現在のような Hooked Rug がいつ、どこで、生まれたかについては種々 の説がありますが、一般には19世紀頃、北ア メリカ東海岸の開拓者の間で生まれ、広がったとされています。 男たちは粗削りな家と家具を作り、女たちは家の中を居心地よくするた め知恵を絞りました。ながい時間をかけて糸を紬ぎ、布地に織りあげた もので服や毛布を作りました。その時出来るはぎれや、古着、残り毛糸 や古い毛糸などは、野菜や、雑草で染め替えたりして、細く、手頃の長 さに切りそろえておきます。穀物の麻袋を切り開き、かぎ針や、釣り針 を使って、針金を使って細く切っておいた布をフックし、大小のマット やクッションなどを作ります。 パターンは日常的なものが多く、地方色 豊かなものとなっています。伝統的な文化をもった人々は、このような 原始的手段で、自分たちやまわりの自然を表現してきました。 現在では、このような伝統的フックドラグや、専用の材料による美しい ラグに加え、芸術的表現を求めるオリジナルの作品を制作する動きが 盛んになってきています。
第3回北米ラグフッキングの会を催すに際しましては多くの方々
よりご支援、ご協力を賜り感謝しております。
これからも制作に励み、国際交流をはかりつつ、国内においても
もっと、輪をひろげていきたいと思っています。 主宰:蜂須賀文代
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