日刊井手たく・バックナンバー:2006年7月



7月31日
記憶力

本日、午前中は会派のミーティング。
午後から妻の病院。
合間を見て、昭和41年に日経に掲載された、
田中角栄氏の「私の履歴書」を見ています。
全35回分のうち、26回分を読みました。
そのうち私の印象にのこるのは、
田中氏の異常なほどの記憶力。
随分昔の地名、店、人、風景、道などが実に具体的に、
鮮明に記憶され、そのことが掲載されています。
田中氏の具体的な発案、そして行動の根底にはこのことが、
絶対的な要素としてありそうです。
仕事も転々として、苦労も人一倍。
私などの苦労は氏の苦労の前に出ると、
簡単にかき消されそうです。


7月29日
エネルギー発散

本日の予定・・午後は会派の会議、夕方から知人の結婚式。
ということで、午前中の時間を子どもの相手、家事に費やします。

次のようなことを、最近、考えます。
私はあまり多くのことができないタイプ。
逆にひとつのことを徹底してやることはあります。
堆肥化センターという市の事業の問題点を洗い出す際、
ダンボール数箱分の資料を読みあさったのは、
それを象徴するような出来事でした。
それを元にかなりの数の質問を委員会でやるので、
あれには担当の職員も相当にまいったようです。
私の没頭するその様子に、周り(家族)が不安になるのも、
考えてみると当然かな。
これは私の最大の長所であり、短所でもあります。
私自身のエネルギー発散の方法を考えないと、
変えられることも変えられなくなるかも・・
そんなことを最近考えます。
といいながら、今出資法人への委託事業内訳、
ダンボール一箱分読み込みを始めています。
  私の周りの方々、ご苦労かけます。


7月28日
イベント

カブトムシの水槽が二つあり、オスが一匹、メス4匹。
バランス上、カブトムシのオスがあと一匹欲しかったので、
昨日、夜7時半、息子といつもの場所へ。
もしいなかったら、今日の早朝に又来ようと、
クヌギに餌を仕掛ける準備もしていきました。
ところが、3本目の目当てのクヌギにオスが3匹、メス2匹。
興奮する息子を抱かかえ、一匹一匹水槽へ。
まあ、これで、夏の1つのイベントは終わり。
さあ、後はお世話が大変です。


7月27日
胸中

今、妻の足の具合がなかなかよくならず、
市の行事などをお休みさせていただいております。
この場をお借りしてお詫び申し上げます。

昨日、家族で六会の薬局へ買い物に行きました。
その時、6歳の息子と1歳の娘が並んですわり、
商品を見ている後姿が、なんとも感じ入るものがあり、
じっと引きつけられるように、見入ってしまいました。
私は妹を亡くしています。
まあ、お前たちは仲良く、助け合って生きていってくれよ・・・
そんな思いも出てきます。
泣く、笑う、我がままを言う、言うことを聞かないなど、
子どもたちは色んな表現をしてきますが、
なぜか、二人のあの後姿は、特に心に焼き付けられました。
私どもは、表の顔を持ち、裏の顔も持っています。
従って、私どもが目にすること耳にすることは、
真実のほんのわずかな部分。
そして、人から人へ話が流れる間に、
その内容は、真実から離れていくという、
空しい場面もあります。
最近、そんなことがあり、なおさら、
二人の姿が目に飛び込んできたのかもしれません。

昭和41年 2月5日  日本経済新聞 「私の履歴書」 
          当時、自民党幹事長 田中角栄氏
「・・・この事件(田中氏少年時代の担任の教師が、
 事実に反した新聞報道を受けて、 誤解されたまま左遷される)  で私は真実がなかなか世に、
 いれられないものであることを知った。
 大人は案外真実を分かってくれないものであることが分かった。
 人は無実の罪で罰せられることもあると知り、
 こんな不正な世の中から、
 断固追放しなければならないと思ったのである。」
田中氏の少年時代の思い出話より。
しかし、この少年時代の思いが、
あまりに、その後の田中氏の生涯を暗示するものであると、
驚かされます。
マスコミに担がれ、そして、ロッキード事件、
そして叩かれ、やがて脳梗塞で倒れ・・
彼の晩年の胸中はいかに・・
動きがあまりに強大であっただけに、私の想像を絶します。


7月25日
未来

以前、藤沢市無防備条例という条例が、
市民から議会へ提案されたことがありました。
その際、提案市民とお話をしたとき、
「過去の戦争は、経済的混乱も大きく関係していると
 思います。従って、皆様のように非武装地帯を確立することで、
 平和を求める考え方も尊重しますが、
 平和は経済、都市基盤、教育、環境、福祉など、
 様々な視点から確立するもので、
 平和行政のみで創れるものではないと私は考えております。
 私は、膨れ上がった行政の債務を減らしていくことで、
 先々の様々な混乱を抑え、 少しでも平和につなげることが、
 できればと考えております。」
と申し上げました。
例の日本列島改造論でこんな件(くだり)がありました。
「ひらかれた国際経済社会のなかで、日本が平和に生き、
 国際協調の道を歩き続けられるかどうかは、
 国内の産業構造と、地域構造の積極的な改革にかかっている。」
ある意味、この日本列島改造論は、巨額な債務を生み出す、
大きな要因となりましたが、この件(くだり)については、
大変共感します。
視野は広く、そして、手足を曲げず、
外に対して思いっきり伸ばして、
しっかり「未来」を掴む・・といったところでしょうか?
いやーまだまだ勉強が足りません。


7月24日
政治的

出資法人への市からの委託内訳を本日から調べ始めました。
委託費については議会へ報告されますが、
その内訳を文書で全て見る作業は、これが初めてです。
数日間、ダンボール1箱分の書類を、
読みあさることになります。
この作業の目的は、支出効率化の具体策を見出すことです。

さあ、日本列島改造論を読んでいると、
改めて、今後の日本のあり方を考えてしまいます。
様々なデータの列挙、そして先を読む力、そして現状を分析する力、これらがこれからの日本を創るわけですが、
それぞれの「力」をはぐくむ基礎が「教育」になるのでしょうから、
ふと、こんなことを考えました。
まず、これからの国のあり方を提示する。
その提示に沿った教育方針を立てる。
その方針を実行できる、教育職の公募をやる。
その公募には現職の教育関係者もOK。
任命された人には相当の報酬を支払う。
契約更新時期にその人を再任するかどうかは、
実績を見てからとする。
将来的戦略はこういうのも1つでしょうか。
つまり、教育は極めて政治的なものである、
ということになります。


7月23日
悪役

華麗なビジョン。
日本を4つの州に分ける。
聞いていて、なるほど、それも面白いと考えました。
実務面から行くと、現在の県を合併するという作業が、
必要になるでしょう。
そこで、都市問題会議の講演者の一人に、
新潟市の市長さんがおられました。
最近合併をしたということで、実情を色々と話されておりましたが、
「4州のビジョンを語るは易し、されど実行は難し。」
そんな気がしました。
合併を進める段階で、様々な課題、デメリットも出てきます。
その時に、粘り強く、合併の意義を、
市民に伝え続けなければならない。
当然、合併を実行する際、多くの批判を受ける「悪役」は、
必然的に生まれます。
これは大きな「変化」につきものです。
ただし、その人が本当に「悪いやつ」でなく、
日本の将来のメリットを確信して、主張・行動しているのであれば、
その生き方は意義深いものと考えます。
今回の都市問題会議を聞きながら、
私は、「綺麗な表面をささえる、裏面をどのように確立するか
     がむしろ政治であり、重要である」という印象を持ちました。
1つは井手たく新聞、1つは街頭演説、
1つは議会報告会、そしてこの日刊井手たく・・
これらを通じて、今後も政治の表に出ない部分も、
できるだけお伝えしてまいります。
井手たくのご意見番があのようになってしまった今、
特に議会報告会は、大変重要な皆さんとの意見交換の場です。


7月22日
都市問題会議にて

なにやら運命めいた(おおげさ?)ことを、
感じることが時々あります。
どういうことか、と言いますと、
ここ最近、早坂茂三氏の本、
又山本皓一氏の写真集を通して、
田中角栄氏について、色々と知ることが多かったのです。
そんななか、先日参加した都市問題会議で、
ある講師が、これまでの日本の現状を説明する際、
田中角栄の「日本列島改造論」を詳しく取り上げていました。
日本列島改造論はちょうど今、お借りして読んでいる本ですから、
その偶然に少々驚いたわけです。
日本列島改造論・・・「一極集中型の都市化を、
             全国分散型の都市化へ変える考え方」、
この考え方からどのように脱皮していくかが、
この講師の主張でした。
まあ、新しい日本の形を語られたわけです。
その中心には、「景観」という概念がありました。
そして、首都を那須にして、
日本を4つの州に区分するという考え方を披露されました。
それぞれの風土性を鑑み、
西日本を「海の州」
関東地方を「野の州」
中部地方を「山の州」
東北・北海道を「森の州」
以上のような考え方です。
そして夫々1つの州が、その州のみで、
先進諸国に経済力などで負けない現状があり、
なんだかわくわくする地方分権論です。
なお地方分権に際しては、税財源、権限以外に、
人材も地方へ移譲することは不可欠である、
などの提言がありました。
さあ、日本列島改造論を読み込みながら、
参考になるのは、以下のような流れで整理をされていること。
「@私は、日本の課題をこのように考えている。
 A従って、自分はその課題をこのようにして解決する。
 Bそして、そのために、これだけのお金が必要となる。」
この@ABには膨大なデータが列挙されており、
かなり官僚の協力を得た上で、
提言されたことことは間違いありません。
日本列島改造論の考え方が良い、悪いは別としても、
このように、考えかたを整理して、
日本全体について将来像を明確に提示できる政治家は、
果たして、今いるかどうか?
まあ、読んでいるとその「徹底ぶり」に圧倒されます。
そして、収支均衡を保っていた日本財政に、
風穴をあけ、巨額借金体質に大きく舵を切ったのも、
田中氏のこの提案がきっかけです。
良し悪しは抜きに、スケールの大きい提案に触れながら、
こんなことを考えました。

国際的に各々の国を見てみれば、
いわゆる公と民という概念はかき消される。
国としていかにして、「もの」「こと」を、
生産、創造するかが重要であり、
生み出したもの、又余力でいかに、
国際貢献をして、国際的に力を発揮し、
国としての存在を、しっかりしたものにする。
これが目標である。
「国」のところに「藤沢市」をあてはめ、
「国際」に「日本」をあてはめても、
そのまま使える考え方ではないでしょうか。
ここで申し上げた目標を達成するという一点に絞ると、
これこれは、公でなければならない、
これこれは、民間でなければならない、
などという固定観念を払拭でき、
柔軟な発想が湧いて来る気がするのです。
複数の民間市役所が、市政を運営することもあり、
様々な研究開発の多くを公が担うということもあるかもしれません。


7月18日
心の拠り所

明日から3日間、視察に行きます。
更新ができませんので、ご了承ください。

さて、我が家は総合図書館の本に随分助けられています。
私と妻と息子のカードで、いつも計18冊の本を借ります。
そのうち、ほとんどが子どもたちの本。
図書館の本が我が家にないことはありません。
実は、この子どもの本、読んでみると結構面白いのです。
私の場合は、子どものためというより、
子どもと接する親の気持ちを整理するため・・
つまり自分のためにもなっている気がします。
金銭面、肉体面、精神面などに対する様々な、
公共サービスがニーズとしてあるわけですが、
「心のよりどころ」に対するニーズも大変なものだろうと思います。
そのニーズにこたえる公共機関として図書館は不動の地位を占めています。

私も、このようなお仕事をさせていただいておりますので、
調べ物のほかに、精神的な鼓舞、哲学的なものなど、
新たなる活動の原点となるものを確認、発見したいという欲求を、
ささやかながら、図書館に向けています。

先日、大庭図書館の受付で列に並んで、正面を見ていますと、
「ガンと宣告されたとき」というような本が置かれていました。
いやー人は生きながらにして、切実に求めるものがある・・
そう、思いながら、隣の初老の男性(ほとんどねまき状態で、頭がぼさぼさ)が、
今借りようとしている本の題名を見てしまいました。
「男は堂々と生きるべし」そんなタイトルだったでしょうか・・・
どう見ても堂々たる雰囲気が感じれない方でしたが・・
人の表に出ない切実なニーズは、いやー、大変な深さで渦巻いています。
今日、図書館は休みでしょうか?
開いていれば行きます。
「お前にその本は似合わないねー」という本を借りるかもしれません。
そんなときは見ないふりをしてください。

7月17日
ご意見、頂きました

昨日ついにやりました。
夜、餌を仕掛けるために、息子とクヌギ林に行きましたら、
なんと、カブトムシの雄を1匹、メスは4匹、クワガタ2匹ゲット。
雄をもう2匹欲しいので、もう一度チャレンジ予定です。

さて、昨日は、この大変暑い中、報告会へご参加いただき、
誠に有難うございます。
以下のようなご意見を頂きました。
・事業別財務諸表の作成を外部にやらせることが必要。
・又公共事業の民間への発注では、
 現在の単年度発注ではなく、5年契約など、
 契約年数を見直すことで、
 もっと民間が挑戦しやすくなるのではないか?
・現在のような財政の入りと出の説明(予算書?)だと、
 必ず、入りと出が同じで、お金の本当のところの、
 動きが分からない。
・タバコ税のは工夫の仕方によっては、
 もっと藤沢市税に取り込める分があるのではないか?
等様々な貴重なご意見を頂きました。
今後の活動の参考にさせていただきます。


7月16日
来てください

本日、議会報告会です。
多くの方のご参加をお待ちしております。
飛び込み大歓迎です。


7月15日

ワールド

昨日は、午前中に娘を公園に連れて行き、
その後、風呂に入れて、昼ごはんを食べ、
3時に横浜市役所で議員同士の勉強会ということで、
ばたばたの一日。

しかし・・・・・・・
子どもといると時間がゆったり流れるのが不思議。
娘と唐池公園に行くということになり、
砂場セット(スコップ、バケツなど)を袋に入れ、
1歳の娘が、引きずるように運びます。
そして大人の足で行けば1分で着く唐池公園まで、
途中で畑があれば立ち止まり、じっと眺め、
石を拾ったら、水路の蓋の穴に石を何個も押し込んだり、
まあ、見ているだけで、おもしろい。
砂場に着くと、砂場セットを袋からだし、
私が先ず青いスコップで、砂を掘り、赤いバケツに入れます。
俺はなんのためにこのバケツに砂を入れているんだろうと・・・
今思い出すだけでも笑ってしまいます。
子どもの作り出す、独特のワールドに完全に埋没。

その後は、若者政治家養成塾という、
各議員同士の情報交換。
近隣市の動向などが分かり、
大変意義ある勉強会になっています。
その後の議員同士の夕食会でも、色んな意見も出ますし、
考えさせられます。
今後、この勉強会が広がっていくといいなと考えています。


7月14日
報告会

今日は、若者政治家養成塾の勉強会。
その前に、娘を散歩に連れて行き、
その後、風呂に入れます。
明後日の日曜日16日には、
3時から市民会館の和室で議会報告会を予定しております。
飛び込み大歓迎ですので、是非ご参加ください。


7月13日
仕事と愉しみ

山形県の西の端、西田川郡に萬国屋という旅館があるそうです。
東北でも指折りの名門旅館です。
ここの旅館では、お土産品店の売り上げを全て、
退職給与引当金に積み立てており、
どんな事があっても、これは、担保に入れないとのこと。
健康に、一生懸命頑張れば、自分の退職金の積み立てが増える。
人間は愉しみがなければ一生懸命働かない。
「社員の幸福なくして企業の繁栄はない」は、
この旅館の主人の言葉。
社員研修も大変充実しているそうですが、
その中で、大変印象に残るのは、
主人が客室係の女性たちに言う言葉。
「今日の私は、昨日の私と違うんだ。
必ずりっぱな客室係になってみせる。
そう思って、歯を食いしばってくれ。
泣くときは夜、布団の中で泣いてくれ。
そして次の日の朝は笑顔で出てきてくれ。
それがプロだ。」

決まりきった、先例主義の行政運営のなかで、
工夫できる部分、変える部分などなど、
変幻自在にできることはたくさんあるのではないか?
そんな可能性を確信させる旅館の話です。
以上「男たちの履歴書」(早坂茂三 著)より。


7月12日
一喝

「失敗を恐れてはならない。
 そこから教訓を学び、ひたむきに歩き続ける。
 大切なのは目的の実現を計る情熱と意思の継続、
 そして実行だ。」(早坂茂三)
 全てはこの言葉に集約される気がします。
 時として、失敗を恐れ、雑念、不安に惑わされ、目的がぶれ、
 安易な場所に身を落ち着けている私を一喝する言葉です。

 昨日は、ある方と、藤沢市のことについて、
 2時間以上お話をさせていただきました。
 市のことを熟知されている方で、
 大変参考になるお話も聞けました。
 そして、話は市の様々な課題に及びましたが、
  どちらにしても、大切なのは、先ほどの早坂氏の言葉。
 その上で、とにかく、市を歩いて、見て、感じて、勉強して・・・
 やることは山積みです。


7月11日
具現化の裏

昨日は、会派の団会議。
その後は、会派に関わる雑務、雑務の一日でした。
例えば、団会議に出席できなかった方へ、
団会議の様子をまとめてfaxでお知らせしたり、
視察の準備をしたり・・そんな一日。
現在、会派の幹事長ですが、
未熟な私にとって実に勉強になる立場です。
先ず、会派の仲間をよく見るようになりました。
何を考えているかな?と・・
時として、メンバーからご批判を頂きながら、
色々と考えさせられることもあります。
昨日の団会議では、限られた時間の中で、
重要なテーマを結論付けるため、
メンバーからの協力を頂きました。
視察、議会活動などでも、メンバーの協力があり、
会派が活性化していると感じます。
一方、様々な提案が活発に出る会派であるがゆえ、
その提案を十分、議会、藤沢市へ、
反映しなければならないわけですが、
時として、私がこのポジションにいることで、
立志の会の持つ「本来の力」を押さえ込んでいることはないか、
力不足をしみじみと感じる場面も・・あります。
そして、昨日、家路を辿りながら考えました。
たった一つの具現化の裏には、
多くの汗、苦しみ、感動、こだわりなどがあり、
結果として人に見えるのは、
実にその一部である。
幹事長というポジションを頂いているから、
垣間見ることもたくさんあるなあ。
有難いことです。


7月10日

過酷

先日の夜中、タクシーに乗り、
運転手さんとお話しする機会がありました。
「景気はいいですか?」私
「いやー悪いですね」運転手
「今日は何時からの勤務ですか?(ちなみにこのとき朝3時過ぎ)」私
「朝の7時半です」運転手
「え?じゃあ寝ていないんですか?」私
「ええ。昼と夜、家に1時間ずつ帰って休むだけです。
それでも、給料は少ないし、本当に情けないですよ。」運転手
この日、運転手さんは私をおろすと、
会社に戻り、タクシーを掃除して、次の人にバトンタッチするそうです。
掃除には約1時間半かかるそうで、
家に着くのは5時過ぎ。
その日は当然ながら休日。
この勤務体制で20年間になるそうです。
民間の厳しさと過酷さに改めて驚き、
自分の環境の甘さを振り返りながら、
真っ暗な夜道をタクシーにゆられました。


7月9日
執念

本日、朝3時に起き、恒例のカブトムシ採りに出発。
昨年、大量に取れた場所でしたが、
今年はメス一匹のみ。
その他、のこぎりクワガタの雄と雌1匹づつ。
「これだけ取れれば十分だよ」と息子は言っておりましたが、
私が納得できず、車で他の場所に移動。
ほとんど執念です。
クヌギのありそうな場所を探し回りましたが、
途中で息子がダウン。
「もう帰ろう」と息子・・・「分かった。車で待ってろ」と私、
ちょっとした、里山を見つけ、クヌギも何本か確認しましたが、
これだという場所が見つからず。
うーん・・・出直してこのあたりを探検するぞと、
無理やり気持ちの整理をして家に着いたのが、朝の6時。
息子には悪いけど、後日の探検は彼に付き合ってもらいます。
さあ、こうなると、
誰のためにやっているのか分からなくなってきました。


7月8日
深酒

昨日は深酒をしてしまい、帰ったのが朝方。
(怒られそうですね)
妻と子どもたちが寝ているのを見て、
ああ、俺にも帰る家があるんだな、となぜか安心。
酒を飲んでいると、なんだか、気分がハイ且つナイーブになって、
こんな気分に・・・
さあ、今日はほとんど寝ていないので、つらい日になりそうです。


7月6日
目標

議員になったばかりの平成11年。
先輩議員、同僚議員に囲まれて、色々な勉強をさせていただきました。
反面、結構、精神的に弱い部分もあるのか、思い悩むことも・・
いやー、その時は、体中、蕁麻疹でした。
でも、今思えば、あの蕁麻疹も決して無駄でなかった。
今の肥やしになっていると思います。
どちらにしても、夢、目標を持ち、それに向かって努力していれば、
あらゆることを、乗り越えられるでしょう。
思い返せば、私も、これまで「目標」に大分助けられました。
ところで、明日、七夕です。
七夕の意味を子どもに話し、
笹、短冊の準備をしないと・・


7月5日
革命?

1歳の娘は、夜寝るのが遅く、朝起きるのが早いので、
ほっと、つかの間という場面が少なく、
ふざけ半分、本気半分で、
「なあ、お前、ゆっくり寝ていていいんだぞ」と話しかけていると、
「この歳で、夜泣きをぜんぜんしないんだから、いいほうよ」と妻。
なるほど・・そう考えると、すばらしい親思いの娘だ。

さて、相変わらず、話は急に変わります。
会計制度が変わると、藤沢市の財政にも大変な影響が出ます。
平成11年度から市が議会に提出している財務諸表のうちの、
行政コスト計算書では、「退職給与引当金繰り入れ」ということで、
5億円(平成16年度資料)の繰り入れを計上しています。
ご承知のとおり、退職金は、職員の平時の勤務により、
将来的に発生するコストですから、全ての職員に毎年、
退職金は発生しているという考え方があります。
5億円の繰り入れ先は、本来、退職金積立金(資産)になるわけですが、(?)
財務諸表のうちのバランスシートでは、
「負債」として133億円(平成16年度資料)の退職給与引当金が計上されているだけで、
「資産」として積み立てがされている状況ではありません。
従って、先ほどの5億円の繰り入れは、
実際、積み立てされているものでないと考えられます。(?)
さて、ここで、100%(133億円)退職金積み立てを行うとすると、
これは財政運営上大きな影響が出ます。
(なお133億円は、市の職員が、次年度全員普通退職をした場合、
 必要となる退職金です。)
出資法人の中では、100%とは行かないまでも、
退職給与の引当金を「資産」、もしくは「資本」のなかに、
積み立てているものもあります。
A職員が勤務をする→将来的なA退職員の退職金がその時点で発生。
このように実際「発生主義」に基づく会計運営を藤沢市として取り組むとなると、
これは、ある意味、革命です。
まあ、今の単年度主義会計は、
市は、現在の形で、永久に存在して当然、従って、全員退職した場合の資産計上は、
発想として考えられない、且つ必要ないという前提に立っています。
組織として、存在することに対する「懸命さは」少なくとも、
今の行政の会計制度からは見えてこないのです。


7月4日
体制の切り替え

娘も1歳6ヶ月ですが、大分女の子っぽさが出てきました。
泣き顔も、笑顔も可愛く、私にいつも元気をくれます。
そういえば、誰かが言っていました。
「可愛いのは、小学校3,4年までだよ。
 今が一番いいときですね」
へー可愛くなくなるんだ・・?!
そうすると、今の時間は貴重。
それにしても、生産性、効率性、責任性などに、ある意味追い立てられながら、
社会生活をしている私ども大人にとって、
全く次元の違うアプローチをしてくる彼ら子どもたちは、宇宙人にも思えます。

さて、相変わらず会計制度について今日も一言。
藤沢市では、平成11年度から、バランスシート(貸借対照表)を議会に提出しています。
その中で、「有形固定資産の内訳」というものがあります。
ここでは、総務費から教育費まで、全ての費目における、資産の取得金額、
減価償却累計額、残存価格などが一覧表で掲載されています。
こうして、総体的に、資産の一覧を見て考えるのは、
資産管理をできる範囲で、民間へ移行していくことの必要性です。
公の施設で、公園とか、体育館とかは民間管理へ移行しつつありますが、
道路、街路樹、ゴミ処理施設、市庁舎、市民会館、労働会館、
橋梁、河川、下水道、学校などなどは、現在、市が管理をしておりますが、
民間管理へ移行していく道を模索すべきです。
平成18年、19年、20年は団塊の世代の退職により、
約400人の退職者が出ると記憶しています。
この「穴」を、正規職員の採用により補うのでなく、
資産管理を民間でやらせるということで、対応すべきではないでしょうか?
私がこんなことを言うと、井手はなんでも民間だというとご批判を受けそうですが、
ただ、何でも民にということではなく、市の本来の仕事は「企画」であり、
そのために全力を尽くす体制に切り替えていかねばならない、というのが私の考えなのです。


7月3日
取引

玄関先で娘が泣きじゃくっていたので、
彼女を抱かかえたまま、パソコン操作をしています。
妻が骨折をしましたので、しばらく、家での仕事が続きます。
4年ほど前は、右足の小指、2年前は左足の小指、
そして今回は左足の薬指ということで、
妻も、足の指折りに関しては、そろそろベテランの領域に入ってきます。

さて、新しい会計制度の行政導入は、
今後の藤沢市財政を大きく左右すると考えられますので、
色々と調べております。
本日は、「簿記上の取引」について。
「簿記では、必ずしも全ての活動が帳簿へ記入されるわけではなく、
 帳簿へ記入される場合は「取引の5要素」(資産・負債・資本・収益・費用)
 のいずれかを増減させる事柄のみです。この5要素を増減させる事象を、
 簿記上の取引といいます。」(資料より抜粋)
したがって、商品の注文や建物の賃貸借契約などは社会通念上の取引と、
呼ばれていますが、契約を締結した段階ではまだ資産、負債、資本、収益、
費用の変動をもたらしませんので、簿記上の取引となりません。

さて、ここ最近、「資産」の活用については、売却、譲渡、貸し出し、
又今後、従来と同じように更新時に、再度取得していく必要があるのか?
様々な選択肢の中で、最善の方法を行政が決断していく必要があり、
そういう意味でも資産の増減を表す、財務諸表がその判断根拠になることは、
以前も申し上げました。
その他の取引要素、4要素についても、今後細かく見極めていきます。
最終的な結果は、この「5要素」として表されますが、
帳簿には表れない、契約行為を含めた、日ごろの小さい行政活動が、
結果である5要素の原因となってきますので、細部にわたる配慮が、
不可欠になってきます。
実にシステマティックな事柄が続きますが、
藤沢市では、このような財務諸表と市民満足度(行政評価)を連動した、
システムを模索しているところです。
もうしばらく、この分野は取り上げてまいります。


7月2日
ヒヤッ

妻が左足の薬指を骨折。
私は左足の薬指の皮がツルリとむけて、赤くなっています。
同じ時期に、よりによって同じところをどうして?
そのことを妻に言うと「薄気味悪いからやめて」・・
昨日、息子と車に乗っておりましたら、
唐突に息子が「お父さん年取ったね」。
・・・・「え?どこが?」
最近、頭が薄くなっていることを指摘されるのか?!
お前はついにそのことを口にするのか????!
・・・「ひげ生えているし」。
・・・ホッ・・「他には?」
・・・「・・・他にはない」。
ホッ、でもあの間(・・・)はなにか?
彼なりの思いやりなのだろうか?
薄気味悪かったり、ヒヤッとしたりの夏のひと時。


7月1日
勉強しなさい

議員個人が、公約を掲げるというのは、皆様よくご存知のこと。
国会の政党が公約を掲げることも然り。
さて、市議会の複数名で構成される「会派」が公約を掲げるというのは?
国の政党と、確実に歩調をそろえる共産党、公明党は、
市議会レベルでも、一定の公約が整理されているかもしれません。
しかし、その他は会派として公約を具体的に整理されているところは、
ほとんどないと見てよいでしょう。
私自身、平成11年から議員をやらせていただいておりますが、
経験がありません。
さて、公約からさらに踏み込んで、マニフェスト(昨日の日刊で説明)となるとなおさらです。
専門家の言葉を借りると、首長がマニフェストを掲げるのは、分かるが、
市議会の会派がマニフェストを掲げるのは、難しい。
その会派から、市長候補を出すか?
もしくは、その会派が市議会の中で、過半数を獲得しなければならない。
そうしないと、市民への約束が確実に果たせないというのが、理由です。
それでも、市議会レベルで、マニフェストの気運が出てきているのです。
慶応大学の曽根教授、早稲田の北川教授はじめ、
様々な著名人がこの気運をリードしています。
一体、根底に何があるのか?
マニフェストを推進する関係資料を見ていて、
何度か繰り返し主張されている言葉を引用します。
「基本的には内閣が責任を持って、政策の実現を図るべきである。
 そのためには、この選挙で勝利した政党の文書(マニフェスト)が、
 内閣の文書に翻訳され、閣議決定されることが必要がある。」
逆に言うと、そうなっていないということです。
島聡衆議院議員の質問趣意書には、国が次のように答えています。
「閣議においては、各大臣から、自民党政権公約自体の
 実行状況についての報告を受け、又はその結果について検証することはない。」
「各府省が編集する白書自体においては、自民党政権公約自体について、
 記載していないが、その内容に関連する政策を含め、各府省の所掌に係る、
 政策の実施状況を各府省において、適宜記載している。」

要するに、各政党のマニフェストは、選挙用として使われるが、
実務部門では官僚システムの中でかき消されているということ・・・
マニフェストブームの根底には、官僚主義の打開がある。
同時に官僚依存中毒に陥った、
議員さん!しっかり勉強しなさい!ということのようです。
これは市議会にも当然あてはまることです。
しっかり勉強します。



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