紀元前1500年 |
あるいはそれ以前からパレスチナに住むことになったユダヤ人たちの神への信仰が、旧約聖書に記されたような歴史と宗教を産み出してきました。 |
西暦元年ころ |
そういう状況の中へ、イエスという方が現れて新しい教えを説かれました。 そのすばらしい人格と、愛に満ちた行動と言葉は、悲しむ者には喜びを、病める者には癒しを心の弱い者には勇気を与えました。 |
キリスト教会の誕生 |
イエスに接した人々は、この方こそユダヤ民族が長い間待ち、そしてさらに全人類のためにこの世界に来られた救世主(キリスト)であると信じ、このイエス・キリストの生涯と教えとを人々への福音として後世まで大切に守り伝えるために1つの組織を作りました。これがキリスト教会の始まりです。 |
キリスト教の歴史 |
その後キリスト教は迫害を受けながら急速に勢力を伸ばし、390年後にはローマ帝国の国教になりました。紀元1054年には西方教会(Roman
Catholic)と東方教会(Orthodox)に分裂したものの、キリスト教はヨーロッパ各国に優れた文化を育んできました。 しかし長い間に一部には腐敗、堕落も生じ、教会は初期の活力と精神的な深さを失ってしまいました。 ここで宗教改革が起こり、ルターやカルビンの指導により教理、儀式、制度等が刷新されました。これらの伝統を引き継いだ教会は西方教会から分裂し、それまでの西方、東方の教会を「旧教」と呼ぶのに対し「新教(プロテスタント教会)」といわれるようになりました。 その後このプロテスタント教会は、今日までにいろいろな考え方の違いによって、数多くの教派に分かれています。 |