉が一番合う気がします。午後からは観劇し、夜は待ちに待った「打ち上げ」。顧問ズが用意した差し入れのお菓子類は約5万円分。70人所帯とはいえ、さすがに5万円のお菓子の量はすさまじい限り。ひとしきり疲れを癒しました。
 11日は終日観劇。夜には10日と11日両日の観劇を得て、大劇評会。正直に書きますと、その日の投票では、1位大船、2位日の丸水産、3位ヤマタノオロチ、4位掌(たなごころ)でした。翌日の青森中央を合わせて、ヤマタノオロチが入賞しなかった部分をどう評価するかは置いておきまして(コメントは難しいです)、だいたい思った結果になりました。
 12日は最後の2校を観劇し、午後からは講習会に参加。そしていよいよ結果発表へ。今回、たまたまのでしょうが、上位4校のうち3校が「震災」に関するお芝居でした。もちろん、たまたまなのでしょうが(しつこい)、時勢がら、震災のお芝居に押し切られた感がありました。青森中央の慰問公演を続けてきた作品に「素舞台で、照明もなく、音響もなく、身体ひとつで表現しているというのは、まさに芝居の原点だ」と評価していました。それはもちろんわかります。しかし、命を架けて(大げさでなく)作り込んだお芝居と比較対象になるのかな?と思ったのは私だけでしょうか。3年前と同じ、青森中央に今年もやられてしまいました。3回目の対戦があるのでしたら、次は負けませんぞ、畑沢君。
 13日は富山に来て、何にも観光していない部員達のために、バス2台を仕立てて、世界遺産の「白川郷」へ行きました。岐阜だけど。五平餅など堪能しつつ、最後の思い出を心に刻みました。大船駅に到着したのは20時30分を超えていました。最後の最後で、またまた驚かされたのは、「保護者会の皆様の出迎え」でした。大拍手で迎えて下さり、何やらみんな恥ずかしそうに、でもとっても嬉しかったようでした。
 6泊7日の旅。文化庁長官賞も嬉しかったけれど、今の自分が生きているということ、それを支えてくれている人達がいるということ、そんな原点に触れることができた、大切な大切な6泊8日になりました。心から感謝いたします。有難うございました。

8月2日(木)全国大会直前強化合宿行ってきました!
 7月31日から8月2日まで、松田町民文化センター大ホールを3日間借り切って、強化合宿を行いました。今回は大会本番仕様で、リハ、ゲネ、本番を行い、かなり小さなことまで、調整を行いました。上演タイムも59分を切るところで安定してきました。進化するお芝居を目指して、色々手を加えています。リピーターの方々も、あっと驚く変更もあったりしますので、ぜひお楽しみに。
 鎌倉芸術館では1500人収容の大きなホールの上に、音楽専用ホールということもあり、声が響き、非常に台詞が聞き取りにくい状況がありました。今回はそうした厳しい環境でも台詞が通るように、発声と台詞のつぶ立てに直しを加えながら、言葉が立つようにしました。また、実際のホールでなければなかなか直せないテクニカル面にも多くの時間をさくことが出来ました。音響・演奏器材もすべて持ち込みなのですが、音のクリアさを徹底追求出来ました。照明も打ち込み練習を行い、コピー、直し、追加などを想定しながら、約15分でデータ打ち込みが出来るようになりました。
 また、今回の全国大会は6泊7日という長丁場なので、宿泊先での健康管理の方法も勉強してきました。現在、本番の10時開演に合わせて、毎日4時30分起き、7時練習開始の毎日を送っている部員達ですが、そうした厳しさにも耐えながら、健康管理には気を使っています。
 明日からは学校に戻り、20分で組み上げる、立て込み練習と10分で解体撤去する、ばらし練習を始めます。いよいよあと4日の練習のみになりました。最後まであきらめないで、頑張り抜ける強い気持ちを保たせたいと思います。頑張ります!

7月25日(水)鎌倉芸術館大ホール、1500人+立ち見、3階まで超満席



 今日、鎌倉芸術館大ホールで、全国大会出場記念公演が開催されました。開場1時間30分前から列が出来始め、開場時には会館を1周の列が出来ました。2階までの1300席は開場と同時に埋まり、開演前には3階席にも入れなくなり、一部立ち見をお願いしました。こうした自主公演でこれだけのお客様に来ていただけたことは、ある意味、大会で勝つことより価値のあることだと思いました。感謝でいっぱいです。本当にご来場いただきました皆様、有難うございました。
 今日の出来はというと、幕あきはぐだぐだでしたし、蹴込みがはがれ落ちるし、パネルがぐらぐらになるし、演技面でも、響きやすいホールとはいえ、かつ舌は悪いし、未熟な演技は随所に見受けられました。60点の出来でした。残す2週間、しっかり直します。全国大会までに、出来る限りのことはやりたいと思います。どうぞ皆さん、あと少し、応援して下さい。お願いします。
 8月2日(木)14:30から、松田町民文化センターで最後の本番ということで、「追加公演」を行います。小田急線新松田駅、もしくはJR松田駅から徒歩5分の1000人キャパの大ホールです。もし、もう一度ご覧になりたい、今回見損ねた!というお客様、ぜひご来場下さい。お待ちしてます。

7月24日(火)神奈川新聞に記事掲載
 今朝、神奈川新聞に記事が掲載されました。かなり大きく扱われました。

神奈川県限定 神奈川新聞7/24日刊に全国大会出場記念公演の記事掲載されます。
 明日(7月24日)に翌日の記念公演の関連記事が掲載されます。ぜひ、駅・コンビニなどで購入して、見て下さい!大きな記事だといいなあと思いつつ、少しワクワクしています。著作権獲得がらみの内容だと思いますが、少しでも記念公演のお客様が増えればと思っています。
 現在ODCはサマータイムに突入しています。全国大会本番は10:00開演。それに合わせて、現在、全員5時起きで登校、7時から稽古を始めています。終了は2時間繰り上げての、16時30分。まさにサマータイムです。毎日朝10:00から通し稽古をやっています。
 明日はいよいよ荷積み準備、あさって早朝に荷積みを行います。さて、1000人超えは達成できるでしょうか。皆さん、お誘い合わせの上、ご来場下さい。

7月17日(水)神奈川新聞社取材「全国大会出場記念公演」
深沢七郎先生のご遺族、22年ぶりの著作権借用の舞台裏
 昨日、神奈川新聞社の取材がありました。全国大会出場記念公演を前に、できるだけ多くのお客様に知っていただければと思っています。今回は全国大会前の地元公演ということもありますが、それよりも原作である「楢山節考」(深沢七郎・作)の著作権使用許可を取るのに5年の歳月を要したこと、深沢七郎先生のご遺族の意向を踏まえながら、借用するのにいかに苦労したかを中心に取材されました。「楢山節考」の過去の著作権借用は次の内容です。

●1958年映画化 - 木下惠介監督、田中絹代、高橋貞二、宮口精二、市川團子ら出演。
●1960年テレビドラマ化 - 日本テレビ「テレビ劇場」で1960年3月18日・25日放送。飯田蝶子、青木義朗、多摩幸子、石井伊吉(現・毒蝮三太夫)ら出演。
●1983年映画化 - 今村昌平監督、緒形拳、坂本スミ子、あき竹城、左とん平、小林稔侍、倍賞美津子、樋浦勉、江藤漢ら出演。カンヌ国際映画祭にてパルムドールを受賞している(仏題:La Ballade de Narayama)。
●1983年舞台化ー「楢山節考」(深沢七郎作・三枝嘉雄脚色)北海道根室高校演劇部
●1990年舞台化ー「楢山節考」(深沢七郎作・土田峰人脚色)千葉県立船橋二和高校演劇部
 
 高校演劇では過去2回「脚色」(小説を演劇用台本に書き換えること)されています。しかし、それを最後に深沢七郎先生は一切の著作権を封印したのです。その後、ご子息、親族の方々に権利が移っても、ご遺族は深沢先生の意向を貫かれ、現在に至っていたのでした。現在著作権を持っていらっしゃる方も、深沢先生の展示部屋から多くの展示品を盗まれたことから、かなり外部との接触を嫌っていらっしゃいました。しかし、私どもの熱意に応えて下さり、22年ぶりの著作権の使用を許可下さったのです。
 本当に著作権というのは色々あって、たとえば、全国大会にはNHKが入っています。最優秀校はノーカットで全国放映されます。その際、「放送権」というのは著作権とはまた違って、別途権利が発生しています。そのために、深沢先生のご遺族の方には、万一の場合を想定して、放映の可能性があることを伝えて、許可が得やすい状況を作っておくよう、全国事務局から指示されました。
 実際、3年前の全国大会で「じゃがいもかあさん」(アニータ・ローベル作「じゃがいもかあさん」原作・土田峰人作・のまさとる潤色/音楽)で優秀賞をいただき、国立劇場での「全国総文祭優秀校東京公演」での上演がNHKで放映されることになりました(この頃は最優秀だけではなく、優秀校も放映されていた)。公演2週間前頃、NHKから連絡があり、もしかすると「じゃがいもかあさん」は放映ができないかもしれないという連絡がありました。つまり、「アニータ・ローベルさん」の居所がわからないということなのでした。ところが、NHKにはこうした問題を解決するプロがいるそうで、結構ぎりぎりでしたが、アニータ・ローベルさんが地中海のある場所でバカンス中のところを見つけ出し、放映許可を得ることが出来たということがありました。アニータさんは、ぜひDVDでいいから、作品を見たいとおっしゃられていたそうです。
 裏話はまだあります。それをさかのぼること10数年前、サン・テクジュペリ作「星の王子さま」を原作としたミュージカルを製作したのですが、これの著作権をとるのに、フランスのご遺族まで連絡をとって、日本初の(本当です)原作使用許可をとったいきさつがあります。文化庁著作権課に相談をし、在日のフランス著作権協会を紹介していただき、フランスの権利を管理していた「ガイマール書店」というところに直接フランス語で趣旨を説明した手紙を出し、遺族の方々に許可を得たのです。現在は作者の死後50年が経過したことから、「星の王子さま」は自由に使えるようになっています。かつて、CM界でも「エリック・サティ」という作曲家の曲が突如頻繁に使われ始めたことがありましたが、これもサティの死後50年が経過したことの事情からでした。
 このように、演劇のみならず、世の中には「著作権」という大きな権利が横たわっています。今回の「新釈姥捨山」の脚本が「季刊高校演劇」という同人誌に掲載されることも、深沢さんの許可を得ての流れがあります。そんな様々な苦労を乗り越えての、いよいよ全国大会です。どうぞそんな舞台裏も感じつつ、観劇いただければ、作者冥利につきます。よろしくお願いします。

7月15日(土)『お七』のメインキャストの衣装合わせやりました。


 全国大会出場記念公演のプログラム1600冊(厚さ9mm)の製本作業をしながら(印刷枚数はB4版2500枚入りダンボール45箱の両面刷り、225000枚)、また、記念公演の会館スタッフ打ち合わせにも行きながら、その裏作業として、新作「お七」のメインキャスト(一部)の衣装合わせが行われました。今回は「時代劇」。配役だけでも150役を超えます。写真はODCの誇る衣装部の着物の在庫、約2000点です。着物といっても、羽織りから袴(はかま)から、帯、和装小物などなどを含む、集めに集めた品々です。なかには時価100万を超える大島紬(つむぎ)が発掘されたりと、お宝も出現します。今回はとりあえず、お七の相方「吉三郎」、父親の「太郎兵衛」、母親の「お峰」、番頭の「伝六」の4人の衣装が決まりました。あとどれだけ決めなくてはならないのでしょう。気が遠くなるような作業です。今日は男かつらも調達し、合わせてみました(女子は全員、地毛で日本髪を結っています)。お峰は「おはぐろ」にも挑戦します。役者の様子は本番まで、お楽しみに!

7月10日(火)製作開始『お七』
のまさとる作/音楽、井原西鶴『好色五人女』原作
八百屋お七墓参、江戸深川資料館、江戸東京博物館」に行ってきました!












 今日、午前授業のあと、強行軍で次回作品の原作の主人公である「八百屋お七」のお墓参り(円乗寺/白山)と江戸深川資料館(清澄白河)、江戸東京博物館(両国)に行ってきました。いずれも開場時間が決まっていて、とにかく時間を決めて、江戸東京博物館の最終17時30分まで、めいっぱいの時間を使って、行ってきました。
 八百屋お七のお墓は都営三田線の「白山駅」から徒歩5分の円乗寺にありました。おひざ元には東洋大学があります。全員でお芝居をやることの了解を得ながらの報告と、上演が成功することを祈願してきました。それぞれに神妙な面持ちで、亡き八百屋お七さんに気持ちを馳せてきました。今回お芝居にも登場する「地蔵菩薩」もお参りしてきました。お墓が3基並んでいて、中央が元々のお墓だったらしいですが、ご利益があるということから、墓参された人達が墓石を少しずつ削りとってしまい、かなり小さくなっていました。それを気の毒に思った周辺の住民たちが、そのすぐ左側に新しい墓石を立てたそうです。右側は初代岩井半四郎が上演に際して、新たに墓石を立てたそうです。
 次に都営大江戸線に乗り換えて、「清澄白河」から徒歩10分の江戸深川資料館へ行きました。館内には江戸後期の深川の漁師町が再現されていて、原寸大の火の見やぐらまでありました。25年前に開館し、全国から職人を呼び寄せて、実際の工法で再現したそうです。大道具部小道具部も大変役に立つオブジェを目の当たりにすることが出来ました。15分ごとに時間の変化を見せる照明効果も取り入れてあり、まさに江戸時代にタイムスリップした時間を過ごしました。
 最後に都営大江戸線で両国に移動。あの江戸東京博物館に行ってきました。館内は原寸大「日本橋」から始まり、江戸から昭和にかけての東京がわかる、様々なオブジェや品々がずらりと展示されていました。もっと時間をかけて調査したかったですが、今日はここまで。部員たちは、重さ15キロの纏(まとい)を持つことができるコーナーで、「昔の火消しはこんな重いもの持って、屋根にのぼったんだ」と感激していました。
 全国大会を前に余裕の行動と思われる方々も多いと思いますが、ODCは二つのことを同時にやれる集団であって欲しいと願う、顧問’Sの方針です。同時並行で全国も、新作製作も乗り越えます。頑張ります!

7月9日(月)いよいよ全国モード 気合い入れます!
 今日で長かった期末試験が終了しました。出来不出来は悲喜こもごもですが、とにもかくにも試験は終わりました。いよいよ全国大会に向けて、気合いを入れたいと思います。プログラムの最終校正が来たり、照明のチャンネル決定の連絡などが来たりしますと、いよいよだなと実感します。今回の遠征は6泊7日という長帳場というこもあり、すさまじい資金がかかってしうまうという現実も迫っています。7月25日(水)には地元の皆さんに最後のお披露目ということで、「全国大会出場記念公演」を開催します。まずはそこに照準を絞って、頑張りたいと思います。秋の作品を創りながらの並行活動を続けていますが、いずれも手抜きがないように、成し遂げたいと思います。
 明日は次回作『お七』の製作にあたり、八百屋お七のお墓参りに全員で行ってきます。江戸東京博物館や深川の博物館なども調査しに行ってきます。全国に照準をしぼりつつも、やるべきことはやっておこうという体勢です。さあ、暑い夏がやってきました。ODCは妥協しません!応援よろしくお願いします!

6月23日(土)定期公演大盛況!頑張りました!


 去る18日(月)、第24回定期公演が開催されました。今回は全国大会出場作品を載せるかどうか、随分悩んだのですが、結局上演することにしました。まだまだ未熟な内容だったと思います。残された時間をしっかり使って、頑張らせないといけないと思います。7月25日の記念公演までには、何とかしたいと思います。お時間を下さい。
 さて、今回は「下町ブロードウェイ」の最終公演でした。2・3年生にとっては、新顧問宮澤先生の初作品ということで、色々な意味で感慨深い公演だったと思います。ODCはいわゆる純粋な「ストレートプレイ」をあまりやりません。そういう意味では、若干の歌、ダンスはありましたが、演技勝負の作品という意味では、やりがいのある作品だったと思います。
 ODCでは、基本的に春の連続公演作品は「スキルアップ」の意味合いが高い取り組みになっています。シリアス作品を成功させるためには。「コメディ」を極める力が必要ですし、ふだんメインキャストでない者はメインキャストを体験して、そこから力をつけていくというスタイルをとっています。今回も多くの収穫があったのではないかと思います。
 お客様の入りはちょうど会館のキャパを満たすぐらいの頃合いのよい状況でした。今回はあまりに客席数が少ないので(500席)、口コミとHPの告示だけに広報活動をとどめました。次回は1500席のキャパなので、目いっぱいの広報活動をしたいと思っています。全国前の旬な舞台をお届けしますので、どうぞたくさんの方にご来場いただきたいと思います。よろしくお願いします。

6月16日(土) 白帆祭、雨天につき、公演中止 定期公演に架けろ
 憂いていた雨にたたられてしまいました。外に特設舞台を組んでの公演でしたので、本当に残念ながら公演は中止にさせていただきました。楽しみに来校いただきました皆様には、本当にご迷惑、不愉快な思いをさせてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。顧問としてもここ10年では初めての雨天中止でした。残念で仕方がありません。その分、来校の皆様にはほぼ全員に定期公演と記念公演のチラシを配布させていただきました。
 そこで、ここは切り替えようと思い、18日(月)の定期公演に、白帆祭の分も気持ちを入れて、頑張ろうということになりました。日曜日夜から搬入、照明等仕込みが始まります。気合いを入れて、取り組みたいと思います。
 今回は客席数が少なく、DMを控えました。常連の皆様には申し訳ありません。HPと口コミだけでお客様をお迎えします。7月25日の記念公演は1500席ございます。その際にはどうぞたくさんのお客様にご来場いただければと存じます。

6月12日(火) 齋藤睦、音楽座デビュー!
 今年3月に卒業したOBの齋藤睦さん(ちゅうさん)が音楽座ミュージカルでデビューを果たしました。今日は部員やOBが100人集まって観劇しました。登場場面は4回でしたが、相変わらずの身体の切れで皆を魅了してくれました。顧問としても、後輩としても、とっても誇らしい瞬間でした。音楽座の稽古は厳しいことで有名ですが、負けずに頑張って欲しいと思います。応援団としても気合いが入ります。次の成長の勇士を早く見たいですね!ガンバレ!ちゅうさん!

6月10日(日) 本番1週間前 初めての通し稽古?!
 今日は昨日の雨がウソのようにあがり、絶好の外練習びよりでした(ODCは外練習が基本なのである)。文化祭バージョン、定演バージョンの転換練習を終え、ようやく衣装を着た初めての通し稽古をやりました。時間は63分と若干緩やかな一本通しでしたが、ニューキャストとしては、まあそこそこの内容でした。まだまだ全然よくなる可能性を秘めた通し稽古でした。特に新キャラ「菩薩(ぼさつ)」の採用で、芝居全体の方向性や雰囲気が変貌しました。これは必見です。
 現在、1年生がぐんぐん力をつけています。転換も一部上級生に指導されながら、自分達で装置を組み上げられるようになりました。演技面についても、そののびしろは目を見張るばかりで、もちろん未熟な点は多々ありますが、本当に今後が楽しみです。
 明日からは『下町ブロードウェイ』と並行して稽古が展開されます。まずは白帆祭(公開文化祭)、そして定期公演と、一歩ずつ階段を上っていきたいと思います。どうぞお楽しみに!

6月5日(火) 新釈姥捨山、新キャストで始動
1ケ月の沈黙の向こうがわ







 あれから1ケ月、沈黙のHPでしたが、それには色々理由があります。まずこの1ケ月は、いかに1年生のスキルを伸ばしてやるかということに力を注いできました。8月に全国大会という厳しい状況の中で、少なくとも彼らに納得のいく舞台を踏んでもらいたいと思っています。2・3年生は自分達のことを二の次にして、様々なことを教えてくれました。その大きな試練のひとつとして、部内発表のかたちで、阿倍順先生の「やっぱりパパイヤ」を1年生キャストで創りました。2・3年生は全員がスタッフにまわり、保護・OBの皆さんを招いて何とか発表会のかたちをとりました。
 2・3年生も自分たちの芝居づくりに磨きをかけました。宮澤俊彦先生の『下町ブロードウェイ』もかなりなレベルになってきました。全国作品に入る前に彼らが今できることを精一杯やった1ケ月だったと思います。4月から振り返って、休みは1日のみ。土・日・祝祭日もなく頑張り抜きました。
 そしていよいよ全国大会作品『新釈姥捨山』に新キャストでかかりました。一見遠回りしたような1ケ月だったかもしれませんが、稽古を始めてみて、それが無駄にはなっていないことを確信しました。1年生だからといって特別扱いしないでいい環境も整いました。ヘタなものはヘタと言える環境です。演出さんも容赦なしで物を言っています(キャストをよく泣かしています)。
 一方顧問としてはこの1ケ月の様子を見ながら、大きな決断を強いられました。それは6月16日の文化祭と18日の定期公演で『新釈姥捨山』をやるかやらないかという決定でした。正直言って、関東大会のときのレベルにはとても及んでいません。ある程度レベルアップを図ってから、舞台に載せるという方法もありました。しかし、彼らの寡黙な取り組みに架けてみようという思いで、全国作品をお披露目することを決意しました。7月25日には「全国大会出場記念公演」を鎌倉芸術館大ホールで行います。そこまで待つという選択肢もあったわけです。でも彼らの可能性を信じようと思い、舞台に載せることにしました。
 あと10日で本番というところまで来ました。ここまできたら、彼らとともに心中の思いです。やるしかありません。どうぞ、ご来場いただき、本番をご覧いただければと思います。

5月6日 新体制始動!
1年生劇「やっぱりパパイヤ」、2・3年生「下町ブロードウェイ」
「新釈姥捨山」は中間試験後、再始動
 新入部員の入部が決まり、何とかアマゾネス版新釈姥捨山を回避できることになったODCは、更なる一歩を踏み出しました。基礎練習強化週間を経て、新入部員全員の演技・歌・ダンスのオーディション、面接を経て、恒例1年生劇のキャスティング、9部署4指導部署への振り分けが終わりました。やっと通常活動に突入出来ることになりました。
 今週末の13日(日)には、1年生劇を部内発表というカタチで行います。わずか10日ほどの突貫練習で、スタッフはすべて2・3年生が支え、とりあえずの本番舞台を踏ませます。演出においても次期演出候補の2年生が初演出を行っています。どうなりますか、とにかく頑張らせたいと思います。作品はあの阿倍順先生の名作、「やっぱりパパイヤ」。我が子とどう接していいかわからない父親達の「お父さん養成講座」参加のお話です。笑いあり、感動ありの素晴らしい作品です。
 2・3年生は3月末の春季地区発表会を皮切りに連続公演を展開している、新顧問宮澤俊彦先生の「下町ブロードウェイ」に更なる磨きをかけます。目標は6月の定期公演です。そして13日の1年生劇発表会を待って、新釈姥捨山のキャスティング発表という段取りになります。新釈姥捨山も第7稿目となりますが、今回は大幅書き換え行われます。何がどう変わったかは、今しばらくお待ち下さい。親子愛をさらに深めるカタチに変貌します。どうぞお楽しみに。 

4月19日(木)新入部員25名入部
男子8名、女子17名 総勢71名に
 今日、部活登録を締め切りました。生徒会の締め切りは来週まででしたが、全国大会の個人登録の関係もあり、本日確定させました。念願だった男子がナント8名、女子も17名、総勢25名の元気な1年生が入部しました。これで総勢71名が部員となりました。全国大会に向けて、いよいよ発進です。今年抜けた3年生12名の穴を埋めるには、あとは鍛え上げることしかありません。男子9名の穴もとりあえず埋まりました。頑張って、全国にふさわしい芝居づくりを目指させたいと思います。
 今日は恒例の「クラブネーム」をみんなで考え、命名しました。部活ではこのネーミングで3年間行きます。さあ、明日からは、基礎練習をみっちり教えます。さあ、ガンバレ!新入生!ガンバレ!2・3年生!

4月12日(木) 新歓公演 
新入生の3分の1が来場しました!
3日目に男子27名来場
 4月9日〜11日の3日間、放課後に視聴覚室で開催されました、新歓公演にトータル100名超えの新入生が観劇に訪れました。これは新入生の3分の1にあたる人数で、3日目には27名の男子諸君が大挙して来場してくれました。これは当日、雨の影響で運動部が活動出来なかったからではないかと、勝手に顧問は分析していますが…。
 今年の関東大会まで頑張ってくれた男子9名の穴は大変大きく、万が一男子がいなければ、アマゾネス版姥捨山をやるしかなくなってしまいます。おりんが娘におんぶされる姿だけはお見せしたくない!というわけで、どうなることか、緊張の毎日です。とりあえず3日間の連続公演が終わったので、翌日からは体験練習とDVD上演を交互で行う予定です。生徒会の設定する最終的な登録日は2週間後なのですが、来週木曜日に登録日を繰り上げて、最終人数を確定させるつもりでいます。少しでも早く動き出さなければ、全国大会に間に合わなくなってしまいます。さてさて、どんなメンバーが今年は登場しますことやら。楽しみです。



すっかり人気者になり、調子ずく男子部員。特に中央のI君。

自分はかわいいと言い切るM女子部員(左)
僕が殺陣チーフのJです。頑張ってつくりました!(右)

4月8日(日) 全国大会出演順決まる!大会1番に!
【大会第1日目】
1、関東ブロック代表(南会場)10:00〜11:00
 大船(神奈川)「新釈姥捨山」深沢七郎「楢山節考」原作 のまさとる 作 
2、全国大会開催県(富山)代表11:30〜12:30
 富山中部「我歴」宇津川ジン 作(創作)
3、九州ブロック代表13:30〜14:30
 佐土原(宮崎)「あーさんと動物の話」泊篤志 作 長尾直紀 潤色(既成)
4、北海道ブロック代表15:00〜16:00
 苫小牧南「恐竜れたー」乳井有史 作
5、関東ブロック代表(南北共通)16:30〜17:30
 八千代(千葉)「 日の丸水産 」タカハシナオコ 作   
【大会第2日目】
6、中部ブロック代表9:30〜10:30
 岐阜農林「掌(たなごころ) 〜あした卒業式〜」岐阜農林高校演劇部 作(創作)
7、四国ブロック代表11:00〜12:00
 土佐(高知)「化粧落し」竹内 葵 作(生徒創作) 
8、中国ブロック代表13:00〜14:00
 三刀屋(島根)「ヤマタノオロチ外伝」亀尾佳宏 作(顧問創作) 
9、関東ブロック代表(北会場)14:30〜15:30
 作新学院(栃木)「It's a small world」高村千怜 伊集院青空 作(生徒創作)
10、近畿ブロック代表16:00〜17:00
 法隆寺国際(奈良)「森のひと」原田 裕 作(顧問創作)
【大会第3日目】
11、東北ブロック代表9:30〜10:30
 青森中央「もしイタ〜もし高校野球の女子マネージャーが青森の『イタコ』を呼んだら」畑澤聖悟 作(顧問創作) 
12、近畿ブロック代表11:00〜12:00
 大谷(大阪)「はみーご!」前田悠子 作(生徒創作) 

 4月7日(土)・8日(日)にかけて、全国大会のスタッフ打ち合わせ会と出演順の抽選会が開催されました。スタッフ打ち合わせ会では、大会事務局の方々を含めて、スタッフの方々は本当に親切で、こちらの願いをかなえてくれようと努力してくれました。ばっちり打ち合わせは終了しました。
 そして、出演順の抽選会が開かれました。Pinkyなる新鋭の舞台監督が抽選したのですが、やっちまいました。1番クジを引いてしまいました。正直言って、全国大会の長い歴史の中で、恐らく出演順1番で最優秀賞を受賞したのは、1校だけ。審査に1番というのは不向きなようです。3回の全国大会出場で2回も1番クジを引いてしまったODCとしては、何とも言いようがありません。関東事務局長のA氏も、会うなり「やっちまったねえ」。神奈川の事務局のM氏も「戦う前に自爆しちゃったねえ」と。
 しかーし!ODCとしてはこの困難を乗り越える努力をすることにしました。そんなに1番クジが審査に不向きならば、そうでないという証明をすればよいのです。目指します!最優秀賞!顧問としては大船に来る前の湯河原高校時代にも関東大会で2回連続で1番クジを引いた経験もあり、全国でも2回目です。この経験は無駄にはしたくありません。やるしかありません。頑張ります。皆さん、応援よろしくお願いします!


2012年4月3日 2011年度総決算、2012年度始まりました!
 新年度が始まりました。顧問野間は今年も大船におります(よろしくお願いします)。HPの更新をすっかりさぼってしまい(1ケ月半も」)、ODCファンの皆様には多大なるご迷惑をおかけしました。この1ケ月半は新作の製作に余念がなかったのと、3年生の追い出し会(準備期間1ケ月という気合いの入れ方)を実施したり、春季地区発表会に参加したりと、息をもつけない忙しさでした。ごめんなさい。気持ちを切り替えて、頑張ります。
 2011年度を若干、振り返ります。4月には新入部員を迎え、70名体制で部活は始まりました。顧問’Sの方は、前年度の橋本顧問に加え(渕野辺演劇部出身)、新しく横須賀・三浦地区の高校演劇のドン、宮澤俊彦新顧問をお迎えし、来たるべきODCの新体制を実現すべく準備が始まりました。6月には新入部員の作品も含め、3本立で、定期公演を開催しました。6月の白帆祭(公開文化祭)を経て、基本的に3年生は引退。しかし、今年は12名の部員が引退せず、進学と部活を両立させました。2名の国公立大を含め、全員が大学進学を決めました(一人は音楽座ミュージカルRカンパニーのオーディションに合格し、音大特待生の道を捨てて、プロのミュージカル女優の道を選びました。また一人は演劇科に進学を決めつつ、某大手芸能プロダクションに所属し、芸能活動と学生を両立させることになりました)。その他、成績優秀で特待生として新入生代表の言葉をやる者もいたりと、部活との両立も決して無謀な行動ではなかったと感じています。そうした3年生の力も借りつつ、6月以降、秋の大会に向け、新作の「新釈姥捨山」の製作が始まりました。今年の初演は8月末の中学校公演。とにかく間に合わせなくてはなりません。夏休みは校外合宿、校内合宿を経て、さらには県の演劇合宿やら、香川の全国大会研修にも参加しながら、超多忙な毎日を送り、本番にたどりつきました。10月の湘南公演、高野台公演(野外公演)を経て、地区大会突破。11月には修学旅行明けにもかかわらず、頑張り抜いて、県大会5連覇達成。そして12月には新潟に北関東大会研修に行き、1月の正月明けには鎌倉芸術館大ホールで定期公演。1000人超えのお客様をお迎えしました。そして南関東大会。最優秀賞をいただき、2年ぶり3回目の全国大会進出を決めました。そして今。
 今年は12名の3年生の抜けた跡を新入生と残った2・3年生でカバーしなくてはなりません。宮澤氏も新作を書き上げました。来年度に向け、いよいよ私から宮澤氏へのバトンタッチ体制も整えなければなりません。そういう意味で今回の「下町ブロードウェイ」は今後のODCの行く末を占う、大事な作品になりました。現在、春季地区大会よりさらにクオリティをあげるべく、日々稽古に励んでいます。実はあの春季発表会の舞台は通し稽古5回目という、未熟な舞台でした。また、1時間27分というタイムを58分代にまで縮めて本番の舞台に持っていったものでした。そういう意味で、まだまだのびしろのある作品です。4月の新入生歓迎公演(3日連続)、保護者会総会公演、白帆祭公演を経て、6月の定期公演までには、さらなる進化を期待して欲しいと思います。
 現在、新入生歓迎会(歓迎公演とは別。生徒会主催)のために15分の殺陣劇の製作に入っています。男子部員獲得を目し、荒ぶる感じを全面に押し出しての内容になりました(とはいえ、相変わらずどうしようもない笑いは含んでいますが)。
 8月にはいよいよ悲願の全国優勝を目指して、富山を目指します。何人新入部員が入るかわかりませんが、全員体制で一致団結の舞台をお観せしたいと考えています。関東代表としてのプライドを持って臨みたいと思います。また今年も忙しい一年になりそうですが、どうぞODCへの応援をよろしくお願いいたします。

2月17日(土)
@「部室の引っ越し」第1弾
A春季発表会上演順決まる
@「部室の引っ越し」第1弾
 現在大船高校は各学年とも7クラス規模で展開していますが、この春から1年生は8クラスになります。その流れから、私たちの部室(教室)が1年生の教室として使用されることになりました。私たちだけでなく、様々な使用教室が移動になるのですが、今日はとりあえず私たちの部室を明け渡しました。新生演劇部がこの部室をいただいて13年。まあ、あるわあるわ、どこからこんな大事なガラクラ達が湧いて出て来たのか、さながらリサイクルショップ(具体的には「HARD OFF」状態)の装いを呈していました。この4月に赴任してきた宮澤顧問はそのお宝ぶりに、興奮気味。「この24チャンネルの音響卓は何ですかー!」「(アコーディオンなどを前にして)なんでこんなに楽器があるんですかー!」「灯台(スポット)何台あるんですかー!」…確かに通常の演劇部にはあり得ない器材の数々。いわゆる学校のお金で買ってもらった「学校備品」は13年前以前からあるカセットデッキ1台だけ。あとは赴任から5年間にかけて顧問の私財を投じて購入したものか、それ以後、部費や保護者会などで購入した器材たちたちなのです。すべてODCのお宝たちなのです。それらのガラクタを、もとい、お宝たちをすべて移動させました。今度の新部室は、私たちの活動場所の視聴覚室の前にある、現在女子更衣室に使われている教室です。活動の拠点が一か所にまとまり、大変活動しやすくなるはずです。衣装部と制作部は通常部室内でのスタッフ作業なので、今まで全員の活動場所と離れていて、孤独感満載だったのですが、やっと皆とひとつになれたと喜んでいます。レイアウトを決めたり、正式な部室使用は学年末試験明けになります。
A春季発表会上演順決まる
 引っ越しの喧騒の一方で、大船高校内では春季発表会の出場校打ち合わせ会が開かれました。この春季発表会は顧問のかつてからの悲願で、県内6地区で、私たちの湘南地区だけが開催されておらず、昨年は震災の影響で中止になりましたので、やっと第3回目を迎えました。そうした流れもあって、第1回目以来、代表実行委員会校は大船高校が引き受けていて、今回の舞台・照明・音響の運営、他校へのお世話係はODCが担当します。今回は最多の6校参加(6校でも多いんです)。詳細は後日「公演情報(最新情報)」のページで紹介します。とりあえずODCは下記の時間になりました。
2012年3月30日(金)9:20〜16:35
於神奈川県立かながわ女性センターホール(江の島島内)
アクセス/小田急線「片瀬江の島駅」より徒歩15分。湘南モノレール「湘南江ノ島駅」・江ノ電「江の島駅」より徒歩20分。JR藤沢駅、JR大船駅から路線バス。
ODCの上演時間/12時15分〜13時15分(昼休み後1番)
上演目「下町ブロードウェイ」宮澤俊彦・作、のまさとる・音楽

2月13日(月)
@定例観劇「オペラ座の怪人」
A新作「下町ブロードウェイ」宮澤俊彦・作、のまさとる・音楽、製作開始
@定例観劇「オペラ座の怪人」(劇団四季)
 2月11日(土)、劇団四季の「オペラ座の怪人」を部員全員で観劇に行ってきました。3000円のC席でしたが、2Fの一番高い場所だったので、仕掛けもよく見えましたし、遠景だったので、舞台全体をグローバルに観ることが出来ました(ちなみにこのC席80枚をまとめて取るのは結構大変なんですよ・汗)。シャンデリアが落ちるシーンのワイヤーの状況やら、怪人が舞台穴に消える場面など、しっかり観察しちゃいました。
 内容は、どうしても顧問は、いわゆる「切ない愛」を舞台に感じられませんでした。こんな書き方をしますと劇団四季ファンには叱られてしまいますが、こうしたロングラン公演は、役者がモチベーションを保つのが大変なんだろうなあと感じてしまいます。もちろん手抜きをしているとかではないのですが(歌もダンスも演技も、すこぶる上手なのですが)、いわゆるこの1回の公演に架ける「エネルギー」に乏しいと感じたのは顧問だけでしょうか。楽日だったり、撮影が入ったりすると、役者は急にモチベーションがあがりますよね。でも今回のような公演では、拍手も今一タイミングがずれていたり、少なかったりで、きっと役者さんたちは「はあああ」と思いながら演じているのでしょう。高校演劇なんかと比較するのは失礼かもしれませんが、ヘタクソなりに、一回の舞台に架ける情熱はずっと我々の方が上だと思いました(ゴメンナサイ)。
≪おまけ≫ついでに「鬼太郎ロード」の写真展見てきたど〜!
 まったくのおまけですが、ついでに鳥取にある「鬼太郎ロード」の写真展を見て来ました(笑)。新釈姥捨山の登場人物である「河童」がいました。河童の泉や河童の彫像の写真が展示されてました。鬼太郎のぬいぐるみさんと写真を撮って喜ぶ顧問ズの写真も掲載しました。ごめんなさい、蛇足です。


A新作「下町ブロードウェイ」宮澤俊彦・作、のまさとる・音楽、製作開始
 いよいよ新顧問、若様こと「宮澤俊彦先生」の執筆の「下町ブロードウェイ」の製作が開始されました。これだけの大人数の群衆劇を手懸けるのは初めてということで、執筆段階では随分手こずっていたようですが、素敵な本が出来上がりました。音楽はのまさとる・作です。往年のアメリカを意識した作曲を目指しています。この作品は基本的には台詞劇で、作曲者としては、ミュージカルに仕立てるには、少し作風が壊れてしまうだろうということで、音楽劇どまりで行こうかなと考えています。多少下ネタもあったりしますが、ご愛嬌です。動く大道具で場面をガンガン変えていきます。内容は…それはまだヒ・ミ・ツ。どうぞお楽しみに!

2月5日(日)学年別創作劇発表会、観客180名を迎え大盛











 関東大会を終え、製作期間わずか1週間。学年別の創作劇発表会が開催されました。1・2年生とも、午前と午後の2回公演を行いました。お客様が多いことから、昨日のゲネプロでお互い観劇し合い、気合いを入れました。
 この取り組みは一切顧問もノータッチで、すべて秘密裏に練習も展開されます。本番当日までどんな内容か、全く知らされません。しかし、今回は各学年の書き手も力があり、それぞれに見ごたえのある内容でした。1年生はまだまだ勉強が必要だと思われるところもありましたが、キャラクターが立っていて、大いに笑い、感動させてもらいました。2年生はわずか1週間とは思えないほど、クオリティが高く、地区大会ぐらいなら突破できそうな出来栄えでした。結構力をつけたな、と感じました。今回のお芝居はともに「学生役」の部員が頑張ったと思いました。今までODCでは高校演劇であるがゆえに、あえて高校生役をつくらず芝居製作をしてきたいきさつがあります。したがって、彼らも大変新鮮に取り組めたのではないかと思います。たまにはありかな?と思いました。
 さあ、これを彼らのスキルアップのステップとして、いよいよ新作製作が始まります。新顧問宮澤俊彦作、顧問のまさとる作曲のオリジナルミュージカル「下町ブロードウェイ」が始まります。

1月24日(火) 学年別発表会準備始まる。
 関東大会終了翌々日。さっそくODCは次のステップに向かって、再スタートを切りました。昨日、全国の切符を残してくれた11人の3年生は引退(ちなみに全員が大学進学を決めています)。残された1・2年生で新入生が入部してくる2ケ月を支えなければなりません。手始めに毎年行っているのが、学年別発表会。製作期間は10日間。2月4日(土)が仕込みとリハ。5日(日)には保護者やOBたちを招待しての発表会となります。
 これにはいくつかの「縛り」があります。1年生は創作劇でなければなりません。60分以内の作品であること。舞台監督、演出、照明、音響、制作(プログラム)もすべて自分たちの学年から出さなくてはなりません。しかし、大道具、小道具、衣装は在庫品を使ってもよし。稽古場は1年生が主に使ってよし。そんな条件のもと、今日から準備が始まりました。
 1年生にとってはまさに初体験のことばかり。自立を促すための企画です。明日、あさっては前期入試が行われます。演劇部を目指して受験してくる中学生がいっぱいいます。時間は待ってくれません。早く、1・2年生は自立しなくてはなりません。焦らず、そして着実に自分達の足元を見て欲しいと思います。
 この10日間に春の新作をもうひとりの顧問M先生が書きあげます。題して「下町ブロードウェイ」。なんとミュージカルです。私が曲を書きます。初の顧問コラボの作品が登場します。3月末の地区の春季発表会に登場します。どうぞお楽しみに!

1月22日(日) 全国の切符いただきました(感謝)
 関東大会が終わりました。8月末から始まって、10回に渡る長い長い連続公演の最終舞台でした。会場は立ち見の注意アナウンスが出るほどの満席でした。ずっと苦労していた上演タイムは58分45秒(公式タイム)。58分30秒±20秒がベストタイムなので、まさにベストタイムをたたきだすことが出来ました。お客様の反応も最高で、笑いも感動も、こちらの思っていた通りの展開になりました。審査員の講評も、ダメ出しは全くなく、誉めちぎられてしまいました。しかし、誉められて落とされることもあるので、発表まで、緊張しまくりましたが、お陰様で3年ぶりの全国大会出場を決めることが出来ました。これも保護者の皆さんはじめ、OB、OG、関係者の皆さん、そしてたくさんのご来場いただきましたお客様のお陰だと思っています。本当に有難うございました。
→関東大会裏話 アラカルト(最新情報)

1月18日(水) 行ってきまーす!
 昨日(17日)、荷積み準備をしました。今日、荷積みを行い、15時に出発します。何度も荷積み準備を行ってきましたが、今回は「忘れ物」は絶対出来ません。何か忘れ物があるんじゃないかと、心配でなりません。4泊5日の長丁場です。一部風邪で発熱している者もいますが、何とか健康をキープさせたいと思っています。
 今日の最後の円陣では、「部歌」を歌い、気持ちをひとつにしようと盛り上がりました。ここまで日々支えてくれた家族、友人、先生、関係者の皆さん、観劇に来てくださった多くの皆さんに感謝を込めて。精一杯、頑張ってきます。行ってきまーす!

1月17日(火) 最後の外練習終了!
 今日の夜の外気は3°C。先日も書きましたように、ODCは大道具を使った練習はいつも外練習です。今日はまさに極寒。足元から冷えてきて、やがて全身が凍てついてきます。文化部なのにまるで野球部やサッカー部なみの外練習も、今日で終わりを遂げました。残留した3年生にとっては、何とも言えない思い出の最終通し稽古となりました。時間は59分10秒。最近3日間はほとんど同タイム。明日は荷積み準備で終了。あさっていよいよ出発となります。
 ここまで新釈姥捨山に費やした稽古時間は、ざっと数えて7000時間を超えました。気の遠くなるような練習時間でした。1ケ月に休みの日は多くて3日。1日しかない月も多々ありました。夏休みの1日10時間練習もほんとに辛かったです。最後に顧問として告げた言葉は「練習は本番を裏切らない。プライドと自信を持って、本番に向かいなさい」でした。ここまでやれたことで、コンクールの勝ち負けは時の運で、自分たちの舞台をお客様にしっかり届けられるかどうかで勝負しようという、どこかさばさばとした気持ちを持つことが出来たように思います。本当に部員達は頑張ったと思います。残された時間、まだまだやれることはあると思います。最後までぎりぎりまでやれることを探して、本番を迎えたいと思います。応援、よろしくお願いいたします!

1月13日(金) 立て込み10分の舞台裏
 いよいよ関東大会まで1週間となります。ODCは来週の水曜日の夜から甲府入りをします。極寒の夜空の元に外練習するのも、あと3日(火曜日は荷積み準備)となりました。ODCの大道具は室内には入りません。したがいまして、直しをする際は室内練習をすることもありますが、基本的には外練習なのです。必然的に風邪には強くなります。ただ気になることは、今日1年生のあるクラスで、今年初めてのインフルエンザが発症しました。部活以外ではマスクを常着しているODCなのですが、大変気になります。
 さて、今回の課題のひとつになりますが、10分間での立て込みをしなくてはなりません。幕間は15分。それも今回は地灯りを含め、各校とも好きなポリカラーを使用しますので、幕間には必ず照明サスを降ろして、仕込み直しが入ります。それを含んで15分というタイトなスケジュールなのです。例年の関東大会では幕間は20分なのですが、やはり開催県の方針に合わせなくてはなりません。あの巨大な大道具を本当に10分で組めるのか?!とお思いの方々も多いと思いますが、そこは練習を積み重ねて頑張っています。立て込みは全員体制で行います。3F立ての部分は最初から装着をし、キャスターでがらがらと運ぶようにしています。また、蹴込みや石の装飾も初めから装着させています。それでも10分で立て込むのは至難の業です。舞台監督の緻密なスケジュールの元、皆一丸となって立て込みます。コンクールなのですから、これも試練のひとつと思い、頑張っています。
 さて、コンクールのもうひとつの壁は制限時間です。60分を超えると審査対象外になります。現在、ため放題だった定期公演から直しを加え(66分でした)、現在は59分15秒ぐらいです。新しいシーンが増えた分を勘案しますと、県大会ぐらいのテンポに戻ったわけです。あと少し、何とか58分代になればと思っています。
 お芝居の命は「舞台で役者が生きること」だと思います。ドキュメンタリーの生々しさが演劇でも発揮できるとすれば、その舞台で役者自身が生きることだと思っています。現在、最後のツメに入っています。定期公演での課題のひとつ、緩んだ演技はもうないと思います。彼らは現在、舞台で生きようと必死です。どうぞODCの「本気」をお楽しみに。頑張ります。

1月6日(木) 第23回定期公演 祝・1000人超え!
 新年明けましておめでとうございます。とうとう?ついに?2012年を迎えてしまいました。長い冬休み(6日間)を経て、1日の練習のみで、この定期公演を迎えました。正直申しまして、稽古不足は否めず、しかし気持ちで乗り越えて、頑張りました。平日の夜公演だったにも関わらず、開演1時間30分前から列が出来始め、開場と同時に、あっという間に1F席は満席に、2F席を開放しました。鎌倉芸術館大ホールは1F席だけで1000人、2F・3F席を合わせて1500人のキャパシティがあります。もし、こんな大きなホールを借りて、お客様が少なかったらどうしようかとも考えたのですが、皆様のお陰をもちまして、最高の定期公演を持つことが出来ました。本当に、本当に有難うございました。これで連続公演の9公演目となり、中学校公演が2つ入っていたこともあり、総数3500人超えのお客様に観劇いただくことが出来ました。顧問としては大会で勝つことよりも、こうした大勢のお客様が来場して下さったことの方が嬉しく、観てもらえてこその演劇活動だと思いました。
 さて、今回の出来栄えは、県大会に比べ、演技に余裕があったことが挙げられます。単にひっ迫した感がなかったというより、県大会では正直言いまして、疲れのピークにあった中での上演だったと思います。6日間の休養は、遊び疲れがあったかどうかは別にしまして、良い方向に影響したと思いました。まだまだ行ける、そう感じた公演でした。関東大会まで2週間しかありませんが、やれるべく課題が多く見つかりました。頑張らせたいと思います。

12月13日(火) 関東大会出演順決定!謎の小池さん、出現?
 今日ODCは関東大会の抽選会とスタッフ打ち合わせ会出席のため、一路甲斐路に向かい、新宿発の特急列車に乗っていました。スタッフ打ち合わせがうまくいくかいかないかは、大事な最初の一歩でした。同時にどのポジションで上演出来るかも大切な一歩でした。すると忽然と我々(顧問1人、部員4人)のところに、一人のお爺さんがやってきて、「高校生ですな」など言いながら、話しかけてきました。どうやらバイリンガルらしく、様々な国の言葉を披露しながら、「やっぱり英語はブリテッシュだ」とイギリスの海外帰国子女の舞台監督に「もっと英語が出来るようにならないかん」と言い、関東中国語弁論大会準優勝の顧問に、「中国語が出来れば、世界に通用する」と言い、最後に「皆さんに幸が訪れるように、ミュンマーで獲得したお経を授けよう」と拝んでくれたのでした。
 それが理由かどうか、打ち合わせは満点でしたし、出演順も当初から希望していた(大トリとはいきませんでしたが)、大会初日のトリをいただくことが出来ました。部長が気合い一番、引き当てました。ともあれ「私は小池さんと言うのだがね」と、自分に「さん」づけする小池さんにすっかりハマってしまったODCなのでした。いったい誰だったんだろう、あのお爺さん。

12月1日(木)試験週間でしばしのお休み!
 今日から12月12日までの11日間、学生の本分、勉強に専念する時間がやってきました。やはり進路のこともありますから、ここで手を抜くわけにはいきません。現在も12名の3年生が引退せずに活動を続けています。すでに11人が推薦やAOで大学進学を決め、あと一人で全員合格になります。難関大学を突破した者も多く、後輩たちのよき手本になっています。ここは気持ちを切り替えて、勉強に専念してもらいたいと思います。
 その間、顧問はというと、台本の手直しです。県大会の講師の先生に大会後、ココを直さないと、全国への道はないよ、と酷評されました。そうは言っても…というのが現状で、なかなか屋台骨を崩すのには勇気がいります。確かに創作劇に「ベスト」は存在しません。しかし、創作劇に携わっているどの学校も、試行錯誤しながら日々苦しみ、取り組んでいるのだと思います。本が悪ければ、どんなに部員が頑張っても、よい結果は生まれません。ここは書き手の責任だと思います。それにしても演劇の神様が降臨しないかしら…などと願っていては、いつまでたっても前には進めません。「よし!幕あきに角屋の惨殺場面を持っていこう!」などと考えたり、「登場していないおりんの夫(屋平)を登場させよう!」など、もう完全に煮詰まっています。部員たちは県大会が終わって、もう何日たってるんだよと思っていると思います。でも、そんなに簡単なものじゃないのだよと弁解の日々を送っています。「ボス、台本はどうですか?」「うん、着々進行中」というのが、だいたい日々の会話です。「着々進行中」というのは、「全く進んでいない」の代名詞であることを部員は知っていますので、「頑張って下さい!」とひきつりながら、言ってくれています。ああ…試験問題も作らなければならないし、オレの明日はどっちだあ!

11月27日(日)千葉県大会に行って来たど〜!
≪大会結果≫
最 優 秀 賞
千葉県知事賞
東京新聞賞 県立八千代高等学校
優秀賞第1席
全国高等学校演劇協議会会長賞 県立松戸馬橋高等学校
優秀賞第2席
千葉県教育長賞 県立茂原樟陽高等学校
優秀賞第3席
千葉県アマチュア演劇連盟会長賞 専修大学松戸高等学校
優秀賞第4席
千葉県高等学校教職員組合賞 県立船橋芝山高等学校
 今日、部員全員で千葉県大会に勉強に行ってきました。最終日でしたが、優秀校3校(馬橋・茂原樟陽・専修大松戸)を観劇することが出来ました。いずれも種類の違う、個性ある舞台でした。その中でも、馬橋のお芝居はあまりにリアリティがあり過ぎて、ドキュメンタリードラマを観ているようでした。善し悪しは別にして、琴線に触れたことは確かでした。
 ODCも気持ちを新たにして、頑張ろうと思いました。

11月21日(月)最優秀賞受賞!神奈川県大会5連覇達成!創作脚本賞も(2年連続)
 応援有難うございました!本当に有難うございました!お陰様で最優秀賞受賞いただきました!顧問としては恥ずかしながらの、創作脚本賞もいただきました。もう1校は盟友麻布大渕野辺高校でした。
 詳しくは今夜、再度アップいたします。とりあえず関東大会に駒を進められたことをご報告したいと思います!有難うございました!

アラカルトにGO!アラカルト(最新情報)

11月17日(木) 県大会まであと2日!
 11日(金)夕刻に2年生は修学旅行から帰りました。スキューバーダイビングやシーカヤックをはじめ、様々なマリンスポーツを満喫してきました。翌日から練習再開。ブランクがどう影響しているか心配していましたが、ずっと練習漬けだった部員には、いい気分転換だったようです。いきなりの通し稽古にもかかわらず、修学旅行前よりも色々な面で深みが増したように思いました。修学旅行疲れも感じさせないまま、今日木曜日まで頑張り抜きました。
 16日(水)には荷物の搬入とリハーサルを行いました。11tトラックに天井まで隙間なく載せられた荷物類は、30分以内に無事搬入し、リハで組みやすいように、袖に順番に並べられました。2校のリハを待って、3校目がODCでした。60分間をどう使うかが勝負でした。リハ練習通り、6分で吊り込み終了。15分で立て込み、楽器・音響器材の準備などは終了。音合わせも10分で終了。照明合わせはぎりぎりでしたが、無事打ち込みが終わりました。最後は舞台の清掃も行い、きっちり60分を使いきってのリハでした。90点の内容だったと思います。
 今日からは装置類がありません。OBの出入りもシャットアウトして、伝統の?イメトレ練習を行いました。最後の仕上げです。新しく入れ込んだ場面も、ようやく全体の流れになじみ、残り2日間をどう使うか、最後のツメです。
 本番はできるだけ多くのお客様が来場して下さることを期待しているODCです。どうぞよろしくお願いします。

11月7日(月)明日から修学旅行?!
 去る11月3日に県大会の出演順の抽選会、4日にスタッフ打ち合わせ会がありました。ODCは大会2日目の2番目となりました。昨年が大会2日目の1番目ということで、かなり似通った出演順となりました。実はこの1番目と2番目には、大変ラッキーな特典?!があります。大会会場になる県立青少年センターは回転舞台の中央にホリゾント幕を張ります。準備は舞台の前と後ろ同時に行い、順番がくるとクルリと盆を回すわけです。したがいまして、1番目と2番目は「前夜飾り」といって、前の晩に装置類を組み上げておくことが出来るわけです。昨年同様、今年も前夜飾りができることになったODCに、センタースタッフさんに「大船はほんとに悪運が強いなあ」と言われました。確かに、巨大な装置のODCとしては、こんな嬉しい話はないわけです。組み上げてすぐ本番というのはホントに大変なんです。ただ、リスクも大きいです。なぜなら、早朝の本番というのは、身体も温まっていないし、つまり声が出づらいということなんです。そこで、今年も前日から近場に泊まり込み、朝5時からアップを始めます。本番の10時30分にはフルスロットル状態で臨もうというわけです。群馬の全国大会のときも1番クジを引いたので、1ケ月前から全員が5時起床で臨んだほどでした。大会当日は3時起きでした。そんな経験を生かして、今回も早朝から頑張ります。
 スタッフ打ち合わせ会はまず音響に関しては、1分で終わりました。器材をすべて持ち込んだ生演奏で、会館器材は何も使わないからです。しかし、舞台、照明は今年も手こずりました。特に照明は舞台9ケ所にサスがあるのですが、首を振らすことも(方向を変える)、大きさを変えることもできません。サスがあたらない場所は、すべてピンフォローでやらなくてはなりません。装置でサスの箇所が決まっているODCには相当辛いルールなのです。3ケ所同時のサスがある場面で、1ケ所も場所がヒットしていないときには、ピンフォローが2本だけなので、1ケ所あきらめなければならないわけです。どうするか現在思案中です。それでもこちらの意図はしっかり伝えたので、あとはリハを成功させるだけです!
 県大会まであと2週間です。ところが明日から2年生と私は修学旅行。ヴァァァァァァ!しかし、開き直りが早いのもODC流。不在の4日間は、とりあえずH顧問の「ストレッチ講座」(ちなみにH顧問は某F野辺高校演劇部で全国出場を果たし、アメリカの大学に演劇留学していたつわものです)とM顧問の「演技講習会」(ちなみにM顧問はすべての勤務校の演劇部を関東大会に導いたつわものです)をやっていただくことにしました。同時にこの期間を使って、全員が今一度作品と役柄について、見つめ直す時間ということで了解しました。ちなみに2年生は沖縄に行き、離島でマリンスポーツ三昧をします。風邪をひかないか心配です。顧問はあられもない裸体をさらす勇気がなく、海嫌いのグループに合流します(サーターアンダギー作り教室や漆喰製のシーサー作り体験などです)。土曜日から練習を再開します。また近況をご報告いたします。

10月30日(日) 地区大会最優秀賞受賞!
57分17秒、テンポは最高、しかし課題も多く。
 今日無事に3日間に渡り、湘南地区大会の幕が閉じました。お陰様でODCは大会5連覇を果たし、県大会に駒を進めることが出来ました。今年度は出場校枠が1校分増えて、3校ということで、あとは慶応湘南高校と日大藤沢高校の2校でした。県立高校として唯一、気を吐きました。
 この日は朝の8時から現地に到着し、早め早めの準備に入りました。地区大会は会場内に道具類を置く場所がないため、幕間の20分間に搬入し、組み立て準備という段取りをとります。11tトラックに隙間なく荷物のあるODCは、あり得ない準備をしています。搬入口前のスペースに物を並べるのですが、そこは本来トラックを止める場所なので、、別な場所にトラックを止めおき、約100mの距離を荷物を持って運びます。たまたま今日は市民祭りと重なってしまい、トラックの止めおき場所には、頻繁にパレードの参加団体の大型バスが発着します。その合間に物を運び出すという厳しい環境での作業となりました。それでも河童の姿や日本髪姿の部員たちは、お祭りの参加者と勘違いされ、まったく浮くことなく、作業が出来ました(周辺地域は仮装オンパレードでしたから)。無事本番を終え、今度は搬出を10分以内で行わなければなりません。なんとそこへ雨が。神様は本当に試練をお与えになります。今度は屋根のある場所に向け、全員で物を運びました。やはり距離は100m。まったく息をつく暇なしで頑張りました。本番をはさみ、道具類の移動だけで、直前に2時間、直後に2時間、都合5時間は動きっぱなしという厳しい時間を過ごしました。毎年地区大会ではこうした厳しいスケジュールの中で本番を行います。まじで疲れました(泣)。
 さて、本番はというと、上演時間は57分17秒という、最短時間での上演となりました。確かにテンポはよく、ためなければならない箇所はしっかりためながら、ほぼ理想の展開だったと思います。しかし、審査員の先生から劇作への注文もあり、県大会までには色々な「直し」が余儀なくされました。途中、2年生の修学旅行もあり、実はそんなに時間がありません。どこまでやれるか、勝負の3週間となります。いよいよ県大会5連覇を目指して、試練の日々がやってきます。とりあえず明日はOFF(土曜日のオープンスクールの代休)。ゆっくり鋭気を養って、再出発したいと思います。
 ご来場下さったODC関係者の皆さん、本当に応援、有難うございました。男子の選抜で荷おろしをしたのですが、終了したのは23時過ぎ。出迎えにまでつきあって下さった保護者の皆様、最後まで本当に有難うございました。このご恩は県大会でお返しできるよう、頑張っていきます。

10月27日(木) 地区大会リハーサル終わる
 現在地区大会は22日(土)に第1日目が終了して、29日(土)、30日(日)を迎えようとしています。ODCは22日に生徒実行委員として、運営に携わりました。ODCの本番は30日です。そして、今日そのためのリハーサルをやらせていただきました。60分というタイトな時間なので、大道具類は持ち込まず(持ち込めず?)、新聞紙を切り張りして、実際の装置の「型」を用意して、舞台上に置き、照明エリアなどを確認しました。音響については、今回はすべて器材を部活からの持ち込みで行うため、顧問2人の乗用車に持ち込み品を満載にして、会場に運んできました。生演奏ということもあり、また、オペレートも演奏ブースで行うということもあり、結構慎重に音合わせを行いました(本番中に音を聞きながらバランスをとることが出来ないんです)。
 リハを無駄なくやれるか否かは、芝居づくりの実力のうちだと思っています。とはいえ、それは理想として、なかなか上手くいかないのも現実です。県大会などは、本番通り装置を組まないといけないという、スタッフさん側のルールがあって、どでかい大道具のODCとしてはいつも苦労をしています。しかし、それも本番で失敗しないようにという愛のムチと思いますので、頑張っています。悲喜こもごもありますが、今回の地区大会でのリハは大変うまくいきました。無駄がなかったと思います。この力をぜひ追い風にして、本番も頑張りたいと思いました。
 明日は最後の練習。あさってはオープンスクールでの公演。そして荷積み。いよいよ本番がやってきます。

10月22日(土) 第13回湘南公演 300人超えもごめんなさい!


 去る10月19日(水)に第13回湘南公演が開催されました。この日は定期テスト最終日で、昼から準備に入って、午後7時には開演という強硬スケジュールでした。ちょうど高野台公演から10日目。全く稽古もなければ、改善点もうまくいかないまま、本番を迎えてしまいました。何とか個々のモチベーションでやり抜こうと頑張ったのですが、そんなに芝居は甘くありませんでした。出来栄えは顧問の採点で、15点。まったくお話にならない状況でした。集中力がなく、テンポも悪く、段取り芝居で、何を伝えたいのか全く伝わってこない、などなど挙げれば切りがない状況でした。せっかく平日だというのに、かけつけて下さったお客様には本当に申し訳なく感じています。ごめんなさい。次回こそ皆さんに納得していただける内容にしたいと思います。お客様の数はHPでしか告知していないのに300人超え。たくさんの方々をがっかりさせてしまったと大いに反省しています。
 この気持ちを糧に、現在今週末に迫った地区大会に向け、しっかり仕切り直しをしています。色々台詞も演出も変わりました。随所に細かい直しを入れました(小ネタも爆裂しています)。リピーターの方々には再度お楽しみいただけると思います。「あ、ここが変わった!」というところを発見して下さい。現在10ケ所以上の変更があります。大会までに20ケ所ぐらいになると思います。
 それでは地区大会会場でお待ちしています!頑張って県大会進出を目指したいと思います!

10月15日(土) まだまだ変わる!さらなるバージョンアップを目指せ!


【今週は試験週間】
 部活は試験週間ということで、しばしのお休み。顧問としては、朝とか昼とかの個人練習する姿は見かけますが、とりあえず部員と直接触れ合う時間はありません。その間もAO入試受験する3年生が多いODCとしては、書類を書いてあげたり、小論文直してあげたり、賞状をコピーしてあげたりと、なかなか忙しい日々を送っています。今日もY市立大学を受験する部員のプレゼンテーション指導をしたりしていました。実際、受験と部活の両立を決めた3年生が今年は11人もいました。本当にスゴイと思っています。すでに6人が合格を決め、残った部員も現在、必死に2次試験などに突入しています。
【これからの課題】
 さて、今回の新釈姥捨山ですが、実はまだまだ多くの課題を残しています。OB始め、様々な方々から、多くの指摘を受けています。間に合えばですが、この湘南公演にもさらなるバージョンアップをしたいと考えています。本としての弱さなのですが、「河童の哀しみ描き切れていない」「ハナと喜助の恋話が欲しい」「銀二の死になぜ河童が同行しないのか」など、解決の方向を見出しています。スタッフ面においても、村人の貧しさが衣装で表現しきれていないとか、照明のつくり方にも多くの不安が残されています。何とか改善させたいと考えています。創作劇をつくるというのは、やはり「弱い部分をたたく」というのが基本です。その積み重ねで、芝居はバージョンアップしてゆきます。しかし、その作業がいかに大変かは、つくった者でなければ、なかなかわかりません。それでも変わってゆく自分たちのお芝居に喜びを見出しながら、そこに芝居づくりの楽しみを感じられるのは、つくった者たちだからこそなのかもしれません。まだまだ、そう、まだまだ芝居は変わります。どうぞ、リピーターの皆さん、芝居の変化をお楽しみ下さい!
【演奏河童って何?】
 さて、今日は生演奏を行っている「演奏河童チーム」について紹介したいと思います。この演奏河童というのは、キャストとして存在しています。場面によって、演技をまじえながら、花道などで演奏や音響オペレーターをやっています。シンセサイザー2台を基本にして、大太鼓2台、締め太鼓2台、様々な打楽器、バイオリン、チェロなどを使って演奏します。また、「音響河童」と称して、会館の音響システムは一切使わず、スピーカー4台とMDデッキ2台、サンプリングマシーン(通称たたき)、アンプ付ミキサーを持ちこみ、舞台上でオペレートしています。やはり生演奏は役者の演技をリアルタイムに、最大限に引き出せるメリットがあります。しかしまた、演奏ミスやテクニカルトラブルなど、リスクも大きく、彼らの日頃の練習量やチームワークにかかっていることも事実なのです。
 全曲オリジナル曲で、編曲もまたオリジナルです。著作権を一切気にしないですむのは、ラッキーです(笑)。ここを楽しめ!という箇所がいくつもあります。たとえば、打楽器に「フィンガーシンバル」というのがあります。直径5cmほどの小さなシンバルなのですが、透き通った「チーン」という音が出ます。結構大事な箇所で使われます。どこで使われているかなど、探ってみて下さい。あと、「根絶やし」という怖いシーンで使われる音楽です。あえて、西洋音楽を基本にした作曲になっていて、バイオリンの哀しげな音色やチェロの対旋律という、実際の旋律に絡むように弾かれる編曲は聞きどころです。また、シンセサイザーならではの多彩な音色や、打楽器演奏とのコラボはなかなかなものです。和太鼓どうしのコラボも楽しめますし、大太鼓では、叩く「姿勢」がひとつのパフォーマンスになっています。いわゆる「いなせ」な感じです。また、多くの効果音も聞きどころです。演奏や効果音にもぜひ耳を傾けてみて下さい
 舞台には様々なところに「河童穴」と呼ばれる、河童の出入り口が点在しています。この演奏河童の使っている演奏台にも河童穴が作られていて、その穴から演奏河童が出入りしています。こんなところもぜひご覧ください。 

10月9日(日)高野台公演、300人超え!ご来場有難うございました!



 本日、連続公演唯一の野外公演、地元の自治会の方々をお招きしての「高野台公演」が開催されました。告知は「ポスティング」のみというアバウトな広報でしたが、結局300人の皆様のご来場をいただきました。本当に有難うございました。「やっとポスティングされたのよ」と喜んで下さった方や、「毒は入ってないわよ」とケーキを焼いて来て下さった方や、親子づれの方々もたくさんご来場いただきました。ダンス部の皆さんもご来場ありがとうございました!次はODCも行きますからね!皆さん、有難うございました!
 高野台公演の良さは学校の森と夜空に舞台が溶け込み、その一体感が何とも言えないライブな雰囲気をかもしだすことです。ただ、前夜は予期しない「集中豪雨」で装置類はびしょびしょ。本番当日は新聞紙やドライヤー、巨大扇風機などを使っての乾燥作業で半日を費やしてしまいました。気象庁は3連休は秋晴れという予報でしたが、おっとどっこい、信じた私たちに甘さがありました。本当に最悪の被害を被ってしまいました。それでも午後には何とか復旧し、本番に備えました。そしていよいよ開場。昨年よりも確実に多い、300人超えのお客様でいっぱいになりました。桟敷席も満席、準備していた予備椅子もすべて使い果たしました。今日の出来はそこそこに集中していて、70点ぐらいかな?という感じでした。でも。まだまだ不十分です。次のステップに向けて、しっかり頑張ります!どうぞ次の公演にご期待下さい!

10月2日(日) 58分29秒をマーク!
 6月から苦戦しながら製作してきました「新釈姥捨山」もようやく内容的にもまとまりが出て来ました。大会用の作品ということで、60分以内に上演しきれなくてはなりません。ここへきて、ようやく58分29秒という時間をマークしました。ODCでは大会作品は日頃58分30秒±20秒を目指して製作を進めていますが、ようやく圏内に入りました。
 あとはいかに演技、スタッフ面のスキルをあげていくかということになります。等身大の高校生を演じているわけではないので、そういう意味では本当に大変です。中年、老年、子供など、自分たちの年齢外の演技はそう簡単には出来ません。どうしても実年齢が出てしまいます。演技するって、本当に難しいですね。しかし、彼らは真剣に努力しています。何とか役を自分のものにしようと頑張っています。少しでも成果をお見せできればと思います。

9月4日(日) 夏休みはこんなでした!
 1ケ月もHPを更新しないと、こんな状態になってしまいます。とにかく忙しくて、忙しくて、自分を見失いそうでした。
【校内合宿奮戦記】
 7月末には3泊4日の「校内合宿」を行いました。夏休み中は学校が節電対策を行ったため、毎日17時までしか部活が出来ない状況にありました。そこでこれは前倒ししかない!ということで、早朝から部活を始めていましたが、やはり日が高いうちに部活を終わらせるのが、もったいなく感じていました。しかし、合宿はこれはもう大手を振って部活ができるわけで、まさに濃密な毎日を送りました。今回の目標は、とにかく8月29日の「中学校芸術鑑賞会」に間に合わせること。スタッフも立ちもダンスも歌も演奏も、まだ何も出来あがっていない状況の中で、この合宿での「前進」が本当に大切なことでした。時間を有効に使うというのは難しいものです。無駄をなくし、能率よくということを考えながら、頑張り抜きました。
 校内合宿の恒例の「お楽しみ」があります。それは「銭湯に行くこと」です。保護者会の皆さんが自家用車を大集結させてくれて、皆をお風呂に連れてってくださいます。ちょっとした時間ですが、車の中では保護者の皆さんとの交流は楽しいらしく、帰りにコンビニに寄ってもらうのが至極の時間とのこと。本当に有難いです。こうした協力があってこそのODCだと感じます。
 最終日夜にはこれまた恒例の「BBQパーティ」です。あいにくの雨でしたが、学校の大型テントを2張り張っての大宴会となりました。引退した3年生も顔を出してくれて、懐かしく、楽しい時間を過ごしました。恐ろしいのは、その買い物の量です。ナ、ナント、肉に至っては、20Kgを購入。大人買いにもほどがある。夕刻、部員を連れて、買い物に出かけたのですが、「おにいちゃん、この牛肉10キロ、カルビ5キロ…ちょうだい」に対し、「(無言)…」の店員さんでした。あと、ウインナーやら、焼きそばやら、大量の野菜に、飲み物などなど、乗用車超満載の買い物をしました。70人分の食材とはこんなもんです。
【県連盟主催の校外合宿】
 例年、1・2年生が中心に参加している「県連盟主催の演劇合宿」に今年も40名の部員が参加しました。文学座の演出家、校内研修でもお世話になった望月先生が講師でした。ナント、今回のテキストはシェークスピアの「ロミオとジュリエット」の第2章。ご存じ、バルコニーのジュリエットのところから、ロミオが帰宅する場面。「おお、ロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」です。初めは恥ずかしがっていた1年生も最後にはやる気満々で頑張っていました。なかなか古典に触れることがないので、本当にいい体験になったようです。
【全国大会観戦記】
 今年の全国大会は福島大会だったのですが、3・11震災があり、ホールの天井が落ちて、県内に候補が見つからず、四国の「香川」で開催する運びとなりました。香川と言えば、おととしに「サンポート高松」に招待されて、「アイ・ラブ・坊っちゃん」を上演したことが思い出されます。今回は54人の参加となり、高速バス2台を貸切にしてもらい、でかけました。顧問は一足先に出かけ、当時お世話になったサンポートにご挨拶してきました。
 今回は琴平での開催です。あの金毘羅さんのある町です。全13本をじっくりじっくり観劇しました。今回は関東勢が1本も入賞することが出来なくて、大変残念な気持ちでした。夜には大ミーティング大会です。ここには恐ろしくて書けない意見も一杯出て、とても楽しく充実した時間を送ることができました。審査員気取りで、皆で投票などして、最優秀賞、優秀賞などを選びました。
 最終日にはもちろん、「金毘羅さん詣で」をしました。部員の一部は一番上のお社まで登り、1700段?を制覇した者もいたそうです。丸亀名物の「うちわ」などをお土産に、本当に勉強になる時間を持ちました。
【5日間だけのOFFタイム】
 お盆になり、ようやく5日間のお休みがありました。よく、顧問の意向で休みを少なくしているように言われるのですが、基本的に活動計画は部員達がつくります。したがいまして、老体にムチ打って頑張っている顧問としては、「ねえ、そろそろ休み入れない?」とお願いしているわけで、決して顧問が決めているわけではありません。それに今回のお盆休みは、ナント顧問は「教員免許更新講習」が5日間あって、全く休みなしでした。一日6時間の講義を受けて、その日の最後にはガチンコの試験を受けさせられます。60点以下が一日でもあったら、不合格です。久しぶりに「教育基本法」など、勉強し直しました(泣)。
【校外合宿奮戦記】
 いよいよ夏休み最後の校外合宿になりました。校外合宿のまま、中学校公演に突入します。この校外合宿には様々な意味があります。まずは大ホールを2日間、借り切ります。そこでまず行われるのは、作品のテクニカルの確認作業です。今回は舞台いっぱいに降る雪やら、舞台を一気に雪景色にするなどの確認作業がありました。もちろん、大道具やら、照明やら、音響などなどの確認作業もいっぱいありました。それと、この合宿は照明部の「新人研修」を兼ねています。ODCではホールの照明仕込みはすべて部員たちで行います。日頃、持ち道具としての照明仕込みは学校でやりますが、ホールを使っての仕込みはそう何回もやれません。そこで、この合宿で照明免許を持った顧問やら、顧問の教え子でプロでやってるメンバーにお願いして、「レクチャー」しながら、仕込みを行うわけです。なかなか大変ですが、これをやっておかないと、この先のホール公演に支障をきたしてしまうので、頑張って教えました。もちろん2・3年生はもうわかっているので、1年生に色々教えてくれました。教えることは学ぶこと、を経験するわけです。
 初日はゲネプロまで持っていけず、翌日に行いました。一部OBや保護者の方々が視察に来られ、観劇いただきました。短い期間によく頑張ったというのが、大方のご意見だったようですが、顧問的には30点。全然ダメでした。今回は原作が良いだけに、本に力があるので、何としてもこの程度では納得できません。さらなる研鑽を重ねて、スキルアップさせたいと考えています。
 夜はホテルに2泊。精も根も尽き果てて、熟睡したODCでした。
【藤沢市立羽鳥中学校公演】
 合宿2日目の夜は羽鳥中学校に移動して、体育館に仕込みを行いました。もちろん体育館の舞台に装置が載るはずもなく、フロアに仕込みを行いました。今回は学校から照明を30灯以上、コード類なども持参し、大変な荷物に膨れ上がっていました。なんと荷積み時点で11tトラックに乗りきらず、さらに4tトラックを手配して、合宿に出かけたといういきさつがありました。それらの持ち込み道具を使って、体育館に舞台を組み立てました。山の風景のホリ幕や、雪ふらしの仕掛けなども、ロープを使って、仕込みました。ロープだけで、200mも持参しました。
 合宿3日目。いよいよ始まりました。中学校公演の恐ろしさを顧問は知っています。一般的に中学校公演では大人の分別がない中学生も多く、つまらなければ「話」を始めます。露骨につまらないという態度をとります。したがいまして、結構ガチンコなのです。しかし、そうした心配は杞憂に終わりました。中学生も親御さんも、教員の皆さんも涙・涙・涙…で芝居を見終えてくれました。まだまだ全然ダメなのに、嬉しかったのは事実です。さらなる進化を成し遂げたいと思います。

7月17日(金)新釈「姥捨山」製作進行中!


 現在、日々猛烈な勢いで製作中です。大道具にいたっては、大掛かりなセットの上に、様々な仕掛けのあるものなので、人が乗れる骨組みが出来上がらなければ、群衆部分の芝居がつけられないということで、始発に乗って、早朝から頑張っています。大変さで言えば、衣装も小道具も同様で、夏休み前までにめどをつけようと必死です。最初の写真は小道具部製作の「おむすび」。最後のの写真は子河童の持つ大きなハスの葉っぱです。
 立ち稽古は群衆部分を抜かして、抜き取り稽古に終始しています。歌も踊りもまだ手つかずですが、とにかくやれるところからやろう!ということで、頑張っています。外稽古が主で、熱中症にならないよう気をつけながらやっています。夏休みに入るとすぐに校内合宿です。夏休みは連盟合宿や全国大会ツアーにも参加しますので、8月末の中学校公演までに、マジック30足らずしかありません。まさに頑張りどころと言えます。
 中央の写真は台本の写真ですが、今、プチブームがあって、よくご覧になると、ビニールカバーがかぶっています。このカバーが南足柄市の「ミクニ書店」にあって(南足柄市出身が2名いるのですが)、これが台本に実にしっくりくるんです。顧問も買ってきてもらいました(笑)。

6月27日(月)第22回定期公演幕閉じる!3・11大地震義援金に感謝
113,757円集まりました。福島県立原町高等学校生徒会に寄付します。
 定期公演でお願いしました義援金は113,757円集まりました。今年卒業したOBの1200万円には遠く及びませんが、私たちなりに協力を訴えました。本当にご協力有難うございました。現在、本校に転校してきている福島県立原町高校の3名の仲間の母校にカンパしたいと思います。文化祭で本校生徒会が原町高校への義援金を集めていましたので、それと合わせて送金したいと思います。微力ですが、気持ちをひとつにして、私たちも頑張っていきたいと思います。
以下、原町高校のホームページの引用です。

原高短信
平成23年6月20日号  総合 
 3月11日の東日本大震災以降、中断していた「原高短信」も、ようやく再開することができました。まずは、今回の大震災、津波、原発事故により被災された皆様方に、改めて心よりお見舞い申し上げます。

 大震災以降、在校生にとっては、学年末の終業式、離任式も実施できず、新入生にとっては、合格者発表、オリエンテーション、入学式といった一連の行事も開催することが出来ませんでした。新入生を含め705名でスタートするはずだった平成23年度の原町高校も、現在の校舎での授業再開が果たせず、「県内外への転学」か「サテライトでの学習」か、混乱した状況の中で判断していただくことになりました。その結果、約半数の生徒が転学し、原町高校に在籍し2つのサテライト校(相馬高・福島西高)での学習を継続する生徒は約350名となりました。

 サテライト校での学習は5月9日にスタートしました。生徒と対面することで、我々教職員もようやく安堵することができました。約2か月の学習の空白期間がありましたが、長期休業を短縮することにより、必要な授業日数・授業時数を確保する予定です。相馬サテライトにおいては、通学バスの問題や窮屈な学習環境などの課題を抱えながら、300名弱の生徒が学校生活を送っています。福島西サテライトにおいては、少人数により一部複式授業を実施しているなどの課題はあるものの、50名強の生徒が学校生活を送っています。

両サテライト校ともに、今後も授業および学校生活の充実のため、教職員が力を合わせて努力していきたいと思います。地域の皆様、保護者の皆様のご理解とご協力を改めてお願い申し上げます。また、今回の震災に際しまして全国の皆様からさまざまなご支援をいただきました。この場をお借りいたしまして、教職員生徒一同、深く感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。

6月23日(木)第22回定期公演幕閉じる!平日開催のご来場に感謝!


 6月20日(月)、第22回定期公演は神奈川の演劇専用ホールとしては老舗の「テアトルフォンテ」(泉区文化センター)で開催されました。白帆祭(文化祭)の代休を使っての開催でしたので、ナント「平日」。全くお客様のことを考えていない日程でした。しかし、土・日の抽選会で当選した試しがなく、最近は平日開催が当たり前状態になっています。また、今回は客席が380席しかなかったために、大掛かりな広報ができませんでした。1月の第21回定期公演では1000人超えのお客様にご来場いただいただけに、正直ドキドキでした。今回、DMが届かなかった方々には、本当にご迷惑をおかけしました。もう少し準備をしっかりして、お客様にご迷惑をかけないようにいたします。ごめんなさい。
 さて、今回は3本立公演でした。新入生が26名入部し、ODCは現在70名の所帯。同時並行で芝居づくりをするのは、本当に大変でした。1年生は入部して、まだ2ケ月余り。それでも頑張り抜いて、何とか本番にたどりつきました。「続・夢で逢えたら」は3年前に全国大会出場メンバーで作った作品だっただけに、彼らのプレッシャーは計り知れなかったと思います。本当に頑張りました。上級生がすべて裏方をこなし、大道具始め、他部署も手抜きしないで製作してくれました。
 2本目はODC選り抜き?!の3人芝居でした。「寿歌」は核戦争後の日本を描いていて、核ミサイルで瓦礫の世界になってしまった日本で、放射能を浴びながら、リヤカーを引いて旅芝居をする3人を描いています。3・11の状況と重なってしまう芝居だっただけに、皆、様々な思いを抱きながら、製作しました。大人の芝居だったので、どうなるかと思いましたが、これも3人が一致団結して、稽古が縮小される中でも、朝練、昼練を積み重ねがら、本番にたどりつきました。ラストの雪のシーンでは顧問も思わず涙ぐんでしまいました。頑張ってくれました。
 そして最後が総力戦でのオリジナルミュージカル「My Little Prince」でした。90分芝居でしたので、製作時間もより多くかかりました。お客様を飽きさせないように、頑張りました。ミュージカルの製作はストレートプレイに比べると、本当に時間がかかります。歌、ダンス、アクションなど、稽古時間のとられる取り組みが多いので、大変でした。また、この作品は役者の個性や役づくりでで持っていかなければならない場面もあれば、群衆劇としての側面もあり、演出担当は苦労していました。お客様を飽きさせないエンターテイメントを目指しているODCですが、頑張れたと思います。
 本当に今回は時間的に大変でしたが、逆によき思い出もいっぱい出来たと思いました。応援して下さったお客様、協賛事業所の皆さん、保護者の皆さん、すべての方々にお礼を言いたいです。有難うございました!

 

5月27日(水) いよいよ再開!マジック14!
 長かったテスト週間が今日終わりました。部員たちは若干疲れ気味?そしてナント白帆祭(公開文化祭)まで、マジック14となってしまいました。特に1年生芝居はかなりハードルが高く、皆さんに観劇いただけるレベルにまで到達できるのか、極めてヤバイ状況にあります。しかし、彼らの頑張りを信じて、待ちたいと思います。
 3人芝居の「寿歌(ほぎうた)」は12日(日)に保護者の皆さん対象の特別公演を行います。マジック4です。震災の影響で春季発表会での公演ができなかった彼らにとっては、初お披露目となります。おのずと気合いが入ります。
 ミュージカル「My Little Prince」はさらなるスキルアップを重ねるために、特にアンサンブルの練習を中心に、頑張って稽古を重ねています。
 明日は各学年「遠足」。土曜日の昼には帝国劇場に「レ・ミゼラブル」を観劇し、夜には鎌倉芸術館で文学座のお芝居を観劇します。プロから学べ!を合言葉に、定例観劇は続きます。5日には音楽座を観劇します。

5月11日(水) 文学座講習会、メディアで紹介されました。
下記スケジュールで、文学座講習会の模様が紹介されます。

朝日新聞 神奈川版 5月12日(木)以降(現在最終調整中)
東京新聞      5月12日(木)朝刊
神奈川新聞     5月12日(木)朝刊
鎌倉ケーブルテレビ 11ch 5月12日(木)7daysデイリー
          17:10〜
          再放送 18:00、19:45、20:45、
              21:45、23:45
タウンニュース 鎌倉版 5月13日(金)
湘南リビング  5月21日号(配布5月19日、20日)
鎌倉朝日    6月1日号 

        

5月9日(月)文学座、演劇講習会
 ゴールデンウィーク中はとにかく「立ち稽古」を中心に頑張りました。3本立ての製作は、結構ハードです。休みが明け、今日から部活も早上がりが終わり、通常モードに戻りました(18:30終了、19:00完全下校)。その第1弾が文学座の演劇講習会でした。演出家の望月純吉氏を招き、シアターゲームから、本読みの方法など、いわゆる「関係づくり」の基本を2時間半をかけて、じっくり学びました。鎌倉芸術館が高校生のための文化振興を趣旨として、お膳立てして下さった今回の講習会でしたが、本当に芝居づくりをする高校生にとって、素晴らしい体験となりました。マスコミの方々も、朝日・読売の大手新聞社から、地域新聞社、ケーブルテレビまで6社も集まって下さり、記事として取り上げてくれることになりました。
 台詞のキャッチボールの中で、氏は「言葉は相手のためにある」と。「立ち稽古に入ったら、相手が台本である」と。その含蓄の深さに顧問もすっかりやられてしまいました。ついつい「アイ・アム…」となりがちな演技を「ユウ・アー…」という相手あっての自分という逆転の(いや、これが本来のかたちなのでしょう)立ち位置での演技を教えていただきました。これから成長していく彼らに、とても大きなヒントを与えていただきました。
 今週いっぱいで試験週間に突入してしまいます。どこまで製作が進むか、特に1年生芝居は色々な意味で、ヤバイです。今日の講習の成果が出るよう、頑張ってもらいたいものです。

5月2日(月) ゴールデンウィークの過ごし方
@『寿歌』練習再開 
A早稲田塾AO入試説明会&音楽座講習会開催さる 
B新入生劇に『続・夢で逢えたら〜為五郎の逆襲〜』のまさとる作
C文学座講習会を開催
D定例観劇に『レ・ミゼラブル』(帝国劇場)・文学座・音楽座の3本立
@『寿歌』練習再開
 震災の影響で、まるまる1ケ月半も稽古が中断されていた、『寿歌』の練習が再開しました。どんな立ち稽古が再開されるのかと心配していましたが、個人練習のみならず、合間を見てのキャスト3人だけでやってきた立ち稽古の成果は、ただならぬものでした。演技に深みが出たのみならず、3人のコンビネーションもなかなかのものでした。すぐに通し稽古に移れそうなレベルでしたが、そこは演出の執念。押し込められていた演出魂がむくむくと顔を出し、現在さらなる「直し」が加えられています。6月には文化祭と定期公演に先立って、保護者の皆様をご招待の「『寿歌』特別公演」を開催することになりました。核戦争後の日本を描いている作品で、瓦礫の山の大地を、リヤカーひとつで旅公演してゆく、ゲサクとキョウコ。ひょんなことで始めた作品でしたが、正直言いまして、原発倒壊を含む、震災の被害状況と重なってしまい、本当に身につまされた作品になっています。雪だと思った白いものは、放射能が降らした死の灰だったり…芝居の世界だけの話ではない内容になっています。どうぞ、期待して下さい。3本立の定期公演では、2本目に登場します。
A早稲田塾AO入試説明会&音楽座講習会開催さる
 29日にはかねてより予定されていた、早稲田塾がODCだけを対象にした、「AO入試説明会」を開催してくれました。実はいつも日頃から熱愛してやまない「音楽座」の母体は早稲田塾。10年間、音楽座が活動休止していた座員の皆さんは、なんと予備校職員として勤務されていたというので、驚きです。大船高校にも営業にきたことがあると聞いて、二度びっくり。現在は音楽座と早稲田塾が提携して、「AO入試支援システム」を開発し、塾生対象に開講しているそうです。実はODCも一般入試だけでなく、「AO入試」で大学を決める者が大勢います。部活での成果が評価されるこの入試システムには本当に助かっています。今回は部員70名と保護者も含め、98人で講座に参加しました。どういう心構えで入試に臨むべきなのか、演劇表現教育とからめながら、わかりやすく教えていただきました。単なる入試説明会ではなく、演劇講習会も含んでいて、演ずる上でも大いに役立つ内容でした。
B新入生劇に『続・夢で逢えたら〜為五郎の逆襲〜』のまさとる作
 オーディションが終わり、いよいよ白帆祭と定期公演で上演する「1年生芝居」の脚本、キャスティングが発表されました。今の3年生が入学してきた時に「新入生歓迎公演」で上演した「続・夢で逢えたら」です。3年生は自分達も演じてみたかったらしく、ずるいずるいの連発でした。願わくば、ODCと全く無関係な作品をやらせたかったのですが、男子4人・女子22人のお芝居はなかなか見つかりませんでした。この時期の規模とたまたま一致して、若干女子の人数を減らせば、上演可能となりました。そういうわけで、やむなく本作品をやることになりました。きっと理解してくれるものと信じています。でも逆にいえば、1年生にとっては、これほどのプレッシャーはないと思われます。じゃがいもかあさんの全国大会メンバーが、8月の全国大会を前に取り組んだ、ハイレベルな演技に対抗しなくてはならないからです。1年生芝居のスタッフはすべて2・3年生が行います。彼らとて、自分たちの芝居製作を抱えている中で、かなり緻密な舞台を創り上げなくてはなりません。正念場の1ケ月を迎えます。
C文学座講習会を開催
D定例観劇に『レ・ミゼラブル』(帝国劇場)・文学座・音楽座の3本立て 
 連休明けの9日には文学座の演劇講習会が本校で持たれます。最近の観劇には四季や音楽座なども含め、バックステージツアーや講習会がセットになっているケースが多くなりました。今回も観劇する鎌倉芸術館(鎌倉市文化振興財団)の取り計らいで、文学座の講習会が本校で実施されることになったのです。その他、今回はあの名作『レ・ミゼラブル』と音楽座の『リトル・プリンス』(「星の王子さま」原作)を観劇します。私も『レ・ミゼラブル』を見るがために、ロンドンにまで行って来たという、大のレミズファン。なかなか手に入らない、最後列の最安値席をゲットしました。「プロから学べ!」をモットーに始めた定例観劇でしたが、保護者の方々のご理解で成立しています。

4月25日(月) 新入生オーディション始まる
 今日からいよいよ1年生のオーディションが始まりました。課題は4つ。@歌唱、Aダンス、Bパントマイム、C台詞です。このオーディションにより、歌唱指導部・ダンス指導部入りの部員が決まります。そして6月の定期公演で発表する、1年生だけをキャストにした1年生劇のキャスティングが決まります。もちろん、これですべて決まってしまうのではなく、これから先、努力でいくらでも巻き返しはききます。とりあえずの役柄決定ということです。
 歌唱は例年課題曲にしている「翼をください」です。テンポがよく、リズムで歌えてしまう、いわゆるカラオケ世代にはいささか難しい、「スローテンポ」で「歌い上げる」という取り組みです。歌の上手い、下手がすぐに出てしまう、恐ろしい課題です。また、ダンスはODCの基礎練習のひとつの「ジャズダンス」を踊ってもらいます。もちろん初めてのダンスという子たちから、4歳からクラッシックバレーをやっている子やヒップホップダンスに精通している子まで、その幅はあまりに広いですが、将来の可能性も考えながら、選んでいきます。また、パントマイムはあるストーリーを一人で演じるというもので、恒例になっていますが、演技中に話の流れで、「一発芸」で人を笑わせるというシュチエーションが登場します。この瞬間だけは「声をだしていい」ことになっていて、どんな一発芸が飛び出すか、その子の「度胸」も試されます。結構、上級生全員が楽しみにしている課題です。最後に「台詞」です。男子用、女子用に分かれていて、様々な年代、様々なキャラクターで台詞を言ってもらいます。相手は上級生が務めます。この台詞の出来、不出来で、1年生劇のkキャステイングが決まります。
 入部からわずか10日。たった10日ですが、彼らの成長は素晴らしいものがあります。どれだけ短期間に、先輩のスキルに近づけるか、まさにこの2ケ月が勝負です。1年生は大変でしょうが、ぜひめげずにこの時期を乗りこえて欲しいものです。

4月24日(日) 保護者会公演幕閉じる
 今日は午前中に新入部員保護者説明会を、午後に一同が会して保護者総会が開催されました。部員たちは午前と午後に保護者の皆様に観劇いただくべく、頑張って準備を重ねてきました。床も約100万円をかけてリニューアルした視聴覚室で、総勢70名超えの皆様に観劇いただきました。
 日ごとに稽古も進み、やっと芝居らしくなってきましたが、まだまだ60点といったところです。このあと、1年生芝居も始まりますし、もう一本の「寿歌(ほぎうた)」の稽古も再開します。様々な取り組みの中で、「My Little Prince」もスキルアップさせていかなければなりません。それでも今日は現在やれる限りの力を尽くして、頑張ったと思います。一日2公演は結構きつい取り組みでした。
 部員たちにとって、親御さんにご覧いただく公演というのは、別な緊張感があります。公演に貴賤があってはなりませんが、顧問から見ると、新入生相手の公演と比べて、明らかにテンションも高かったと思います。いつもできない演技が今日に限ってやれたという者たちも多くいたと思います。やはり、「親御様」のお陰だと思いました。さあ、次は白帆祭と定期公演に向けて、頑張らせたいと思います。
 

4月20日(水) ダンス・ダンス・ダンス!
シング・シング・シング!
 16日(土)・17日(日)両日はとにかく1年生はダンスを踊りっぱなしでした。だいたい、2人に1人の先輩がつき、基礎練習の「ジャズダンス」を教えました。体力もさることながら、気持ちが折れないか心配しましたが、皆元気いっぱいに踊り切りました。18日(月)・19日(火)は全員の「スタッフ部署希望」の「面接」を行いました。あらかじめ「部員データ」なるアンケートをとってあり、それを元に各部署チーフが面接をし、適正を判断しました。1人対10人という個人面接ゆえ、1年生は相当緊張したようです。顧問も「特技」と書かれている内容をいきなりやらせたりと、結構無茶ぶりもありました。このあと、各チーフは相談し、決定します。20日(水)からは歌唱指導が始まりました。名曲「翼をください」を徹底練習しました。この曲はノリでは歌えません。リズムにのってアップテンポで歌うのは簡単なのですが、こうした曲はごまかしがききません。徹底指導します。明日には男女別で「練習用台詞」が渡され、台詞の稽古をします。そして最終的には「オーディション」が持たれます。言ってみれば、集大成の発表会みたいなものです。6月の定期公演でやる1年生キャストによる「1年生劇」のキャスティングもこれで決まります。毎日、分単位の活動を展開しています。指導する先輩も教わる後輩も、真剣勝負です!

4月14日(木) 決定!26名が入部!総勢70名に
(1年26名、2年25名、3年19名)
  本日、部活登録日、第1回締め切り日でした。ODCは来週21日の第2回締め切りを待たずして、入部者を決定。今年は26名の元気な1年生が入部しました!男子は4名と少なめでしたが、超個性的なキャラクターで女子には負けていませんでした。例年、ODCに入部したくて大船高校を受験する者が後をたたないのですが(有難いことです)、今年は秦野北中、湯河原中2名、足柄台中、横浜北部地域などなど、遠距離通学の1年生が多数集まりました。顧問としては、ますます責任の重さを痛感しています。恐ろしい話は、顧問が前任校の湯河原高校時代の教え子の子どもがいて(演劇部ではありませんが)、まさに顧問からみると、「孫」状態であったことです。我が子が演劇をやりたいということで、わざわざ私のいる学校を受験してきたくれたわけです。襟を正さねば。
 ともあれ、総勢70名の円陣はすさまじいものがありました。いよいよ新しい1年間が始まりました。今日は「恒例」の「クラブネーム」を決めました。ODCでは3年間、このクラブネームで呼び合うことになります。まず1年生が自己紹介をし、2・3年生が1年生ひとりひとりに「質問」を浴びせます。そこから得られた情報から、5種類くらいのクラブネームが提示されます。1年生はこれだけはどうしてもダメだというものには「拒否権」を執行できます。最後は2・3年生の多数決で決定されます。毎年のことですが、ユニークな名前がたくさんつけられました。
 明日から約1週間、1年生用のプログラムが展開され、最終的にはオーディションにたどりつきます。その様子を見ながら、このゴールデンウイークには6月の定期公演用の「1年生劇」が決まります。26名全員がキャストを経験します。今後、キャストでやっていくにせよ、スタッフでやっていくにせよ、舞台に立つ経験は早い段階であった方がいいということです。舞台経験のある専属スタッフさんは結構有能な場合が多いんですよね。
 今日は「ピカ一」(「ピカピカの一年生」)という部則や部歌、基礎練習メニュー、オーディション課題などがまとめられたものを渡しました。24日(日)には「新入部員保護者説明会」と「保護者会総会」が開催されます。同時に今回の2・3年生の「My Little Prince」を観劇してもらいます。説明会を持つことで、保護者の方々にODCの活動を理解していただき、家族ぐるみで部活を応援してもらえれば、というのが顧問の願いです。また、2・3年生のお芝居を観劇いただくことで、理屈はさておき、多くの方々は納得していただけるようです。2・3年生の保護者の方々は待ちに待った「お披露目」のときを迎えます。本当に楽しみにされているようで、嬉しい限りです。精一杯頑張らせたいと思います。尚、しばし棚上げだった「寿歌(ほぎうた)」の製作も再開します。
 それでは今年1年間、ODCをそうぞよろしくお願いします!

4月12日(火)勧誘4日目 20名+?が入部 男子は4名
 今日で勧誘4日目を迎えました。2日目までに20名の入部が決まりましたが、現在「思案中」の新入生が20名近くいます。これは14日(木)の登録日を待たなければ、確定できません。24部活もある大船高校でそれなりの人数を確保するのは、本当に大変なのですが、きっと多くの新入生が入部を決意してくれると信じています。明日は「体験入部」を行い、いよいよあさっては登録日となります。学校としては翌週の21日の第2回登録日までに登録すればよいのですが、ODCは第1回で締め切ります。新入生に少しでも早く、新入生用プログラムを教えなければならないので、1週間待つことは難しい状況なのです。さあ、どうなりますか、木曜日を待て!

4月8日(金) 勧誘2日目、20名が入部
やっと男子2名が入部
 今日は午後から、体育館で新入生歓迎会を行いました。演劇部はじめ、軽音楽部、合唱部、吹奏楽部、ダンス部など、舞台発表の各部が制限時間20分で活動を披露しました。今回はまず部長のSさんが司会となり、挨拶と作品紹介の前説を行い、現在視聴覚室で公演中の、ミュージカル「My Little Prince」の幕あきから20分、ヘビの登場まで上演しました。その後、Sさんが「続きをご覧になりたい方は放課後、視聴覚室へ!」と閉めました。例年ですと、「朗読劇」を披露していたのですが、震災に関わる活動時間短縮のため、そこまで手が回らなかったというのが本音でした。それでも、それが功を奏して?放課後、大勢の新入生が視聴覚室に来場してくれました。席がMAX35席しかないため、先着順で受付たのですが、あっという間に埋まってしまい、入場出来なかった皆さんは、改めて月曜日に来場いただくことになりました。ごめんなさい。
 その結果、昨日の入部決定者に加え、合計20名の入部が決まりました。そこにはやっと男子2名の名前が(泣)!やはり初日は入部が前提で観劇しに来た新入生が多かったようです。しかし、今回も「考え中」という新入生がほとんどで、14日の登録日には、大いに期待できる状況でした。
 この1週間、衣装部さん始め、不眠不休で頑張った部員がたくさんいるため、明日土曜日はOFFとなりました。身体をゆっくり休め、月曜日に備えさせたいと考えています。

4月7日(木)勧誘初日、14名が入部
My Little Prince初演迎える
 今日からいよいよ新入部員勧誘のための「新入生歓迎公演」が始まりました。視聴覚室を使用している関係で、客席はわずか35席。しかも今日は明日体育館で開催される「新入生歓迎会」のリハーサルが行われたこともあり、今回の公演を見ようとした新入生は、ナント2時間も待ってくれました。その間、顧問と一部の部員で寸劇をやったり、話をしたり、何とか時間を持たせましたが、たかが知れたパフォーマンスでした。これは新入生の「待ってでも観たい」という情熱に他なりません。本当に有難い話でした。
 2時間が経過。ようやくリハーサルが終わった部員達は、休む間もなく本番に突入しました。実は前日にはまだ間に合っていない衣装や、小道具、大道具が結構あり、ぎりぎりで本番に間に合わせました。震災から時間制限の部活動の中で、まさに部員達の集中力と努力で間に合ったという感じです。今回の公演のコンセプトは「技術を超えるやる気のエネルギーで頑張ろう」です。正直言って、技術的にはまだまだ全然未成熟で、もっと完成度を高めてから新入生を迎えたかったのですが、これは様々な制約の中で難しい状況になってしまいました。そこで、それらを超えるやる気パワーを届けようと頑張りました。その成果かもしれませんが、新入生の皆さんは一様に感激してくれました(アンケート)。さらには14名の新入生の皆さんが入部を表明してくれました。確かに演劇をやるために受験勉強を頑張り、今日という日を迎えたという子達もたくさんいました。しかし、偶然観劇してしまった新入生にも、多くの入部表明をいただきました。本当に有難い限りです。ただ、今日は男子の観劇が一人もなく、明日こそはと意気込んでいるODCでした。
 明日の新入生歓迎会で与えられた時間は20分。色々考えましたが、今回は「My Little Prince」の幕あきから20分を観せて、続きを観たい方は放課後、視聴覚室へどうぞ!というかなりセコイ?!やり方をとることになりました。部活紹介は各部3分。ODCは例年通り、息をもつかせぬ「時代殺陣」を見せます。これを見て、男子生徒がやってくるというのが、例年の流れです。どうなりますことやら。
 明日は勧誘2日目を迎えます。今日以上のクオリティの高い芝居を上演することが、我々の使命です。頑張ります!

4月3日(日) 渕野辺高校と合同練習




 今日朝9時から、かねてより予定していた麻布大付属渕野辺高校演劇部との合同練習を行いました。2年生部員19名?が来校しました。渕野辺高校とは常にライバルであり、友人であり、互いに刺激し合える、良き仲間です。顧問の佐藤先生とは30年来のお付き合いで、尊敬すべき、素敵な先生です。
 朝一番の基礎練習はいっしょに時間をかけてやりました。写真は大円陣になって、いっしょに練習する風景です。さすがに人が多い!その後、ODCのスタッフ作業を部署ごとに見学してもらい、昼休みをはさんで「My Little Prince」を観劇してもらいました。ODCとしては時間制限で活動している中で、まだまだ全然未完成ではありましたが、第3者に観劇していただく絶好のチャンスということで、衣装もなしの状態で90分間、お付き合いいただきました。アンケートを書いていただき、渕野辺高校さんが帰宅した後、演出から「良くなかったこと」の読み上げがなされ、全員がメモをとりました。今後の大事な直しの資料として活用させていただきます。有難うございました。
 部活内の関係でも、こうした学校間の関係でも、やはり「ライバル関係」というのは、とても大事なことだと思います。切磋琢磨という言葉がありますが、やはりライバルがいれば、個人のモチベーションも大いにあがります。これからも、お互いそういう関係でいられれば嬉しいです。
 写真のツーショットは渕野辺高校の佐藤先生とうちの顧問の橋本先生です。お二人は渕野辺高校演劇部時代の師弟関係です。渕野辺高校黄金時代のOBが現在ODCの顧問をやっているという、因果な?関係でもあります。

4月1日(金) 
限られた時間は集中力でカバー
募金活動は1000万円超える
 4月1日になりました。人事異動の日となりました。顧問野間は今年も大船高校残留となりました。1年間、どうぞよろしくお願いします。
 さて、3月22日(火)から時間限定で活動が再開された部活は、今日で11日目を迎えます。やっと今日から、15時終了が1時間半延びて、16時半終了17時完全下校に緩和されました。春休み中はこの時間でゆき、新学期からはまた新たに指示が出ます。前回も書きましたが、スタッフ作業に時間のかかる演劇活動に、この短縮活動時間は本当にキツイ状況です。この事態を打開するには、ムダをなくして、集中するしかありません(だからと言って、打開はできていないのですが)。現在、部員たちは4月7日から始まる新入生歓迎公演(4日連続)に向け、まさに必死な毎日を送っています。
 現在ようやく「通し稽古」が始まりました。しかし、クオリティの低さは歴然で、日頃はあまりやらないのですが、立ち直れないほどのダメ出しをしました。個人練習でクリアできる部分は個人でやってもらわなければ、どうしようもないことを伝えました。3日(日)には顧問の先生からの強い希望で、渕野辺高校の皆さんが来校します。まだスタッフ面が全然間に合っていないのですが、通し稽古を観てもらうことにしました。どうなりますことやら。恐ろしいことです。
 ミュージカルで歌が下手というのは、完全なる致命傷です。下手な歌を聞かせるぐらいなら、最初からミュージカルなどやらなければよいのです。自己満足の芝居を創るぐらいなら、芝居はやるなと言いたいです。しかし、現在ODCの歌のレベルは正直言って、B級以下です。一日100回以上歌えと言っていますが、なかなか上達の気配がありません。困ったものです。
 今日は「直し通し」というのをやりました。通しのかたちで、頭から芝居をやってゆき、直しながら前に進むというやり方です。4時間ほどかかりましたが、少し芝居が引き締まりました。明日(2日)一日練習をして、翌日は渕野辺高校さんの来校となります。頑張らせたいと思います。
 さて、演劇部の3年生が発案で始まった「東北地方太平洋大地震」の「募金活動」は11日間に渡り、大船駅前で毎日5時間、展開されました。本当によく頑張りました。途中、募金ではなく、ビニールに入った「白い粉」が放り込まれていて、警察が出動するという事件もありましたが、めげずに頑張り抜きました。ナント総額は1090万円を超えました。日本赤十字社を通じて、全額義援金として、寄付されました。大船の皆さんの人情たるや、ただならぬものだと思います。何度も寄付をして下さる方々もいたりして、日本人の心の豊かさを強く感じます。3年生の皆さん(今日からOBですが)、本当にお疲れ様でした。そして、有難うございました。

3月22日(火)
12日ぶりに時間限定で部活動再開
3年生(OB)らが中心に義援活動開始
 東北地方太平洋地震から12日目、ようやく部活が時間限定で再開しました。計画停電に伴って、各ご家庭では大変不自由な生活を余儀なくされることに加え、公共交通機関も運休したり、本数を減らして運行したりなどし、なかなか部活動をやるまでには至っていませんでした。しかし、多くの部活動顧問からの要望を受けるかたちで、時間限定で部活動が再開することになりました。現在大船高校は午前授業になっていますが、午後3時まで活動許可が出て、3時30分完全下校ということで活動することになりました。正味2時間しか活動ができません。運動部の活動内容と違い、立ち稽古のみならず、スタッフ作業に多くの時間を割く演劇部としては、まさに最大のピンチに追い込まれています。このままでは4月の新入生歓迎公演に間に合わなくなる事態が想定されてきました。そこで、本当に残念で悔しいことなのですが、現在「寿歌」と「My Little Prince」の2本立てで芝居を製作していますが、「寿歌」については新入部員が入部を決めるまでは製作延期をし、「My Little Prince」1本で事態の打開を図ることにしました。しかし、それとて、限られた時間の中で、2週間という短期間の間に完成できるかどうか、正直危機的状況にあります。顧問としては、先般開催された「1年生創作劇発表会」「2年生劇発表会」を2週間で仕上げ、公演したことを部員全員に喚起させ、今回も同じ意識をもって、芝居製作に取り組んで欲しい旨を伝えました。まさに正念場と言えるかもしれません。何とか昼休みを短縮したり、朝練習で補ったりと、上演できるまでにたどりつきたいと考えています。
 一方この3月に卒業した3年生部員が中心となって、街頭募金を開始しました。演劇部員のみならず、多くの卒業生が賛同し、80名体制で1日5時間、3月いっぱいまで行います。発案者であり、中心になっているある部員は今日で3日目になりましたが、不休で街頭に立ち続けています。少し休んだら?ということにも、大丈夫ですから、と気丈にふるまって頑張っています。今日私もたかが1時間ですが、活動に加わりましたが、本当に日本人はすごいと思いました。あえて、「日本人」という言い方をさせてもらいますが、本当に心底温かいと感じました。「寒いのに御苦労さま」「大変だね、頑張って」などなど、日本もすてたもんじゃない!と強く強く感じました。何度も何度も泣きそうになりました。下世話な話になりますが、その成果も大きく、お札で募金してくださる方々が本当に多く、1日百万単位の義援金が集まっています。今日は生徒会が中心になって、全校集会が行われ、被災者の方々の冥福を祈り、黙とうをささげたのち、校内募金が行われることが宣言されました。今日本は色々な意味で試されているような気がします。被災者の苦しみが私たちのような立場の者にわかるはずもありませんが、「今自分たちは何ができるか」と問いかけた時、こうした募金活動もまた、その一行動なのかなと強く感じました。未成年がこうした公共の場で募金活動するのは、実は大変難しい手続きが多く、そうしたつまびらかな手続きをひとつひとつ乗りこえて、現在に至っている彼らに敬意を表したいと思います。 

3月17日(木) 少なくとも連休明け(22日)までは部活は中止
 東北地方太平洋地震に伴い、県からの通達により、当面部活動は中止となりました。現在、計画停電が実施されており、その影響で鉄道も時間帯によっては運休の路線もあり、方面によっては未だ登校できずにいる者や、早退を余儀なくなれる者もいたりしており、緊急措置としてはやむないものだと思います。学校としては、少なくとも連休明けまでは部活動中止を打ち出しており、その先については情勢をみてということになっています。
 11日(金)には帰宅できず、広域避難場所である小坂小学校に、一部の演劇部員も身を寄せました。幸いけが人などはなく、現在全員元気にしています。13日に予定していました「卒業生追い出し会」は無期限持ち越しの状況です。場合によっては5月の連休ぐらいまで延期せざるを得ない状況であります。

3月8日(火)再始動!星の王子さまミュージアム、行って来たど〜!







 1ケ月ぶりの更新です(泣)。何もなかったわけではなく、こつこつと芝居づくりに励んでおりました。試験週間もありました。
 そうこうしながら、試験も終わり、春のきざしがようやく出てきて、ぬるんだ日々が続いていました。そこで、以前から部員たちが行きたい!と懇願しておりました「箱根星の王子さまミュージアム」(箱根町仙石原町)に行ってきました。サン・テグジュペリのご遺族が公認したというミュージアムだけあって、サン・テグジュペリ氏の生活ぶりや歴史、「星の王子さま」の世界が見事に再現されていました。確かに美術館というより、テーマパーク的色彩が強いところでしたが、その雰囲気、世界を十分に感じることができました。しかし、春のきまぐれとでもいいますか、関東地方は雪・雪・雪。箱根の山は言わずもがなの状況でありました。
 この日は観光も予定していたのですが、大涌谷はさらに標高が高いため、安全重視のため、やむなく取りやめ、当初から行く予定だった彫刻の森美術館で各自大いに芸術作品に触発を受けて、帰還しました。
 この春の課題はこの「星の王子さま」を原作とするミュージカル「My Little Prince」と北村想の名作「寿歌(ほぎうた)」を成功させることです。この山を超えた先には、秋の連続公演作品があります。 どういった取り組みになるかは未定ですが、今を大事に芝居づくりに妥協せず頑張らせたいと考えています。
 今回の研修は彼らを大いに刺激してくれたと思います。

2月6日(日)学年別発表会無事幕閉じる




 関東大会を終え、再スタートを切ったODCは、約2週間の歳月で、「学年別発表会」を開催しました。この取り組みは学年別にまとまり、自分達だけの運営で色々苦労し、スキルアップを図ろうというものです。その成果を発表しようということで、今日は午前中に1・2年生がお互いに観劇し(3年生も観劇しました)、午後には保護者の皆様をお招きし、観劇いただきました。
 1年生の創作劇『Link〜それでもやっぱり僕らは〜』は斉藤沙紀、渾身の一作。初めての執筆にも関わらず、もう少し手を加えれば、十分地区大会は突破できるぐらいの出来栄えでした。都会の大学生活に疲れた青年が田舎の人達の心温まるふれあいを通して、再生してゆくという、青春群像的なさわやかな内容でした。役者もそれぞれに個性あふれるキャラクター、演技で、初めて演出を手掛けた小西楓の力量も十分に発揮されていました。
 2年生の『トランク』大川義行・作は昭和の高度成長時代の裏側の庶民の廃頽的日常を描いた、いわゆる赤ちょうちん世代(神田川世代)のいかんともしがたい人間模様を描いた作品でした。同棲の男女の、互いに傷つけあう日常生活から、様々な人生模様を抱えた人達が集まる酒場に場所を移し、さらには嬰児遺棄という犯罪にまで発展する、正直何とも救いのないお芝居でした。大人のお芝居にチャレンジしたと言えば、そう言えますが、作品のチョイス自体が、少し時代錯誤していたのと、後味があまりよくない芝居内容だったことは否めませんでした。しかし、これも経験!ということで、彼らのチャレンジ精神に拍手を送りたいと思いました。
 今日は最後にバラシを行い、顧問らが用意してあった「新作台本」2種類の製本を行い、明日までに作品を熟読してくることで、一日を終えました。この2週間の体験は大きな意味があったと思います。今度は2学年が協力し合って、新たなる一歩を踏み出すことになります。明日からは新作製作に取りかかります。ガンバレODC!

1月27日(木) 学年別発表会着々進行中
 24日から26日にかけて、前期入試のため部活は3連休。しばしの休憩のODCでした。現在ODCは2月6日(日)に向けて、学年別の発表会の準備に余念がありません。1年生は自分たちでゼロから創りだす「創作劇」。2年生は県立青少年センターの演劇資料館から見つけた既成台本。いずれも自分たちだけの力で芝居を立ち上げ、本番に向け、猛ダッシュを繰り広げています。顧問は一切、口も出さなければ、すべてお任せです。まさに彼らの力が試される取り組みです。先日1年生は「笑い」のツボを知るためにと言って、何かのDVDをみておりました。2年生は2回目の立ち稽古に入っているとか。なにせ、情報が何もないに等しいので、あまり書くことがありません(笑)。
 6日(日)には、午前中にお互い観劇し合い、午後には保護者の皆さんに公開したいと考えています。つまり2回公演の予定です。

1月17日(月) 再出発のとき 大掃除・ミーティング・創作劇発表会
 先週から始めた部室・小部室・たたき場の大掃除は、5年ぶりということもあって、スサマジイ状況にあります。お宝(?!)も多く、これ何?!というものが、たくさん発掘されています。先般は新品の電子レンジが発掘されて驚いたばかりですが、もしかすると金塊でも眠っているのではないかと期待が膨らんでいる状況です。OBの残してくれた足跡は、あまりに大きく、あまりに貴重、あまりに珍品ぞろいです。演劇部の品々は一見すれば、ゴミのようなものばかりですが、しかし芝居づくりには欠かせないものも多く、保管するべきか、廃棄すべきか、大いに悩んでいるところです。大掃除はやはり気持ちの切り替えや、リセットするのにとても効果的です。関東大会で自分たちに欠けているものを見出した彼らの横顔は結構頼もしいものです。今までの自分たちを否定するつもりは、全くありません。そこに確実に欠けていたものを積み重ねていこうということになっています。大掃除の向こうがわに彼らの未来が見え隠れしている感じです。
 さて、今日はミーティングを行いました。まず学年ごとに行い、全体ミーティングへと発展させました。多くの反省や多くの前向きな意見が山ほど出ました。今まで走りっぱなしだったODCには、とっても大切な時間になりました。大所帯がゆえの社会的モラルの話まで飛び出し、客観的自分を見落とさないようにしようということになりました。書き出せば、原稿用紙5枚はくだらないだろう話で、さすがに具体的内容は公開できませんので、ここらあたりで。
 大掃除が終了したら、恒例の1年生だけによる「創作劇発表会」を行います。与えられた時間はわずか10日間。この間に台本からスタッフから、すべて1年生だけで芝居づくりを行います。4月には70名超えが確実のODCとしては、もうそろそろ1年生には自立してもらわなければならない時期に来ているというわけです。一方2年生も、黙って10日間を過ごしたくないということで、既成台本を発掘し、やはり同じ期間に芝居製作を行うことになりました。先輩、後輩が互いに研修を兼ねて、芝居を観せ合うことになっています。上級生も負けていられないというわけです。
 一方顧問はその間に春の作品を書き上げようと奮闘努力しています。ODCらしさを失わない、それでいて彼らのスキルをもう一段高めてやれる台本を目指し、頑張っています。関東大会はとてもよい経験になりました。このままでは終われない、ODCはさらなる飛躍を求めて、新しい一歩を踏み出しました。引き続き、応援のほど、よろしくお願いします!

1月16日(日)全国大会進出ならず
 1月15日(土)・16日(日)の両日にかけて、北関東大会が開催されました。ここでの結果を待って、ODCの全国進出の有無が決まります。結果は残念ながら、進出がなりませんでした。
 今年の北関東大会は全般的にレベルが高く、埼玉代表の県立秩父農工科学高校が圧巻の最優秀賞受賞。もう1校は群馬代表の前橋南高校が2年連続で出場権を手にしました。全国フェスティバルへの出場権は北が岡谷南高校、南が浜松海の星高校となりました。審査については時の運、しかしながら秩父農工については、「圧巻」の言葉通り、時の運ではありませんでした。あそこのレベルまで自らを引き上げた、彼らの努力に乾杯です。若林先生から小池先生に顧問が引き継がれても、農工ワールドに陰りがないのは、どうしてなのかと思われるほど、よく練り上げられていました。稽古場に恵まれているとか、若林先生のアドバイスがあったにせよ、それを維持継続させている部活の執念を強く感じました。拍手でした。
 明日は全体ミーティング、学年ミーティングが行われます。どんな言葉が出るのか、とっても楽しみです。さあ、新しい一歩を踏み出しましょう!これからもODCらしさを忘れないような、お芝居を創っていきたいと思っています。頑張ります!
 

1月10日(日)南関東大会優秀賞受賞 大会結果は来週に









 お陰様で無事、南関東大会は終わりました。満員御礼、立ち見が出る中での有難い公演でした。結果は最優秀賞に同じ神奈川代表(同じ湘南地区、同じ鎌倉市)の清泉女学院高校が受賞し、早々に全国大会を決めました。優秀賞は以下の通り。大船(神奈川)、都立六本木(東京)、浜松海の星(静岡)、土浦第一高校(茨城)。この4校と来週土日に開催されます、北関東大会の4校の優秀校、計8校から1校が全国大会出場(福島県福島市)、南北1校ずつが3月開催の全国フェスティバル(北海道伊達市)に出場します。したがいまして、1週間「おあずけ」状態が続きます。へビィです。
 神奈川勢、それも湘南地区は頑張ってますねえ。清泉の出来栄えも珠玉でしたが、私たちも今までになく(?!)よい舞台になりました。観客の反応もよく、自分たちも納得の演技が出来ました。来週、よい結果が出るに越したことはありませんが、それは時の運です。とにかくやりきりました。たくさんの応援観劇下さった皆様、本当に本当に有難うございました。「関東裏話」は後日書きます。

1月8日(金) 第21回定期公演 鎌倉芸術館大ホール 満員御礼
 関東大会直前の第21回定期公演が鎌倉芸術館大ホールで開催されました。1F席(1000人)がほぼ埋まり、2F席を開放。本当にたくさんのお客様にご来場いただきました。大会で勝つことはもちろん嬉しいことですが、こうして満席の会場で上演できる喜びは、舞台に携わっている者として、本当に幸せなことだと思います。こんな贅沢な高校生はないと断言できます。感謝でいっぱいです。有難うございました。
 鎌倉芸術館の大ホールは正直言いまして、音楽をやるには最適なのですが、演劇向きではありません。音響効果がよくないからです。台詞がこもり、特に低音はもごもごになります。男子部員にはなかなか手ごわいホールなのです。案の定、ストーリーテラーの賢治の長台詞から聞き取りにくく、最後まで男子の声は厳しい状況でした。小屋のせいにする前に、まず発声の力量をつけなさい!という感じではありますが、多くの方々に聞きづらい思いをさせてしまいました。ごめんんさい。
 台詞が聞き取れなければ、自ずと演技のクオリティも落ちてしまいます。感情表現はそこそこ頑張っていましたが、ずば抜けてよい舞台とは言えませんでした。また、役者がすっかり自己満足の演技に陥ってしまいました。つまり、自分の見せ場を見せ場として、間を取り過ぎ(役者はためればためるほど、気持ちがよいのです)、テンポは悪く、なんと県大会よりも3分も伸びてしまいました。言うなれば、だらだらと、間のびした舞台だったと言わざるを得ませんでした。それでもアンケートには余りあるお誉めの言葉をたくさんいただき、申し訳なく思っています。もちろん、辛口コメントもたくさんいただきました。わずか2日しか直す時間がありませんが、しっかり直しを加えました。特にラストの風の又三郎のシーンはどうぞお楽しみに(言っちゃった)。
 関東大会では、この7ケ月間に積み重ねた成果を出せるよう、最後まであきらめず、頑張ってきたいと思います。保護者会の皆様、関係者の皆様、そしてご来場いただいた皆様、本当に有難うございました。

2011年1月1日 新年あけましておめでとうございます!
 新年あけましておめでとうございます!2011年がやってきました!昨年中は多くの方々にお世話になり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございました!
 そして新年を迎え、のっけから定期公演、関東大会と公演が続きます。また多くの皆さんにお世話になります。皆さんに支えられてODCは活動できているのだと思います。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
 現在、ODCは年末年始休暇中です。本当はどれだけ稽古をしたいことか。今年はどういうわけか通例と違い、関東大会の日程が1週間早いのです。これは上演する側からすると、大変な状況なのです。いずこの学校も同じなので、平等ではあるのですが、やはりこれは試練です。6日間も身体を動かさなければ、特にダンス系は致命的な打撃を受けます。個人練習に期待はしていますが、やはり箍(たが)は緩みます。最終通しも短縮ver.でやっと時間クリアという状況でした。5日が定期公演ゆえ、本当にスキルアップした本番がお観せできるかどうか、大変心配です。しかし、こうなったら開き直るしかありません。彼らを信じて、やり抜くしかありません。新年初めての腕試し?になりそうです。頑張ります。
 思えば、『銀河鉄道幻想』に取り組み、7ケ月がたちます。少しずつではありますが、改良改編を重ねてきました。まだまだ手直しの余地はあるかと思いますが、取りあえずの完成形をお観せできると思います。それでは1月5日19:00開演、鎌倉芸術館でお会いしましょう。お待ちしています。

12月21日(火) 稽古・観劇・製本、やることいっぱい!
 現在ODCは稽古に多くの時間をさきたいのですが、観劇があったり、プログラムの製本(順番に並べる)などなど、やることがいっぱいです。
 今のODCの稽古は「止め通し」といって、通しの流れを追いながら、場面場面で直しを加えるという、言ってみれば、演技の屋台骨を修理しています。どうしても「慣れ」から生じてしまう段取り演技の修正を行ったり、立ち位置の乱れの修正、歌・ダンスの総ざらえなど、かなり細部に渡る演出が施されています。大味になってしまった演技を今一度見直そうという稽古なのです。
 それと先日の土曜日には音楽座の『ホーム』を池袋芸術劇場に全員で観劇に行きました。昭和30年代が舞台で、血のつながっていない父娘の話で、嫁ぐ娘と嫁がせる父親の親子愛がテーマ。年頃の娘を抱える顧問は涙涙の3時間でした。動く装置を駆使した見事な構成舞台でした。また、時代考証の行き届いた小道具や衣装も必見でした。大いに学び、大いにテンションをあげたODCでした。また、この月曜日には学校行事で1・2年生が国立能楽堂(千駄ヶ谷)に能と狂言の観劇にも行きました。絶妙な舞台の構造やお面が表情を変える妙味をしっかり鑑賞してきました。伝統芸能の凄さを実感しました。公演後の質疑応答では、多くの演劇部員が質問をしました。
 あと制作の仕事として、プログラムの製本作業を行いました。段ボール19箱、約20000枚の製本業務を行いました。下校時間を過ぎても完成せず、表紙写真のごとく、外での作業となりました。無計画に作業していたわけではないのですが、結果として下校時間を過ぎてしまったことを顧問として大反省。次回はこのようなことがないよう努力しようと思いました。1200冊のプログラムは無事印刷屋さんに持ち込まれました。どうぞ本番での閲覧をお楽しみに。
 忙しく時間がない中、何を優先させ、なおかつ全体として漏れが生じないようにできるか、まさに知恵の使いどころです。体調管理も各自頑張っています。定期公演、関東大会を目前にして、まさにODCの真価が問われようとしています。

12月14日(火) 関東大会 抽選会・スタッフ打ち合わせ会
 今日、南関東大会の抽選会とスタッフ打ち合わせ会が開かれました。一番困ったのは、装置類を置く場所が少なく、回転舞台の盆を保管しておく場所がないことでした。このままでは、土曜日の1番でやってもらわなければ、全体の運営に影響が出てしまうと言われてしまいました。何とか抽選会に入れてもらうかわりに、盆を4分割(現在は2分割)することで、やっと認めてもらったのでした(正直言って、再度製作し直すことは本当に大変なことなのです)。結果として、大会第1日目のラストで上演させていただくことになりました。ところがたまたまODCの前の学校が椅子しか使用しないことがわかり、トラックの荷台から直接舞台に運び込んでよいということになり、分割はしなくて済むことになりました。本当によかったです(泣)。運がいいです(大泣)。
 県大会で朝一番を引き当てたODCとしては、もう朝対策をやるのはこりごりだったので、本当によかったと思いました。今回も部長がクジを引きました。お手柄でした。

12月12日(日) 小田原公演幕閉じる
 12月11日(土)・12日(日)の両日に渡り、劇団相模舞台同盟(主宰者実方誠一郎先生が本校の殺陣指導の嘱託)のプロデュースで「小田原公演」が開催されました。有料公演の上、場所的には完全なるアウエイだったにもかかわらず、300名を超えるお客様をお迎えすることができました。この小田原の生涯学習センターけやきホールは顧問が前任校の湯河原高校(現在統合され不在)在職中に15年間、地区大会会場として使用した聖地でした。様々な思い出が渦巻く場所です。そんなところでODCが公演するなど、想いもよらぬことでした。ただ、実際ホールとしては使い勝手が悪く、間口が10mしかないとか、袖がまったくないとか、特に会場の音響効果たるや、反響してしまい、まるでお風呂に入ってるかのようになってしまいます。悪条件であればあるほど、舞台監督は燃えておりましたが、役者は相当に順応するのに努力が必要でした。照明もマニュアル操作を初めて体験し、大いに勉強になったようです。そんな状況の中、たくさんのお客様に恵まれました。開場時間には打ち合わせなしの相模舞台同盟の教え子とのトークショーがあったり(結構ぐだぐだでした)、写真パンフを販売したり、ODCの公演ではなかなかない企画でお客様をお迎えしました。
 さて、本番ですが、正直言いまして、初日は顧問としては、全く納得のいかない内容で、公演後、久々に「渇」を入れ、「直し」を施しました。しかし、翌日は逆に気持ちばかりが先行してしまい、さらなるぐだぐだな芝居になってしまいました。この辺りが芝居が「なまもの」たるゆえんで、なかなかうまくいきません。稽古不足のせいかもしれませんが、この体験はぜひ次回に引き継いでもらいたいと思いました。「平常心」という言葉がありますが、平常心で本番を務める難しさを痛感しました。次回、定期公演までに修正を試みたいと思いました。 

12月8日(木) 小田原公演直前
  あっという間に小田原公演がやってきてしまいました。県大会翌日から試験週間。試験明けから広告取り。明けて翌日にようやく県大会ビデオを鑑賞。定期公演のスタッフ打ち合わせ会もありました。気がつけば、本番まで稽古ができるのは3日間。正直、ピンチです。しかし、部員たちの「個人力」を信頼しようと思いました。個々がいかに自分のダメな部分を克服しようとするか、個人練習と本番の意識のコントロールによって、乗り切ることを目指してもらおうというものです。スキルアップは必ず期待できると思っています。
 明日は荷積み準備と荷積み。一部の部員は前日の荒仕込みに会館に向かいます。頑張ります!

12月6日(月) 小田原公演スタッフ打合せ会
 湘南海岸をひた走り。西湘バイパスから見た箱根連山に向かう秋の夕焼け空の風景です。今日は時間がないために、顧問一人で小田原公演のスタッフ打ち合わせ会に出かけました。今回は相模舞台同盟が主催の公演なので、実質のスタッフ作業はプロの方々が中心に行い、ODCはあくまでお手伝いの立場で仕込みます。通常は「高校演劇の舞台」だから、ということで、会館スタッフのお手伝いがあるのですが、今回はプロの方々の指示のもとに、我々は動きます。したがって、色々制限が生じます。綱元には入れませんし、もちろんシーリングやフロントサイドなどの高所作業もプロの方々が行います。
 今回の本番は小田原市生涯学習センターけやきホールというところで行います。顧問自身は前任校の湯河原高校時代に、15年間地区大会でお世話になった、いわゆる私個人にとっての聖地であります。しかし、正直申しまして、舞台の間口が10mしかなく、袖も狭く、音響効果もよくありません。音が反響してしまい、かつ舌が悪い役者にとっては、まっことやりにくいホールなのです。バトンはすべて手引きで、照明もマニュアル操作(コンピューターの打ち込みはできない)です。さて、どこまで順応しつつ、よい舞台にできるか、彼らの手にかかっています。
 なかなか手ごわいホールですが、工夫を重ねて、頑張りたいと思います。

12月4日(土) 定例観劇に学べ!
 今日は久方ぶりの「定例観劇」を行いました。それも2本立て。1本は世田谷パブリックシアター、渾身のプロデュース作品、『春琴』でした。谷崎潤一郎の耽美主義をかたちづくる、マゾヒズムの世界を描いています。高校生にはいささか難しい話だったかもしれませんが、、サイモン・マクバーニの見事な演出力が光る作品でした。「こう来たか」という発見の連続で、いつしか谷崎文学の世界に引き込まれてしまいました。
 大店(おおだな)の美人娘で、幼い頃から盲目で、気丈ですが我がままな琴の生涯を描いています。やがて春琴と名乗り、三味線師として活躍します。琴の面倒を見続けていた丁稚の佐助は「春琴」の弟子となり、男と女の関係となります。ある事情で顔に熱湯を浴びせられた春琴は佐助を遠ざけます。佐助は春琴を想い、自らの目に針を突き立て、琴を見れないようにします。その壮絶な愛情は、純愛ととるか、完全なるマゾヒズムととるか、結論は出していませんでしたが、ひとつの「愛のかたち」として描かれていました。装置はほとんどなく、畳の移動と照明の変化でエリアの変化を演出し、登場人物がコロスとなり、場面を形成します。幼い琴をコロスらが人形遣いとなり、リアルな人形で表現したり、その演出の妙味に引き込まれてしまいました。また、それに三味線の生音が重なります。恐らくこれらの演出のコンセプトは「光と影」の世界で、谷崎の世界を見事に描いていました。
 ODCの面々が、エロス、マゾヒズムなど、どこまでこの谷崎文学の世界を理解できたかは定かではありません。しかし、今作の芸術性の高さには、きっと驚きと感動を感じたに違いないと思いました。語りをやった深津絵里もよかったですね。
 もう一本は、おなじみ「相模舞台同盟」のシリーズ、「ココロ引っ越しセンター」の爆笑コメディでした。『春琴』とのギャップをどう埋めるか、困惑した者も少なくなかったと思いますが、やはり気楽に楽しく観劇できたのはよかったと思います。すでにODCの人気者となっている柳沼君(本部活OB)などは、「出落ち」で笑いをとれるほど。藤本さん(本部活OB)のパワフルな演技は、すでに看板役者のレベルに。春には、ODCもコメディを製作します。「笑い」の間やツボをたくさん学ぶことが出来ました。
  定例観劇で学んだことが、すぐに自分たちの芝居づくりに反映されるとは限りません。しかし、芝居を見る目を培い、芝居が何たるかを自分の中で構築していく、ひとつの機会になっていることは確実です。気負わず、少しずつ、様々なことを学んで欲しいと思います。今日は移動で疲れましたが、大いに学べました。お疲れ様でした!

12月2日(木) 部活動再開!
 今日から試験が明け、部活が再開しました。普通なら県大会のビデオでも見て、次なるステップアップの作戦など持つべきところですが、ODCは大会のために芝居づくりをやっているわけではありません。12月11・12日には小田原公演、1月5日には第21回定期公演があります。小田原公演は招待公演ですが、定期公演はすべて自分たちで準備も本番もこなさなければなりません。今日と明日、そして日曜日の3日間はプログラムに掲載いただいてる広告協賛を集めます。これが結構大変な作業で、電話などでお願いするのではなく、直接事業所をまわります。もちろん断れることも多く、その都度心が折れそうになりながら、頑張り抜きます。1年生も先輩の模範的(?)対応を真似ながら、一人前になっていきます。
 また今月は定例観劇が目白押しで、4本の観劇をします。定例観劇というのは「プロから学べ!」をコンセプトに、芝居を楽しむというより、いかに自分たちの芝居づくりに生かせるものを習得するかという、結構真剣勝負の観劇を行うわけです。
 さらには定期公演に向けて、チラシやプログラムも自分たちで製作します。特にプログラムは印刷だけでも1500部、約3万枚の両面刷りを行います。5日はかかります。印刷に紙代だけでも楽に10万円を超えてしまいます。それを全員で冊数分、順番をそろえ、最後に印刷屋に出し、製本してもらいます。プログラム作業だけでも1週間を費やします。しかし、それも鎌倉芸術館大ホールを満席に(1F席1000席、2F500席)するのが大きな目標なのですから、頑張るしかありません。
 もろもろがなくなれば、関東大会に集中できるのでしょうが、本来の芝居づくりとはこういうものだと思っています。保護者の皆さんはじめ、たくさんの応援団の方々に応えるのは、こうしたひとつひとつの公演を大切にしながら、芝居も個人もブラッシュアップさせるしかないと考えます。芝居の成長と個人の成長がひとつになってこそ、今の活動の本当の意味があると考えます。

11月21日(日) 県大会裏話
 2010年度の県大会が終わりました。大会4連覇を目指していたODCは、悲願を達成することが出来ました。応援して下さった多くの皆様に、本当に感謝申し上げたいと思います。有難うございました。そもそも3連覇は「上手な生徒がいて、3年間持ちあがることによって得られた産物」というふうにとられがちです。確かに、この3月に卒業していった部員たちは、誰しもが認める、力のあった学年だったと思います。したがって、この4連覇目というのは、正直顧問にとっては、現在のODCの力を試す、本当に大事な大会だったと思っていました。そういう意味で、よくぞ伝統を受け継いでくれたと誉め讃えたいのと同時に、彼らに心から感謝をしたい、そんな気持ちでいっぱいなのです。本当にやりがいのあった取り組みでした。
 さて、県大会を終えて、今だから話せる(?!)裏話をご紹介したいと思います(そんなおおげさなものではないのですが)。まずこの創作作品へのチャレンジについてなのですが、「山姥」「じゃがいもかあさん」と2年続けて、千葉県の馬橋高校の土田先生の作品で、全国大会に駒を進めました。その翌年は音楽座の当たり作「アイ・ラブ・坊っちゃん」で関東まで行きました。そんな流れの中で「オリジナル創作劇」への想いは、正直言って、顧問自身が誰よりも強かったと思います。「野間さんの作品じゃなかなか上にはあがれない」という周囲の声を何とかしたいと考えていたからです。部員たちに創作劇でいくリスクを伝え、了承を得てから作品製作にかかりました。玉砕覚悟の新しい取り組みだったと思います。
 製作を始めたのが6月中旬、文化祭が終わったあとからでした。全国大会に出た年は、開催時期が8月なので、どうしても9月から本腰を入れざるを得ない状況でした。そういう意味では時間的余裕はあったと思います(あったはずでした)。しかし、やろうとしていることが、あまりに壮大過ぎて、製作は遅々として進みませんでした。まずは「宮澤賢治」を知るために、いつもの校外合宿を取りやめ、岩手県は花巻市に研修ツアーを行いました。賢治の生きた土地・風土を知り、地元ならではの資料収集を試みたのです。何やら論文を書く時の基本的手順を追っているような、始まりでした。その後、賢治の作曲した音楽を取り込んだり、オリジナル曲を製作したり、またそれらを生演奏しようなどと発展してゆきました。「坊っちゃん」に負けないような四部合唱にするために、歌の稽古も日々積みました。ダンスも試行錯誤しながら製作しました。大道具部・小道具部・衣装部が一丸となって、スタッフ面も充実させました。かつては「こんなにお金ばかりかけて」という声も聞こえてきましたが、最近はそうした声を全く聞きません。県大会の審査員の先生のお言葉に「真摯な取り組みだとわかりましたので、正当に評価した」というのがありました。金に物言わせて製作してるんじゃないとご理解いただけ、本当に嬉しく思いました。もちろん彼らにそんな邪念はありません。
  今年の「演出」は結構ものをはっきり言うタイプでしたので、ダメなものはダメ、いいものはいい、はっきりしていました。したがって、大事な音楽や月日をかけて作った小道具やらが、ばっさり切り落とされたりもしました。当該者は結構ツライものがあったようです。また、役者はWキャスト制を取り、出来のよい方を本番に使うという「鬼」のような取り組みをしました。正直言って、普通なら人間関係が悪くなって当たり前なのですが、お互いに協力したり、尊重し合いながら、頑張り抜きました。上級生と組まされた1年生などは、本当に辛かったと思います。しかし、結果的にはお互いのスキルは想像以上にあがりました。本役を取れなかった者も、多くのものを得ることができたと思います。ただ今でも印象的だったのは、そうした鬼の裁断をした演出が、本役発表のときに、涙を流しながら伝えていたことでした。誰よりも頑張っていた役者のことを、知っていた結果だったと思います。だからこそ、皆今の演出についていこうと誰しもが思ったのだと思います。
 こうした少しずつではありましたが、芝居製作は進み、9月26日の初舞台にたどりつきました。そこからは「直し」「直し」「直し」の連続でした。台本もVer.5まで書き直しました。今回たまたま「創作脚本賞」なるドエレエ賞をいただきましたが、これは部員との共同作業のお陰だと思っています。現場ならではの「直し」による、作品の変更の積み重ねだったと思っています。
 さて、今回、県大会でのもうひとつの大きな成果として、「湘南地区からの代表2校」という点があると思います。清泉女学院高校の演技は地区大会から、さらなるパワーアップを遂げ、結果、湘南地区で1・2フィニッシュ成し遂げました。清泉のT先生とがっちり握手をした後、開口一番お互いに声に出したのが、「同じ地区から2校…」でした。想いはいっしょなのだと感じました。そういう意味では地区大会は激戦だったのだと今さらながらに、わかりました。ぜひ関東大会でもお互いが切磋琢磨できる関係で、頑張り抜きたいと思いました。
 今回の県大会で大いに苦労したのが、「発表順」でした。2日目とはいえ、「朝一番」の発表は、本当に大変でした。10日前から朝4時起床を励行し、7時から稽古を続けました。ご家庭の協力なしには出来ない取り組みでした。身体を朝型にし、開演の9時15分に絶好調の体調、テンションにするための取り組みでした。大会前日には桜木町に宿泊をし、夜中の3時に起床して、アップにかかりました。これは以前に全国大会(群馬大会)で大会1番を余儀なくされ、朝対策で相当苦労したのですが、その方法にのっとって、今回も行いました。正直、部員たちも大変でしたが、顧問も54歳という年齢もあり、もうふらふらの日々でした。昼間はもちろん彼らには課業があり、顧問も通常の仕事が目白押しです。つらい日々でした。しかし、その甲斐もあり、本番は最高のテンションで上演することが出来ました。上演時間も「58分30秒」ジャストという、理想的時間をたたきだしました。ちなみに清泉女学院も58分30秒でした。やはり、こうした理想タイムを出すことは、大会では大事なことなのだと実感しました。
 語れば切りがありませんが、今回こうして最優秀賞・創作脚本賞をいただき、身体は疲れていますが、顧問も部員も新たなる挑戦の気持ちがふつふつと湧きあがってきています。12月には小田原公演、1月あたまには定期公演、そしてそのあと関東大会。3連続公演となりますが、その都度、スキルアップさせながら、関東の舞台ではさらなる進化を遂げたODCを皆様には、お観せしたいと思っています。どうぞ引き続き、たくさんの応援、ご協力をお願い申し上げます。今回は本当に有難うございました!
 

11月19日(土) リハーサル、頑張りました!
 今日、何とか、本当に何とか、リハーサルが終了しました。もちろん、求めれば、足りない点はたくさんあります。しかし、60分という時間の中で、吊り物3つ、立て込み・ばらし、バミリ、出はけ確認、灯り合わせ、音合わせをこなしました。確かに音響の仕込みに関するトラブルや灯り合わせにあまりに時間がなかったことなどはありましたが。懸案だったラストシーンの灯りも、照明のN田さんの配慮で、仕込んでいただけました(照明のN田さんは、今年の照明はよく頑張ってたよ。決断力もあるし、要領もいいと言って下さいました)。舞台監督のH田さんの全面協力もありました(部員たちは感動してました)。舞台のあるスタッフさんは「今回は随分難しい芝居やるんでしょ?仕込み手伝っててわかったよ。楽しみにしてるよ!」と言って下さいました。とにかくめまいを覚えるリハでしたが、ほんとによかったと思いました。
 リハ後は全員でプログラムのチラシ折り込みを手伝って、帰宅の途につきました。明日、最後のツメを学校で行い、午後、いよいよセンターへ出発します。まだまだやれることがあります。最後までツメます。

11月18日(木) 最終通し稽古終わる、最後の詰めへ
 昨日(17日・水)、装置を使った最終通し稽古が終了しました。地区大会の講師の先生からの最大の課題、「予定調和でない演技」の克服に向けて、やれるだけの努力を重ねてきました。役者がしっかりとした関係づけをするため、台本もカットし、時間に追われないボリュームにしました。感情がつくれるように、今一度、各場面の総ざらいをしました。メインキャストの感情がもっとデフォルメさせながらも、自然な演技になるよう直しを加えました。当たり前のことをなおざりにした地区大会での失敗を何とか県大会では克服したいと思います。
 最終通し稽古では制限時間60分をやっと切った、59分48秒でした。前前日は時間オーバーが確実でしたので、ショートバージョンで乗り越えました。確かに時間は詰めなければ、時間オーバーで失格という憂き目に合うかもしれません。しかし、ここまできたら、自分たちの体内時計を信じることにしました。本番は気持ちの高揚から、体内時計は早まります。そのタイムラグを信じて、これで良しとしました。
 そしてこの1週間、部員は全員4時〜5時起床で頑張りました。すっかり身体は「朝型」になってしまいました。9時にはもう眠たくなってしまうという部員も。ご家庭をあげての協力体制でここまできました。このまま本番まで続けます。前日は青少年センターの近くで宿泊です。開演の朝の9:15に身体が100%目覚めるよう計画を立てました。これは3年前の群馬の全国大会で大会トップで上演した時の経験を生かした方法です。くじけず頑張りました。
 今日は「荷積み準備」と「荷積み」です。明日の搬入とリハのために、準備を整えます。そしていよいよ最後のツメです。「最後のツメ」とは…これは企業秘密です、ごめんなさい。今日、本番に入試で出演できない部員から、あることが告げられました。皆の気持ちがぐぐっと動きました。さあ、いよいよ最後のツメです。頑張ります。

11月14日(日) 嗚呼、立て込み・ばらし練習かな
 今日は通し稽古のほかに、毎年行っている「立て込み・ばらし練習」を入念に行いました。ODCの装置は大きくて、立て込みもばらしも短時間に行わなければ、他校に迷惑をかけてしまうからです。もちろん、大会としての立て込み・ばらしには制限時間がありますので、基本的には10分で立て込み、5分でばらせるように練習を繰り返すのです。しかし、今回は吊り物があり、また回転舞台の設置もあり、なかなか一筋縄では組みあがりません。神奈川県大会のリハは、スタッフの方針で、いわゆる「省略」が許されません。本番同様にすべての準備を行って、初めて照明・音響の合わせができる流れになっています。したがって、60分のリハ時間内にすべてを立て込み、すべてをばらし、その合間に照明の打ち込みも音響のレベル決めもやりきらねばなりません。大掛かりな装置類を持ちこむ学校には、実は相当にハードなのです。しかし、ここで鍛えられれば、上部大会では迷惑をかけずに、神奈川の名を汚さずに済むことも確かなのです。大会はお芝居を上演するだけではないのです。そのための準備から片づけまで、ワンセットと考えねばなりません。うちの舞台監督は専属でその仕事を全うし、先頭に立って頑張っています。
 木曜日に荷積みと荷積み準備を行いますので、残すところ稽古ができるのは4日だけです。4日間でどこまで地区大会の課題を克服し、さらなるスキルアップができるか、まさに勝負の1週間となります。他の学校も頑張っていると思います。私たちも最後の最後まで、やれることを見つけて、頑張りたいと思います。

11月10日(水) 決定稿Var.5で最終調整
 創作脚本の難しさは「これで完成」という終着点がないところです。私と比較するのはあまりに恐れ多い話ですが、宮澤賢治先生が死に際まで書き続けていた『銀河鉄道の夜』にも、終着点がありませんでした。現存する完成稿は4種類にも及びます。最期の最期まで、あの作品をどう終わらせるか、苦悩し続けていたようです。
 今回の『銀河鉄道幻想』もまだまだ終着点はありません。既成台本と大きく違うところは、脚本の変更とともに演じ手も裏方も、皆いっしょに成長していけることです。これは苦しい作業ですが、芝居づくりの妙味はここにあるようにも思います。今回はVar.5で県大会に臨みます。今週いっぱい「直し」に徹します。週末からは通し稽古をまじえながら、最終調整していきます。地区大会の反省を生かせるよう色々手直ししました。今回も多くの皆様からの助言をいただきました。こんな言い方は失礼になりますが、今回も「採用・要検討・スルー」の3パターンに分類して大いに利用させていただきました。なかなか万人の方々が納得できるお芝居にはならないと思いますが、自分たちの信じるところを大事にして、バージョンアップを図っていきたいと思います。さらなる応援、よろしくお願いいたします!

11月3日(水) 県大会出演順は2日目1番
 ついに県大会の順番が決まりました。ODCは土曜日に2人の入試の3年生がいて、全体会議の場で、出演校の皆さんの温かい了承を得て、日曜日の抽選を引かせていただきました。実はここにはもうひとつ裏話がありました。日曜日にも入試の部員がいたのです。朝からの受験で大会会場に合流できるのは、13時30分頃。したがって、日曜日の12番目とラストの13番目でしか、本当はフルキャストでで出演できなかったのです。しかし、事務局とも相談をして、この要望は出さないことにしました。逆の立場で考えれば、ラストとラス前は、言ってみれば、いずこの学校もゲットしたいポジションなのです。そこだけでしか上演できないと申し出るには、大会3連覇をしているODCとしてはやはりできませんでした。部長のクジに任せることにしました。結果は8番(つまり日曜1番)となりました。残念ながら入試にかかっていた部員は出演ができなくなりました。大切な役回りで、本人も頑張っていただけに、残念です。代役だった部員が引き受けることになりました。ODCは涙を飲んだ部員のためにも、本気で頑張らねばなりません。その重みを部員全員で感じたいと思います。
 2日目1番は決して悪い順番ではありません。1番でも悪くないね、ともう一人の顧問と話していたぐらいです。なぜなら、「前夜飾り」(前日の最終発表校が終了したあと、舞台装置類をセッティングできる)だからです。いわゆる装置を組んで、アップアップの状態で本番を迎えなくてよいからです。落ち着いた気持ちで本番を迎えられます。しかし、大きなリスクがあります。朝一番は9時15分からの上演となります。身体が目覚めておらず、声が出ません。テンションもなかなかあがりません。再び「アレ」をやらねばなりません。「アレ」とは早朝対策です。実は2年前の全国大会で大会1番クジを引いた経験のあるODCは約1ケ月に渡り、朝5時起きを励行し、本番前日には3時から稽古をし、そのまま本番を迎えました。全国大会は夏休み中だったのでこれが出来ましたが、今回は課業中です。これをやるかどうかは思案中ですが、何らかの対策を練らねばなりません。
 そんなわけで、ODCのさらなる試練が始まります。どこまで頑張りきれるか、自分たちとの戦いになります。
 さて、今日はスタッフ打ち合わせ会も開かれました。舞台、照明、音響と3セクションに分かれて、本番に向けて綿密な打ち合わせが行われました。たった1枚のカラーシートなのですが、大会の方針で照明の色がえをしてもらえず、ラストの決めのオレンジサスができないなど、困り果てた結果もありましたが、概ね要望を聞いてもらえることになりました。19日(金)には60分のリハーサルがあります。大会では吊りものを含め、装置全部を立て込むことが義務づけられてるため、ODCは本当に大変なのですが、練習を積んで、頑張ってクリアしたいと思います。
  今日は本当に疲れました。明日は普通に授業があります。頑張るぞ!

10月31日(日) お陰様で最優秀賞受賞
 3日間に渡る湘南地区大会が幕を閉じました。18校参加という激戦の中、清泉女子高校とともに、最優秀賞をいただくことが出来ました。大会2日目は台風が直撃し、本当に出演校の皆さんは大変な思いをされたと思います。
 今回の最優秀賞は、ODCとしては謙虚に受け止めたいと考えています。講師の先生のおっしゃる「関係づけの弱さ」「予定調和の演技(気持ちをつくって感情を届けるのではなく、演技の中で感情が生まれるようにすべし)」など、本当に痛いところをつかれてしまいました。さらには「台詞の頭にアクセントがあり、語尾が消える」などなど、演技の基本が出来てないよ、というものでした。県大会まで3週間。どうすればこうした弱点を克服できるか、もう一度原点に返って、色々検証してみたいと思いました。
 失敗談をご紹介。幕あきと同時にストーリーテラーの宮澤賢治にサスとピンが当たるのですが、ナント!舞台上には芝居の途中で降りてくるはずの「銀河鉄道」の照明の仕掛けが降りたままになっています。顧問は舞台袖に走り、舞台全体が明るくなる前に、なんとか仕掛けをアップしました(ふうっ)。さらには、岩手山が書いてあるホリ幕のバトンが見切れています。高さ合わせに失敗してしまったのですね(ダウンしすぎていた)(泣)。さらにさらに、楽器隊のピアノのアンプに大きなノイズが!聞き苦しいというレベルではなく、完全にノイズと化していました。途中で具合いを見ながら直せる技術がなかった楽器隊の皆さんを責められませんが、やはりこれぐらいは何とかしようという意思(チャレンジ)が欲しかったです。言い出せば切りがありませんが、回転舞台の裏側で窓ガラスを装着する様子が丸見えだったり、音響の音量レベルが高すぎたり、スモークをたきすぎて、火事現場のようになってしまったり(咳込んでしまったお客様、ごめんなさい)、あろうことか、賢治の長台詞を役者が一瞬忘れてしまったりもしました。う〜ん、よくこれで通過できたものだと反省しきりです。
 昨年の地区大会がバタバタで通過した反省が、今年も生かし切れていません。ただ、今回はメイクと衣装がえの時間をたっぷりとったことで、昨年のように開演5分前なのに準備が出来ていないなどといったことは防止できました。所要時間はあり得ない「57分17秒」。完全に早口で台詞を言いまくってしまいました。前半は特に早口で何を言ってるかわからないという失態ぶりでした。二度と県大会では同じ失敗をしないよう、対策を練らねばなりません。
 それでも最優秀賞。本当に感謝でいっぱいです。もう一度チャンスをいただけたのですから、今度こそ様々な失敗をクリアして、本番がつとめられるように頑張りたいと思います。
 応援にかけつけてくれた皆様。本当に有難うございました。もっともっと進化させてゆきたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします!!!!

10月30日(土) 地区大会本番いよいよ明日
 とうとうやってきてしまいました、台風直撃。もとい、地区大会。まもなく暴風圏内に入ります。なんということでしょう!昨日のリハーサルは少なくとも過去10年の中でも最悪の出来栄えで、今日は台風…!神様はきっと私たちをお試しになっておられるのでしょう!としか思えない昨日今日です。
 昨年はインフルエンザで大騒ぎ。今年は台風。きっと来年は地震か何かに違いありません(泣)まあ、どの学校も同じ条件だと思いますが、それにしてもすんなりとは上演させてくれません。昨日は最後の通し稽古を終え、本番準備の時間に入りました。今日はこの悪天候の中、荷積み準備と荷積みです。トラックが無事学校に来れるかどうかも定かではありません。
 それでも現在のODCは何かに「立ち向かっていこう!」というファイトに満ち溢れています。様々な困難を楽しもうと思います。今は大会の勝ち負けではなく、どれだけお客様を感動させられるか、その辺りで勝負したいなと考えています。大会を楽しむぞ〜! 

10月26日(火) 地区大会まであと2日
 いよいよ残すところ、地区大会まであと2日となりました。ここまで来たら、もう腹を据えるしかないわけですが、やはりまだまだやり残していることがあり、踏ん切りが着きません。上演時間も毎回59分代後半の状況で、58分代を出すことができません。これですべて準備万端などということはあり得ないのですが、不十分さばかりが気にかかってしまいます。
 ODCの通し稽古は毎回外(駐車場)で行っているのですが、ヤバイのはここ数日間の「寒さ」です。明日は極寒らしいです。体調を崩している者も多く、大変危険です。今日は授業が7時間ありましたので、外に装置を組むのはやめ、室内でイメトレをやりました。あさってはリハーサルです。気合いが入ります。とにかくやれることをやり尽くして、本番に臨もうと思います。応援よろしくお願いします!

10月22日(金) カウントダウン地区大会まであと6日
 今日やっと2年生が修学旅行を終えて、練習に合流しました。と思ったら、地区大会本番まで稽古の出来る日数はあと6日。いよいよ正念場というところです。修学旅行前には57分51秒という数字を出したODCでしたが、明日(土曜日)の通し稽古は恐ろしいばかりです。この時間をキープできるとは思えません。そして明日からはいよいよ「立て込み練習」も始まります。大会の幕間時間、15分で準備を整える練習です。15分間の「アタフタ」状態から、即本番という練習です。場合によっては1分位で気持ちを作らねばなりません。時間オーバーが予想される場合の「カットバージョン」も準備しなくてはなりません。大会仕様の稽古が始まります。
 表紙にはこの状況にもかかわらず、バラ園で余裕の人文字を作る1年生部員の姿を掲載しましたが、この明るさが今の部活を支えてくれています。ネガティブになっても仕方がありませんし。
 そうそう全く別な話ですが、ダンス部の全国大会でグランプリを獲得した、わかば高校の「阿修羅」というダンスをテレビでやっていたのですが、すごいですねえ。しっかり学ばねば!ということで、明日は全員でDVDを鑑賞します。

10月17日(日)湘南地区大会まであと7日



 高野台公演で新たなる課題が見つかり、湘南地区大会までに克服しようと、意気の上がるODCです。
 さて、「地区大会まであと7日」と題しましたが、実は今日17日から2年生は3泊4日で沖縄修学旅行に出かけました。全体での練習再開は22日(金)からとなります。その後、リハーサルやら荷積み準備・荷積みやらで、残りはカウントダウン7日というわけです。時間との戦いは毎度のことですが、やはり修学旅行は痛いです。体調壊してこないか、怪我などしないかなど、心配ばかりです。当初2年生は「5時から朝練やる」などと言ってましたが、やめさせました。しっかり楽しんで来なさい!ということで、リフレッシュさせることにしました。
 そんなこんなで、先週は、ついに大会ver.の練習を開始しました。自主公演との違いはたくさんありますが、まずは60分という制限時間内で上演しなくてはならないことが大きな課題です。高野台公演までは平均1時間4分代。しかし、昨日ようやくテンポ詰めの成果が表れ、「57分51秒」をマークしました。芝居全体がキュッと引き締まりました。めりはりの付け方が今後の課題になりますが、今まで通り頑張り抜くしかありません。
 この2年生不在の間は、3年生にもお願いし、1年生の基礎力養成期間としたいと考えています。同時並行して、部分的な芝居の「直し」も行います。やれることを探してやろうと思っています。
 いよいよ地区大会。ODCは過去何度も地区大会でころっと負けてしまった経験があります。決して油断などありません。どこまで自分たちが納得できる舞台を創れるか、真剣勝負で頑張らせたいと考えています。どうぞ応援、よろしくお願いします!
 本番は10月31日(日)18:05開演、湘南台市民シアターです。たくさんのご来場をお待ちしています。

10月11日(月)祝日 第12回高野台公演、満員御礼
 公演当日、雨続きの連休最終日、さわやかな秋晴れが私たちを祝福してくれました。恒例の高野台公演がライブ感たっぷりの野外劇場で開催されました。舞台づくりから、客席づくり、照明や音響の仕込みもすべてゼロから立ちあげます。なにせ設営場所は駐車場。何もないところから野外劇場を作り上げるのは、本当に楽しいです。当日早朝から準備を始め、10時間の準備のもと、開催されました。しかし、やはりトラブルというのは発生するものです。開場5分前に、いきなりフロントサイドがダウン。同時に音響のスピーカーの片チャンネルがダウン。25分も開場が押してしまいました。お客様は長蛇の列。それでも不平不満もおっしゃらず、待って下さいました。本当に申し訳ありませんでした。保護者会のODDC(おーふな・ドラマ・ダディ・クラブ。ようするにお父様の会)の皆さんも断線を調べて下さったり、色々協力をいただきました。有難うございました。
 120席の椅子席と桟敷席合わせて、200席は満員御礼でした。地元住民の皆さんには3000枚のチラシのポスティングを行ったのですが、約6割が地元の皆さん、残りが保護者などの関係者でした。今回は湘南公演後、台本も直し、演出も変え、様々な「直し」を行ってのリベンジ公演でした。よくなったという声も大きかったですが、まだまだ課題も多く、地区大会までには何とかしたいと思っています。

10月2日(土)第12回湘南公演300人超え
 9月26日(日)開催されました第12回湘南公演が無事幕を閉じました。「銀河鉄道幻想」初演でした。HPとJCOMでしか宣伝はしなかったのですが、お陰さまで300人のお客様にご来場いただきました。本当に有難うございました。出来栄えはと申しますと、現時点ではこれが精一杯かな?という内容でした。初めてのホールを使った公演で、ホールでしか試せないものも多く、思い通りというわけにはいきませんでした。また、今回はOBや親御さんなど、身内も多く、アンケートにたくさんの「辛口コメント」をいただきました。B4版のプリント2枚にびっしりまとめて、部員たちと検証しました。有難いことです。直せることは直す、貫くことは貫く、様々な意見のもと、いよいよ「再生」が始まりました。脚本も変わりますし、色々色々変わります。どうそお楽しみに。
 次は10月11日(日)の本校野外で行われます「高野台公演」です。ホールのような吊り物は使えませんが、野外独自のナイトフィーバーをお楽しみ下さい。

9月21日(火) 湘南公演まであと3日!
 長い間、ご無沙汰していました。まじめに、本当に、間違いなく、芝居製作で忙しかったんです(泣)。そうこうしているうちに、なんと、あと3日で湘南公演になってしまいました。ここまでの裏話をご紹介。
 今回は創作劇ということで、本当に試行錯誤の連続でした。「でした」ではありません。まだまだ真っ最中です。台本も変わりましたし、歌・ダンスも1曲ボツにしました。美術も直しの連続です。舞台が2ケ所で回転するだけでなく、吊り物だけでも4種類、スモークも星球も使います。会館で試さなければGOサインは出せません。そして上演時間は現在1時間8分。60分を切らねばなりません。そして先日、Wキャストをシングルキャストにしぼりました。Wキャスト制は本当に役者にとっては、キツイ取り組みでした。演出も発表の際には泣いていました。それほど、どの役者も頑張り抜きました。選ばれなかった人の分まで、選ばれた役者は気合いをいれて取り組んでいます。
 そしていよいよお披露目です。正直なところ、まだまだ全然不十分です。しかし、とりあえず、やれるところまでやりました。まだまだ進化しますが、ここまでの部員達の頑張りを見てやって下さい。26日には大勢の皆さんのご来場をお待ちしています。

8月23日(月)「響」がやってきた!
 今日、お笑い芸人の「響」(ひびき)がやってきました。藤沢・相模原・横浜の一部地区・町田をエリアとする「J・COM」の「部活に行こう!」の収録がありました。9月26日(日)19:00開演・湘南台市民シアターでの「第12回湘南公演」の予告編を作ってくれることになりました。そこで、「響」さんたちがコメンテーターとなり、たくさんの笑いを交えながら、メイキング場面と本編用場面の撮影を行いました。お芝居はスタッフ・演技とも未完成で、どこをどう見せるか大変迷いましたが、何とか撮影にこぎつけました。
 部長のチューさん、演出のらいむさんは、大活躍でした。もぐら君はすっかり響に気に入られ、予告でも大きくフューチャーされる予定です。テレビ撮影は疲れますが、よい経験でした。

8月11日(水)気合いで仕切り直しです!
 今日、お盆休みを中間地点として、夏休み前半を終了しました。実は19・20日と松田町民文化センターを借りきって、ゲネプロを行う予定でしたが、どうにもこうにも間に合わず、延期となりました。6月中旬から製作を開始した「銀河鉄道幻想」でしたが、取り組みの方法に無駄があったし、今ひとつ(今ふたつ)芝居に架ける気合いが足りなかったと思っています。昨年度はぐだぐだの芝居で地区大会、県大会と勝ち抜き、正直ものすごく反省していたにもかかわらず、このままでは同じことを繰り返すことになりそうだと思いました。それは部員たち全員が感じていたことで、もう一度本気で反省して、仕切り直そうということになりました。
 お盆休みは6日間あります。この休み中に各自やるべきことを決めて、お盆明けには一皮むけていようということになりました。ほとんど休みなしで突っ走ってきたODCだったので、各自自分を見つめ直す機会にしてくれればと願っています。
 スタッフ締め切りが8月29日、Wキャストの本役決定が9月26日の湘南公演の1週間前ということになりました。みんな、気合いで仕切り直しだ!

8月8日(日)回転舞台、できました!
 全国研修から2日目。部員たちは気合い十分で活動再開。そして今日ようやく、懸案だった「回転舞台」が完成しました。直径4mの盆が上手・下手に設置されます。盆は角材にホゾを切って骨を組み、それにコンパネを貼り付け、盆一枚につき、180個のキャスターを装着しました。盆の裏側はさながら「ベルギーワッフル」です。次のステップはヘソ部分の支柱に、高さ3mのパネルが3枚ずつ羽のように取り付けられ、各盆3場面を演出。場面転換を容易にします。 
 スムースな回転が確認されると同時に、大道具部は歓声をあげました。「ホゾ切り頑張った甲斐があった〜」などの声も聞かれました。部員が10人乗ってもスムースに回転。演出部のFさんも装置を生かした演出をやります!と気持ちを新たにしています。
 劇中の音楽もメイン曲は残り1曲を残すのみとなりました(BGM曲はまだ途中です)。歌とダンス、演奏の練習もいよいよ本格化します。ただ、残す1曲は作品を左右するような大曲です。顧問ガンバレ!おれ、ガンバレ!の状態です(みんなゴメンネ)。
 衣装、小道具も頑張って製作を進めています。順次紹介します。

8月6日(金)花巻・宮崎報告です!



【花巻研修】
 7月29日(木)〜30日(金)にかけて、今回の秋の作品『銀河鉄道幻想』の原作となる『銀河鉄道の夜』の作者、宮澤賢治のふるさと、岩手県花巻市に全員で現地調査を行ってきました。今回の作品は宮澤賢治のみならず、宮澤一族が登場します。また、「風の又三郎」も劇中に登場します。もちろん、銀河鉄道の登場人物も。そんなわけで、全員の調査への意気込みは並々ならぬものがありました。お昼には花巻入りをし、「宮澤賢治記念館」「イーハートーブ館」「宮澤賢治童話村」を5時間かけて丁寧に調査しました。実際に賢治が弾いていたチェロや妹トシのバイオリンが展示してあって、今回の生演奏の意義が大いに確認されました。直筆原稿も多く展示してあり、削除された箇所や、朱で直された箇所など、決定稿以前の文章を確認したり、家族の詳細な資料やら、作品のモチーフになった様々な資料を丁寧に調べました。夜にはホテルの宴会場を借りて、一人ひとり、調査の成果を発表しました。その後、花巻温泉No.1のホテルだったらしく(でも安価でしたよ)、超豪華な夕食と広々とした温泉を満喫しました。
 翌日は観光バスを使って、「風の又三郎」のふるさとと呼ばれる、遠野の山奥にある「元木細工小学校跡」を訪れ、又三郎の世界を体感してきました。その後、『銀河鉄道の夜』のヒントになったという、岩手軽便鉄道が走っていた「めがね橋」を見学。「地人協会」を移築してある「花巻農学校」を視察。最後に「宮澤賢治と一族」の菩提寺を訪れ、全員で手を合わせて来ました。
 宮澤賢治や作品がぐっと身近なものになり、芝居製作に大いに役立ちました。やる気もぐんと出ました。現在岩手の写真が顧問の手元にありません。まもなくアップしたいと思います。
【全国大会研修】
 8月3日(火)〜5日(木)には全国大会研修で宮崎に行ってきました。1年生に全国レベルを見せることも大切でしたし、審査員の判断と自分たちの判断のどこがいっしょで、どこが違うのかを見極めることも大切でした。とっても観劇したかった島根県の三刀屋高校は初日1番で、残念ながら観れませんでした。大会2日目での夜のミーティングでは川之江高校と弘前中央高校がダントツで評価が高く、結局この2本は国立に行くことになりました。最終日は関東代表2本。やはりの前橋南が最優秀賞。見られなかった三刀屋が優秀賞でした。南関東代表の3本は結局入賞には至りませんでした。その辺りの皆の反応は恐ろしくてHPでは紹介できません。関東でうちが負けた理由がはっきりしただけに、その矛先は関東の審査員に向けられていました(恐)。多くは語れません。
  勝負は時の運。もちろん誰もが認めるレベルの高さは必要ですが、最後は審査員だと思います。ナーバスになることはないと思いました。顧問個人は川之江の芝居が好きでした。好き嫌いで言っちゃあ、ダメじゃん!
 表紙の写真は最終日の日南海岸の青島です。島の中は原生林が保護されていて、そのど真ん中に立地する青島神社の霊験あらたかさと、その奥に続く道の「パワースポット」状態は本当に何かを感じさせてくれました。青島を一周した部員は、島の裏側の「鬼の洗濯岩」の凄さに絶句したそうです(顧問は体力の都合で島内だけでした・泣)。少しだけでしたが、宮崎らしさを堪能したODCでした。

7月26日(月) 校内合宿終了しました!
 ごぶさたしています。試験週間明けから2週間。ODCはひたすら芝居製作に専念していました。そして今日、校内合宿が終了しました。今回の『銀河鉄道幻想』は音楽劇です。歌あり、ダンスあり、生演奏あり、装置も衣装も小道具もひたすら大掛かりです。少しずつではありますが、前に進んでいます。
 歌はかつての歌唱指導部以上に厳しい要求をしていて、クラシックの歌い方、ミュージカルの歌い方をしっかり区別させながら、少しの狂いも許さないという指導を繰り返しています。劇中、ハレルヤコーラスなどの本格的クラシック合唱があったり、リズミカルな和太鼓中心の和声音楽があったり、3拍子のシャンソン風音楽があったり、バラエティに富んだ歌唱を提供しています。前作のミュージカル『アイ・ラブ・坊っちゃん』の歌を超えようと必死に練習を積んでいます。
 ダンスはジャズダンスはもちろんのこと、初めての挑戦「社交ダンス(ワルツ)」を取り込んでいます。さすがに我流というわけにはいかないので、すでに2回ほど、30年超えの経験を持つアマチュアのダンサーに踊り方を教えていただきました。しかし、これがそんな簡単なものではなく、競技会があるほど難しいステップに日々悩まされています。まもなくモダンダンスも始まりますが、顧問の作曲が間に合っていません(泣)。全身筋肉痛になりながら、最善のダンスを追求しながら頑張っています。
 そうした歌・ダンスを支えるべく、今回のチャレンジのひとつ、「生演奏」も頑張っています。和太鼓を中心とする打楽器チームに変身したかと思えば、バイオリン・チェロ・ピアノ・アコーディオンなどを用いたクラシック演奏チームにもなります。演奏が下手では、歌もダンスも死んでしまいます。クオリティの高さを追求しながら、日々練習に明け暮れています。
 演技については、Wキャスト制をとっていて、立ち稽古は2倍時間がかかっています。Wのキャストに均等の稽古時間を確保してあげるのが、前提です。来たるべき本キャスト決定に向け、精神的には現在、もっともキツい毎日を送っています。この合宿中に、一部音楽が出来ていないところを除き、とりあえず最後まで「立ち」が終わりました。百花繚乱の演出が爆裂しています。
 スタッフ面では、大道具は直径4mの盆をしたがえた、回転舞台を上手・下手の2ケ所に設置するべく、現在は数百個の「ほぞ切り」をほぼ完了し、次のステップに入ろうとしています。ちなみに盆に使うキャスターの数は2つで220個を使用します。また、オリジナルホリゾント幕も作成中。巨大な「岩手山」が出現します。農業用「寒冷紗」を使っています。その他、仕掛けを施したベッドを始め、椅子、応接セット、棚、客車の座席、階段、オケピットなどなど、明治時代初期バージョンで、すべて同時展開で製作中です。
 小道具はほとんど「作品」に近い精密度で劇中に登場する、様々な小物を製作しています。素材へのこだわり、製作方法へのこだわりなど、小道具部ならではのスキルで取り組んでいます。
 衣装は100役を超える衣装の製作に、余念がありません。何度も何度も演出や顧問からダメ出しをされながら、やっと製作にたどりつくわけで、デザインだけでも多くの時間を要しています。使う布の多さも半端ではありません。できるだけお金をかけないように、レンタル布団屋さんから、キズ有りのシーツを1枚100円で大量購入して、工夫をしています。また、時代劇ゆえ、『坊っちゃん』同様、着物のチョイスも厳密にやっています。ODCでは着物やら帯やら、和装品は数百着の在庫を持っていますが、なかなか時代、場面に即したものが見つかりません。ないものは型紙から製作します。
 また、今回も着付けや髪結いなど、全部自分たちでやらねばならないので、3年生が中心になって、後輩に教えています。
 8月19・20日には大ホールを借りての「実験」を行いますが、正直間に合いそうにありません。今日、校内合宿明けでしたが、明日からは県の連盟主催の演劇合宿に参加し、明けの翌日から岩手は「花巻」に現地調査に出かけます。明けて、全国大会研修と続きます。お盆休みを抜くと8日しか稽古時間がありません。う〜ん、絶対無理ですね。どうしましょ。
 それにしても決めたことはやり抜かねばなりません。9月26日(土)の湘南公演(初演)に向けて、頑張り抜かねばなりません。きっときっと皆様に納得していただけるよう、やりきります!
 それから、8月下旬には「J−COM」(神奈川・東京の広域ケーブルテレビ)の「部活やろう!」の収録があります。お笑い芸人の「ひびき」がコメンテーターとなり、部活をおもしろおかしく紹介します。30分番組の2週分を収録します。今回は9月26日の湘南公演の「予告編」を「ひびき監督」がミッションを受け、製作するという内容で展開されます。メイキングはおもしろおかしい内容で、予告編自体はテレビ局の皆様が本気で製作してくれます。放映日が決まりましたら、告知したいと思います。
 まだまだ暑い日が続きます。体調を崩さず、気力と努力で頑張ります!皆様どうぞ応援のほど、よろしくお願いします!
 

7月12日(月) 活動再開!刺激的な3日間でした!
  先週金曜日で試験週間が終わり、いよいよ芝居づくりが再開されました。土曜日には、昼に世田谷パブリックシアターで、「醜男(ぶおとこ)」を観劇し、その足で横浜に移動。横浜相鉄本多劇場で劇団相模舞台同盟を観劇。2本立てで観劇し、お勉強しました。日曜日には相模原市博物館のプラネタリウムで、360度パノラマの全天周映画「銀河鉄道の夜」(最終回)を観ました。超ド迫力の映像と素敵な音楽で、すっかり魅せられてしまいました。本編は随分はしょられていましたが、大いにその世界観を楽しみました。あ、そうそう。博物館と同じ通りには、「宇宙科学研究所」があって、例の奇跡の宇宙旅行をしてきた「はやぶさ」の採取してきた、流星「いとかわ」の土を分析しているそうです。博物館でも大々的に紹介され、コーナーがありました。
  そして今日は今度の新作に盛り込まれている「社交ダンス」の講習会がありました。その道20年と40年のペアを組んでいる先生が教えて下さいました。それにしても、こりゃこりゃ大変な挑戦をしようとしていたことが、ようやくわかりました。とんでもなく難しいダンスです。そもそも社交ダンスはペアの右腰と右腰を密着させて踊るのですが、高校生には色々な意味で相当ハードルが高いのです。しかしそれも時間の問題で、「恥ずかしい」などとは言ってられなくなりました。種目は「ワルツ」。顧問が作曲した曲は「1分50秒」、速度は♪♪=150(かなり速いのです)。この速度で踊るのは10ランクあるレベルの、上から1番目、2番目の人たちだそうで、ど素人集団にはお門違いなチャレンジだそうです(それでも顧問は速度を落とすことを拒んでいる)。4種類のステップを駆使しながら、とにかく覚えました。あとは踊り込むしかないのです(それでも顧問は女性がリフトされることを希望している)。高校演劇で社交ダンス…いったい何を考えていることやら(それでも顧問は「斬新だ!」とふいている)。さてさてどんなことになりますことやら。どうぞお楽しみに!
  いやあ、刺激的な3日間でした。

7月1日(木) 試験一週間前、しばらく充電です。
 早いもので、上半期(6ケ月)が終わってしまいました。全国高文祭(宮崎大会)も無事開催が決まったそうで(6月30日付総文祭ニュース)、40名超えで飛行機・宿の予約を入れてしまっているODCとしては、切実な問題でしたが、本当によかったです。
 部員たちは「にんぎょ姫」(世田谷パブリックシアター)、文学座、横浜キャッツと3本の定例観劇を終え(シュールなにんぎょ姫と本格演技の文学座、エンターテイメントのキャッツとそれぞれに刺激的でした)、現在試験週間で部活はお休みです。試験明けには内山理名の「ぶおとこ」、OBたち中心の相模舞台同盟と観劇し、相模原市博物館に銀河鉄道をモチーフにしたプラネタリューウム(最終回)を観にゆきます。「プロに学べ!」を合言葉に10年前から続いている「定例観劇」は色々刺激にもなるし、お勉強にもなります。
 さて、この10日間はODCはしばし、勉強タイムです。演劇に関してはしばらく充電です。しっかり切り替えて頑張ってもらいたいものです。顧問はこの間に「作曲」に追われています。BGMも含めると全24曲。生演奏用に譜面にもおこさなくてはなりません。台本を書き終えたら、作曲…このパターンは疲れますが、久々に楽しみながら、取り組んでいます(実はもうすでにうしろは絶壁状態)。夏休み前の取り組みがスムースに行くよう頑張りたいと思います。

6月23日(水) 新作製作開始!これは魔物かもしれません!
 いよいよ新作の製作が開始されました。メインキャストはもちろん、役柄は大小合わせて140役に及びます。宮澤賢治の生きた時代が描かれているわけで、時代考証が大変です。特に衣装、小道具はいいかげんにやれば、すぐに嘘がばれてしまいます。どこまで時代に忠実に製作・準備するかが問われます。また、『銀河鉄道の夜』が原作ゆえ、その童話の世界を壊さず描くのが、もうひとつの課題になります。同時にキャストは「東北弁」の習得が不可欠になります。しかし、これには落とし穴があって、どこまで忠実な岩手弁を使うかではなく、「方言としての田舎言葉」が使われる必要があります。つまり、流暢過ぎて意味が通じないのはダメで、「東北弁らしさ」を保ちながら、全国共通語に仕立てなければならないわけです。
 大道具はかねてより取り組もうとしていた、回り舞台を製作しています。直径4mの盆が上・下2ケ所に設置され、その盆は3等分されているので、多くの場面転換に対応できるというわけです。あまりネタばらしをしてはまずかろうと思いますが、まあ構いません。
 今回は「じゃがいもかあさん」に続く、「音楽劇」です。歌あり、ダンスありは従来通りで、今回は徹底的に「生演奏」にこだわっています。バイオリン、チェロ、アコーディオン、キーボード、和太鼓、パーカッションなどなど、オケピットを舞台上につくり、迫真ある音楽を味わっていただこうと思っています。そして今日は四部合唱のためのパート分けを歌唱指導さんが行いました。
 ダンスもジャズダンスに加え、モダンダンス、なんと社交ダンスにも挑戦します。
 今日から立ち稽古も始まりました。主要な役はWキャスト制をとっています。Wキャスト制は本番前に出来のよい方を本役として使います。まさに火花バチバチの世界でありますが、間違いなく個々のスキルアップにつながります。メンタル面では相当きつい取り組みですが、真剣勝負は人生そのものです。こんなことではODCはへこたれません。そういうわけで、最初から総力戦の様相を呈しています。今週いっぱいで試験週間に入ってしまいますが、夏休みに向け、全力投球のODCです。もしかすると、この作品、超魔物かもしれません。頑張ります!

6月19日(土) 定期公演前後、そして新作製作開始
 しばらく忙しすぎて、全くHPを更新できなかったことをお許し下さい。昨年、一昨年と全国大会を控えた定期公演だったため、新入生公演は割愛されていて、久しぶりの3本立て公演となりました。だから…というわけではありませんが、準備がままならず(現2.3年は初めての3本立て公演)、そこへもって全席指定の予約制などとしてしまったこともあり、本当に直前まで忙しい時間を過ごしました。それでも3本とも、それなりの成果をあげることが出来て、頑張った甲斐のある公演でした。
 顧問個人のことを申しますと、大会作品をオリジナルで行こうと思い、3ケ月前から睡眠時間4時間半で乗り切りながら、この定期公演3日前に書き上げたというのがありました。思えば、同様に、昨年の1月の関東大会では、翌日が『じゃがいもかあさん』の本番だというのに、ホテルで『続・夢で逢えたら』を書いていました(辛かったなあ)。部員たちは魔法のように芝居が書き上がってくると思っているようで、結構こうした裏の苦しみを知らないでいるのかもしれません。新作を書き上げる苦しみは、現在進行中の芝居づくりと重なっていることに外ありません。身体が5つぐらいあればと思います。それでも現在のODCは演出担当や舞台監督、その他の部署・指導チーフがしっかりやってくれているので、顧問の創作劇も何とか続いていると言えるかもしれません。部員に感謝しなければなりませんね。
 そういうわけで、今回は定期公演の翌日には、3年の引退式(?)が行われ(10名が引退、6名が居残り)、部長・副部長、製作チーフの交代がありました。まさに「代替わり」を行いました。引退する3年生はそれぞれにやりきった感を持ったようで、涙涙の者もいれば、サバサバ、鯖の味噌煮の者もいたようです。それぞれに「受験」という大きな目標のために、生活が刷新されていくのでしょう。残った6名は受験と部活の両立という、まさに「茨の道」を選択したわけで、一昨年は初の浪人生を出してしまったという、顧問も責任を痛感させられた事態があり(翌年彼は一度落とされた早稲田大にしっかり合格)、今年は慎重に受験指導せねばと、襟を正しているしだい。そんな3年の去就を前に、部活は6月16日に、新しい一歩を踏み出しました。
 6月16日(水)にはオリジナルの、音楽劇『銀河鉄道幻想』を製作し始めました。宮澤賢治という本当に難しいけれども魅力ある作家の生きざまを、多くの宮澤賢治研究家の酷評を想定しながら、描くことに挑戦します。賢治の描く「死の世界」が人として生きることと、実は表裏一体になっていることに気づいた時、この作家に出会えてよかったと心から思いました。部員53名でチャレンジしたいと思います。どうぞお楽しみに。

5月20日(木) 第1部、残り35席
 お陰さまを持ちまして、第2部・第3部は満員御礼、受付を終了しました。元気な新入生劇の第1部も残席35席となりました。現在定員を超えて応募いただきました皆さまには順番をつけて「キャンセル待ち」をいただいています。もしもキャンセルが発生いたしましたら、いの一番にお知らせします。本当にご迷惑をおかけします。有難うございます。

5月19日(水) まもなく満席です!
 予約開始から3日目。第1部254席(残46席)、第2部296席(残4席)、第3部294席(残6席)となりました。本日中までに予約をいただいた方々はお席を確保いたしました。明日、第2部と第3部は確実にソルドアウトになります。その後はキャンセル待ち扱いとさせていただきます。
 それにいたしましても、本当に有難いことです。今回は久しぶりの新入部員だけの「新入生劇」をやれることになりました。また、2部・3部につきましては、これまた久しぶりの青春コメディをお贈りいたします。秋の作品と違い、もしかしますと「感動作品」という点において、若干物足らない方々もいるかもしれませんが、どうぞこのせちがらい世の中、思い切り腹を抱えて笑って下さい。そして、懐かしの「手紙世代」の皆さまにも、色々な思い出をよみがえらせていただければ、幸いです。
 現在ODCは試験週間でお休みです。来週木曜日から復活いたします。頑張って、最高の舞台を皆さまにお届けできるよう、頑張らせたいと思います。どうぞお楽しみ!

5月17日(月) 予約第1日目、終わる
 本日、ついに定期公演の予約第1日目を迎えました。表紙にある通り、300席中、第1部が197席、第2部が219席、第3部が209席の予約が入りました。17日の午前0時には18名の方々がメール予約をされ、コンマ数秒の違いで順番が決まりました。本当に有難い限りです。どの回も残り、100席足らず。明日が山場かな?と予想しています。どうぞ、まだご予約されていない方々は、お早目にお願いします。本当に有難うございます!

5月5日(水) 全長30m、そうめん流しセット完成!
 新入生芝居製作がスタートした一方で、定期公演後に開催されるBQ打ち上げで行う、そうめん流しの仕掛けが出来上がりました。なんと全長30mの巨大セットです。学校の敷地内にある竹林から、竹を切り出し、半分に裁断。節をくりぬき、磨きをかける。簡単そうで、相当な労力を費やす取り組みでした。いつも装置を運搬してくれている、顧問教え子のSさんが中心になっての、3日間にも及ぶ製作でした。「タメし流し」をやったところ、大成功!やりたいやりたいと部員が殺到し、昼用に用意していた、希少なそうめんはあっという間になくなってしまいました。Sさん、ほぼ昼食抜きでごめんなさい!「皆の者!空気を読め!」ということで、ごめんなさい。さてもさても本番が待たれるばかりです。

5月3日(月) 新入生、新作読み合せに気合い


 この数日間、定期公演のプログラムの広告取りを終えたODCは、いよいよ本腰を入れて、芝居製作に取り掛かった。とりわけ新入部員が初めて取り組む芝居づくりは、2・3年生がスタッフを全面バックアップする。新入部員はひたすら演技に集中する。下級生と上級生の初めてのコラボである。
 今日はその第一歩。新入部員全員による読み合わせ。そしてそれを聞いてイメージ沸かしをする上級生。ドラマチックな瞬間だった。後輩を一人前に育てようとする上級生とそれに必死に応えて育とうとする後輩たち。ぜひ芝居づくりを通して、通いあって欲しい。顧問の強い願いだ。頑張れ!ODC!

4月27日(火) 超多忙で更新できませんでした!近況をご報告
 結局、入部したものの、心変わりした者が3人出て、29人(男子7人、女子22人)が入部を決めました。総勢66名の構成となったODCでした。翌日から基礎練習強化週間が始まり、月末に行う「オーディション」に向けて、一丸となって練習に取り組みました。
 基礎練習の中でも一番時間のかかる「ジャズダンス」は17日(土)・18日(日)はほぼ一日中かけて、一曲分の全振り移しを終え、ひたすら、もうひたすら踊り続けてもらいました。教える上級生も大変です。新入部員も上級生も、翌日には全身筋肉痛に見舞われ、それでも踊り続ける新入部員でした。
 その後、オーディションの課題にもなっている「歌唱練習」も行いました。「パントマイム」と「台詞」に関する課題は各自個人練習で頑張りました。そして26日にはダンスオーディションと歌唱オーディション、27日にはパントオーディションを行いました。29日には最後の台詞オーディションを行います。審査結果を見ながら、6月の第20回定期公演に上演する、新入生劇のキャスティングを発表します。今回の新入生劇は全国大会(奈良大会)に出場した、一宮高校演劇部・作の『男でしょ!』を上演することになりました。ODCでは入部と同時に、まず全員がキャストを経験してもらいます。その後、キャストの道を進むか、専属スタッフの道を進むかを決めてもらいます。仮に専属スタッフを選んだとしても、キャスト経験のあるスタッフはキャストの微妙な気持ちを理解できる、優秀なスタッフになれるというのが、ODC流です。キャスティング発表をもって、新入生は「ひと山」を超えることになります。
 さて、一方2・3年生は25日(日)に行われた「新入部員保護者説明会」にかけつけた新入部員の保護者の皆さんと「保護者会総会」にかけつけた2・3年生の保護者の皆さん対象に、公演を行いました。『春風郵便局2010』と『新・春風郵便局〜幸せのポストカード』の2本立てで、午前と午後の2回公演、計4本を上演しました。総勢100名を超えた保護者の皆さんに精一杯の舞台をお観せしました。特に『春風にのせて2010』の主演を演じたZ君は、カーテンコールのご挨拶の中で、感極まり、「新入部員の皆さんには、ODCに入部されたからには、3年間絶対に後悔させません」と涙ながらに伝え、大きな拍手をいただいていました。彼がいかに今回の上演に架けていたかがうかがえました。
 28日(金)からは定期公演のプログラムに載せる「広告」をいただきに、4日間頑張ります。その後、新入生は自分たちの芝居の稽古を開始させ、上級生は「春風」の2本の稽古をしながら、新入生劇のスタッフ作業を引き受けることになります。
 まさに怒涛の1ケ月でしたが、定期公演に向け、まだまだ気が抜けないODCです。1年生のスキルアップに期待しながら、定期公演後は、秋の連続公演の稽古に入ります。さあ、頑張るぞ!

4月15日(木) 決定!新入部員32名(男子7名・女子25名)が入部!
          総勢69名の過去最大の大所帯に
 1週間に渡る勧誘活動が終了し、ようやく部活登録日がやってきた。予想通り、30名超えの32名が入部を決めた。ODC、過去最大の69名の大所帯となった。そして今日は全員に「クラブネーム」がつけられた。いよいよ全員がODCの仲間になるのだ。2010年度、ついに始動!さあ、高校演劇の限界の芝居づくりに挑戦だ!

4月14日(水) 明日、部活登録日。現在23名が入部。
 昨日、歓迎公演が終わり、今日はこの夏の全国大会作品「じゃがいもかあさん」と関東進出作品「アイ・ラブ・坊っちゃん」のビデオ上演を行った。今日現在で入部者は23名(男子5名、女子18名)。明日で生徒会で決めた部活登録日を1週間繰り上げて、入部を締め切る。30名超えになるかどうか、微妙な情勢である。
 2・3年生はビデオ観劇の裏番組として、基礎練習の最後のすり合わせと、1年生への対応の仕方の最終調整を綿密に行った。明日、いよいよ新入部員が一堂に会する。新生ODCがいよいよスタートだ。
 まずは「クラブネーム」を新入生につける。そして、部署紹介だ。部署紹介は各部とも趣向を凝らして、アピールをする。どんな配置になるか、部署紹介で流れが決まる。どんなパフォーマンスが登場するか、本当に楽しみだ。

4月12日(月) 勧誘3日目、観劇希望者40名超え
 今日は「新・春風郵便局」の初日。放課後には、あっと驚く、超長蛇の列。40名超えの観劇希望者が殺到した。何とか立ち見も含め、30名の皆さんに入場いただいたが、残りの皆さんは明日に優先予約というかたちで帰宅いただいた。明日が公演最終日ということで、入場者に制限を与えることは残念なのだが、どうなるかは見当がつかない状態だ。今日はさらに3人が入部を決め、16人に。このままだと30名超えになる可能性も出てきた。とにかく最後の公演を精一杯やるだけである。あさっては全国大会出場作品を2本立てで鑑賞してもらうことになった。部活登録日は生徒会が定めた日の1週間繰り上げで締め切りを行う。今週木曜日に登録してもらい、金曜日には全員が顔を合わすことになる。さあ、踏ん張りどころだ。頑張れODC! 

4月9日(金)勧誘2日目、新入部員13名(男子3名・女子10名)入



 昨日から部員勧誘が始まりました。手始めは、体育館で吹奏楽部、合唱部、ダンス部、軽音楽部などといっしょに、「新入生歓迎会」に参加しました。顧問作の朗読劇「銀河鉄道幻想」(20分)を上演しました。放課後には視聴覚室で「春風にのせて2010」(顧問作)を上演しました。20名の観劇。今日は全24部活が参加する「部活紹介」をやはり体育館で行いました。ODCは「時代殺陣」で紹介しました。しかし、顧問の個人的感想としては、精度が今一つ高くなく、まだまだやれたのではないかという内容でした。しかし、多くの1年生が傾倒してくれたらしく、放課後の公演には30名近い観劇者が訪れてくれました。結果としては、2日間の勧誘で13名が入部。うち3名が男子部員という内容でした。月曜と火曜には「新・春風郵便局〜幸せのポストカード〜」(顧問作)を上演します。やはり今年も20名くらいの入部かな?という感触です。

4月2日(金) 2本立通し稽古&新戦力の舞台裏
 春休みに入って、「春風にのせて」と「新・春風郵便局」の製作に多くの時間をさいて、練習に打ち込んできた。スタッフの仕事も何とか平行して押し進め、時間がないものの、ようやく本番に近いカタチで通し稽古ができるレベルにまで、達してきた。今日はその中間報告をしたいと思う。
 「春風にのせて」は基本的には5人の芝居である。人数が少ない芝居は「個人技」がものを言う。まず今回は友治役(主役)にフューチャーされたZ君(新2年)の成長の記録といっても過言ではない。Z君はこの1年間、朝練、昼練と「個人練習」をかかさない、猛烈な努力家の部員の一人であった。甘いマスクには女子連からは定評のキャラクターであったのだが、今ひとつ「演技力」で物足らなさが先行していた部員でもあった。「期待」の意味も込めての抜擢であったのだが、現在大いに応えようと努力を重ねている。あとやはり芝居ラストにしか登場しないが、K君(新2年)のポーカーフェイスな演技(悪役)にも期待がかかる。彼らの周囲を固めている他の役者たちは、新3年の経験豊かな辣腕(らつわん)役者である。どうしても新戦力がスキルの上で見劣る状態だったのだが、ようやく芝居を引っ張っていける力が備わってきた。もう一本の「新・春風郵便局」が集団劇ゆえ、どうしても稽古時間が多くさかれてしまった中で、ODCらしさを提供できる一本になりそうな予感である。
 「新・春風郵便局」は個人技もさることながら、チームワークで魅せる集団劇である。テンポやリズム、笑いの間などを集団で表現していくのは本当に難しい。また、場面転換が多いので、いかに転換を素早くし、また場面ごとの特徴を全面に押し出せるかなど、繰り返しの練習が必要になる作品なのだ。劇中劇も多く、個人技で持ってゆく笑いの場面もあり、苦労は絶えないが、ようやくまとまりが生まれてきた感がある。さらに磨きがかかれば、きっとたくさんの笑いと感動を提供できる作品になりそうである。
 新入生歓迎公演までには時間がない。しかし、集中力と工夫で乗り越えてくれると信じている。
 さて、もうひとつ、大変な報告がある。「新戦力」などというと失礼にあたるかもしれないが、ついにもう一人、技術指導のできる顧問が、この4月1日付でODCに赴任された。新採用で大船高校に来られた「アネキ」(クラブネーム)こと、H先生である。H先生はナント、姉妹校(?!)の渕野辺高校演劇部出身で、それも全国大会出場など、渕野辺全盛期を支えた一人である。その後、アメリカの大学に5年間、演劇留学をなされ、日本に戻られて教職資格を取得され、今回の赴任に至ったのである。ODCのシステマチックな表現スタイルではなく、遊び心を大切にした、心身を生かした表現方法を研究、実践されて来られたという。まさに相反する表現スタイルのコラボレーションが生まれるのである。新しいODCが誕生するのは必至である。なんて、ODCは幸せ者なんだろう。この千載一遇のチャンスを必ずものにして、新境地を開拓していこうと思っている。今しばらくお待ち下さい!
  私、N顧問は異動がなかった。旧態依然の部分もあるが、新戦力も加わり、新体制構築のため、新たな意欲をもって、スタートを切りたいと思う。これからのODCの新展開をお楽しみに。

3月25日(木) 明日から春休み 追い込み開始!
 今日、終業式でした。成績表をいただきました。悲喜こもごもでした。2年生はいよいよ進路を明確にせねばならない時期に突入し、オープンキャンパスの計画を立てたり、これからの身の振り方を真剣に考えているようです。部活の方も6月以降、引退するのか、続けるのか、各自の答えが明日には出そろいます。とりあえず進学校ゆえ、選択を余儀なくされます。引退した者の中には、見事に切り替えをしっかり行い、難関大学に合格した者も出ました。一方、今年は6名の3年生が引退せず、部活と受験を両立させながら、最後まで走り抜けました。実質主導権は2年生に移行しますので、なかなか3年生の立ち位置も難しく、それでも下級生と歩調を合わせながら、自分たちのできることを模索しながら、頑張ってくれました(幸いに全員が志望校に合格できました)。今年もまた、その難しい選択をせねばなりません。
 そうした状況の中、芝居づくりはいよいよ追い込みの時期に入りました。顧問自身もようやく忙殺の日々から開放され、明日からはまともに部活を見られるようになりそうです。とはいえ、明日は朝から9月の湘南公演のホール予約の抽選会。果たして希望日をゲットできるかどうか。まずは2010年度の運だめしです。部活もいよいよ追い込みが開始され、午前中は1年生にブレなく基礎練習が教えられるように、部員どうしの細部に渡る「すりあわせ」を行います。午後からは「リーディング劇」の稽古と視聴覚室の仕込み(4月の新入生歓迎公演まで視聴覚室は小劇場状態になります)を同時に行います。寸時も無駄にはできない日々が始まります。
 これからの10日間は、新入生歓迎公演用の2本の本番用作品、新入生歓迎会用のリーディング劇、部活紹介用の時代殺陣、新入部員受け入れのための準備を同時並行で詰めていきます。制作部は年間誌「Back Stage」の印刷・製本(厚さ2・5cmの冊子です)、勧誘用チラシ・ポスターの製作、歓迎公演用のプログラム・定期公演用チラシの作成が始まっています。忙しいけれど、まだ見ぬ新入部員の顔を想像しながら、気合いが入る日々が続きます。
 さあ、ファイト〜!一発〜!
【追伸】
 「春風にのせて」の主人公友治君の熱唱する挿入歌、「心にノック」が完成しました。作者が高校2年生のときに実際作曲したもので、そのバック演奏テープが出来ました。「人をなめた歌」です(笑)。どうぞお楽しみに。
 

3月22日(月) 行事3連発!無事終了
#1 20日(土)3年生保護者追い出し会
#2 21日(日)3年生追い出し会
#3 22日(月)麻布大渕野辺高校合同練習会









 世の中は3連休で完全にお休みモードの中、今回もODCは走り続けていました。連休初日は学校の大会議室に3年生の保護者の送別会を行うべく、1・2年の保護者の皆さんが大集結しました。この3年間、部員たちに歴史があったように、親御さんたちにも歴史ができました。小・中学校では子どものサッカーやら野球やら、その他の習い事で親が色々面倒をみるという光景はよく見ますが、なかなか高校生にまでなって、こうした親御さんの活発な活動は目にしません。我が子の雄姿を見るために、ほとんどの公演を見たという方々も多く、またその都度、受付や会場係のお手伝いをいただいたり、多くの動員をいただいたりと、親どうしのコミュニケーションもそうした活動の中で育まれたのだと思います。今回はお弁当も準備いただき、お菓子やらケーキ、飲み物などで、茶話会の様相を呈した送別会でした。その間、3000枚を超える写真がプロジェクターで映し出され(本当はその倍以上の枚数があったそうですが)、懐かしい一場面で更に話は盛り上がりました。卒業生の親御さんからは、全員からお言葉をいただき、それを受け継ぐべく、1・2年の親御さんの決意などがうかがわれる、素晴らしい内容でした。最後には「新役員」を1年生から選出いただき、なんと3年生の保護者の皆さんからは、顧問は花束までいただいてしまいました。部員たちの活発な活動を陰で支えているのは、まさに「家族」なんだなあと、今さらながらに実感し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。これからもどうぞODCをよろしくお願いいたします。
 2日目はいよいよ部員たちの「3年生追い出し会」が行われました。準備期間1ケ月以上、料理係、ケーキ係、ゲーム係、写真集係、プレゼント係、イベント係など多くの係を作り、更にはオリジナル出演団体は16団体、歌あり、踊りあり、演奏あり、殺陣あり、パフォーマンスありと、全く飽きさせることなく、ナント8時間の超ヘビーな内容で行われました。3年生は16人いたのですが、一人一人から、後輩に向けて「お言葉」をもらいました。後輩からは写真集や個々別々の内容のプレゼント(記念品)が贈られ、先輩からは各部署(大道具・小道具・衣装)に明日からでも使える「実用品」のプレゼントが渡されました。顧問からは、すでに「儀式」と化している(?)、「漢字一文字贈呈」が行われました。これは顧問が一人一人に一番合っている「漢字」を選び、慣れない毛筆で色紙に書き、裏面にはその理由と感謝、励ましなどとともに贈呈するというものです。最後には3年生から顧問に、逆に顧問に合った漢字を16文字(16人分)を色紙にしたため、いただきました。最後は皆、涙、涙、涙の送別会となりました。本当に3年間、頑張りきるということが、いかに大事なことかを実感させられる素晴らしいイベントでした。
 3日目は、まさに昨日のことは「夢」のような感じで、午前中は片づけタイム。午後からは、渕野辺高校演劇部さんが、1年生男子を中心に来校しました。今回は「基礎練習取材」が主な目的で、ビデオ撮影をし、それに必要な音楽(MD)を渡しました。また、新入部員に例年渡す、「ピカ一」(「ピカピカの一年生」という入門マニュアル本)を進呈いたしました。現在、渕野辺さんは、色々な意味で「立て直し」を図っているようです。「ライバルに塩を渡すのか?」という考え方もあるのかもしれませんが、そんなちっぽけなことは言ってられません。うがった言い方になりますが、ODCと渕野辺は、やはり神奈川の高校演劇をこれからも力強く牽引していかなければなりません。良きライバル、良き仲間として、友情を培いたいと思っています。午後は2時間の交流を行い、さすがに全員「バテバテ」の状態だったので、早上がりとしました。
 さあ、追い出し会も終わり、いよいよ後輩たちは「自立」の時を迎えました。泣いても笑っても、4月には「新入生」がやってきます。気持ちを切り替えて、「先輩」として、さらなる成長を遂げてもらいたいと思います。顧問はナント、秋の作品は「オリジナル音楽劇」を執筆し、臨むことを宣言してしまいました(ああ!やめればよかったかも!)。今年の3年生を超えるべく、新しい「挑戦」が始まります。応援、どうぞよろしくお願いいたします!

3月18日(木) 時代殺陣練習始まる
          リーディング劇 『銀河鉄道幻想』のまさとる・作 台本配布
 今日から、4月に新入生に行われる「部活紹介」の練習が始まりました。制限時間はわずか5分。しかし、どの部活も趣向を凝らして、自分たちの部活をアピールします。ODCは今年も「時代殺陣」を披露することになりました。3分30秒の息もつかせぬ、チャンバラです。精鋭8人の部員たちが縦横無尽にアクションを披露します。
 ODCには現在、時代殺陣のコーチがいます。劇団相模舞台同盟の主宰者S先生です。秋月流の殺陣師であり、劇作家であり、俳優でもある氏は、ODCの活動に厚みを持たせてくれています。昨年度の「じゃがいもかあさん」の劇中に登場した、東軍と西軍の時代殺陣も氏の指導のたまものであります。今年は少数精鋭で、新入生をあっと驚かせます。時代殺陣にあこがれて、入部を決める男子も多く、例年、大事に取り組んでいます。
 また、今日は顧問のリーディング劇(朗読劇)の新作台本を配りました。『銀河鉄道幻想』という作品です。これは新入生歓迎会で披露します。持ち時間は25分。したがって、20分という短い作品を書きました。なかなかよい台本が見つからないということだったので、急きょ書こうと思いたったのですが、何とも「演劇の神様が降臨」したとしか思われず、あっという間の3時間で書きあげてしまいました。「おれって天才!」と思いながら、書き上げてしまいました。思いの外、部員達にも評判がよく、「もしかして、秋の作品に書き直しても?!」などと、相当に天狗になってるしだい。非公開で一般のお客様にはお観せできませんが、頑張って書きました。今日、台本配布と同時にキャスティングも発表。3日間で仕上げます。

3月16日(火) 部員達の号泣に乾杯!
 今日、大井町中央公民館で大井町立湘光中学校公演を行いました。会場は湘光中学校の1・2年生の皆さんで埋め尽くされました。他にも同校の先生方、保護者の方々、あとはODCのOB、保護者の方々など、たくさんの方々に観劇いただきました。その中でも音楽座のチーフプロデューサーの石川聖子さんにも観劇いただきました。
 この『アイ・ラブ・坊っちゃん』の稽古を始めたのは8月下旬。以来6ケ月、この作品とともに頑張ってきた部員達にとっては、このファイナル公演には様々な「想い」が錯綜していました。公演終了後、カーテンコールを終え、中学校の校長先生のお言葉を拝命している最中、1年生のR君がとうとう我慢しきれず、舞台で号泣してしまったのです。緞帳がしまり、舞台の中では多くの部員達の涙・涙・涙。もらい泣きの者もいたかもしれませんが、頑張ってきた様々なこと、最後まで引退せずにともに頑張りぬいてくれた6人の3年生との最後の舞台だったことなど、泣くしかなかったのだと思います。本番直前の舞台での円陣で、演出のHさんが「全国に行くことより、みんなといっしょお芝居やれたことの方が嬉しかったよ」という一言が印象的でした。
 最後に石川さんからのお言葉で、「本当に難しいお芝居をここまでやりきってくれて有難う。最高の舞台でした!」と最高のお褒めのメッセージをいただくことができました。
 「どうやって終わらせるか」という課題は、こうした締めくくりを迎えました。大きな仕事、大きな思い出、大きな喜びを共有できました。ちょっと一休み。そしてまた、限りない可能性に向けて、新しい一歩を踏み出そうと思います。最後まで応援してくださった、たくさんの皆さんに感謝したいと思います。本当に有難うございました!ODCはさらに頑張ります!

3月14日(日) あさって「坊っちゃん」ファイナル
 現在、卒業した6人の3年生が復帰して、「アイ・ラブ・坊っちゃん」のファイナル公演に向けて、最後の調整が行われている。現在6名の3年生は4月3・4日にラゾーナ川崎で開催される、劇団相模舞台同盟の公演に出演すべく、両天秤をかけての稽古に臨んでいる。久しぶりのオリジナルメンバーでの稽古は、やはり色々な意味で「活気」がみなぎる。
 物事には「始め」があるから「終わり」がある。この「アイ・ラブ・坊っちゃん」もやがて6ケ月の歳月を経ようとしている。その間に役者もスタッフも様々な困難と戦い、自分と向き合い、多くの経験と知恵を身につけた。皆一様に成長し、変わった。今回、初めてこの「アイ・ラブ・坊っちゃん」を観劇に来てくださる、音楽座のチーフプロデューサーの石川聖子さんから、数日前にいただいたメールを部員に紹介した。音楽座も「シャボン玉とんだ宇宙(そら)までとんだ」の最終稽古段階に入っているらしく、以下こうあった。
 「稽古場では色々なことが起きています。毎度のことではありますが、対象になるのが違う人間であればそれだけ違う形で問題は起き、その都度さざ波が立ち、苛立ち、泣き、悩むのです。なぜなら、表現はその人の日常を超えることはないから。つまり豊かな深い表現をしようとすると、日常でそれを求めなければならないのですから。俳優、スタッフとも求められるのは、人間としての成長に尽きます。若くても、やらなければならないときはやるしかない。逃げ場のない仕事ですね。(以下省略)」部員全員にこの内容を紹介した。現在の部員たちにはきっと響く言葉だと感じて紹介した。今回、この「アイ・ラブ・坊っちゃん」に取り組み、多くの者が自分と向き合い、成長を遂げた。最終公演に際し、「どう終わらせるか」を全員に問いかけた。「始め」があって、「終わり」があるものを繰り返しながら、人は人生を送っていく。我々が人として生まれ、死んでいく中で、いかに人生を終わらせるかが、人に課された最後の試練だと私は思うのだが、今回の芝居の終わりもまた、人生のそれに例えられると思うのだ。決して大げさでなく、彼らはこの6ケ月、命を張ったと私は思っている。その終わらせ方とは「魂の叫び」を自分の役者として、スタッフとしての役割に込めることではないかと問いかけた。それはまさに彼らの劇闘してきた生きざまを観客の皆さまに胸を張って、お観せすることだと思うのだ。芝居はテクニックや器用さなどで感動は与えられない。役者もスタッフも、自分に与えられた役とともに生き、舞台でその生きざまを渾身の魂とともにお届けできるかどうかが勝負なのだと思う。それが今回の芝居の終わらせ方なのだと思うのだ。
 あさって、最後の「アイ・ラブ・坊っちゃん」。はたして彼らの「魂の叫び」が皆さんに届くだろうか。

3月6日(土) 難しい「恋愛感情表現」
 「春風にのせて」と「春風郵便局」を同時平行に製作しているODCであるが、なかなか難しく、部員たちも戸惑っているのが、「恋愛感情」の表現だ。もちろん、思春期の彼らゆえ、異性を想う機会はそれなりに多いのではあるが、これが芝居で表現するとなると、戸惑いが大きいようなのだ。ましてや、今回のお芝居が一昔前の「手紙で想いを伝える」という、現代っ子からすると、「ダサ〜」とでもいうような方法でもあり、そこまで思っていなくても、いったいどういう感情のやりとりで、どういう具体性があるのかが、どうやら実感できないのである。昔はもちろんのこと、メールやら携帯などという、通信手段はなく、遠距離恋愛をしていた顧問などは、日頃から100円でかけられる公衆電話のために、5000円分の小銭を持ち歩いていたという、今では笑ってしまう状況にあった。テレホンカードができたときには、本当に驚愕したものだった。したがって、気持ちを伝えるには公衆電話やら、手紙しかない時代であり、その頃の恋愛がどういうカタチのものなのかは、かなり彼らには手ごわいのである。人を好きになる、という感情は世界共通であるのだが、交流手段としての手紙にこめられた、ひとかどならぬ「緊張」やら「不安」やら「期待」というものが、なかなかつかめないでいるようなのだ。
 手紙を書くという行為は、だいたい夜中に行われる(私の場合かもしれないが)。今回全曲BGMで使用しているオフコースなどを聞きながら、完全に「自分の世界」に陶酔し、相当な自分勝手な思い込みと、相当な現実離れした世界を浮遊するのである。したがって、翌朝、完全な「しらふ」になって、手紙を読み返すや、間違いなく、その場で破り捨てることになるのである。そうした感情は彼らにはわからない。メールという便利な交流ツールで、リアルタイムな気持ちをがんがんやりとりする彼らの今は、逆を返せば、古い人間からすると、実に夢やらロマンやらに欠けるもので、直接的でわかりやすいのだが、「う〜ん」と腕組みをしてしまうのだ。
 そういうわけで、現在彼らは悪戦苦闘中である。時代を超えて、今の彼らにわかってもらいたいこと、それを芝居に反映させられればと願うばかりである。

3月3日(水) 新作製作着々進行中
 現在ODCは学年末試験まっさい中、先週22日(月)から、部活はお休みだ。関東大会、高松公演、学年劇週間を経て、休む間もなく、新作製作に突入した。思えば、この3年間、県大会3連覇、関東大会2連覇という、できすぎの結果をいただき、休みなく走り続けてきたように思う。ようやく立ち止まり、部員の中には燃え尽き症候群の者も現れたり、部活とどうやって向き合っていくのか、各自考える時間ができたのかな?という印象だ。たまには立ち止って、今の自分を見つめ直すことは大切だ。しかし、部活自体は立ち止まることはできない。この4月のことを考えると、すでにODCに入部を目指して合格を決めている中3生が14人もいる。入学後に入部を決める者たちを合わせれば、総勢60人超え、ともすれば70人超えになることは必至の状態なのだ
 「組織」というのは社会の仕組みの中でも、様々なかたちで存在し、多くの人たちが、その中で自分の立ち位置を考えながら、やりがいや役割を得ながら、取り組んでいかなければならない。尊敬できる上司や気心の知れた仲間に恵まれればよいが、時には孤独を感じながら、こんなことやってていいのかと自問自答したりすることもある。部活は会社ではないが、社会の縮図である部分も大きく、コミュニケーションの取り方も学ばなければならないし、目的集団としていかに結果を出し、同時に個人のスキルアップも重ねなけらばならなかったりと、走り続けなければならない宿命を背負っている。したがって、日々の活動は正直ツライことの方が多い。しかし、それでも頑張れるのは「成し遂げた達成感」のためだと思う。だから彼らの最高の笑顔は「カーテンコール」にある。公演後にお客様をお送りする「客だし」に、満面の笑みがあるのだと思う。応援してくれた家族や友人、知人に、心の底から「ありがとうございました!」と言えるのだと思う。だから、3年間、ODCで鍛えられた彼らは、必ず将来、新しい「何か」に取り組んだ時に、投げ出さず、頑張れるのだ。
 3月4日、試験終了と同時に再び部活は動き出す。16日の「アイ・ラブ・坊っちゃん」最終公演、そして新入生歓迎公演、文化祭、定期公演に向けて、新作も着々進行している。苦しくても負けないODC魂を発揮して、邁進してもらいたいと思う。顧問自らは、部員に向けて言った新年の挨拶の通り、新人顧問のつもりで、お芝居について勉強中だ。あえて言えば、猛勉強中だ。指導者に進化がなくては、部活に発展はない。「これでいい」と思った瞬間に、次へのステップは閉ざされると思う。現在、立ち止ってしまっている部員がいたとしたら、とにかく「3年間」を区切りに、ひとつのことを頑張り通してもらいたいと思う。3年間続けることで、必ず大きな成果、自分自身の「答え」が見つかるはずだからだ。私も頑張る、君たちも頑張れ!10年前、3人でスタートしたODCも、大所帯になってしまったODCも、つまるところ、何も変わりはない。一人一人の何かに架ける「想い」があるかないかだ。
 新作着々進行中!、
 

2月20日(土)高松公演奮戦記 2月5日(金)〜7日(日)3泊4日の
【第1日目】
 朝8時、ODC一行は羽田空港第2ターミナル「若い芽の広場」に集結した。2・3年生はすでに修学旅行で空港の使用法は知っているが、1年生の中には飛行機への搭乗が今回初めてという者も多数いた。何やら緊張感が漂う。さすがに乗る時には靴を脱ぐんだぞ、のジョークに引っかかる者もなく、顧問から搭乗券を渡された。荷物預かりで荷物を預かってもらい、手荷物検査場へ。
 最初の不始末は元部長、「坊っちゃん」を演じる○川君に起きた。何度カバンを通過させようとしても「異常」を知らせるブザー音が。「こちらへ」と言われ、カバンの中身を全部出させる始末に。ナント、出るわ出るわの「クギ」の嵐。大道具部に所属し、元舞台監督という立場から、仕方のないことだったのかもしれないが、クギがカバンに入り込んでいたのだった。全身汗だく、つゆだく状態の○川君は、顔も汗まみれになりながら、係員に事情説明をしていた。
 そしていよいよ搭乗。ODCは団体だったこともあり、席は最後列に固められていた。修学旅行では飛び立つときと着地するときに「拍手」という恥ずかしい状況が巻き起こるのでるが、さすがODC、拍手はしない。しかし、エラソーニ「なかなか着地がうまい」とか、「副操縦士が訓練で操縦しているに違いない」など玄人ぶったコメントをしていたりする。なかには○谷さんのように「落ちる!落ちる!」を連発する者も。○谷さんの隣りの○藤君は、○谷さんが「ねえねえ、どうして窓の下に海が見えるの?!」と聞けば、ただ旋回しているだけなのに「う〜ん、落ちるかもしれない」などと怖がらせて喜んでいる。しかし、あっという間の1時間20分。高松空港に無事到着した。
 空港では大型バスが待っていてくれた。ホテルに荷物だけ預け、さっそく「サンポート高松」に向かった。サンポート高松は「JR高松駅」前にある、神奈川で言えば、「みなとみらい」みたいな場所にあった。もともと高松は大きな港があり、物資の運搬基地だ。さらにはテレビで紹介されるくらい、「商店街」が町全体に溶け込んだ、新旧を融合させた新都市として発展していた。ODCは今回、観光をする時間はゼロである。やっと昼休みにおのおの「讃岐うどん」を食べに、近場のうどん屋に行くのが精いっぱいのスケジュールである。部員たちはそれでも果敢に「うどん屋」を探し、食した。あとは会館と隣接するコンビニ「サンクス」と往復する日々が続いた。
 会館では一度ODCの稽古を観に来られた、会館スタッフ○木さんと現地でお世話をしてくれた○田さんが笑顔で出迎えてくれた。○木さんはスキンヘッドで髭をはやし、ハリウッドスターのユル・ブリンナーを思わせる「かっこいいおじさん」(ODC談)。○田さんは、絶対に高校時代にはピンクのヘルメットにこん棒を持って、バイクに2ケツが似合っていたであろう(失礼)、スレンダーでかっこいい、六本木ヒルズがお似合いの、いかにも仕事が出来そうなOLさん。お二人は半年以上も、顧問と電話やメールでやりとりしばがら、準備を進めてくれていた。本当にお世話になったお二人だ。
  午後からは荷降ろし、吊り込み、立て込みを終えて、照明のシュート、色合わせ、音合わせと進めていった。なんと午前中に照明・音響の荒仕込みは終わらせてくれていたのだ。予定の時間に遅れながらも、夜にはゲネプロを行うことができた。9時30分には退館。さすがに疲れて、市内のホテルへ。今回は全員が「シングル部屋」である。「一人じゃ怖い」という女子部員も、有無を言わせず、シングル部屋へ。しかし、疲れのせいもあり、全員あっという間に深い眠りに。明日はいよいよ本番だ。
【第2日目】
 ODCの朝は「バイキング」で始まる。朝食の様子を見ていれば、健康状況が診てとれる。食うわ食うわ、健康不良児などまったくいない。おいしい食事が摂れる喜び。この日は入館して、全員でアップ。歌練習・ダンス練習などを軽く終え、さっそくにメイク・衣装がえに入った。さあ、問題は果たしてお客様が来てくれるかどうか、であった。なにせさすがに高松では知名度がない。どこまで集客できるのか、不安だが、もうここまで来たらやるしかない。しかし、奇跡は起きた。地元のお客様はもちろんのこと、四国・中国地方の高校演劇部員、顧問でほぼ満席になった。次が遠方からわざわざ来場下さった皆さんである。
<香川県>高松高等学校・香川中央高等学校・三木高等学校・丸亀高等学校・丸亀城西高等学校・善通寺第一高等学校
<愛媛県>新居浜東高等学校
<徳島県>城北高等学校・富岡西高等学校
<岡山県>操山高等学校・明誠学院高等学校・玉野商業高等学校
<鳥取県>境高等学校
 なんと13校にも及んだ。心から感謝したい。有難うございました!
 その日、実は今までの上演の中で「一番の出来」で終わった。上演する側もスタッフも、その仕上がりに間違いなく、「手ごたえ」を感じていた。最高の舞台の夜はやはり「サンクス」である。夜の「直し」を行い、サンクスで買い物をし、ホテルに向かった。時間が過ぎるのは早い。もう明日一日を残すのみである。顧問は限りない寂しさを感じつつ、夜のさぬきうどんを賞味したしだい。
【第3日目】
 この日は昼過ぎの上演である。朝、入館し、アップをしたら、即メイク・衣装がえに入った。昨日、すでにお客様は来場し切ってしまい、今日は閑古鳥が鳴くのではないかと心配したが、今日もやはり満席となった。ナント嬉しいことか、昨日の公演に感動して下さったお客様が仲間をい連れてリピーターになってくれたのだ。しかし、昨日と比較すると、やはり出来はいまいち。演劇の公演とは、本当に「生もの」である。なぜこういう現象が起きるのか、わからない。油断とか、気が抜けたとか、決してそういうものではなく、なぜか不出来なのである。わからない。しかし、今できる精一杯の舞台を務めたのは確かである。最後の「客だし」(ロビーに並んでお客様をお送りする)を行い、即刻、ばらし・荷積み・片づけ・清掃を行った。高松空港に定刻までに向かわなければならない。
最後、カーテンコールで部長の○島さんは、挨拶で、感極まって泣いてしまった。しかし、顧問もまた、いよいよお別れという際に、お世話になったスタッフの方々の前で、不詳にも感極まってしまった。本当に最高の想いでと経験を有難うございました。
 高松空港から飛び立つ際、ああ、本当にここまで来てしまったんだなあ、そしてこれでお別れなんだなあ、とまるで人生の縮図を見るように、時間の過ぎる速さと淋しさを体感してしまい、感に入ってしまった顧問なのであった。

1月30日(土) 麻布大附属渕野辺高校合同練習会


  今日は先日ともに神奈川代表として、南関東大会で舞台をともにした、麻布大渕野辺高校と合同練習会を持った。渕野辺高校の顧問の先生からの申し入れで実現した。渕野辺高校とは2年前に浜松の関東大会でもいっしょに参加し、さらにはODCの顧問と渕野辺高校の顧問とは20年来の旧友(失礼)の関係でもあった。ODCの練習内容を見学させて欲しいということで、朝9時からODCの基礎練習をともにやり、立ち稽古、通し稽古を参観してもらった。通し稽古にはあえて辛口コメントをいただき、まもなく開催される高松公演の糧にした。
 もともと渕野辺高校はODCとはかなり違った路線、アプローチで芝居づくりをしている。ODCが組織立てのシステマチックな練習形態をしているのに対し、渕野辺は「遊び」を基本にして、遊びから発展させ、自由さを取り入れながら芝居づくりをしている。ODCの芝居づくりにプロもアマもない、という考え方とは大きく異にする。だからこそ、交流の意味があると感じた。
 何とかジョイント公演を実現しようということで、楽しい時間は終了した。 

1月25日(月) 北関東大会、行ってきたど〜っ!
 おっと、危うい写真が掲載!ではなくて、ご安心下さい。これは悪ノリした男子部員どうしのラブリ〜シルエットです。北関東大会に26名の部員たちで行ってきました。これは宿泊した軽井沢駅前の「軽井沢アウトレット」の大きなハートマークのイルミネーションの前で、悪ノリした男子部員2名の雄姿(?!)です。頭が坊主のM君とちょっと太めのAr君です。ごめんなさい、アイデア出したのは顧問です。
 冗談はさておき、北関東大会でしっかり勉強してきました。まずは何とも言い難いのは、「風土の違い」を感じました。確かに「南」と「北」というぐらい、正反対の芝居の方向性を感じました。今回の北関東大会は不条理を中心とした、精神性の深さを感じさせる作品が目白押しでした。もし、この北関東大会に私たちの「アイ・ラブ・坊っちゃん」があったら、どれだけ浮きまくっただろうか、という感じでした。昨年度の「そばや」を生みだした土壌とは思えない、作品ばかりでした。
 今回、秩父農工が選外だったことは、何とも納得が行かなかったものの、その他の入賞は理解できました。初日夜は2時間以上の激論が交わされ、岡谷南・秩父農工・前橋南がODC選考会では入賞しました。翌日は宇都女・新島が入賞。ほぼ、審査員の選考と一致しましたが、やはり農工は入選して欲しかったというのが、部員たちの大方の意見でした。前橋南と言えば、あの「姥捨」で幕あき10数分間、無言劇だった、あそこですよね。やはり、マニアックというか、芝居が深いというか、あれだけの恐怖を感じさせる芝居はなかなか創れないものです。
 ある1年生部員は「今回、北に来て本当に良かった。来なかったら、危うく井の中の蛙になるとこだった」と述懐していました。それぐらいカルチャーショックを得られた大会でした(ちなみにODCは今回、南関東大会の作品を一本も観ていないので、南がレベルが低い、とか言っているわけではありません)。まだまだ、勉強せねば。

1月21日(木) 高松公演にロックオン!
 いよいよ再スタートが切られた。四国は高松市にある「サンポート高松」から招聘を受けて、2月6日(土)・7日(日)に高松公演を行う。招待公演ということで、全経費を負担いただく高松市文化芸術財団には本当に感謝に堪えません。関東大会で多くのお客様に観劇いただき、予想ではこの高松公演で、確実に観客数4000人を突破する。残す中学校公演を合わせれば…もしかすると5000人の大台に乗れるかもしれないところまで来た。今まで関東の方々にだけ観劇いただいたが、四国・中国地方の皆さんにも観ていただける。高校生のミュージカル?といぶかしんでおられる皆様に、ODCパワーを炸裂させたいと思う。
 今日から通常の稽古に戻った。入試がはさまるので、若干稽古には制限が加わるが、関東大会以上に頑張りたいと思う。仕込みとリハにしっかり時間が割けるので、さらなるグレイドアップが図れるはずだ。
 23・24日には北関東大会を観劇に行く。全員というわけにはいかないが、26名の部員が参加する。やっとしっかりと芝居の勉強ができる。わくわくする。少しでも何かを盗んで、この高松公演に上乗せできればと思う。
 さあ、頑張るぞ!高松公演にロックオン!

1月18日(月) たくさんの応援メッセージに感謝!
 一夜明けて、「掲示板」を見て、びっくり。たくさんの方々の応援メッセージが掲載されていた。それぞれにODCへの熱いメッセージばかりだ。こんなにも応援されていたことに、今さらながらに驚き、感謝の気持ちでいっぱいになった。皆さんのコメントを真摯に受け止め、さらなる自分探しに出かけたいと思う。有難うございました!
 ODCの貸切バスが大船駅前に到着したのは、23時30分を過ぎていた。藤沢組は24時近くだったと思う。そして翌朝、7時に学校に集合、荷降ろし、片づけを行い、ナント1・2年生は県下一斉テスト。まさに「試練」の一日であった。顧問はと言えば、大会中は夜中に次の芝居を執筆していて(27日に手渡すことになっている)、平均睡眠時間は都合3時間。さすがに肉体が悲鳴をあげていた。それでも朝から3連発の授業に向かう。そして、演出担当と今後のODCの方向性について、話す機会を得た。
 まずはどうしても23・24日の北関東大会を観劇したいという。確かに今回の南関東大会では、他校の芝居を一本も観劇していない。取り巻く周囲の状況が見えてこない。自分たちのポジションもよく理解できていない。1本目の作新学院から観劇したいと言う。その後も松本蟻ケ崎、岡谷南、秩父農工と強豪が連なる。若林先生がいない秩父農工も興味深い。常連筑波大附属坂戸、宇都女、新島学園など、興味深い学校が目白押しである。親御さんの経費負担も計り知れないが、希望を募って観劇ツアーを組もうということになった。さらに、昨年は2月に2本の定例観劇を行っているらしく、もっと演劇を勉強したいという。次の作品は小劇場芝居を製作することもあり、小劇場に絞って、観劇しようということになった。「もっと学びたい」この姿勢がODCから消えない限りは、未来は明るいと言えよう。
 また、2月には恒例「1年生創作劇発表会」が行われる。わずか1週間で創作芝居を一本製作し、2月14日に発表会を行う。1年生の強化週間となるのだが、ナント今年は2年生も同じタイムスケジュールで発表会を行いたいという。まだまだ自分たちは未熟で、このままでは今の3年生のようにはなれないという。まだ、2年生全体では話し合っていないそうだが、演出担当の想いは熱くて深い。状況が整えば、GOサインを出したいと考えている。
 春の新作は現在顧問が悪戦苦闘しながら、執筆中。今回はダブルキャスト制をとろうと思っている。もともと、春の作品は秋の作品のステップアップを図るのが目的ともなっている。したがって、部員にはきついのだが、Wキャスト制にして、6月の定期公演は出来のよい方を本役として採用する。演じる側も都度相手が変わるので、相当な演技力が必要になってくる。あえて茨の道を歩いてもらい、現在の状況を打破させたいと考えている。
 今年は全国に行けないので、ナント6月中旬から芝居づくりが始められる。ODCはそこまで見据えて、「今」を生きようと思う。
 とはいえ、2月6・7日には四国は高松での2日間公演がある。3月には中学校の芸術鑑賞会が待っている。今年引退しなかった6名の3年生はOBが多く所属する劇団相模舞台同盟(代表はODCの嘱託)の春公演に参加するという。それぞれにやらなくてはならないことが山積しているが、「ころんでもただでは起きないODC」なのである。

1月17日(日) 高校演劇の難しさかな…敗退です。
関東大会3連覇ならず。
 1月16日(土)と17日(日)にかけて、第45回関東高等学校演劇研究大会(ひたちなか会場)が開催された。誠に残念ながら、ODCは入賞することができなかった。審査員の講評では「まるで劇団の研修生公演を見ているようだった。歌もダンスも演技も、この水準を超えなくてはならないということに終始していて、芝居自体に感動がなかった」というものであった。つまり、芝居の技術はあったが、観客の琴線に触れるものがなかった、ということである。想定内の評価である。何度も書いているが、高校演劇が高校生の抱える問題や日常に触れるものを第一義とするものだという視点に立てば、今回の作品はまず評価されることはない。ひとつだけ言わせてもらえば、ODCは劇団でもなければ、劇団の研修生でもない。同じ高校生だということだ。みな学業と部活を両立させることに悩み、休み返上で、執念で練習を積み重ねてきた、普通の高校生である。台本選定の段階で、そうした高校生に適正だと思われるものを選ばなければ、評価されないというのは、わかってはいるが、何とももどかしい。
 しかし、ナーバスにはなっていない。評価されない悔しさから泣いている者もいたが、多くは自分たちの取り組んできた芝居づくりに疑問は持っていない。これからも自分たちの芝居づくりを信じて貫き通そうと思う。さあ、次のステップに向けて、頑張るぞ!

1月13日(水) 59分14秒!行ってきます!
 今日は皆の祈りのためか、寒いけど晴天。寒空の中、フル装置を使った、本当の最後の最後の通し稽古を行った。全員がまるで本番を迎えるかのような緊張感の中、スタート。ぎりぎりのテンポ詰め、ぎりぎりのタメ、それを意識しながら、各シーンを通り抜けた。ときたま吹き抜ける、突風。全く集中力が切れない。なんだか感動。演出はストップウオッチを堅く握りしめながら、演技を見つめる。そして、短縮ver.のラインに到達。時間内である。「短縮なし」の伝令が飛ぶ。しかし、やはり集中は切れない。そして幕切れ。何だか熱いものがこみ上げた。演出も涙目だ。やっと、やっと本来のカタチに戻った。全員にタイムを告げると、歓声があがった。全員が満身創痍で最後の通し稽古に臨んでいたことは、みんなが知っていた。それでも誰も脱落することなく、演じきることができた。学校でできることは、もうすべて行った。あとは、本番に向けて、気負わず、平常心で、楽しむだけである。
 もう何度めの荷積みになるだろう。思いのほか早くに荷積みも終了し、いつもの下校時間に間に合った。代行員のおじさんもゲキを飛ばしてくれた。皆に愛され、皆に応援されているODCは本当に幸せ者だ。明日から3泊4日、残された時間、できることを探して、最後の努力をさせたいと思う。きっと数十年後、今日の日を、今回の関東大会を、全員が思い出せることだろう。
 最後の円陣で、「感謝を忘れるな」それを全員に告げた。自分だけの力で頑張れたのではない。感謝の気持ち、謙虚に学ぼうとする気持ち、それを忘れず、最後の一歩を踏み出そう。

1月12日(火) 荷積み準備実況中継
 今日は雨が降り、昨日決めた最後のフル装置の通し稽古が明日に見合わされた。明日の予定とひっくり返して、本日荷積み準備を行った。したがって、明日は衣装・小道具は使用しない通し稽古となる。
 さて、そこで今日はODCの荷積み準備なるものが、どんなものなのか、少しだけ紹介したいと思う。
 基本的に演出と舞台監督は個人準備。照明・音響・大道具・小道具・衣装・美術・メイク・制作の各部署が準備に入る。たとえば衣装部。まずはアイロン部隊が登場。アイロンをかけまくる。役者ごとに袋詰め。やがて、「詰め師」と呼ばれる職人が衣装ボックスに見事に隙間なく、詰めていく。靴の詰め師もいる。小道具部は精密用品が多いため、壊れないよう、傷つかないよう、時に専用ボックスを作ったり、段ボールや新聞紙、梱包用ラップなどを駆使し、引っ越しやさん顔負けの梱包を行う。大道具部は大道具ボックスなる箱に、大道具部員全員の工具から、ありとあらゆる道具類、資材を見事に詰めてゆく。美術部と協力し合って、修理用品(壁と同じ色に塗った紙など)を準備したりもする。全部署で大型ボックス20箱近くになる。忘れ物は許されない。各部署のチーフがリスト表を丁寧にチェックしながらの作業となる。
 こうして、11tトラックの天井まで、隙間がないくらいに荷物でいっぱいになるのである。

1月11日(月) 60分が切れません!



 この3連休は、いずこの学校も大事な大事な3日間だったに違いない。我らがODCも定期公演で得た課題を、しっかりと克服する時間として、大いに活用した。掲示板のゴンパパがおっしゃる通り、練習のやり過ぎと言えないこともなかったが、9〜11月の3ケ月間を休み3日で乗り越えた厳しさを思えば、まだまだ余力はあると信じて活動している。しかし、たかが1分の時間の「詰め」が思うようにいかない。一度ためることを覚えてしまった主力の演技をコンクールver.に戻すことは一筋縄ではいかないのだ。60分という大きな壁は、地区大会、県大会同様に、今回もまた、大きく我々を追いこんでいる。今日はフル装置を使った最後の通し稽古だったのだが、60分を切ることができなかった。芝居の途中、短縮ver.を使っても、60分1秒という、何とも後味の悪い最終通しになってしまった。現地で押さえてある「練習場所」(顧問奔走で水戸市内に稽古場を設定)で最後の調整をしようかとも思ったが、明日もしくは明後日の時間いずれかで、最終通し稽古をもう一度行うこととした。皆の疲れ具合い(気力も含めて)、今日が最後の通し稽古にしたかったのだが、やるかやらないかを目をつぶって、多数決を行った。「もう限界である、通し稽古はやめて欲しい」、「気力をふりしぼってでもやる」で選んでもらった。満場一致で後者になった。しかし、その結果、荷積みの準備と荷積みを同じ日にやらねばならなくなり、遠征前日にもかかわらず、相当遅い帰宅となることが決定的となってしまった。神様の我々に与える試練は半端ではない。
 台本を切れないのかという議論はもちろんある。しかし、もともと2時間30分、2幕物の芝居を60分に短縮した作品である。定期公演当日に観劇に来られた作者の横山由和先生のお言葉を借りれば、「見事な潤色」であった。「伝えたいことを凝縮させた」とも。演出と顧問のぎりぎりの調整が、今の台本なのである。どこを切っても、作品にほころびが生まれる。目をつぶれなかったというのが本音かもしれない。だからといって、早口になったり、タメがなくなったりというのは、『山姥』のときに、散々痛い想いとして、経験をしている。したがって、役者たちは、やはりこれも「ぎりぎりの線」で選択をし、演技に反映させているのだ。ぎりぎりの早口、ぎりぎりのタメで、演技を支えているのだ。しかし、光明がないわけではない。残された時間で、必ずや達成させたいと考えている。
 あと、大会特有の時間制限が、立て込み・ばらしの時間制限である。立て込み10分以内、ばらし、5分以内で稽古を積んできた。舞台監督の交代劇という波乱を経験しながら、ODCは現在に至っている。手順がひとつ間違えば、時間オーバーなのだ。だったら、もう少し規模を縮小させたら?ともよく言われるのだが、我々は試練を楽しんで乗り越える術を身につけてしまったようだ。「コンクールを楽しめ」これが部のコンセプトなのだ。じっくり時間をかけられる自主公演と違い、約束事のある上演もまた、別なやりがいにつながっているのだ。それらを乗り越えながら、今回もまた頑張り抜く。1人でできないことを45人でやればできる快感を感じながら。
 さあ、頑張るぞ!皆さん!期待して下さい!

1月6日(水)第19回定期公演、800人超え!
 本日、鎌倉芸術館大ホールで第19回定期公演が開催された。開場前から長蛇の列となり、会館側から10分早く開場して欲しいとの要請があり、開場を早めた。驚きの800名のお客様が来場された。1F席の1000人の客席はいっぱいになった。有難い。本当に有難い。こんなことを書くと怒られてしまいそうなのだが、コンクールで勝つより嬉しい。芝居の基本はお客様がいて、そのお客様の琴線に触れられることができて、感動してもらえることだろう。原点だと思う。
 そんな大勢の皆さんの元、『アイ・ラブ・坊っちゃん』は上演された。多くの絶賛をいただいた。アンケートの量も半端ではなく、枚数ではよくわからないが、高さ20cmぐらいになった。うち、20枚、「辛口コメント」があり、関東大会に向け、直せるところは直そうということになった。13日には荷積みなので、残すは5日である。3連休があるので、そこが勝負どころだろう。頑張らせようと思う。皆さん、引き続き、応援よろしくお願いいたします!
 ちなみにこの写真はアンケートにも何人もが絶賛していただいた、会場アナウンスを担当した、ODCきってのうぐいす嬢である。

1月5日(火)いよいよ明日、第19回定期公演
 いよいよ明日、定期公演が開催される。アジア方面からは、すさまじい寒波が南下してきている。北京、韓国では記録的降雪で大混乱していると聞く。今日も日本海側を中心に豪雪と強風が吹き荒れるらしい。関東地方も危ない。明日が晴れることを心から願うばかりである。
 さて、私たちのお芝居はといえば、ようやく風邪による体調不良者は減ったものの、お正月休みによる身体と心の「なまり」が大きな壁として立ちはだかっている。昨日の稽古は「お正月気分」からのリハビリといったところか。まさに今日一日の時間の使い方が勝負となるだろう。それにしても身体と心のバランスをとることは難しい。いくら気持ちが高揚していても、この一週間の休みによる身体の停滞は正直である。気持ちばかりがはやり、肉体がついていかない。ちょこざいな演技の工夫はさらに本質を見失わせる。本当に自分を律して、何かを極めることの難しさを感じる。
 そんな偉そうことを言っている顧問はどうかと言えば、とりあえず、2010年は「本を書く」という目標を持ったこともあり、年末年始はかなりの時間、パソコンに向かっていた。しかし…しかし…なのである。思う通りに書けない。年間6本書いた年まわりもあったと記憶しているが、なぜあんなことができたのだろうと思うぐらい、遅々として筆が進まない。部員たちのふがいなさを問う前に、自分自身の体たらくを恥じろというものである。
 納得のいかないままで、明日を迎えたくない。これはODC全員の強い想いであろう。年頭の挨拶で部員に言った。120%のチカラを出そうとしても、絶対できるものではない。今までやってきたことを、どこまで出し切り、100%に近づけられるかを目指せ、と。彼らの「若さ」はポジティブに考えれば、その回復力の速さにあるといっていい。今日一日でやれることをやらせようと思う。そうすれば、光明は見出せると信じている。昨日、今日と部活を訪問したいと言って来た、OBの皆さんにも、今回はご遠慮いただいた(ごめんね)。それぐらい、状況は深刻なのだ。
 自分一人で解決できることは少ない。今こそ、45人、46脚で進むときだろう。互いを鼓舞しあうのもよし、ダメな部分を補いあうのもよし、ここはチームワークに頼ることが肝心だと思う。あとは集中力で事態を乗り越えるしかない。
 必ずODCファンの皆さんをがっかりさせない舞台にしたいと思います。彼らの底力を信じてあげて下さい。

1月1日(金) 年始に際して…2010年もよろしくお願いいたします。!
 新年明けましておめでとうございます!皆さんにとって、2009年はどんな1年だったでしょうか。私たちODCにとっては、飛躍の1年だったと思います。とはいえ、人生なかなか思うようには進まないものです。私たちの活動も、一見順風満帆のようにも見えますが、決してそんなたやすいものではありませんでした。しかし、自分たちを信じて、そして応援して下さる方々への感謝を忘れず、頑張りぬきました。結果はあくまで結果であり、そのプロセスこそが、一番大切なものだったと思います。
 そして、2010年。どんな一年になるか、誰にもわかりません。ただ、自分たちの力を過信してはなりませんし、何とかなると思ってみても、その裏付けがなければ、結局何ともなりません。堂々巡りの一年にはしたくないと思っています。そんな中、とりあえず、1月6日の第19回定期公演を成功させたいと思います。どうぞたくさんの方々のご来場をお待ちしております。
 そして10日後には関東大会を迎えます。今年は3連覇をかけている、と言えばかっこいいですが、そんな生易しいものでないことは、自分たちが一番知っています。謙虚な気持ちで、チャレンジャーの気持ちで頑張りたいと思います。
 私たちにとっても、そして皆さんにとっても、価値ある1年間になるよう、お互い頑張りましょう!それでは今年もODCをどうぞよろしくお願い申し上げます。

12月27(日)練習再開したものの…
 インフルエンザ大量発生の影響で、5日間の部活停止期間を経て、今日活動が再開された。しかし、まだ回復していない者が何人もいて、いないキャストの分は台詞だけ補いながら、直しを行った。その間、咳が止まらない者も多く、舞台声を出せる状況ではなかった。あさってから、学校は閉鎖され、明けて4日まで稽古ができない。そして6日には定期公演である。
 満身創痍とはこのことだろう。いくら関東大会前にこうした事態にならなくてむしろよかったとポジティブに考えようとしても、この有り様はどうしようもない。今日は欠席者がいようといまいと、やるべきことだけはやっておこうということで、午前中は歌唱練習、ダンス練習には多くの時間をとり、午後は5時間を費やし、作品TOPから直した。やはり県大会以来、まともな稽古ができずにここまで来ていることもあり、テンポの悪さは言うまでもなく、歌もダンスも演技も確実にクオリティが下がっていた。ただ、唯一救いだったのは、地区大会や県大会前のような「焦り」が全体に感じられなかったことだろう。やはり、舞台の回数をこなしてきた経験は、彼らを少しだけ大人にしていたようだ。「何とかしよう」「何とかなる」という、ここまで作り上げてきた彼らの精神力に期待するしかないのかもしれない。
 

12月22日(火)壊滅!インフル15人が感染!
 ついに…ついに…ODCにやって来てしまいました、インフルエンザ集団感染!15人がダウンしてしまいました。先日顧問が5日間、学校を不在にした隙にインフル菌はやってきました。いったい、この間に何があったのか?!
 ODCは「家族以上に家族」がモットーなのだが、こうなると家族への感染は瞬く間である。昨日より活動停止とした。しかし、明日は前々から全員が楽しみにしていた、東京芸術劇場での音楽座ミュージカル『泣かないで』の定例観劇日。万事休すである。学ぶべきこともいっぱいあったはず。それに合わせて、チケットの残りをどうするかという問題も。OBや知り合いに頼んで、何とかチケットを買ってもらおうとしたのだが、今回はS席であったこともあり、なかなか売れない。余ったチケットは紙くずとなってしまうのか。大ピンチに見舞われている。
 世の中では「インフルエンザ、やっと沈静化か」などと言っているが、まさかこんなカタチで到来するとは思ってもみなかった。確かに地区大会、県大会前に学級閉鎖が相次いでいた頃、学校全体は大変な状況だったにもかかわらず、ODCには一人も感染者が出なかったという状態であった。そのおかげもあって、大会には出場できたのだ。その反動が今…。ただ、ポジティブに考えれば、1月の定演や関東大会前にこうなってよかったと言えないこともない。感染して苦しんでいる部員には気の毒だが、本番前じゃなくてよかったね、といたわるしかない状況だ。
 「健康」というのは病気になって、初めてその有難さを実感する。丈夫に元気に生活できる喜びは、残念ながら病んでから初めてわかる。ああ…明日はクリスマスイブでお休みにしたのに(泣)。

12月17日(木) ああ、抽選会舞台裏
 今年の抽選会はひたちなか文化会館の大ホールを使って行われた。まず、予備抽選が行われ、最初にクジを引く順番が決められた。ODCは今回、抽選のためだけに(?!)参加した、まる子部長、17歳。おおっ…5番をゲット。とりあえず5番に本抽選クジを引くことになる。そしていよいよ本番!まる子部長ぉぉぉぉぉぉぉ!あんたはエライ!なんと「3番クジ」をゲット!3番目に好きなポジションを決められるのだ。しかし、上には上がいる。松戸馬橋の土田先生のとこは、「一番クジ」をゲット。すかさず、2日目の午後一に入った。「2番クジ」を引いたのが、甲府昭和。これまたすかさず、2日目ラストをとる。そして、ODC。ええい!馬橋と甲府昭和の間に入っちゃえ!ということで、ラスト2番目に。ポジション的には県大会と同じ場所だ。しかし、前には馬橋、その前には渕野辺といて、群衆劇が3本続く。こりゃ大変。しかし、とりあえず発表のポジションは決まった。もうやるしかない!「3番クジ」…う〜ん、これがすべてのキーワード、始まりとなる予感。どういうこと?!

12月12日(土)いよいよ活動再開の巻
 昨日、ようやく試験週間が終了した。それぞれに全力を尽くした(?)に違いない。かなりへばり気味。とにもかくにも、練習は再開された。学生の部活動には、やはり甘さがある。試験週間とはいえ、少しでも台詞の練習をしておこうとか、踊っておこうとか、歌っておこうとか、そういう者が少ない。もちろん、何とか時間をさいて日々、個人のクォリティだけは下げないようにという者もいる。しかし、総じて練習からは離れてしまう。その10日間のブランクがしっかりと現れた両日だった。1日踊らなかったら、取り返すには3日かかる。今から1月6日までの期間で、取り返せるか、正直かなり辛い。それは単なるスキルの低下に留まらず、芝居に対する向き合い方にも影響しているからだ。稽古に気合いが入らない。演出が困り果てる。学生の部活動の極めてよくある光景なのだ。もちろん我々はプロではないので、それを彼らに要求するのは難しいかもしれない。しかし、今彼ら自身の置かれた立場を考えたとき、これではダメだと思ってしまう顧問がいる。
 たかが部活。されど部活。今の彼らにとって、ツメの甘さはそのまま彼らの生き方の甘さに直結する。後悔したくなければ、早く目覚めなければならない。日常には惰性がつきものだ。どれだけ一日一日が自分にとって尊い時間であるかを自覚できなければ、生きた証は得られない。「芝居で感動させる」というのはそんなにたやすいものではない。作品の良さとか、役者の演技力とか、スタッフワークの素晴らしさとか、感動の要素を挙げれば切りがない。そして確かにそうした技量の向上が感動の大きなポジションを占めるのは明白である。しかし、芝居で感動させるには、それだけではないことを知ってもらいたい。舞台で彼らがいかに生きたかを出し切ることで、観客の琴線は揺れる。真剣勝負の芝居にこそ、感動の原点があると思うのだ。プロに比べりゃ、足だってまっすぐにはあがらないし、歌声だって魅了する響きは奏でられない。しかし、プロの芝居を超えるものがあるとすれば、彼ら高校生のひたむきで、まっすぐな生きざまを舞台で発揮できたときだと思うのだ。だから、早く目覚めよ。早く自分自身を見いだせ。全力投球こそが、今のあなたを変えてくれる。信じて頑張れば、結果はあとからついてくる。そう思うのだ。
 頑張れ、ODC!

教育長の表敬訪問決まる!

 先日、県教育委員会から今回の全国大会での「文化庁長官賞」受賞にあたり、表敬訪問するようお声がかかった。12月17日に前部長の「めかぶ」と顧問が教育長に報告にうかがうことになった。
 ODCは毎年、部長には大きなプレッシャーがかかる。神奈川の公立高校としては23年ぶりの全国大会出場を決めた「山姥」から、翌年の「じゃがいもかあさん」が全国でこうした賞をいただくまでには、前部長の並々ならぬ苦労があった。めかぶ部長は地区大会を突破するのが、一番苦しかったと当時を語る。全国の翌年、「地区大会落ち」をさせるわけにはいかなかったと言う。そのプレッシャーは半端ではなかったらしい。今年も同様である。3年目にこそ、その真価が問われる。めかぶ部長を受けたまる子部長は同様の緊張感で、地区大会に臨んだという。何とか関東大会まで駒を進めたが、今年もここで終わりにはしたくないと決意を新たにしている。ちなみに二人は同じ中学校演劇部出身の先輩、後輩の関係である。
 教育長からのお声がけは本当に名誉なことである。胸を張って、報告に向かうつもりだ。この先もODCの応援をよろしくお願いします! 
 下の写真は「じゃがいもかあさん」でスピール、「坊っちゃん」で坊っちゃんを演じるめかぶ前部長。

11月27日(金)色々あります。負けないぞ、ODC!
 県大会が終わって10日が過ぎようとしている。光陰矢のごとし、時間はあっという間に過ぎ去ってゆく。この10日間、何をやっていたのか、ちょっぴりご紹介。
 14日・15日と県大会があり、とりあえず関東に進めることになった。翌日はとにかく前夜に下ろした道具類の片づけを行った。そして県大会のビデオチェック。「う〜ん」と思いながら、「頑張らねば」と心に誓う部員たち。その後、公演後に製作する「改造計画書」に着手。全10部署(舞台部・演出部・照明部・音響部・美術部・大道具部・衣装部・小道具部・メイク部・制作部)と3指導部署(歌唱部・ダンス部・演奏部、<今回は殺陣部は除外>)の改造計画とキャスト全員の改造計画が一冊の冊子にまとめられる。今回も「『アイ・ラブ・坊っちゃん』大改造計画書」が製作された。これをもとに全キャスト、全部署が一丸となって、再始動するのである。
 ともあれ、現部員に必要なのは「休み」である。17・18日とナント久々の2連休をとった。それでも顧問は復帰しきれず、19・20日には病院で点滴を受けていたそうな。21日の祭日は、一日丸々のお休み。各自思い思いの時間を満喫?した。さすがに休み過ぎじゃないかと部員たちは不安に陥っていたようだが、顧問の「休むときは休む!」の一言で決着。そして恒例、「定例観劇」が行われた。これは「プロから学べ」をコンセプトに、年間10本程度の観劇を行っているものである。決して「観客」にならない。メモを取りつつ、学べるところを盗む。各自様々な視点、立場に立って、これを行う。今回は22日には「劇団相模舞台同盟」(OBが団員の8割を占める剣劇パフォーマンス集団)を全員で観劇。23日には下北沢「すずなり」の劇団鳥獣戯画とBugs Under Groove(安室奈美恵の振り付けなど手懸ける「TETSU」を中心に、第一線で活躍している男性ダンサー6人が集まって結成さ れたダンスユニット)の二手に分かれての観劇となった。のんびり観劇してるなんて「余裕だね」と言われそうだが、大概、定例観劇後のODCは「スイッチ」が入る。刺激を受けるための大事な処方箋なのだ。で、24日はようやく通常練習。と思いきや、25日〜28日は、1月6日に行う「第19回定期公演」に製作する「公演プログラム」の広告取りを行った(行っている)。よく「公立高校なのに、よくお金があるね」と言われるのだが、活動資金の原子はこの「広告協賛金」である。鎌倉市のみならず、藤沢市、茅ヶ崎市、横浜市南部、逗子市を班編成を行い、ローラー作戦で事業所・商店に協力を仰いでまわるのだ。4日もかけてである。
 こうしてこの10日間を顧みると、う〜ん…全然稽古をしていない。30日からは10日間、試験週間で部活ができない。24日には再びインフルエンザのクラス閉鎖が始まった(3人が該当。28日まで自宅待機)。色々あります。でも負けないぞ、ODC!

11月15日(日)
神奈川県大会最優秀賞受賞!
大会3連覇達成!
【最優秀賞受賞校】
県立大船高校(湘南地区) 関東大会推薦
麻布大渕野辺高校(北相地区) 関東大会推薦
横浜女学院高校(横浜地区) 次点
 第44回神奈川県高等学校演劇発表会(神奈川県大会)が横浜桜木町の県立青少年センターにて、11月14日(土)・15日(日)にかけて、県内6地区13校の代表が集い開催された。ODCは皆様の熱い応援もあり、お陰様で大会3連覇を達成し、来たる1月16日(土)・17日(日)に茨城県ひたちなか市で開催される、南関東大会に出場が決まった。もう一校は雪辱を晴らした麻布大渕野辺高校。2年前の静岡県・浜松会場と同じ組み合わせでの出場となった。ODCは関東大会3連覇をかけて戦う。
 今年の大会は地区大会直前のインフルエンザによる学級・学年閉鎖により、12日間、部員が半分不在だったことに始まり、地区大会後には2年生の修学旅行があり、やはりまともな練習が出来ないまま、県大会にたどりついたといういきさつがあった。しかし、結果は最優秀賞を受賞し、関東大会に駒を進めることが出来た。地区大会同様、県大会も部員一同、納得のいく出来栄えではなく、結果発表の際にも歓声があがらない、何とも神妙な受賞となった。演出のWさんは「これ、ドッキリ?ドッキリ?」を連発する始末。
 今回の芝居の出来上がっていく過程は、かつてない状況だ。こんなにも不安や課題を抱えながら、大会を勝ち進めていること自体、不思議でならない。その大きな原因は「時間不足」に他ならない。『山姥』も『じゃがいもかあさん』も、時間に追われていたのは同じだが、ここまで追い込まれてはいなかった。確かに自分たちの芝居に、高いクオリティを課すようになっているのは否定しない。自らに課したハードルの高さに息切れしているという見方もある。しかし、作品自体が未完成であることは歴然としている。関東大会まで2ヶ月ある。ようやく「ゆとりの時間」がもらえた。今一度、作品を検証し直し、何が足りないのか、しっかり把握して、練り直したいと思う。

11月5日(木)
県大会上演順決まる!
ODCは大会2日目、ラスト前、14:25から
 今日、県立青少年センターで、スタッフ打ち合わせ会と出演順を決める抽選会が行われました。
 まずはスタッフ打ち合わせ会。これがどうも難航しました。大道具は奥行きがなさ過ぎて、このままでは立て込めないことがわかりました。アイデア絞って、作り直さなければなりません。音響はミュージカル用の仕込みは一切できないと突っぱねられました(泣)。センターの方に悪意がないのはわかっていますが、ミュージカルを高校演劇でやることの難しさは、こういうところにもあります。原則的にはストレートプレイのスタイルが基本ですので、特殊なことはできないというコンクールならではの結果です。何とか考えます。照明が今のところは一番スムースに進行している感はあります。ただ、Qの数(照明の変化の数)が60シーンを超えるので、60分のリハ中に打ち込めるかという、時間の問題が発生しそうです。さあ、いよいよ「高校演劇コンクールでのミュージカルの壁」が出現し始めました。まだまだ試練が訪れそうですが、これを乗り越えることが、今回の「私たちのチャレンジ」なのですから、めげずに頑張ります。
 そして、出演順ですが、今回大会1日目には、入試を控えているキャストがいるということで、大会2日目限定でお願いしました。会場の出場校の皆さんも笑顔で了承してくれました。有難うございました。したがって、もう1校事情のあった慶応湘南とうちの2校が先に大会2日目の中からクジを引かせてもらいました。結果はラストから2番目。15日(日)14:45〜ということになりました。出演順は色々審査に影響すると言われますが、もうどこでも関係ありません。与えられた条件の中で、頑張るしかありません。どうぞたくさんの皆さんの応援をお願いします。
県大会出演順は「公演情報(最新情報)」に掲載
コチラから→公演情報(最新情報) 

11月4日(水)
地区大会最優秀賞受賞!県大会に進出!
 10月31日・11月1日・3日に渡り開催された、湘南地区高校演劇発表会が終わりました。お陰様で何とか最優秀賞を受賞。県大会進出が決まりました。応援いただきました皆さん、どうも有難うございました。
 「何とか」という言葉通り、本当に「何とか」でした。最優秀賞の発表の際には皆歓喜の声をあげておりましたが、10分もしないうちにすべてがトーンダウンしてしまいました。いったい何だったんだ!あの内容は!部員誰しもが感じた正直な感想でした。すべてがバタバタでした。思えば、衣装がえとメイクの時間が予定より、相当食いこんでいた辺りから、兆校がありました。大丈夫なのかな?と思いつつ、様子を見ていましたら、案の定、準備が間に合わない者がいたり、間に合っても、スタンバイ直前まで余裕なしでいる者など、この時点ですでにバタバタが始まっていたようです。その後、建て込みが終わったのが、本ベル3分前。落ち着いて演技する環境では到底ありませんでした。その後、舞台転換はうまくいかないし、吊り込みのアップダウンもひっちゃかめっちゃかでした。さらには出番を忘れる者も。よくもまあ通過したもんだというのが感想です。
 もうめちゃくちゃ反省します。県大会まで残り2週間(2年生の修学旅行が入るのですが)、すべてに「立て直し」が必要なようです。二度とこんな気持ちで最優秀賞をもらいたくない、そんな出来栄えでした。
 しかし、焦りは禁物。みな、焦っている模様。大丈夫。頭を使って、切り抜けよう。

11月2日(月) いよいよ明日、地区大会。人事を尽くして、天命を待つ。



 今日は世の中は連休のはざまで、通常モードであったと思うが、大船高校は先週土曜日がオープンスクールだったため、その代休でお休みだった。したがって、一日準備に当てられるという、超ラッキーな日だった。午前中にタイムオーバー対策のツーパターンの「ショートバージョン」を確認。そして最後の通し稽古。59分31秒という、相変わらずのぎりぎりタイム。午後は主役の一人が大学説明会に参加のため、その子の関わらない場面の「直し」をして、残りは未完成のスタッフ作業と荷積みの準備を行った。
 今日の天気は雨が降ったり、止んだり。そもそもODCの練習は基本「外」で行う。大道具がでかすぎるため、室内での稽古が難しいのだ。だから、天候の良し悪しは稽古に大きく影響するのだ。昨晩は大雨だったのに、今朝は何とかやみ、午後は降ったり止んだり。一喜一憂しながらの一日だった。今年度に入り、公演の時はなぜか「雨」に見舞われる。誰か「雨男」か「雨女」がいるんだろうと笑い合った。笑い合える余裕が若干でも出来た自分たちが嬉しい。
 今日の午後、最大の難関は未完成の大道具を完成させたこと。今回のセットは長さ4m超えの巨大障子セットを中心に、大転換のために、すべてキャスター付の平台。漱石の仕事部屋と夏目家の居間が一気にはける。背景パネルが変わり、教室に変化。寝ていた平台が起き上がり、土産物屋が出現、「道後温泉街」になる。吊り物も夏目家の屋根、学校の屋根、道後温泉の屋根と頻繁にアップダウンする。縁側の足ひとつひとつにもキャスターがついている。それらをようやく完成させた。
 荷積み準備風景はいつものこととはいえ、各部署、一斉展開。衣装部は巨大衣装ケースが5箱。アイロン隊が一斉にアイロンをかける。そして、伝統的に「詰め師」という部員がいて、その衣装ケースに見事に隙間なく、衣装類を詰めてゆく。最後にケースのフタの上に乗り、体重で押し込み、鍵をかける。小道具部は小道具ケースが8箱。まるで引っ越しの時の梱包のごとく、割れ物に注意を図りながら、ひとつひとつ包んでゆく。その他、照明部、音響部、メイク部、制作部とそれぞれに綿密な計画で、それぞれのケースに必要品を詰めてゆく。
 荷積みはいつもの11tトラック。屋根の上まで積みあがるその風景は、まさに巨大パズル。顧問の教え子のトラック野郎が、この11年間、ODCの配送をすべて手掛けてくれている。生徒を怒鳴りつけるその姿は、まさに部員との信頼のあかし。この2年、1都6県、群馬と三重の全国大会もすべて運搬をしてくれた。2月の高松公演にも同行してくれる。影の立役者なのだ。
 さあ、準備は整った。人事を尽くして、天命を待つ。そんな思いで明日を待つ。頑張るぞ。

11月1日(日) 60分を切りました(泣)
 あさってがいよいよ本番。ようやく、ようやく60分を切りました。とはいえ、アクシデントが発生したら、すぐに時間オーバーになる状況です。そこで、明日はやむなく「短縮バージョン」を2パターンつくることに。通過タイムを計時し、オーバーが確認できた時点で、短縮司令が出て、時間内に収めます。あまりやりたくないことなので、出来る限り、テンポを大事にして、時間内に収めたいと考えています。
 立て込み練習も無事終わり、何とか10分少々で出来るようになりました。また、舞台転換については、正直まだ若干もたつくところはあるものの、何とかなりそうな感じです。
 あとは自分たちを信じて、頑張るのみです。応援、よろしくお願いします!

10月30日 インフルエンザにやられました!部員は誰もかかっていないのに!
 インフルエンザによる1年生の学年閉鎖最終日、ナ、ナント、今度は2年生が学年閉鎖!都合12日間、部員が半分おりません!部員は誰もかかっていないのに!結局、今日30日(金)のリハーサルまで、まともな稽古ができませんでした。明日とあさってで芝居を仕上げねばなりません。今日、やっと1時間5分という、通しのタイムがでました。まだ5分もオーバー。明日、台本のカットが加わります。もう、地区大会に参加できるだけでも幸せと考えた方がよいかもしれません。湘南地区は結局、3校がすでに出場辞退が決まったとのこと。もう勝つとか負けるとか、関係ありません。全員が無事に出演できて、無事60分以内に上演しきれば、満足です。

10月25日 地区大会まであと8日。近況をご紹介。





 地区大会まであと8日となった。ODC結成以来のピンチかもしれない。他校でも猛威をふるうインフルエンザは、先週になって、大船高校にも襲来した。現在、1年生は学年閉鎖。27日(火)まで登校できない。1年生だけで21人いる。あるクラスは学年閉鎖前からクラス閉鎖になり、都合10日間の休校となっている。このクラスには5人のODC部員が。
 ODCの舞台は「群衆劇」である。したがって、21名もいないということは、正直言って、末期的事態なのだ。今日も円陣を組むと、半数近くもいないために、何やら「閑古鳥(かんこどり)」が鳴いている。「うわっ…少な…」(確かに人数が多い部活は何かと羨ましがられるが、それなりに苦労も倍増するのだよ。)。ところが残った連中は実にたくましい。歌練習にしてもダンス練習にしても、1年生が帰ってきたときには、「上手くなっていて、圧倒してやろう」などと話し合い、猛練習をしているのだ。確かに人数が減った分、細かい「直し」も行き届き、めきめき上手くなっている。「何だか直しやすいね」などと指導チーフも手ごたえを感じている。人がいなけりゃいないで、やるしかないという彼らの開き直りは、顧問にとっては「想定外」。たくましくなったもんだ。
 9月から練習を始めて、まもなく1ケ月半になろうとしている(試験週間を除く)。9月に1日、10月に1日、お休みがあっただけで(そうそう台風で、もう1日お休みがあったっけ)、走りっぱなしである。もはやODCには「休日」とは死語である。家に帰れば、疲れきって、メシ食って、風呂入って、バタンきゅう。テレビすら見る余裕がなく、クラスの仲間とは全く話題が合わないという。それでも成績は、学年トップもいれば、上位者が目白押し。顧問も高校時代は部活人間で、3年でも引退しないでやりきった口なのだが(吹奏楽部)、特に成績はビリから30番以上になったことがなかった。ヤツラはモンスターか。
 そんな怒涛の日々ではあったが、それなりの収穫も増えている。湘南公演ではできなかった「舞台転換」も何とかなりそうだ。大掛かりな「漱石の家」が一気になくなり「道後温泉街」に転換される。また「職員室」「教室」にも転換される。吊り物のアップダウンも3種類。転換練習はこれから猛特訓しなければならないが、残された部員たちで、手順をマスターし、1年生が帰ってきた時に、スムースに教えられるよう準備を整えている。先ほども触れたが、歌もダンスも相当精度があがった。演技の直しについても、主要キャストが2・3年生に多くいることもあり、演出が気合いを入れて手を加えている。まあ、やれることを探してやるしかないわけであるが、今の彼らは、ころんでもたくましい。
 そんな中、実はODC最大の課題は「上演時間」である。当然のことながら、60分を切っていない。先日1年生が学年閉鎖になる前の計時は74分。そこでさらなる台本の手直しと歌の中間カットを行った。現在シーンごとには、「テンポ詰め」を行っている。全員がそろったところで、全体の「テンポ詰め」を行い、さて何分になるか。この辺りがひとつの勝負どころである。顧問の予想では恐らく65分くらいになり、さらなる台本変更をすることになるのではないかと読んでいる。
 まもなく鎌倉市制定70周年記念式典が行われ、なんと名誉なことに、ODCは「文化・教育功労賞」をいただくことになった。「地域」といかに密着した活動ができたか、ひとつの評価だと思っている。ODCの活動の柱は地域活動にある。そうした意味では、コンクールには振り回されたくはない。しかし、制限を余儀なくされるコンクール参加を「楽しもう」というのが、現在のODC流なのだ。今回の2年連続の全国大会出場で痛感したことは、どんなに頑張っても、審査員の評価は千差万別で、必ずしも自分たちに有利に働くとは限らないということだ。裏返して言えば、今回はたまたま有利に働いたにすぎないと思っている(うちらの芝居より、ずっといい内容だった学校が、いくつも地方大会で玉砕していることは知っている)。だから、負けてもナーバスにはならないつもりだ。今回の『アイ・ラブ・坊っちゃん』の劇中の山嵐が坊っちゃんに諭す場面での台詞なのだが、「勝負にこだわるな。大事なことは自分に負けないことだ」というのがある。コンクールという「しばり」の中で、時間内に建て込み、ばらし、時間内に上演し、他校との折り合いを上手につけながら、自分たちを信じて、最後までやり抜くこと。そして他人の評価を冷静に受け止めること。それがコンクールというものだと思っている。今の「学年閉鎖」はそうした「試練」の流れだと部員たちには話した。試練を楽しめと諭した。今日の彼らの稽古ぶりを見る限りは、しっかり実践しているようだ。残り8日。ODCは肩の力を抜いて、頑張ります。

10月22日 高野台公演、インフルエンザで公演中止です。
 大変申し訳ありません。本日、第1学年がインフルエンザ流行のため、5日間の学年閉鎖が決まりました。したがって、1年の演劇部員21名は26日(月)まで自宅待機が余儀なくされました。事前に予約を入れて下さった皆様には本当にご迷惑をおかけいたします。11月末か12月中旬に再度計画を練って、公演できるよう努力いたします。どうも本当に申し訳ありません。
 尚、地区大会につきましても、現在参加できるかどうか、直前の状況を見なければわかりません。先般開催されました東京都の地区大会では150校中、27校がインフルエンザにより、不参加という憂き目に合っております。現在部員には一人も発症者はおりませんが、どうなるかはわかりません。これもまた、神のみぞ知るということです。人事を尽くして、天命を待ちたいと思います。

1時間40分ver とりあえずやり抜きました♪



 去る10月14日(水)、学校が秋休みなのをいいことに、平日に湘南公演を行った。HPを除き、一切の広報活動は自粛した。それでも公式数181名のお客様が来場してくれた。しかして、内容は…。上演時間も1時間40分。大会までに60分以内にまとめあげなければならない。演技もまだまだお話にならない。どうしたものか。そんな公演だった。
 今回の作品は「じゃがいもかあさん」のようなラストに感動が一気に訪れるというものではない。漱石の自立と夫婦愛をじっくり丁寧に見せる、大人の芝居だ。したがって、各場面でのクオリティが勝負となる。そこでいかにきちんと伝えたいことを描ききれるか、それがないと「ゆっくりと湧き上がる感動」というのは得られないのだ。
 さらにはミュージカルなので、いかに歌が演技とイコールになるかが鍵なのだ。さあ演技です、さあ歌ですといった形になっては、全くの失敗なのだ。歌で演じる、これがミュージカルなのだ。残すところ2週間、湘南公演ではできなかった、一気の舞台転換も完成させなければならない。すべてを磨かなければならない。全国大会の翌年に地区大会落ちをするというのは、極めてよくある話だけに、正直余裕もへったくれもない。いっぱいいっぱいであるが、頑張るしかない。
 11月3日、16;45。ぜひとも私たちの頑張りをご覧いただければ幸い。よろしく頼みます。  

9月21日(月)初通し稽古、1時間45分超えぇぇぇぇぇ!どうする?!大会!
 今日、「アイ・ラブ・坊っちゃん」の初通し稽古を行った。ナ・ナナナナント!1時間45分超え!頑張って台本を短くしたのだが、結果はこの通り。テンポづめと転換短縮を行ったとしても、15分詰めるのが精一杯のはず。どう考えても30分は切らないといけない。で、できません!伏線の多い台本の上、シーンに無駄がない。人間関係が絡み合うので、役を減らすわけにもいかない。明日から試験
1週間前で部活は停止。その間に、台本を何とかします(泣)。歌を削らなければならないかもしれません。ごめん(泣)。

9月19日(土)あさって、ついに初通し稽古突入ぅぅぅぅぅぅぅ!!
 手ごわい!手ごわい!手ごわい!ミュージカルは手ごわい!歌もダンスもアクションも、わかってはいるが、時間がかかる。スタッフ面においても、なにせ時代劇ゆえ、本当に大変なのだ。先日、2日に渡り、集めた着物類の役がらに合わせた時代考証を専門家にしていただき、様々な種類の帯の結び方、日本髪の結い方の講習会を持った。なにしろ日本髪を結う役に当たってる者は、髪さえ切れない。大道具も場面転換が多いので、大掛かりで、これまた遅遅として進まない。小道具も当時の風俗を反映させた道具類が多く(行商人も多数)、集めるのも、製作するのも大変な労力なのだ。
 それでもあさって、ついについに(泣)、初の通し稽古を行う。どんなカタチにせよ、通すことに意味がある。翌日からは試験1週間前で部活は10日間の休みとなる。明ければ、10日後が本番である。集中力で乗り越えますぜぃ!

9月3日(木)満身創痍の身体で、新作猛練習始まる!
 31日(月)のNHKでの放映を終えて、1日(火)にODC部員は久々に学校へ。しかし、すでに学校は28日から始まっていて、授業も普通に展開されている。何やら浦島太郎のような面持ちである。そこに加え、31日に1・2年生は「課題テスト」が行われており、ナント、登校するなり、英国数3時間の課題テストの追試が行われた。教室に1・2年部員全員が押し籠められ、3時間の試験監督は演劇部顧問が行うという状況だ。「弱り目にたたり目」とはこのことかもしれない。満身創痍の身体にムチを打って、頑張って受験した。
 翌日、2日。ついにへこたれたODCは「完全OFF」となった。このままでは死ぬ…まじめにそう感じた。ただ、今週末(日曜日)には六国祭(公開体育祭)というスケジュール。部活がないから、帰れるというわけでもなく、すっかり遅れをとってしまっている体育祭演目の練習に明け暮れた。そして、3日(木)。ついに出てしまいました、「インフルエンザ」。部員の一人がインフルエンザを発症。他への影響は大丈夫なのか。感染が広がれば、部活停止の状態にもなる。2年生のあるクラスでも発症者が出てしまい、ナント体育祭は「非公開」になってしまった。まさしくインフルエンザ大流行のきざしである。
 それでも今日(3日)は新作『アイ・ラブ・坊っちゃん』の稽古を再開した。久々の練習に全員ガタガタ。それでも気合いで乗り切った。部長・副部長も代わり、9部署・4指導チーフも2年生に移行し、いよいよ新体制の力が試される。それでもこの満身創痍の状況でどこまで頑張れるか。今こそODCの力は試される。
 それにしてもミュージカルの稽古は時間がかかる。演技だけでなく、歌やダンスに取られる時間は半端ではない。さらには時代劇ということもあり、装置・衣装・小道具とも、なかなか手ごわい。本番は10月14日、その間、試験週間があり、10日以上部活が出来ない。本当に仕上がるのだろうか。信じてやるしかない。ODCの挑戦はまだまだ続く。

8月31日(月)NHK行ってきました!
 今日で「じゃがいもかあさん」のすべてが終わる…そう考えると、ちょっぴり切なくなるODCなのであった。国立の前にエラソーニ部員たちに語った。「初めがあるから終わりがある。出会いがあるから、別れがある。小さな初めと小さな終わりの繰り返しが、きっと人生だよ。それができる幸せが、生きる幸せなんだよ。きっと。」と。今ある57人の仲間で創った「じゃがいもかあさん」は終わってしまうが、一人ひとりの心に根をおろし、花を咲かせたに違いない。明日から、また新しい出会いを求めて、歩き出そう。何やら、かつての文学青年に戻ってしまった顧問であった。
 さて、今日はいよいよNHK「青春舞台2009」の放送日。この1ケ月、13泊14日の宿泊を行った。月末には東京に通い詰めた。めくるめき忙殺の日々に、めげることなく頑張り抜いたODC。今日が最後の東京行き。湘南新宿ラインで渋谷へ直行。わずか50分。渋谷センター街を歩く57人の隊列。おおっ!見えてきた、日本放送協会!デカイ!西側正面エントランスから、スタジオ102へ。ちょっと緊張気味の部員たち。初めて見るスタジオセット。最初に目についたのが、床に貼りめぐらされたエナメルパネル。「これ、終わったら捨てるのかなあ。もらえないのかなあ」と部員。目のつけどころがODC。「青はいいから、この黒が欲しい」ナント図々しい。一応スタッフに聞いてみる顧問はさらに図々しい。「これ使いまわしなんですよ(笑)」とスタッフ。笑われた。広さは思いのほか狭い。国立劇場の大稽古場程度。ただ天井が高い。照明の量が多い。そして寒い。「スタジオは寒いので、上着を持参して下さいね」と言われていたが、その寒さは半端ではない。顧問は「私はデブで暑がりだからヘーキヘーキ」と言っていたことを正直に反省。4校が着席し、担当ディレクターさんの盛り上げ方が秀逸。すっかり載せられてしまった4校演劇部員はもうやる気全開だ。顧問は一応出演させられたときのために、背広を持参したが、今回はどうやら出番がなかった(実は残念)。
 一昨日(29日)に、別の担当ディレクターに「何かパフォーマンスをやって下さい」と言われた。急きょ全国大会の生徒交流会でやった「殺陣(たて)パフォーマンス」をやることにした。しかし、稽古はゼロ。本番前のリハーサルで数回通しただけで、本番を迎えることに。
 部長のD君は「かつ舌がいいねえ」と松本和也アナウンサーに言われ、ご満悦。すると顧問の隣でいっしょに参観していた、作者であり、馬橋高校の顧問でもある土田先生が、「演技は下手だけどねえ」と、相変わらずの毒舌。
 部員の様子はと言えば、今回も(昨年も同じようなことがあったのだが)業界のスカウトに出くわしたミープ役のWさんなどは、(今年はテレビ東京のプロデューサーさん)落ち着き払ったもの。いつでもきなさい!の装い。殺陣指導担当のS君は若干高揚してはいるものの、まもなく繰り広げられるパフォーマンスに自信をのぞかせる。本当は合唱を披露するはずだったのだが、歌唱指導担当のOさんは、やる気満々の気合いの横顔。いずれも舞台直前の良き緊張感のよい顔つきである。
 そして、いよいよ本番。ODCからスタートした。緑なす校舎が写真で紹介され、部長の学校紹介。そして上演VTR。VTR中は皆、学校どうしが交流会。そして、上演直後、殺陣パフォーマンス。松本アナの軽快トーク。色々、たくさんしゃべって、語って、瞬く間にODCの時間は過ぎ去った。うわさの「ロケ弁」も体験し、お菓子もジュースもしこたまいただき、たくさんの友達もできたようだ。
 たかが番組、されど番組。しっかり部員一人ひとりの思い出に。そして何より、全国の高校演劇ファンの皆さんに、ODCのお芝居を観ていただけた幸せを感じながら、5時間40分に及ぶ、生放送番組は終了した。全国大会からずっと大船高校付きでお世話をしてくれたスタッフのAさんには、本当にお世話になりました。帰りには部員が「靴」まで忘れ、最後の最後までご面倒をかけました。たくさんの抱えきれない思い出を、しっかり持ち帰りました。NHK、楽しかったぜい!

8月29日(土)国立第3日目 いよいよ本番!





 ついにやってきました。発表本番の日。他校で新型インフルエンザが発症。2名が感染防止の観点から、隔離されたと聞く。全国高文連からは、全員に「マスク」が配布され、劇場内移動には必ずマスク着用の指示が出た。観客にも「マスク」が配布されたようだ。今日は急きょ「大稽古場」があてがわれ(中稽古場から移動)、相当広々とした場所で準備を整えることができた。途中新聞委員会の「もぐり取材」もあったりで(ゴメンナサイ!)、本番が近いことが実感された。ここまできたら、ジタバタしても仕方がない。自分たちの力を信じて、やるしかない。
 国立の大劇場は巨大な回り舞台である。前の演目と同時に、裏で準備を進めることができる。ODCも青森中央高校の舞台の裏側で準備を滞りなく進めた。そして、いよいよ本番10分前。最後の準備を整えて、1ベルが入る。全員舞台に集合し、いつもの「儀式」が行われた。ここで一気に「集中体制」に入る。全国大会の会場の雰囲気とは違うことが、体感される。それでもしだいに観客が芝居に引き込まれていくのがわかる。「じゃがいも」の歌では思わず「拍手」が起きた。ここで拍手が起きるときは、おおむね芝居の出来がよいときである。途中、いくつかのアクシデントはあったものの、「じゃがいもかあさん」最終公演にふさわしい出来栄えだったと感じた。「全国より出来がよかった」という言葉をいくつも耳にした。きっと自分たちの成長を芝居を通して実感できた、そんな貴重な時間だったのではないかと思う。
 今年の夏はほんとに「熱」かった。冷夏などふっとばせるほどの「熱」い夏だった。一生の思い出が各自持てたのではないかと感じた。ここまで応援をしてくださった、ご家族、学校関係者、その他、エールを下さった多くの皆さん、感謝いっぱいの2009年夏を有難うございました。

8月28日(日)国立第2日目、今日は最後の練習。ボスの母校へGO!







 昨日、あれだけ疲れ果てていたはずのODC部員たちの「回復」は実に見事である。寝て、朝のバイキングですっかりご満悦状態。「セーブしろよ」と顧問に言われるほど、食三昧の部員も。その日は一日練習を顧問の母校「二松学舎大学」の大講堂で行った。本来なら「賃料」を○十万円とられるところを、3500円のもち吉のお煎餅で乗り越えてしまう顧問の図々しさは何とも言い難い。
 地上は13階、そして地下3階に真新しい巨大講堂がある。千代田区のビルオフィス街ならでは大学の構造である。創立140年を迎える大学のホールエントランスには、「二松学舎で学んだ人々」と称して、そうそうたる偉人、賢人たちの顔写真が並ぶ。そこに、ありました!「夏目漱石先生」のお写真が!次回作が「坊っちゃん」なだけに、皆感慨ひとしおといったところだ。
 そこで10時から16時まで、じっくり稽古をした。写真はその練習風景である。舞台も広く、階段席の上から指示を出せるので、とても使いやすかったようだ。
 その日は17時にはオリンピックセンターに返り、翌朝まで「完全OFF」。しっかり疲れをとって、本番に臨むことに。皆11時には完全消灯した(ようだ、らしい、かもしれない)。

8月27日(木)国立第1日目、仕込み・リハーサル
 朝、8時45分、JR大船駅改札前に大集合のODC。若干、緊張気味?世の中は新型インフルエンザが大流行だ。この日ODCは全員マスクをして移動した。きっと10年後あたりに写真を見ると、不気味なマスク集団にしか見えないだろう。そして「じゃがいもかあさん」の総決算がいよいよ始まったのである。
 この1ケ月で大会を含め、ODCは4回の合宿を行った。ナント、13泊14日のロングラン。家に帰してくれ(泣・顧問)。夏休みなどあったものではない。それでも学校やら、家族やら、仲間から期待される喜びを感じながら、それぞれに「頑張ろう」と心密かに決意を新たにして出発。
 今日の大仕事は搬入、仕込み、リハーサルだ。搬入には時間短縮を図るため、姉妹校の(?)土田先生の馬橋高校の部員さんにも手伝っていただいた。写真はなぜかODCの荷おろしを監督する土田先生の姿があったりする(これも記念だ)。また、国立の舞台には「鬼舞台監督」の伊藤先生(京華女子高)がいる。顧問自身は関東サマーフェスティバルが始まった1990年(グローブ座)以来のお付き合いであるが、部員たちは当然「初めて」お目にかかる。「バカ野郎!」で始まる、通称「ひげゴジラ」の雄叫びは(失礼)、まだ健在。舞台監督のD君は、ODCではとりあえず「生え抜き」のスタッフなのだが、それでも何度怒鳴られたかわからない。しかし、その怒鳴りはなぜか「気持ちがいい」。「ああ、言われちゃった」と反省させられるのだ。顧問も「舞台ではポケットに手を突っ込まない」と注意を受け、いやはやその通りと反省。佐藤顧問に至っては、靴下のままでいたものだから、「スリッパ履いて下さい」と叱られていた。さすがひげゴジラ。吠えながら、やはり火も吐いていたに違いない(失礼)。国立の舞台をクリアするためには、伊藤先生を克服しなければ、できないということを、全国の高校演劇部員に知ってもらいたい(汗)。
 さんざん怒鳴られながらも、リハーサルは無事終了。国立のリハはNHKがカメラ割をつくるために、全編を通す。したがって、本番同様の流れが確認できた。照明や音響の細かい「修正」もうまくいった。それにしても客席には中央にずらりと「京華女子高」御一行様が観劇をしている中でのリハであった。決して笑わず、決して表情をゆがめず、拍手もしない。なんともミニひげゴジラが並んでいるようで(再再度失礼)、おのずと全員、気合いが入っていたようだ。
 この日は国立スタッフのご厚意で、搬入時に「吊り物」(2階パネル)を仕込ませていただけたので、スムースにリハがこなせた。舞台はもちろん、照明も音響も、正直言って、「格」が違う。繊細にして、迅速。これでスタッフの良し悪しが決まるといっても、過言ではない。国立スタッフの元で芝居が打てたことが、何よりだったと思う。舞台総括のYさんには、本当にお世話になりました。顧問の姉が国立劇場で歌舞伎役者に日舞を教授している関係もあって、Yさんにはとってもかわいがっていただいた。感謝である。
 この日はくたくたになって、オリンピックセンターに移動した。顧問は入館時間を超えてしまうということで、先にタクシーで手続きに行ったので、ここからは佐藤顧問の後日談を掲載しようと思う。
 地下鉄「半蔵門駅」から乗車。途中、千代田線に乗り換え、「代々木公園駅」で下車。問題はここからである。約1・2キロの道のりを56人がいわゆる行軍した。普段であれば、1・2キロなど、六国見山を乗降している彼らにとっては、「へのかっぱ」な距離である。しかし、この日は重たい旅行カバンを持ち、全員分の「弁当」を分割して持つ者もいたり、カセットデッキ、キーボード、楽器の数々などなどを持っていた。中には翌日使用する練習会場を清掃するために、自在ぼうきや、チリトリまで持つ者も。そこへもって、一日中緊張していたこともあり、もう「ぐったり」である。長々と続く隊列は、まるで先般起きた「大雪山」の事故のごとく、途中、きれぎれになり、それぞれが「気遣う」余裕もなくなり、佐藤顧問は「あと50m!しっかりしろ!」と勇気づけながら、全体を鼓舞したと言う。さすがに体力だけには自信のあるODCメンバーも、「遭難」を覚悟したとかしないとか。会場に着くと、4Fの説明会場まで荷物を持って上らされ、シーツのたたみ方のレクチャーなど受けて、再度1階に下され、やっと鍵、食事券の配布となった。その時点で、風呂終了まで30分と知らされる。飯すら食べていない状況で、まずは風呂。それとて、10人にひとつぐらいの広さの風呂で(中には3人用風呂にしか入れなかった者も)、とにかくまあ、過酷な夜は幕を閉じたのである。

8月26日(水)いよいよ国立入り、応援よろしくお願いします!
 全国大会が終わり、ODCは次の秋の作品と両立させながら、今日という日を迎えた。優秀校公演を前に、「余裕じゃん」という声も聞こえてきそうだが、諸般の事情を考え、厳しくも、あえて両立の道を選んだ。この期間の目標は「切り替え」。いかに気持ちを切り替えて別作品の稽古をするかであった。ともすると新作に気持ちがなびいてしまい、慣れた作品をないがしろにしないかが、課題でもあった。達成されたかどうかは…微妙ではある。それでも8月21日〜24日までは「校内合宿」を行い、準備を進めた。この時期の合宿は、相当肉体的には辛い取り組みであった。決して弁当屋さんを非難するのではなく、やはりワンパターンの食事に、若干辟易(へきえき)としてしまったことも事実である。合宿明けの休みは25日の午前中だけである。27日からは再び、渋谷のオリンピックセンターで2泊3日の準備合宿に入る(この夏は都合13泊14日)。
 長い長い夏の総決算がまもなくやってくる。国立劇場は本来的な目的とは違う「高校演劇」に門戸を開いてくれているわけで、それなりに制約が多く、演出も変えざるを得ない箇所もあり、対応に苦慮していたりする。それでも余りある名誉を考えれば、これもまたクリアしなければならない我々の使命だったりするのかもしれない。現在主役の一人が気管支の炎症がひどく、声出しのドクターストップがかかっている。小さな故障も数多い。疲れもたまっている。しかし、ここまでくれば、本番一発乗り越えるしかない。最後に後悔の残ることだけはさせたくはない。健康とのにらみあいゆえ、難しい点も多いが、うまく乗り越えさせたいと思っている。思わずネガティブな気持ちにもなりそうなことばかりだが、やるしかない!一致団結の「集中力」である。

8月3日(月)伊勢詣でそして帰宅



 現校長先生、そして前校長先生がご夫妻で応援にかけつけてくれた。現校長先生が電話口で「本当に嬉しいよ」を連呼してくれたことが、本当に嬉しかった。実は現校長先生は高校時代、生粋の「演劇部員」だったのだ。そして、たくさんのOBがかけつけてくれた。本番のためにと「寄せ書き」まで用意してくれた。もちろん、楽屋の神棚(ODCは本番の際には神棚が出現する)に飾られた。みんな、一生懸命読んでいた。今の自分たちがあるのはOBのおかげであることを、十二分に理解しているからだ。本当に有難う。そして、元気100万馬力の「保護者会」の皆さん。ツアーを組んで応援にかけつけてくれた。こんなにも頼もしく、勇気づけられる応援はない。ほんとにほんとに有難うございました。
 一夜明け、まだ興奮が冷めやらないODCであったが、自腹で「伊勢参り」を計画していた。しかし、昨日私たちに微笑んでくれた神様はどこへ行ってしまったのだろうか。とんでもない失態をおかしてしまう。
 本来、伊勢参りは「外宮」を参拝し、その後「内宮」を巡るのが本来のあり方らしい。しかし、帰宅の時間が迫っていたODCは「内宮」のみお参りに。それでも自由時間は60分。中には「おかげ横丁」なる出店通りに捕まってしまい、お参り自体が出来ない者もいたらしい。神様は少しヘソを曲げられたのかもしれない。近鉄宇治山田駅から四日市駅に戻り、貸切バス乗車の予定だったのだが、松坂駅での乗換えに顧問も部員も皆忘れた、車内で爆睡。やっとある部員が気がついた。「先生、来るときと何か風景が違いますよ」「確かに」それが下にある写真である。なんと我々は大阪に向かっていたのである。ところがこの辺りの列車の本数たるや、本当に少なく、なんと四日市に戻ったのは2時間も遅れてだった。運転手さんに謝ること仕切り。本当に焦りました。でもなぜか、大船の到着時間は予定通りに。ん?なぜ?

8月2日(日)「いよいよ結果発表」大会第5日目


 昨日完全燃焼したODCは午前中、最後に上演した2校のお芝居を観劇し、午後の「講習会」に参加し、いよいよ発表のときを迎えた。会場は各校ごとに、場所を陣取り、審査員の講評に一喜一憂していた。
 講師は専門審査員4名と高校演劇関係者3名(現役顧問1名とOB顧問2名)だった。ODCは10番目。9番目までは専門審査員と高校演劇関係者が組みになって、2名が講評するという流れだったが、ODCになって、突然専門審査員2名が講評した。まず舞台美術家の先生が開口一番、「高校演劇ではミュージカルは受け入れられないんですね」という、他の審査員に不平を言わんばかりのコメントで始まった。「私は仕事柄、ミュージカルを扱うことが多いのですが、高校演劇でも音楽を使った作品がもっと評価されてもいいと思う」とおっしゃられた。顧問は「ガーン!」である。「これは今回も選から漏れた。入賞はない」と思って、部員たちに「もう入賞はないぞ。あきらめろ」と伝えた。部員たちも意気消沈である。たたみこむように、もう一人の演劇評論家の先生が、「私も同じように思う、云々」。顧問は「いかん!うちらの芝居を評価してくれたのは、この二人だけだ!」と。、
 がっくりと発表を待った。最優秀賞が発表され、やがて優秀校が順番に3校が発表された。ここで、ODCは完全に浮いてしまう行動を起こしてしまった。後日、全国高演協の事務局をやってる某先生が、「今年の発表の風景は異様でしたね。」と。通常は発表されると、各校とも「きゃあああああ!」という悲鳴にも近い声で喜びを全身で表わすのだが、最優秀賞の学校が発表されると「しーん」。次に優秀校の1校が発表されると、やはり「しーん」。次にODCが呼ばれた。もう意気消沈していたODCの絶叫たるや、半端な叫びではない。号泣する者も。そして最後の優秀校も「しーん」。「あれ?」ODC、浮いてる?発表の瞬間をねらっていたNHKのカメラマンもどこに該当校がいるのかがわからず困っている。少なくともODCだけはばっちりカメラに収まった。
 予想外の展開に、まさに地獄に仏状態である。全員が頭上に「国立」の二文字が浮かんだことは言うまでもない。確かに最優秀賞が獲れなかったことは残念である。しかし、そんなことはどうでもよかった。もう一度舞台に立てる、その喜びでいっぱいのODCであった。ここまで支えてくれた保護者の皆さん、OBの皆さん、関係者の皆さん、本当に有難うございました!

8月1日(土)「ついに本番の日を迎える」全国大会第4日目

 昨年の全国大会と最大に違った点は「出演順」である。よく、審査には順番は関係ない、などと言うが、大いにある。いや、相当にある。昨年の大会第1番は本当に大変だった。朝9時から、まともに声など出るはずがない。審査の基準にもなる。今年の川之江高校は察して余りある。今回の本番は「16:00」からである(通常の部活の時間帯である)。さらには2日目のトリである。このラッキーを生かさない手はなかった。
 概して思うことは、やはり2年連続出場というのは、本当に大きかった。「経験」の違いである。少なくとも2・3年生はいかに全国大会が動いていくかを知っている。1年生にもしっかり目を届かせている。油断ではなく、「ゆとり」を感じる。自分たちの芝居を信じているし、のべ実質20000時間を費やした練習は彼らをしっかり支えていた。私は本番直前、舞台に彼らを集めてこう言った。「練習は本番を裏切らない」前夜から考えていた決め台詞である(くさい)。
 メイクと着替えもスムースにゆき(メイク用品を大量購入したし)、いよいよ本番である。本番はまず建て込みからである。衣装を着たままの建て込みにもすっかり慣れた。舞台監督のD君の的確な指示のもと、準備は整った。しかし、ここで痛恨の(?)のミスが生まれた。なんと「タイムウオッチ」がない!何度このミスで痛い目にあったことか。
 一昨年の「山姥」の関東大会で、同じことが起きた。この時はタイムウオッチはあったのだが、押し忘れた。これでは「ない」のと同様である。今回のこのミスによって、体内時計しか存在しなくなった。何となく遅れているような気がした計時係は、なんと「勘」で「巻き」の合図を。前半をとばすとばす。結果57分22秒。こんな早いタイムは一度たりとも出したことがない。まさに痛恨のエラーである。しかし、物事好転するときはこんなものである。「テンポがすこぶるよかった」「前半早かった分、後半に集中できた」・・・こんなもんである。結果オーライとは恐ろしい。
 正直言って、後半部にもう少し感動が生まれて欲しかったのだが、今回何よりも嬉しかったのは、会場の「拍手」である。出来が良いときには、緞帳が「ドン」と下がる瞬間に拍手が湧き起る。今回がそれだった。さらには客電がついても、拍手が鳴りやまない。「もう賞なんてどうでもいい」そう思った瞬間だった。
 ODCの長い長い1年が終わった。じゃがいもかあさん、ありがとう。みんな、ありがとう。やり遂げた充実感でいっぱいだった。

7月31日(金)「いよいよ大会始まる!」全国大会第3日目

 大会第1日目の最大の問題点は、どこの学校も「前灯り」(CL・FR)が暗すぎたことだ。やはり、各校ともきちんとチェックが出来ていなかったのだろう。主催者側の照明担当の打ち込んだ光量が明らかに不足していたのだ。今さらシーンごとに前灯りを足すことは不可能だ。照明チーフのTに聞いた。
 顧問「どうする?T。前灯り暗すぎるだろ」T「うちは大丈夫ですよ」顧問「ぬわぜ?」T「いつもボスが前灯りが暗い暗いって言うもんで、マニュアルで前灯りだけ24フェーダー別に作ってもらってありますから」顧問「T〜!(泣)まじぃ〜?(大泣)あんたはエライ!」こうしてODCは危機を乗り越えたのだ。こんなにも照明チーフが大きく見えたのは久々のことだった。まさに経験と決断力のなせるわざであった。
 この日は主催者側からあてがわれた練習会場などを使って、かなりしっかり稽古ができた。相変わらずの作新学院の出来栄えに、顧問一人「さすが」と思いつつ、それでも部員は動揺ひとつ見せず、さらなるやる気を出していたのには、成長の跡をみることができた。いよいよ明日、本番である。

7月30日(木)「リハーサルの日がやってきた」全国大会第2日目

 今回唯一の(?)ぜいたくな内容が、宿舎と会場の往復を全日程、三重交通バスをチャーターしたことだった。顧問のバス会社へのひとかどならぬが交渉が炸裂。
担当「1便で20000円になります」顧問「そこを総文祭価格ということで!」(なんじゃそりゃ)担当「総文祭価格ですか?!」顧問「もう一声!」担当「わかりました。高校生も頑張っていますからね。15000円で。」顧問「有難うございます!では消費税も込みということで」担当「ええええええ!!!」
 こうして、消費税込み15000円にしてしまった。実はこれ、57人が毎回利用すると、路線バス代より安いのだ。人数が多いメリットを最大限に利用したかたちだ。とはいえ、全5往復、バス代だけで、150000円とは!
 さて、今日の目標はリハを成功させること。ODCは「建て込み練習」を繰り返してきている。十二分な練習は重ねてきてはいるが、どうしても「照明の直し・シュート」に時間がとられる。そこがネックである。案の定、シュートに時間がとられ、照明に至っては「返し」という、いわゆるどんな灯りが仕込まれたかをチェックする時間が全く持てなかった。実は他校においても、ほとんど同じ状況だったとあとで聞いた。音響の音合わせも4曲を行っただけで、幕あき・幕きれ練習すら、まともにできなかった。正直言って、あまりに不十分なリハであった。
 しかし、ODCの照明チーフがいかに有能だったかを物語る出来事が、翌日わかったのだった。

7月29日(水)「いよいよ旅立ちのとき」全国大会第1日目

 29日(水)、朝7時30分、ODCはいよいよ全国大会会場に向け、出発した。今回のバスは補助席を含め、60人乗りの観光バスだ。この60人乗りバスのチャーターは実は相当大変なことだった。というのは、通常の大型バスは55人乗り。各バス会社でも1台あるかないかという特別なものだったからだ。
 さかのぼれば4月のこと。新入部員勧誘の頃の話である。実は部員募集の基準はこの60人乗りバスに乗れる人数であったのだ。顧問引率が2名、したがって、総部員数は58人までが限度。1年生の入部希望者が21人に達し、55名体制になったところで、勧誘は中止。募集期間1週間を残しながら、演劇部のみ募集を打ち切ったのだ。何とも贅沢な話ではあるが、これも仕方のないことなのだ。
 こうして、57人の人々を乗せた大型観光バスは、いざ三重県四日市市へ!
 この日は夕刻の「装置搬入」のみ。まずは宿に向かう。今回の宿舎はまさに破格の2食付4850円の「四日市港船員会館」なる、漁師の方や工業関係者が使用するお宿。他校は8000円や9000円もするホテルが主流。色々あって、女子27人部屋という部屋割りもあったりした。料理についても「3品つきます。味噌汁・ご飯はオカワリ自由!」という宿の歌い文句だったが、相当に不安がよぎっていた。しかし、神様は見捨ててはいなかった。食事の内容たるや、アゼンの一言。3品というのは、メインディッシュになるおかずが3品。たとえば、ステーキと海老フライとからあげ・・・のような内容だ。ステーキに至っては、2枚重ねになっていて、「こりゃ間違えて2枚ついているのだろう」と思いきや、全員2枚重ね。正直言って、大食いの顧問が食べきれない量だ。女子生徒に至っては完全お手上げ状態だったのだ。したがって、宿にお願いして1品減らしていただき、その代り、フルーツをつけてもらうことに。それでも余りある内容に、全員大満足の料理だったのだ。
 搬入の時間が来た。主催者側も大会一の大掛かりな装置類搬入だったこともあり(11tトラック満載)、大いに構えてお待ちになっていた。しかし、その後名舞台監督の称号をいただくことになるD君の指示によって、スムースに搬入された。そして何より嬉しかったプレゼントをいただく。主催者側の判断で、リハーサル中に吊るはずだった、重さ125Kgの巨大2階パネルをこの時点で吊らせてくれたのだ。本当に助かった。今までの主催者はすべて、リハ以外の時間に吊らせてくれていたので、今回のイレギュラーな進行に、少々戸惑っていたODCだったのだ。
 こうして、第1日目の装置搬入は終了した。明日はいよいよリハーサルだ。

7月26日(日)満員御礼!全国大会頑張ってきます!
 晴天に恵まれ、全国大会前の高野台特別公演、無事終了しました。満員御礼でした。有難うございました。ブラボーのお声もいただき、上演する側としては、感謝の気持ちでいっぱいになりました。まだまだ未熟なところも多々ありますが、残された時間を最大限に利用して、最高の舞台を全国で演じ切れるよう頑張ってきたいと思います。しあさってには出発です。わくわくどきどきします。皆さんの多くの応援を胸に抱いて、頑張ってこようと思います。部員たちの青春の最高の思い出になりますよう、顧問として、しっかりサポートしてきたいと思います。頑張ります!

7月24日(金) 一致団結して最終調整
 明日は本当に久々の「OFF」だ。ゆっくりと休みたい。思えば、合宿を含んだ公開リハの山も超えながら、やっと全国大会が実感としてとらえられるところまで来た。全国のリハと本番の立て込みの方向が、上手と下手という別方向だったことで、大会事務局に色々調整いただいたりもした(システマチックな立て込み練習をしてきたODCとしては、大変な問題なのです)。莫大な経費もたくさんの寄付が集まって(個人負担もありますが)、ようやく何とか目途が立ち、出発の体制が出来た。まだまだ課題は山積みであるが、一致団結して最終調整に入った感がある。
 あさっては全国前の最後の本番である。野外劇場ゆえ、晴天が望まれるが、何とも怪しい天気予報ではある。しかし、彼らの今の気合いさえあれば、低気圧すら動かしそうなおももちである。実力以上の舞台なんて出来るわけがないのだから、今まで積み重ねてきたことをどこまで出し切れるか、そんな一日になって欲しいものである。
 顧問としては、「今」を楽しみながら、後悔のない取り組みになってくれればと願うばかりである。

7月21日「南足柄公演終わる。びっくりの観客数。」
 今回は急きょ、合宿で行うはずのゲネプロから公演に切り替えたこともあり、ほとんど広報活動ができないまま、本番当日を迎えてしまいました。それでもナント、280人のお客様がご来場下さいました。出来栄えは正直なところ、全然ダメでした。せっかくご来場下さったのにゴメンナサイ。でも本番を通して、ダメな箇所がはっきりしたので、皆さんの応援を無駄にしないよう、残り10日間を有意義に使って、手直しを加えたいと思います。本当に有難うございました。

7月11日(土)
慌ただしくも充実した毎日に
 試験週間が終わり、9日(木)からいよいよ練習が再開されました。20日には南足柄公演、26日には高野台公演と2日間の本番が決まりました。10日には朝日新聞にカラー写真入りで、大きく記事が掲載されました。まもなく神奈川新聞にも掲載されます。そのお陰もあって、高野台公演の予約が殺到し(80件以上)、追加席40席を設けましたが、160席で満員御礼となりました。本当に申し訳ありません。南足柄公演では「TVK(テレビ神奈川)」が一日取材で、クルーが入ります。本番も収録予定です。どうぞ高野台公演とは別のクオリティを発揮できると思います。ぜひご来場いただければと存じます。
 部員達はあれもこれもやらねばならないといった慌ただしい状況で、練習を再開していますが、充実したスタートを切りました。OBも辛口コメントをたくさん残してくれて、その愛情の深さを示してくれています。まだまだツメが甘く、顧問からもおこごとをもらったりはしていますが、充実した毎日を送っています。残り約2週間、自分に負けないよう、全員励まし合って、やり抜きたいと思います。応援よろしくお願いします!

6月30日(火)
試験1週間前 しばらく稽古はお休み
&芸術鑑賞会の申し込みがありました。
 定期公演が終わって、2週間が経過した。その間、ビデオを観たり、スタッフ会議、舞監会議を開いたり、様々な反省の元に、仕切り直しを行った。時代殺陣も散々な出来栄えだったこともあり、さっそく殺陣講習会も開いた。大道具(舞台美術)も大幅な手直しをすべく、現在とりかかったところだ。追加公演も決まり、さらなるクオリティを目指して、頑張ろうということになった。
 嬉しい話がひとつ飛び込んだ。神奈川県西部の大井町にある「湘光中学校」から、来年3月に芸術鑑賞会を頼みたい旨の連絡があった。秋の連続公演作品を披露することになる(居残りの3年は3月になっても引退できない?!)。
 試験1週間前に突入する。3年生は2日前から、1・2年生は明日から1週間前になる。しばらくお休みである。勉強も頑張らねば。でも2年の学年トップはODCだったりする。みんな見習って頑張れ!

6月21日(木) 定期公演・白帆祭公演、盛況のうち幕閉じる
【白帆祭】
 この日の公演は野外劇場を仕込み、皆様をお迎えした。朝一番の公演だったにもかかわらず、開場30分前には定員の140名を超える長蛇の列ができてしまった。立ち見必至の中、詰められるだけ詰めて観劇いただいた。本当に悪環境の中、最後までありがとうございました。
 今回は装置が大きいこともあり、体育館公演は避け、野外での公演となった。照明効果もなければ、声も野外だけに、皆空に飛んでいってしまう。演技勝負と言えばかっこよすぎるが、いつもより集中力と声の張りが必要となり、結構きつい公演であった。しかし、本番が始まってしまうと、観客の皆さんが芝居に引き込まれていくのがわかり、胸をなでおろした。
 2日後の第18回定期公演につながる貴重な本番であった。
【第18回定期公演】
 3本立公演を準備も含め、一日でこなすのは本当に大変だった。まず11tトラックには荷台の屋根まで詰め込まれた、大荷物。よく載り切ったとしか言いようがない。会館では3本分の照明の仕込み、回路数を使い切った。色は全国大会と同じにした。じゃがいもかあさんの2階パネルを吊り込み、紗幕で前後を区切り、前には続・夢で逢えたらの装置を組んだ。音響用スピーカーは全4ケ所、8台を仕込んだ。
 各作品の場あたりリハは各1時間。メイクを進行させつつ、17:30の開場5分前まで続けられた。17時から入場整理券を配布したが、17時段階で386名が列を作った。そして開場。本番までには会館の定員ぎりぎりの594名で席は埋まった。親子席まで開放して、定員を超えない努力をした。入場受付、会場整理は保護者会の皆さんが手際よくやってくれた。
  そして本番。隅から隅まで埋まった客席を前にして、部員たちはかつてない集中力とノリの良さで好演。じゃがいもかあさんに至っては感動の涙で埋め尽くされた。恐らくは現在できる最高の舞台だったと思う。これをステップにして、残り少ない全国大会の稽古期間を充実させたいと思ったODCであった。
 関係者の皆さん、平日にもかかわらず駆けつけて下さった観客の皆さん、本当に有難うございました。全国大会、頑張ります!

6月10日(水) 本番まであと2日。どこまでやれるか。気合い、一発。
 昨日は『続・夢で逢えたら』の稽古。久々の通し稽古に、皆ボロボロ。作品として研ぎ澄まされるには、本番の力を借りるしかない、そんな追い詰められ方の状況だ。日曜日に最後の通し稽古をやって、定期公演の本番だ。どこまで集中力を発揮できるか、笑いのツボを押さえられるか、思いきりのよい演技ができるか、残す1日に架けよう。やればできる、自分たちを信じて頑張ろう。
 そして今日は『じゃがいもかあさん』の「高速一本通し」を行った。タイムは49分。まさに3倍速。問題は明日の文化祭前最後の通し稽古だ。60分を切ることができるだろうか。無駄なぜい肉をそぎ落とし、明日はスリムに生まれ変われる、はずだ。どんなことでもそうだが、最後まであきらめない、最後までこれでいいというものはない。ぎりぎりまで自分の力を信じて、やり切ってほしい。ODCのみんな、頑張れ。気合い一発!

6月7日(日)いよいよカウントダウン!テンポを詰めろ!
 残すところ、白帆祭(公開文化祭)まで5日となった。『じゃがいもかあさん』の上演タイムが現在1時間3分超え。今日はビデオ撮影をし、関東大会のビデオと比較して、そのテンポの違いを確認した。現在6分近く、ベストタイムから遅れている。その原因は全体のテンポの悪さと個人的な「タメ過ぎ」の演技のせいである。日頃どうしても細部にこだわる演技指導がなされる中で、全体のリズムがまだ生まれていないというのが現状なのだ。そこで水曜日には「テンポ詰め」の作業を行う。秘儀?!「高速一本通し」である。これは全く「タメ」を作らない通し稽古で、50分以内で上演を敢行するのだ。その結果、次の通し稽古では、全体のテンポが詰まって、60分以内に全体がキュッっと縮まるという技なのだ。さあ、いよいよ最後の仕上げである。
 昨日は本番1週間前だというのに、余裕の?!「定例観劇」を行った。それも2本立である。新宿の紀伊国屋サザンシアターで、若手ミュージカル劇団、ステップスの「ヴェローナ物語」を観劇し、横浜の相鉄本多劇場へ移動。劇団相模舞台同盟の「BELIEVE]を観劇した。1年生にとってはとってもよい経験になったと思う。ステップスは皆満足していたようだが、顧問は今ひとつ不満足。嫌、かなり不満足。詳細は避けておこう。対し、相模舞台同盟はかなり満足。今回の芝居は「殺陣」のための芝居ではなく、「芝居」のための殺陣だった点に、新しいサガブさんの未来を感じたしだい。既成台本だったのだが、ストーリーで引っ張れる芝居で、そこに見事にスパイスの効いた時代殺陣が盛り込まれている。殺陣で押し切るかたちから進化し、新たなる可能性を感じたしだい。
  さあ、この一週間。おもしろくなりそうだ。

5月30日(土)試験週間終了。いよいよ練習再開。
 先日試験が終了し、練習が再開した。久しぶりの稽古にクオリティの低下は否めず、これからが正念場というところか。本番に向け、芝居を定着させてゆくには、通し稽古をいかに確保するかということである。小返しによる、いわゆる「直し」の作業から、「通し稽古」に移行させなければならない。しかし、未だ新キャストを中心とした細かい演技の問題点が解決できずにいる。どうやら時間との戦いになりそうである。
  芝居を江戸時代の歴史勉強に例えれば、とりあえず幕あきの初代将軍の家康を皮切りに、3代家光、5代綱吉、8代吉宗、幕切れの15代慶喜をしっかり押さえておけば、ほぼポイントははずさず、江戸を知ることができる。しかし、それでは本当の江戸時代を知ることができない。後半の停滞気味の化政文化の庶民の生きざまにこそ、真の江戸らしさが内在していたりする。やはりポイントを押さえた学習は所詮受験用の勉強でしかなく、江戸を語るには15代将軍の政治それぞれを柱に、全部の流れを丁寧に追っていくしかないのである。ODCの現在はまさに受験対策のそれの状態なのである。そこで明日は無理矢理「通し稽古」を再開する(意味がわかるだろうか)。ちなみに顧問は国語教師である。社会科の回し者ではない。
  上演者が増えるということは、様々なリスクが伴うが、完成度が高まれば、さらなる大きな成果が得られる取り組みである。1年生21名のうち、20名が役者として加わる。当然のことながら、人数が増えた分、全体のアンサンブルを作り直さなくては、荒々しい粗雑な表現に陥ってしまう。歌、ダンス然り、演技についても、繊細さが損なわれては、人数を増やした意味がない。しかし、それがクリアできた時、さらなる表現の可能性が生まれるのだ。吹奏楽に例えれば(おいおい、今度は吹奏楽かい)、小編成のB編成から大編成のA編成に、人数がいるからといって、むりやり移行させたばっかりに、金賞を逃してしまうがごときである(わかる人だけわかって)。ちなみに顧問は演劇部顧問である。吹奏楽部の回し者である(ナニ〜?!)。
  とにかく!このままではいかんのである!頑張れ、ODC!

5月17日(日) 全力投球!じゃがいもかあさん!中学生来校。
 明日から試験週間で部活が一時OFFになる今日、とりあえずこの1週間で出来るすべてのことをやった。集中力は高い。卒業した3人の男子の穴を埋めるべく役柄変更始め、新ラインナップでの演技のつけ直し、歌・ダンスの再編成、大まかな「直し」を行った。当然のことながら、オリジナルメンバーと新メンバーの技術落差は大きいが、まさにこれからである。とりあえず植物に例えれば、新芽が吹き出した状態とでも言っておこう。大事に育つのを待つ状態だ。
 また、昨日、今日と劇団相模舞台同盟の實方先生とメンバー(とはいえODCのOBだが)が来校し、新しく時代殺陣に参加する1年生を中心に「殺陣講習会」を持っていただいたりもした。やはりこの伝統は大きい。こうして少しずつだが、ODCとしての力量を身に付けていくのだ。
 今日は鵠沼中学校と藤ケ丘中学校の演劇部員11名が部活見学に訪れた。熱心な生徒さんで、一生懸命参加したり、メモを取ったりしていた。少しは刺激になったのかな?
 しばらく試験でお休みである。試験中もやりたい上級生もいるようだが、これはケジメである。部活と勉強の両立こそ、ODCらしさだと思っている。切り替えが大事大事。

5月10日(日) 1年生劇、終了!じゃがいもかあさん、始動!
 総製作日、わずか6日。校内発表とはいえ、60分の芝居を一気に作り上げた。今年は演劇経験者が少なく、ほとんどが初心者という向い風の中、立派に2回公演をこなした。1回目公演は1年生の保護者が勢ぞろい、2回目公演は2・3年生へのお披露目となった。さすがに2・3年生の前では力が入ったか、1回目ののびのびとした演技に比べ、緊張気味の内容ではあった。それでも、余りある演技内容であった。ただ、基本的な「かつ舌」や「声量」、「台詞まわし」など、まだまだ鍛えなければならないことは、満載である。早く力をつけて、2・3年生に追いつけ追い越せ、というところか。
 明日からはいよいよ総がかり戦で「じゃがいもかあさん」のリメイクが始まる。定期公演までには試験週間も入っているので、まさに時間との戦いとなる。集中力と応用力で、この難局を乗り越えてもらいたいものである。

5月7日(木) 1年生芝居『ヤッパリパパイヤ』稽古3日目 
 1週間の突貫工事で本番(部内発表)という1年生にとっては、まさに有り得ない試練の日々が続いている。稽古3日目にして、すでに台本を持たず、場面転換練習に突入した。一通りの立ち稽古は終了したかたちである。一部の役者を除いて、衣装も決まりつつある。明日には上級生が視聴覚室に照明・音響・装置を仕込んでくれる。土曜日にはリハにこぎつけそうである。日曜日は午後2回公演。1回は保護者の皆様に観劇いただき、1回は上級生が観劇する。スタッフを全面上級生がバックアップしてくれるとはいえ、まさに奇跡である。現在「じゃがいもかあさん」の演出補佐として頑張っている2年生部員が、全責任を持って、演技指導をしてくれている。全国大会後の秋の作品は彼女に任される。彼女にとっても、まさに正念場。残り3日、どこまで頑張れるか、1年とのタッグ、見ものである。
 

5月1日(金) 1年生劇・全国大会作品「新・キャスト」発表
 新入部員オーディションを経て、1年生は全員がキャスト経験をする「1年生劇」のキャストが発表された。製作期間はわずか1週間。校内発表とはいえ、無理は承知の突貫工事が行われる。彼らはこの経験で、一気にスキルアップし、2・3年生レベルに肉薄する。今回の作品は千葉の名将?!阿倍順先生作の『ヤッパリパパイヤ』。全国作品であると同時に、今尚各地区大会では人気の演目だ。
 そして、同時に全国作品『じゃがいもかあさん』の新キャストが発表された。しかし、顧問・演出にとってはこれほど辛い発表はない。なぜなら、新入部員の力のある者が、役がらによっては2・3年生にとって変わるからだ。もちろんお試し期間を経て、ものにならなければ元に戻すのだが、チャンスを与えるからにはチャンスを与える側の辛さも伴う。この時ばかりは顧問・演出はまさに「鬼」である。鬼とならなければ、発表ができない。涙に暮れる上級生の心中は推して知るべしなのだ。
 そうした修羅場に加え、今回、この3月に卒業した3人の男子部員の穴をどう埋めるかが大きな課題であった。2人は新3年生が昇格して穴を埋めた。そして主役の1役をナント1年生の演劇経験ゼロの新入部員がゲットした。そのプレッシャーは筆舌に尽くしがたいだろうが、やってもらうしかない。
 ODCには年功序列のキャスティングはない。その分、部員たちの心の痛みはとても大きい。「教育的でない」という声があることは承知している。しかし、「教育的」とはいったい何だろうか。顧問は学生時代、「挫折」の繰り返しであった。力負けの悔しさは誰よりも知っているつもりである。しかし、あえて同じ境遇の部員を作り出している状況について、決して教育的でないとは思っていない。綺麗ごとではなく、「挫折は力となる」と思っている。現在2・3年生は「大会」において、挫折を知らない。入部してから負けなしで全国切符を手に入れている。このことにむしろ不安を感じている顧問がいたりする。現在「ODC部歌」というのがあるが、これは顧問の作曲した「負けるな応援ソング」である。作ったいきさつは2年連続で地区大会落ちして、挫折に打ちひしがれている部員のために提供した。しかし、今やその歌を心の拠り所にしている部員はいない。今一度「勝ち組」の発想を捨て、初心に返り、個々が様々な壁に立ち向かって、さらなる力を得て欲しいと思うのだ。あなたの悔しさを無駄にはしない、そんな全国へのチャレンジにしたいと考えている。

4月28日(火)@新入部員保護者説明会・保護者会総会公演無事終演
         A新入部員オーディション始まる


@4月26日(日)に新入部員保護者説明会と保護者会総会が開催された。説明会は毎年、新入部員の保護者の皆さんをお招きして、ODCの活動内容を説明した。学業との両立方法やら、進路についてもお話した。その後、2・3年生の保護者の方々と合流して、2009年度の総会が開催された。55名の部員のうち、47名もの親御さんが参集して下さった。
 保護者会はまさにODCの「応援団」である。どんな公演のときにもたくさんの方々を引き連れて応援に来て下さる。部員たちも少し恥ずかしながらも、やりがい100%!部活を通じて、親子のコミュニケーションがとれればと願うばかりである。
A27日(月)から新入部員オーディションが始まった。これは5月に2週間で突貫製作する「1年生芝居」のキャスティングを決めると同時に、8月の全国大会の役決めにも参考にされる。@ダンス、A歌、Bパントマイム、C演技の4項目だ。明日29日まで続く。さあ、新しい力がみなぎる!

4月20日(月) 新入部員、緊張の部署面接
 ODCでは全員でスタッフ作業を行う。したがって、まず大道具部・小道具部・衣装部のいずれかに所属する。その上で、舞台部(舞台監督)・演出部・照明部・音響部・美術部・メイク&ヘアメイク部・制作部のいずれかを、無理がない限りで、複数兼部できることになる。さらにはダンス指導部・歌唱指導部・殺陣指導部・演奏指導部にも加わるチャンスがもらえる。もちろん本番を想定して、舞台部・演出部・照明部・音響部は専属スタッフが認められている。
 今日はその希望を聞く新入部員の面接が行われた。面接官は各部署のチーフたちである。もともと「部員データ」なる個人カードを提出してもらっていて(これは部員全員分を印刷して、「部員DATA2009」という冊子になる)、それをもとにチーフたちが様々な質問を飛ばすのである。
 1年生たちは緊張気味ながらも、皆笑顔で質問に答えていた。必ずしも第1希望にかなうわけではないが、いよいよスタッフ作業もいっしょに行うことになるのだ。今日は11人の面接を終え、明日、残りの10人の面接を行う。さあ、今年はどんな配属になるのか、目が離せない。

4月18日(土) ダンス!ダンス!ダンス!
新入部員、踊りまくり!
 いよいよ今日から、新入部員に基礎練習を教え始めた。一通りの基礎練習をこなした後、恒例のオリジナルダンスの振り移しが始まった。新入部員2人に先輩2人が付き、徹底的に教えた。習う側も必死なら、教える側も必死である。さすがに全部の振りを完璧に教えるところまではいかなかったが、踊りまくった一日だった。明日は筋肉痛必至であろう。
 あこがれの先輩が踊っていたダンスを自分達もみるみる踊れるようになる喜びは、この時期でなければ味わえない。恐らく家に帰っても踊りまくりの一年生であろう。少しずつではあるが、ODCの一員になっていく。頑張れ!一年!負けるな!新入部員!

4月16日(木) 部活登録日
21人が入部(男子8名・女子13名)
総勢55名で新体制、発進!
 新入生歓迎公演で4日間連続公演をこなし、新入生歓迎会で「じゃがいも」のダイジェスト版を上演、部活紹介で時代殺陣を披露、ビデオ上演、体験仮入部を経て、やるだけのことはやりきったODCは、ついに部活登録の日を迎えた。そして新鋭21名の入部が決まった。本来は今回の登録日は第1回目で、来週の23日が最終登録日となっていたが、スケジュールが過密なODCは今日で入部者を締め切り、最終登録日とした。人数的には例年と変わりがないが、男子8名入部は快挙であった。総勢55名となり、これで、顧問を含めても、60人乗りバス1台で全員が乗車できる人数に収まることができたのだった(顧問はここにこだわっていたのだった)。
 今日は恒例の「クラブネーム」を上級生が決める、ODCの儀式が行われた。候補が10例ほど示され、2・3年生の多数決で決定する。新入部員は候補の中にどうしても「困る」ネーミングがある場合は、多数決の前に拒否権を発動できる仕組みである。わいわい大騒ぎしながら、21名全員のクラブネームが決まった。「天照(あまてらす)」などというありがたいネーミングもあったりで、1年生にとっては結構ドキドキの時間が過ぎた。これで明日から晴れてODC部員となるのである。
 今日は通称「ピカ一」(ピカピカの一年生)というガイダンスブックが配布された。これには部歌から部則、基礎練習の方法など、これから部員として必要な内容が掲載されている。その中に「オーディション要項」があり、4月27・28日には1年生の力量が試される「オーディション」が開催される。「演技」(台詞・パント)、「歌」、「ダンス」があり、すべて点数化され、ゴールデンウィーク明けから2週間で作られる「新入生劇」のキャスティングに活用される。大変であるが、キャストになるための登竜門なのだ。仮に専属スタッフをやるにしても、一度はキャストを経験してもらうことで、より有能なスタッフを育成しようという考えもあるのだ。
 同時に連休明けには「じゃがいも」の新キャスト(仮)も決め、いよいよ稽古に入る。今年こそは全国制覇を目指して頑張る所存だ。さあ、NEWODCいよいよ発進である。
 

4月10日(金) 新入生歓迎公演第3日目
またまた増えました!
男子4人を含む18人、入部を表明!
 今日は午後から27部活による「部活紹介」が行われた。持ち時間は3分。ODCは「時代殺陣」を披露した。その甲斐もあって?今日は男子が大挙して13人観劇に訪れた。最初は冷やかしのつもりが、気持ちを大きく動かされた者も。また、この公演のチラシには実はちょこざいな仕掛けがあったりする。4年前にもあったのだが、チラシの角に「ワンドリンクサービス」の文字が!つまり、飲み物だけ飲んで、まあちょこっとお芝居を観て、さっと帰ろうと思っていたのが、なぜか入部してしまったということに。今日も「こんなはずじゃなかった!」ということに。
 現在2・3年で34名。現時点では全体で52名に。まだまだ増えそうだ。実は今回1年生の理想人数は19名、というのがあった。下世話な話なのだが、全国大会には貸切バスで行く。バスは55人乗り。顧問2名を引くと、53人が乗車の限界なのだ。しかし、もうこんなことは言ってられない。お金はかかっても新幹線で行くしかない。ええい!何人でも来なさいっ!という感じ。
 それにしても今回の本番は実はボロボロだった。役者の疲れもあるのだろうが、集中力もなく、悪い意味で「慣れ」が生じてしまった。こんなことでは終われない。明日はOFFだが、日曜日に立て直して、月曜の楽日には、納得のいく舞台を創りたいものだ。さあ、あとひと踏ん張り!みんな頑張れ!

4月9日(木) 新入生歓迎公演始まる
2日目で14人、入部を表明
 昨日からいよいよ新入生歓迎公演が始まった。今日で2回目の公演が終わり、明日金曜日と月曜の4回連続公演で新入生に観劇してもらう。客席が30席弱しかないので、そんなに大勢の観客は入れられないのだが、毎日ちょうどよい感じで新入生が集まってくれている。昨日と今日で男子1名を含む14名が入部を表明してくれた。部活登録日というのがあって、17日と24日の2日間で入部が決定する。しかし、ODCはこのあとの活動の展開が早いため、17日で登録を締め切る。明日は男子部員候補が大勢観劇にくるらしく、期待しているしだい。
 さて、新作『続・夢で逢えたら〜為五郎の逆襲〜』は思いのほか好評で、出演者のレベルアップもあってか、テンポ・間もなかなかよくなってきた。アドリブも飛び出す状況で、ますます磨きがかかっている。ただ部員たちはこの公演の間にも、体育館で行った新入生歓迎会で『じゃがいもかあさん』の抜粋版を上演したり、明日には部活紹介という27部活が3分で行うパフォーマンスで、時代殺陣を行ったりと、体力的に限界ぎりぎりの取り組みを行っている。明後日の土曜日は久々のOFFであるが、現在は「正念場」といったところなのだ。
 さあ、新メンバーがそろうまで、あと少し!みんな一致団結で頑張ろう!

4月2日(木) 渕野辺高校との交流会 第2弾
 今日は先日参加できなかった渕野辺高校の皆さんが、大挙して来校した。先日同様にいっしょに基礎練習を体験してもらい、その後ODCの練習を見学してもらった。今回は2ヶ月半ぶりに「じゃがいもかあさん」の練習も行った。まもなく新入生歓迎会用に「じゃがいもかあさん」のダイジェスト版を上演する。その練習を行った。久し振りだったこともあり、思い通りの演技が出来ず、課題が残った。それでも後半にはだんだん調子もあがり、かなり戻すことができた。その後、部活紹介で見せる時代殺陣も見てもらい、最後に現在製作中の新作「続・夢で逢えたら」の5回目の通し稽古を観劇してもらった。
 そしてこれからもよきライバル、よき仲間であろうと誓い合って、解散となった。やはり渕野辺高校とは「戦友」だと思った顧問であった。

3月22日(日) 渕野辺高校との交流会
 今日は戦友(あえてそう呼ばせていただく)の麻布大付属渕野辺高校がODCを訪ね、稽古を見学に来た。かつてODCも渕野辺高校に同じように色々学びにでかけたことがあった。あの名作「バク」を製作していた頃だ。同じ神奈川にあって、刺激し合える間柄があるのは本当に幸せなことだ。今回は31日に春季発表会を控えているキャストの皆さんは参加できなかったが、4月2日には大挙して来校するとのこと。楽しみだ。
 その日は毎日やっている基礎練習を一通りいっしょにやり(約2時間)、立ち稽古と時代殺陣練習を見てもらい(約1時間)、午後からはスタッフの作業工程を見学してもらった(約4時間)。朝9時から17時まで、たっぷりと交流を深めた。
 やはり同胞の仲間どうしが仲良くなるのに時間はかからない。昼食を挟んで、あっという間に親睦を深めた。
 思うにODCももっともっと頑張らねばと思う。自分たちの今に安息した時点で崩壊は始まる。大事なことは謙虚な心、学ぶ姿勢、向上心を持ち続けることだ。これでいいというものはない。自らを信じつつも、チャレンジ精神を忘れてはならない、そんなことを感じさせてもらった交流会だった。
 お互い頑張りましょう!渕野辺さん!

3月19日(木)「時代殺陣に命を懸ける?!」
 ODCの練習の根幹のひとつに「時代殺陣(じだいたて)」がある。チャンバラと言った方が一般の方々にはわかりやすいかもしれない。現在嘱託として指導してくれている、劇団相模舞台同盟の實方誠一郎(さねかたせいいちろう)先生が中心となり、時代殺陣を取り入れた練習を行っている。今回の「じゃがいもかあさん」にも時代殺陣が取り込まれていて、見せ場のひとつにもなっている。
 部内にも「殺陣指導部」という指導部署があり、そこで様々なアクションの振り付けをやったり、練習メニューを考えたり、かなり力を入れて練習に励んでいる。
 今日は先週に引き続き、新入生に見せる「時代殺陣」の練習を行った。新入生オリエンテーションの中に「部活紹介」という時間があり、本校の24部活が持ち時間5分で部を紹介する。それぞれに毎年工夫を凝らしており、ショート映画を製作してくる運動部や、舞台上でパフォーマンスする部活などなど、かなり見ごたえがある企画なのだ。ODCは例年、この時間に「時代殺陣」を披露する。これは男子部員獲得に大きな効果となる。約3分の演技を見せるわけだが、実はこの「3分間」動き続けるスサマジサはやったことがある者しかわからないらしい(顧問自身もやったことがないのでわからない)。舞台袖に戻った際には「酸素吸入」が必要なくらい、ひどいものらしい。そんなすさまじい演技を本日は終日行っていた。好きこそものの…とは言うが、よっぽど好きでないと続かないすさまじい練習なのだ。
 實方先生率いる相模舞台同盟の主力メンバーはODCのOBたちである。したがって、まさに後輩に稽古をつけにやってきてくれているのだが、そこは容赦がない。偉そうな言い方だが、ODCが全国レベルの学校になれたのは、こうしたOBたちのたゆまぬ厳しさの積み重ねによるところが大きい。まず褒めることがないし、ダメだしも的確で、いかに愛情を持って接しているか、顧問としては痛いほどわかったりするのだ。そんな愛情に包まれて、稽古は進む。
 さて、本番はどんなになるのだろうか。度肝を抜かすパフォーマンスに仕上げて欲しいものだ。

3月10日(火) 普通の風景
 新作『続・夢で逢えたら〜為五郎の逆襲〜』の稽古・製作の真っ最中。1時間の基礎練習のあと、猛烈な勢いで演出が立ちをつけている。立ち稽古初日には全員が台本は手放している。ときたま顧問が顔を出し、「その笑いは種類が違う」、「このシーンに音楽はいらない」などと、言いたいことだけ言って去ってゆく。基本は「自分たち」である。
 スタッフ作業と立ち稽古は同時進行である。スタッフ作業途中でも演出補佐が「出番です」と声をかけにくる。立ちが終わるとスタッフ作業に戻る。この繰り返しである。
 当たり前の風景、当たり前の毎日。しかし、そこから「創意工夫」が生まれていく。妥協はしない。
 大道具部がタンスやら仏壇を製作している。タンスの引き出しが作られている。なぜ引き出しが?いったい彼らはどこに向かっているのか。小道具部が青首大根を量産している。台本に「この30本の大根どうすんのさ」と一行書いてしまったために、彼らは大根を作る、作る、作る。夢がカタチになってゆく。
 本番まであと3週間。新入部員を迎える。彼らの夢はまだまだ続く。

2月26日(木) 卒業式照明仕込み
 3月1日(日)は卒業式だ。ODCは式場となる体育館の舞台に照明を仕込んだ。体育館ステージを練習場所にしている演劇部は多いが、本校ではダンス部が使用している。演劇部は教室2個分の視聴覚室を占有している(結構ぜいたくだと思う)。したがって、体育館ステージには全く照明が仕込まれていない。そこでその役割を演劇部が担っている。とはいえ、地灯り2色(W・#37)とサス灯り3灯とコロガシ1灯、ピン2本と極めて単純なものだ。体育館の分電盤に直結するフェーダー(2kw×10回路)を学校が持っているので、それに仕込む。本番もODCがオペレートする。
 本校の卒業式は第2部があり、3年間の思い出のスライドショーと3年生の全員合唱がある。今年は引退した3年生の元部長が仕切っている。その際のピアノ奏者と指揮者を浮き上がらせるのもODCが行っている。厳粛にして、思い出深い、毎年すばらしい式典なのだ。
 その他、当日には3年生の保護者の茶話会で、お祝のパフォーマンスも行う。今回は『じゃがいもかあさん』のミュージカルナンバーを披露する。また、1・2年生は会場で出待ちをして、引退した3年生全員に花束を贈呈する。また、日を改めて「3年生追い出し会」という3年生への感謝のパーティも行う。追い出し会では一人1品、自分で作った料理やスイーツを持参する。部員全員と顧問の分も作るので、51人分を用意することになる(1・2年で34人いるので、34品がそろうことになる。結構スゴイ)。また、様々な「一芸」「パフォーマンス」が登場し、さらには3年生一人一人に手製のアルバムや手作りの記念品を贈る。3年生は部活に役立つ品物お金を出し合って購入し置いていく。最後に顧問は、3年生一人一人にそれぞれふさわしい「漢字」を毛筆で贈呈する(これは皆楽しみにしていて、その字を用いて子どもに名前をつけたりするOBもいたりする)。
 本当に3年生は卒業しちゃうんだね。

2月21日(土) 気合いのODC、燃えたぜ!
 大船駅朝6:15に集合、6時32分の湘南新宿ラインに乗車。西武線に乗って、9時前に入間市市民会館に到着した。トラックが事故渋滞にはまったとの連絡が入っていたが、無事9時前に到着。照明の仕込みが始まる、同時に搬入も始まった。
 いつもの光景、いつもの段取り。しかし、今日はどこか普段と違う。それはやはり、3年生3人が最後の公演に臨んでいることを知っていたからだろう。3年生といっしょに関東まで駆け上がった様々な練習の日々が、走馬灯のように思い返された。みんな研ぎ澄まされた緊張感の中、気持ちがひとつになってゆくのがわかった。顧問としては、この輪の中にいられる喜びに、かなり胸を熱くしていた。本番を見守る気持ちもいつもとは違っていた。多くの者たちが、ストレートに芝居を、そして自分を見つめていた。本番を無事終えた達成感は言葉では言い尽くせないほどであった。こんな日もあったものか。
 18:45にすべてを終え、退館。何ともいえない喜びに満たされながら、長い帰り道もあっという間に過ぎていった。最高の一日、最高の思い出を有難う!気合いのODC、燃えたぜ!

2月16日(月) オリジナルメンバー最終通し稽古
 今週末の21日(土)は3人の3年生を含んだ、オリジナルメンバー最後の公演である。通常は6月引退であるのに、受験勉強と両立させながら、ここまで頑張ってくれた3人には、1・2年生から見れば、頭が下がる思いである。その最後の通し稽古が今日終わった。というのも、19・20日は入試、18日は入試準備で学校には残れず、したがって明日一日しか練習が出来ないのだが、3年の一人が受験。そういうわけで、今日が最後の通し稽古だったのである。
 実はODCの通し稽古は相当厳しい条件がある。それは装置が大きく、駐車場で行うのだ。それは真夏の炎天下でも、真冬の極寒の日も、外で行う通し稽古は、様々な意味で「思い出」に残る活動であるのだ。今回、その様々な思いが込められた最後の練習が行われたのである。胸がいっぱいで涙をこらえきれない部員もいたくらいなのだ。

2月15日(日)ODCはバレンタインムード?!
 昨日、今日とODCはまさにバレンタインムード一色?!でした。最近の女子高生は手作りチョコ・クッキー・ケーキをつくるのが上手です。どうやらバレンタインデイにチョコを贈る習慣は日本だけらしい。それもチョコレート会社の陰謀?!だとか。それにしてももらうのはよいが、3月14日のホワイトデイなるものがやってくるのは、男子は皆それなりに大変だと思っているに違いない。かくいう顧問も部員から17個のチョコ類をゲットし、家に帰ってとりあえず「父さんはこんなにチョコもらったゾ〜」と自慢したのであった。
 2年男子のM君に至っては、生涯こんないチョコをもらったのは初めてだと感涙し、「でも義理チョコじゃん」と顧問が言うと、「それでもこんなにもらうことなんてないですから、いい思い出になります」と言っていました。なるほど、確かにそうかもしれない。ちなみに顧問は2倍返しでホワイトデイに返すので、某クラスでは「あげると得する」という本来的でないウワサが闊歩している始末。
 まあ、こんな浮かれた状況ばかりでなく、しっかり「じゃがいもかあさん」練習しました。

2月14日(土)定例観劇『ヤマタノオロチ』劇団相模舞台同盟
 今日は15時まで稽古をし、その後、劇団相模舞台同盟の『ヤマタノオロチ』を観劇しに、川崎のラゾーナに出かけた。ラゾーナは大都会だ〜。迷わないようみんな頑張ったね(泣)。今回の劇団相模舞台同盟のキャストは13人中11人が顧問の教え子だったりした。大船系と湯河原系の教え子たちが、まっこと見事に育って、舞台を務めていた。上は37歳から下は20歳まで、年齢幅もなかなかである。
 今回の一番の目的は「殺陣」の技術を少しでも学ぼうということでもあった。「じゃがいもかあさん」にも時代殺陣が登場する。関東大会では上演タイムが押していたこともあり、稽古では考えられないスピードで演じてしまった。早ければいいというものではなく、やはり見せるとこは見せて、メリハリのある演技をしなくてはならない。そういう意味でも、大いに学ぶところは大きかった。
 ODCでは新入生のオリエンテーションの中での「部活紹介」の時間にこの時代殺陣を披露している。5分間1本勝負である。群馬の全国大会の出場校交流会の中でも披露した。現在この時代殺陣はODCの看板のひとつにもなりつつある。さらにレベルを上げて、超高校生級時代殺陣を演じられるよう頑張っていこうと思っている。

2月8日(日) 1年生創作劇発表会
 今日はこの1週間、顧問や先輩から一切手を借りずに頑張った、「1年生創作劇発表会」が開催された。視聴覚室に小劇場なみの舞台・音響・照明の仕込みを行い、14時からは保護者の皆様をご招待、15:30からは先輩方、都合2回公演で本番を迎えた。絵本から様々なキャラクターが登場し、「本当の自由とは何か?」という結構重いテーマを、ファンタジックにユーモラスに好演した。顧問からは相当な辛口劇評をもらったが、それでも自分たちだけの力で1本芝居を創り上げたことに意味がある。彼らがキラキラと輝いていたことが何より素晴らしかった。
 それにしても一声かければ、保護者の皆さんが一同に会してしまう。そのパワーには驚かされてしまう。ODCの影の立役者である。本当に有難うございます。
 さあ、明日からは「じゃがいもかあさん」の練習が再開する。21日のドラマフェスタまで、突っ走るぞ!

2月7日(土) 2年生、劇団「ふるさときゃらばん」で密着研修
 今日からスタート!「今日のODC」。ブログのように、毎日アップするなどしない。あくまで「不連続シリーズ」である。まったくの思いつきで、その日のODCの様子を紹介する。ご容赦を!
 今日は全体が3ケ所に分かれて活動した。ひとつが2月21日(土)の入間公演のスタッフ打ち合わせ会だ。顧問以下、舞台監督、照明・音響チーフらで入間市市民会館に行ってきた。埼玉県は基本的に照明・音響などの仕込みは高校生にやらさない会館が多いと聞いて、びっくり。確かに危険が伴う作業ゆえ、わからなくもない。顧問が照明技師の資格を持っているいることと、応援のプロを一人連れてくることで、とりあえず生徒も手を出すことが出来るようになった。う〜ん…なかなか難しい。小屋は築30年を超えるもので、なかなかの年季もの。でもスタッフさんがやさしくサポートしてくれたので、何とか頑張れそうである。
 一方学校に残って、気合い十分で稽古をしていたのが1年生。現在1年生は18名。実は明日(8日)に学校の視聴覚室で1年生だけの公演を行う。「1年生創作劇発表会」といって、脚本からスタッフ、キャストもすべて1年生だけでやる、スペシャル公演なのだ。これはまもなく新入部員を迎えるにあたり、顧問や先輩の力を一切借りず、自分たちで仕込みから当日のプログラム作成まで、すべてを行う、「自立」のための取り組みなのだ。与えられた時間はわずか「1週間」。その間、2年生は別メニュー。顧問も一切顔を出さない。う〜ん、というより「完全秘密主義」が貫かれているといった方が的確かもしれない。間違って稽古場のドアを無造作に開けようものなら、「悲鳴」がこだまする。したがって、当日まで作品名すらわからない。昨日のうちに仕込みもばっちり行い、今日はリハ。明日に向けて頑張るしかない。
 さて、残りの2年生軍団はというと(2年生は全体で16名)、鎌倉芸術館小ホールで公演する「ふるさときゃらばん」の仕込みからバラシまで、全行程を手伝った。朝9時に入館し、16:30開演、ばらし終了20時までを、密着研修させてもらった。プロに学べ!がODC流である。部活のかなめ、2年生にとっては本当に有意義な研修だった。実際、道具は多く、4tトラック2台に満載で、吊物も多く、色々勉強になった。バラシに気合いを入れるための秘策も教えてもらった。
 16:30からはばらばらになっていた部員たちが一同に会し、全員でふるさときゃらばんの生演奏ミュージカルを観劇した。正面を向いて演技するスタイルが実は気になって仕方がなかったのだが、環境問題に対し、真摯にわかりやすく、迫力ある演奏で好演してくれた。貴重な体験をしたODCであった。



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