日刊井手たく・バックナンバー:2009年12月

12月28日

実は、公務(視察)のため、
この数日、クリスマスイブを含めて家を空けた。
クリスマスイブはお願いしていた
「サンタ」が家に来てくれたそうで、
救いといえば救い(私の心の中では)だったが。
仕事で飛行機に乗る直前、妻に電話をかけ、
子供の習い事、取り組みについて色々と話しをする。
子供の世界も色々とある。
色んな壁が彼らの前に立ちはだかる。
そのとき親はどうするか。
子供なりに壁を壊し、次の段階へ進む。
要所、要所で、そんな彼らを支える言葉を親としてかけられるかどうか。
彼らの頑張りも当然だが、
親の認識具合も子供の道を左右するなあと未熟ながら思う。



本日、視察報告はお休みします。




12月20日
計画

仕事の関係で、27日まで更新ができません。
よろしくお願いいたします。

色んなところに子供を連れて行きたい。
色んな経験をさせてあげたい。
思いはつのるが、できることは限られてくる。
時間的に、物理的に制約はどうしてもでてくる。
年末、年始 計画をたて、
楽しい年越しを彼らにプレゼントしたい。
旅行、スポーツ観戦、映画、
自然体験(山登り、ハイキング)、
本読み、トランプ、遊園地。
その他、彼らが挑戦していることを
何らかの形で応援することもやりたい。
スポーツ、勉強、お絵かき、文字覚え・・
こうやって出してみると、色々ある。
さあなにをやろう?

今日は、しがらみのない議会報告会  
平成21年12月20日(日)
藤沢市民会館 2階 第一会議室
15時10分〜17時
内容 県政報告 参加者との意見交換など


多くの皆様のご参加をお待ちしております。

本日は視察報告はお休みします。


12月18日
大賛成

ふと、議会会派室で同僚と話をしていたら
結婚記念日の話になった。
私は平成7年12月23日に妻と結婚。
縁とはいえ、14年前、妻はこんな男と
知り合ってしまったわけだ。
多くはここでは語れないが、
いずれにせよ、ものすごい14年であった。

さて、連載の県立施設の視察報告にうつりたい。
今日は、12月11日に伺った、
県立公文書館である。
場所は横浜市旭区にある。
平成5年に設置された。
建物は防水二重構造で、
さらに入るとすぐ館内に大きな柱が赴き深く配置され、
贅沢なつくりに見える。
文書の保管環境を考慮してのつくりだ。
行政文書は、その内容により保存期間が定められているが
その期間を過ぎたら、この公文書館へ移送され、
約8ヶ月をかけて、この館で保存するかどうかの選定作業が行われる。
いずれにしてもこの公文書館を通さず、
行政文書は破棄されてはいけない。
最近、公文書管理法が制定されたが、
この法律は現用文書、公文書を
管理しなさいという趣旨になっている。
実はこの管理のあり方は、
私にとって、切実な問題である。
貴重な情報収集源だからだ。
昨年、県土整備部の情報収集で、
随分時間をかけさせられた。
率直に言って、しっかり文書管理がなされていないのである。
実は文書管理規則というものがあり、
これを読むと、県の全ての課に文書担当がおり、
管理する文書を統括し、把握しておくようにということが
謳われている。
しかし、管理をするためのファイリング基準表など、
抽象的なファイル名になっており
部署によっては職員自身、
文書の把握ができていない状況にある。
大元がこれだと、議会審議をやる議員はたまったものではない。
さきほどの公文書管理法は、
今申し上げた、文書管理規則を規則から
条例へ格上げし、文書管理を徹底させようという
考え方があると館長はおっしゃっていた。
事例としては熊本県宇土市、
大阪市がある。
私自身、条例化は大賛成である。
さて、この施設には毎年1万箱の
行政文書の入ったダンボールが運び込まれる。
選定作業を経て残されるのは200から300箱。
それ以外は溶解されリサイクルされる。
その他、公文書は随分古いものもある。
拝見した中では、秀吉の手紙、
坂本竜馬の手紙、現物として保管されてあった。
こういった古文書解読講座なども企画している。
大変な人気だそうだ。
施設での文書収納は8割埋まっており、
8年後、満杯になることが予想される。
こういう文書施設は近代文学館、図書館も含め、
収納状況は厳しい。
さらに美術館の作品、考古学出土品を含め
同様である。
今後の大きな課題である。


12月17日
癒し

大分、更新が滞りお詫び申し上げます。

ここ最近は、連日、議会準備と質問で時間を費やした。
昨日、早めに家に帰ると、娘とカルタとり。
まさしく、議会最中のこの時期、
とくにこういう時間は「癒し」となる。
そういえば今年のクリスマス、
子供と時間を仕事で過ごせない。
どのように切り抜けようか?
と思っていた矢先、
必殺技を提案してくれた方がいた。
必殺技なので今はいえないが、
小さなお子さんをお持ちの方は、
実に有難い内容である。
そういえば、年末になってくると、高校サッカーも、
息子と楽しむ上で貴重なイベントとなる。
神奈川予選などはどうなっているのか?
予選から国立まで何度か観戦できれば良いなあ。
そういえば息子は水泳もかじっているので、
有名選手がでる水泳大会なども面白いかもしれない。

さあ今日、議会は休会。
これから県内施設の視察に行く。
連載の視察報告は今日はお休みさせていただく。


12月12日
水産資源

議会の準備などで、子供との時間が最近取れなかった。
昨日、子供の寝る間際に帰宅し、
急いで、風呂に入り、本を娘に読んであげる。
なによりうれしいなと思ったのは
息子が娘を風呂に入れてあげたなどの報告。
生活を助けてくれる子供に感謝である。
つくづく、子供に支えられていることを痛感。


さて連日の視察報告。
本日は11月19日に伺った、県立水産技術センター。
場所は三浦市三崎町城ヶ島にある。
54人の常勤職員が勤務している。
小田原、相模原にも県立の水産技術センターがあるが、
この城ヶ島が本部的な位置づけにある。
経緯としては明治45年に横浜に設置され、
その後定置網の盛んな小田原へ移転、
そしてマグロ漁業が盛んになり、
城ヶ島へ移転。
昭和39年から栽培漁業、試験研究を行っている。
センターには、漁業無線に関わること、
船舶・江ノ島丸の運営、水産物流、加工、
漁業者の技術相談、東京湾内の水域環境調査、
海の天気図、情報発信、栽培技術に関すること、
神奈川県では水産物、5万トンから7万トンの漁獲高があり、
その内、半分は遠洋(マグロ)、2割は沖合い(さば)、
3割は沿岸(定置網)となっている。
生産額は160億円。
2000人が漁業に就業しており
1000の経営体がある。
このセンターでは稚魚を育成し放流する。
資源管理型漁業の基礎も担っている。
漁獲の際は釣り針の制限、
大きさの制限などを設けている。
驚くのは、漁獲されるマダイの半分は、このセンターからの放流魚であり、
さらに城ヶ島で漁獲される天然あわびの90%はこのセンターで
育成・放流されたものであることだ。
また、小田原のセンターで伺った話では
定置網が急潮(急な潮の流れで定置網が流され莫大な被害に繋がる)
の情報を海洋情報から随時収集し、情報発信も行う。
この情報を受け、定置網が流されないように漁業者が事前に措置ができる。
さらに海洋の水温分布情報も入手、情報発信する。
水温分布により、そこにどんな魚がいるか分かるからだ。
以上のような役割を伺い、感じたのは、
県立水産技術センターは産業の基礎を担っているという点で、
大変分かりやすいということだ。
水産資源も神奈川県にとっては欠かせない要素だ。
今後も、この分野については、現状と課題について
掘り下げていきたい。



12月8日
キリスト教青年会

ご存知の通り、湘南ベルマーレはJ1昇格を決めた。
最終戦の、12月5日、水戸との試合も壮絶だったそうだ。
先に2点先制されてからの逆転。
もし、負けていたら、甲府がJ1昇格となる。
瀬戸際でのドラマ。
見に行きたかった!・・・

しかし、来シーズンから、
スター選手がひしめくJ1チームとの試合が見れる。
感動は、息子とは当然だが、妻、娘とも分かちう。


さて連日の視察報告。
本日は11月18日に伺った、県立三浦ふれあいの村。
場所は三浦市にある。
県内視察で、宿泊する際は、必ず県立の宿泊施設を使う。
この施設は、教育委員会の所管である。
事前から関心があったのは、指定管理者制度の公募で、
民間の(財)YMCAが3セクの教育振興協会に競り勝ったこと。
以前、教育振興協会が指定管理している
足柄ふれあいの村には宿泊したことがある。
運営における比較ができるという点も関心事だ。
足柄は林間学校で運営を展開。
ここは臨海学校。
マリンプログラムに力を入れている。
運営の際のボランティア活用、
地域の方々との協力関係も
指定される要因だったようだ。
今後、公益法人の申請も予定している。
YMCAは日本全国、世界にも海洋キャンプを持っている。
今回の指定管理者制度により選定されてから
母体からヨットをやっていた人を引っ張り込む。
さらに、教育振興協会のかたを
5人継続して、受け入れた。
今までのことを踏襲しながらやってほしいという県の要望もあったようだ。
5人の方は教育振興協会を辞職し、
YMCAに就職をしたわけだ。

YMCAを調べると以下のようなことが書いてある。



健康教育事業、社会福祉、デイケア、高齢者福祉、保育園運営、学校法人、などなどの事業展開を進めている。
いかかであろうか?
現在ある、3セクからすれば、脅威の存在である。
教育振興協会からYMCAに移った職員に
なにが一番違うかを聞いた。
一つはマリンスポーツのノウハウが強い。
二つは管理業務が減ったということだ。
3セク時代は手続き業務が多かったようだ。
施設は大分古い。
11月中旬であるが、実に寒く暖房が欲しかったが
暖房は12月にならないと入らないということで
キャンプ村のバーベキューを食したあとは
大風呂に入って早々に同僚と震えながら寝た。

夕方遅くに着いたため翌朝周辺の景色が見える。
すぐそばまで海が迫っており、すばらしい景観であった。
マリンスポーツはカヤックが主である。
自分で何とかしなければ乗りこなせないという
厳しい学びで、不登校が解消されるという、
効果も出ているとのことだ。
短時間の説明であるが、なかなか有意義であった。
今後、県立の教育的宿泊施設の運営事例として
他の施設との比較をする一つの基準を得た。

それにしても、指定管理者制度というのは
約5年間でもう一度競争の場にさらされ
効率化してもその分、役所から指定管理料を減らされるという
民間にとって余り美味しい仕事でない。
しかしながら、以前も報告したが、
公の仕事を獲得することによる
PR効果は工夫の仕方によっては、
大きなメリットがある気もする。
県立三浦ふれあいの村のホームページを見て、
その中で上記のようなYMCAの紹介がなされているのをみて
つくづくそう思った。

12月5日
3セク

先日「ルーキーズ」ドラマのビデオを借りる。
感動して家族みんなで泣きじゃくる。
そして、今日、家族みんなでルーキーズ・卒業をビデオで見る。
私のルーキーズファンの度合いを妻は超えた。
泣き方が半端でない。


さて連日の視察報告。
本日は11月18日に伺った梶@湘南国際村。
場所は葉山町にある。
25億円の資本金で設立。
県が40%、日本政策投資銀行16%、三井不動産16%が大株主。
この株式会社は施設の管理運営を行っている。
建物の一部は県、それ以外はこの会社。
事業内容は企業研修企画、準備、トータルサポート
旅行業、チャーターバスの手配、宿泊の斡旋、
宿泊施設運営(100室)、国際会議場、研修室の運営。
経営の状況だが、金融危機以降、研修など減少。
平成20年度はこの落ち込みをカバーできなかった。
学会の誘致に力を入れている。
平成20年度の宿泊客は306542人。
宿泊施設稼働率は6割。
売り上げは6億8千万円で
平成19年度から8900万円減収。
非常に展望の良いところで、
気持ちの良いところだ。
宿泊についても基本的に研修とのパックで受け入れる。
しかし3ヶ月前になると一般の予約が可能になる。
湘南国際村の敷地内には地球環境戦略研究機関、
その他、大学、企業研究所などが立ち並ぶ。
この会社もその一つ。
観光、企業、研究などを融合させようという
長洲元知事の考えが反映されたような村だ。
運営状況については厳しい状況ということだが、
この日は時間の都合もあり、
概略を伺い、施設を拝見し視察を終了した。
いわゆるこの会社も県の第3セクター。
こんな団体もあるということ、
県民の皆様には余り知られていないのではないだろうか?
この団体も含め、更に詳しく実状は調査していきたい。







12月3日
戦略研究

11月29日、平塚競技場でJ1昇格を賭けた
ベルマーレの試合が始まる。
前半、ベルマーレのフォワードが、ペナルティエリア内で
敵の反則を受けて転倒。
ベルマーレのPK.となる。
絶好のチャンスに息子と喜び合う。
周りのサポーターはすでに握手をしている人も。
しかし、PKはキーパーに防がれる。
その後、一進一退の攻防が続く。
結果、0対0。
これで自力優勝は難しくなる。
残り一試合は12月5日午後12時半から。
ライバルの甲府も同日同時刻から
最後の試合がキックオフ。
あさって、全てが決まる。
それにしても体が冷え切り、
さらに極度の花粉症で、
体調はすこぶる悪くなる。



さて連日の視察報告。
本日は11月18日に伺った(財)地球環境戦略研究機関。
場所は葉山町にある。
ものものしい名前で、どんなところか?
興味は持っていたが・・
ここには研究員が81人いる。
そのうち3分の1は外国人である。
沿革は1995年、当時の村山首相が国連で
アジアで研究機関を作るべきだと発言。
政府のイニシアチブで1998年に設立。
どこに作るかが議論になったが、
当時北九州市と兵庫県が手を挙げていたそうだ。
結果神奈川県になったわけだが、
これら3自治体からも毎年この研究機関は補助金を受け、
(神奈川県からの補助は1億余り)
主に、アジアにおける気候変動対対策の研究と
具体的な提案、実行を行っている。
事務所は関西、北九州、東京にもある。
この財団はIPCCという
気候変動についての報告書をまとめた、
団体にも深く関与しており、
温室効果ガスの計算方法などは
この財団で設定した。
その他バス、地下鉄などの公共交通機関の設置により
空気汚染、地球温暖化の対策プロジェクトを
メキシコなどでも取り組む。
財団での研究結果を反映するための
国家レベルでの国際的政策に関わるさい、
コミュニケーションの複雑さ、
部局をまたがる縦割りの弊害で
苦労していることもご説明された。
県レベルでは先日可決された
神奈川県温暖化対策推進条例について
色々と県当局とこの財団で意見交換は行ったとのことだ。
研究員たちの職場を見せていただき、
視察を終える。
テーマ自体は重要である。
一方、自治体が関わることの意義は、
説明しづらい。
まさしく、国際社会においての活動であるため、
国の機能という側面が強い。
研究機関には商社のかたも派遣されてきている。
今後のビジネスにつなげるという狙いがある。
そういう意味では、神奈川県と、こういうビジネスモデルが
繋がるような、関わりも神奈川県としては模索していかねばならない。



12月1日
錆とPFI

先日、湘南ベルマーレ対草津の試合を息子と見に行った。
試合前、凍えるような寒さの中、湘南ベルマーレの社長が、
ご挨拶をする。
「10年間、支えてきてくれた皆様、
 その観客席から見える風景を忘れないでください。
 その風景が私たちと皆様をつなぐ絆です。
 必ず、新しい場所へいけることを確信しています。」
J1昇格を賭けた重要な試合への意気込みをしめす、
異例の社長挨拶は、心に染み渡り、
にわかファンの私の涙腺をもゆるめる。
いやースポーツとは感動だ。
始まる前から感極まる。
息子もただ事でないこの雰囲気を満喫しているらしい。
しかしである。
寒い。
うどんを頼み、一味をたっぷりかける、かける。
それでも寒さを撃退できず、次に豚汁。
感動は寒さを忘れさせることはできなかった。
続きは後日。





さて連日の視察報告。
本日は11月18日に伺った県立近代葉山美術館。
場所は葉山町にある。
この夏家族で海水浴に行った一色海岸のとなりだ。
そばには御用邸もある。
もともとこの美術館のあった場所は
高松宮様の別邸であった。
その後県有地になり、2003年にこの美術館が建設された。
その背景には鎌倉の八幡宮にある美術館だけでは
収蔵が困難になってきていること、又鎌倉も大変古く、
美術品を借りる際の温度、湿度調節も、
難しくなってきていることなどがある。
この施設は海のそばであるため、
塩害、錆び防止に配慮をしなければならない。
内圧を高めに設定し、外から空気が入らないようにするなど。
錆び対策でメンテナンスを請け負う事業者が
計画を見直さねばならない状況にあるそうだ。
PFIという手法で、30年間のメンテナンスは事業者に任せてあるが、
そのデメリットは、美術館側と維持管理をする事業者との
情報共有が充分できないということらしい。
とくに錆への対応が思うようにいかない。
しかしながら、経費については150億円の価格を
PFI,手法(民間に建設させ、維持管理も民間に行わせる)
を導入することで125億円に抑制できた。
さらには30年契約なので、毎年の
清掃、管理業務の発注手続きをとらなくても良い。
現在職員は22名勤務している。
なお年間利用者は12万人から15万人を想定していたが
実際平成20年で67000人。
想定の半分弱だ。
交通の不便さあるのかもしれないが、
この数字はさらなる運営の工夫を求めるものだ。
展覧会のあり方、館内の展示方法改善を求めたい。
ご説明をうけたあとは、収蔵庫を視察。
ものものしい扉が何重にも設けられており、
その規模と数に圧倒された。
今後15年でさらに収蔵庫が新たに必要になるとの話もあった。



(c)2009 Takuya Ide