日刊井手たく・バックナンバー:2010年01月

1月31日
地域へ

「場」を変えるというのは
つくづく大事なことだと思う。
・子供と食事をしているとき、
・遊んでいるとき、
・一緒に風呂に入っているとき、
・寝かしつけのとき、
「場」が変わると、
こっちもアプローチの仕方が変わるし、
向こうも変わってくる。
つまり新情報が入ってくる。
そんな彼らからの情報の中に鋭さを
感じることがある。(いまさらか・・)
子供だからなんて、スタンスでいると
大やけどするかもしれない。
こんなやり取りが、実は仕事に通じることが多い。
今朝、今日のお風呂と本読みは子供と約束をした。



以下、視察報告。

本日は、平成22年1月14日に伺った、
神奈川県立中里学園の続き。
以前うかがったひばりが丘は
知的に障害がある人の入所施設。
この中里学園では、医療対応が、
随時必要であるなどの説明が出ていたものだから、
私自身、両施設を重複してみてしまった。
改めて、申し上げるとこの施設では
知的障害のある子は基本的にいない。
ただし、虐待などの影響で、
失明した子(シェイキングベビー)、
メンタル面で対応困難な子、
なども入所している。
職員体制は、養護課、保育課、管理課に分かれており
養護課は学童男子寮、学童女子寮、幼児寮に分かれ、
保育課は0歳児寮、1歳児寮に分かれる。
職員内訳は福祉職、保育士、看護職、心理職、医師など。
総勢103人であり、内58人が常勤職員。
児童定員は養護課に60人、保育課に20人。
利用者とスタッフの割合から見ると、
スタッフが多いという印象は免れない。
これまでの経緯としては
養護課利用者は100人だった時もあるが
住環境の個別化などの意味合いもあり
現在の60人にいたっている。
保育課利用者については川崎時代は
30人、そして40人と移行したが
中里学園へ統合したとき20人にした。
入所への流は、児童相談所(県)に相談し
措置により入所ということになる。
この施設では、地域交流の一環として、
電話相談業務も対応する。
内容としては子育て相談だ。
なお、この業務については
ここ数年受けていないそうだ。
市町村、県のほかの施設で
相談業務が充実してきていることが背景にある。
この施設へのニーズがなくなったものについては
組織としても見直していく必要もあろう。
さて、この施設においても、
多数のボランティアの方々が
運営をサポートしている。
学習支援、余暇活動、環境整備、
食事に関わること、
27団体、個人としては107人が関わってくれている。
こういう実状は本当に頭の下がる思いだ。
いずれにしても、
県児童相談所、医療施設、ボランティア
さらには利用者絞込みの段階で当然必要となったであろう
民間、市町村などにおける受け皿、
夫々のネットワークが張り巡らされた中で
この施設運営が成り立っている。
こういう施設も含めて、大きな方向性としては
行政から地域へという流が想定される中で、
県はどういうビジョンを具体的に描き動いているのか?
このあたりも念頭においておかねばならない。
涙なしでは聞けない入所者のお話も後日お知らせしたい。
本日はここまで。


1月29日
虐待

昨日は早朝から事務作業、打ち合わせをやり、
その後は、久しぶり妻と二人で食事。
その帰り、ツタヤ六会店で、
レンタル・コミックの「ルーキーズ」を発見。
ドラマも、映画も見たので、概略は分かるが、
とりあえず、5巻まで借りる。
読むとあの感動がよみがえる。
息子も読み込んでいたが、
恐らく、全てレンタルすることになるだろう。
これを済ませて、胸を張ってルーキーズファンといえる。
寝貸付では娘に「うらしまたろう」と「フランダースの犬」を読む。
フランダースの犬は悲しすぎる物語だが
連日、読まされているため、少々つらい。



以下、視察報告。

本日は、視察の順序がすこし前後するが
平成22年1月14日に伺った、
神奈川県立中里学園について。
児童養護施設(児童福祉法第41条)であり
乳児院(同37条)である。
場所は横浜市青葉区。
歴史は古く、昭和21年オープン。
現在63年目となる。
年齢は3歳から18歳。
施設の目的は、保護者のいない児童、
虐待されている児童、
その他環境上養護を要する児童を入所させて擁護し、
併せて自立を支援する(児童養護施設)
措置を要する乳幼児を入所させてこれを養育する(乳児院)
となっている。
厳かな雰囲気で施設の方が説明を始めた。
昭和21年9月には児童養護施設として
戦争被害の子を受け入れていた。
その後、保護施設から養護施設に変わる。
昭和40年3月、2階建て新築、
100人定員のベットが設置された。
平成10年には虐待問題については
保護することが一般的となり、児童福祉法に基づき、
児童養護施設となる。
その後、県立川崎乳児院も統合する。
知的障害児と知的障害者を入所させていた
ひばりが丘学園と認識として重なる点もあったが
根本は違っている。
できるだけ、成り立ち、現場の様子を
細かくお知らせしたいので
本日はとりあえずここまで。


1月27日
ネットワーク

娘も幼稚園その他、随分苦労している。
息子も色々あるみたいだし、
妻も一日てんてこ舞いだとのこと。
一日というのは短いようだが、
3人分(妻、息子、娘)となると、
日中、一人10時間としたら
3人で30時間となる。
帰宅すると、それを一気に
短時間で報告を受ける。
報告を受けて楽しいものもある。
疲れるものもある。
家族という単位で言えば、
私以外に30時間があるという当たり前の意識で
生活するとすこし楽になるだろうか?
そういえば昨日は息子が「三国志」以外の本を読んでいたので
続きが読めず・・・娘に「ライオンキング」を読んで寝かしつけ。





以下、視察報告。

本日は、12月17日に伺った、
神奈川県立ひばりが丘学園の報告の続き。
知的障害児、者の入所施設だが、
横浜市の施設としても充実してきた。
県の中井やまゆり園、あいなやまゆり園などとも
ネットワークを取りながら、対応している。
その他民間では、小田原市に光海学園、
秦野市にこうさい学園などもある。
県としては広域的対応、高い専門性という点で
市施設、民間と連携をしながら対応することになる。
ひばりが丘学園には6つの生活寮があり、
20人ずつ生活している。
寮のほかに体育館、グランド、プラザなどがある。
子供たちは近くの養護学校に通う。
機能訓練などのプログラムも組み込まれており
牛乳パックでのハガキ作りなどもある。
近くに医療機関があるため
これらと連携も行い運営している。
さらに心理面接を通じて、一人ひとりに合わせた
自立支援プログラムも工夫されている。
職員は総計140人(正規職員92人、非常勤50人)、
勤務体制は3交代勤務。
夜は各寮1人から2人。5寮で7人。
常勤の医者として精神科、内科の医者がひとりずついる。
ここに入所する子供たちの親も
精神疾患であるケースも多く、
育児ができない状況がある。
従って、短期入所もあるが、
基本は長期入所(70人)となる。
自立支援の一環としては
宿泊体験、親との再統合、予備練習。
入所料は児童の場合は障害者年金がないので
親が払うが、成人の場合は障害者年金から支払う。
捨て子なども収容している。
平均月2万円から4万円だそうだ。
施設運営費は年間で2億9千万円(人件費除く)。
正直言って、100人定員に対して
140人の職員は多すぎるというのが
率直な感想である。
横浜市、その他の市の状況
さらには民間の状況なども今後調査する必要がある。


1月26日
施設の歴史

昨日、息子の習い事の練習風景をビデオで撮影してみた。
そして練習から帰ってきた息子と鑑賞する。
かれは別にもスポーツをやっているので
同じように録画・鑑賞をやってみようと思う。
さて、娘である。
発表会に向けて、ダンスの練習をやっているらしく、
大分苦労しているようだ。
子供を通じて、子供の周りを知ることは、
実は私の活動の基盤にもなる。
子供の話を聞いた後、
寝かしつけは「うる星やつら」を娘に
「三国志」を息子に読む。
今朝も、今日の夜、本読み聞かせすることを約束。
だめな父親のささやかな後押しである。




以下、視察報告。

本日は、12月17日に伺った、神奈川県立ひばりが丘学園。
場所は横浜市港南区芹が谷にある。
知的障害の児童と成人の入所施設である。
児童定員80人、成人20人で合計100人。
施設自体は昭和24年に設立。
近くに県立芹香(きんこう)病院(精神医療センター)、
芹が谷病院(依存症)、国立の横浜病院、
県の結核病棟などがあった。
そこに浮浪児の収容される施設もあった。
芹が谷病院にも浮浪児が何人かいたそうだ。
現在は近くに県立子供医療センターもある。
そのような医療施設の密集するエリアに、
児童福祉法に基づき、知的障害者児童のための
施設を作った。
一時は定員をどんどん増やし
120人までになった。
昭和54年ごろから養護学校が義務化され、
児童施設が増える。
日中は子供が学校に行くので親が自分のことができる。
養護学校を卒業したら、知的障害者(大人)の施設が必要になる。
ひばりが丘学園、しらとり学園、かきお学園、あいな山百合園。
養護学校できてきたので、知的障害児のニーズが減ってくる。
大人用の知的障害者の学園として移り変わってきた。
ここには一時、大人はここに40人入所していたが、
女性20人を削減して、現在の大人20人に落着いている。
今後の将来展望の会議で、ひばりが丘学園の現状をこれから
「児童施設として特化」していくべきとの議論もあったそうだ。
学校卒業して児童施設にそのままいる人もいが、
削減された女性20人ついては、
民間施設の活用など、次の生活の場を確保しながら
うつっていった。
今後の方向性も見極めながら、
成人男子の入所についても
クローズしながら、児童施設にしていく。
定員の削減の中で、4人部屋を二人部屋にした。
三浦しらとり園は今は全面個室だが、
小さい子供は別として、
二人部屋を一人部屋にしている。
子供達の人権の問題もある。
工夫をしながら運営をしている。
学校に通っているのが
52人、幼児は2人、卒業者14人。
別施設である中里学園では
乳児、知的障害者の方もいる。
そういう人がひばりが丘にきたりする。
ネグレクト、、暴力などの緊急措置で
この施設に来るケースもある。
発達障害の障害の程度が重い子もいる。
知的レベルは高いが、障害の人との
関係をコントロールできない状況もある。
児童施設への特化、他施設からの受け入れと一言で言うが、
その実状と歴史はすざましいものもあったのではないだろうか?
本日は、このあたりを区切りとして、
残りは又後日とする。


1月23日
志とノウハウ

昨日も仕事から帰ったら、
本を読んであげると子供に約束。
従って、会合の後は、即家路。
学校の様子、幼稚園の様子、習い事の様子、
短い時間だけど聞いて、
彼らの昼間の出来事を聞く。
まだ、知らないことばかりだろうけど・・
その後は、娘に「みにくいアヒルの子」
息子には「三国志」を読み就寝。

さて、このところ、視察を重ねながら、思う。
役所の仕事はそもそも公務員でなければならないのだろうか?
必ずしもそうではないケースは多い。
福祉にしても農業にしても・・
公務員は5年ほどでその職場を変わる。
県のために公務員になったわけだが、
個別の「その仕事」をやるためだけに、
公務員になったわけではない。
「その個別」の仕事をやりたくて活動に専念なさっている、
NPO、民間の方と、基本的な心構えは違うはずだ。
今の行政主導システムの中で、
これらの志とノウハウは未だ、
押さえつけられていると私は思っている。
公務員は、県を元気にするために、
これらの潜在的力を引き出し
コーディネートすることこそ、
力を注ぐべきだ。
自分たちがやっていたことを
とられるという認識があるとしたら、
県はいつまでも変われない味気ないものとなる。



以下、視察報告。

本日は、12月17日に伺った、神奈川県アートホール。
場所は県立保土ヶ谷公園の敷地内にある。
運営は神奈川芸術文化振興財団、
つまり県の3セクが指定管理者として任されている。
施設としては、300人ホール(稼働率93%)、
スタジオが5部屋(稼働率90%)などで構成される。
ここの館長は、財団の「純粋」なたたき上げの職員。
いわゆるプロパーといわれるが、
県からの天下りではない。
この館長になって、月曜日の休館を廃止。
ホールの貸し出しでは、年間3分の1は
神奈川フィルハーモニー管弦楽団が使用している。
 
 この楽団は、1970年3月に発足。
 1978年7月に財団法人に、
 1985年6月には特定公益法人に認可される。
 「神奈川の文化のシンボル」として
 親しまれながら全国的な活動を続け、
 これまでに「安藤為次教育記念財団記念賞」(1983)、
 「神奈川文化賞」(1989)、「NHK地域放送文化賞」、
 「横浜文化賞」(2007)を受賞している。

こういう楽団は運営はどこも苦しいのだろうか?
毎年、県から2億円ほどの補助金が支出されている。

さて、話は元に戻すが、このアートホールとしての
主催講演はやっていない。
カジュアルコンサートを無料で年に2回やっているが
これは倍率3倍になるそうだ。
その他、CD、DVDだけによる、
照明により雰囲気をかもし出た、
CD,DVDコンサートも今年から月一回始めた。
毎回30人から50人来ている。
年間維持費は1億2千万円。
施設使用料などによる収入は1500万円。
収入不足は県からの税で賄われる。
周辺には高層マンションなどもあり、
そこに住む方が、楽器を持って
スタジオを使用するケースも多いそうだ。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団による練習場所、
その他の機能は地域施設という色合いが強いのは
他の県立施設でもよく見られる。
私も一度ここのイベントに参加したいが
何しろ遠いのでなかなか困難だ。
ただ、プロパー館長はよい。
運営に工夫をしようという姿勢は
新しい取り組みなどから見えた。


1月22日
交流のあり方

昨日は大事な夜の会合を終え、帰宅、
そして娘を風呂に入れて、
寝かしつけの前の、
子供への本読みきかせ。
これは朝、子供と約束していたことなので、
守らねばならない。
先ず、息子と「三国志」の続きである。
猛将・関羽が曹操を離れ劉備を目指し
片っ端から敵を打ち破っていく。
関羽が劉備の居所を突き止めたとことで、
昨日はいったん区切り。
娘には「うる星やつら」をせがまれて読む。
その後、読み聞かせでない即興の話もせがまれる。
仕事の合間で即興ネタ探さねば。
実は、今日も本読みの約束を子供とした。
約束はまもろう。
彼らのささやかな、安らぐ時間になればと思う。




以下、視察報告。

本日は、12月11日に伺った、神奈川県国際研修センター。
概略は以下の通りである。
神奈川県国際研修センター

  所在地
 〒241-0815
 横浜市旭区中尾2-6-1
 Yokohama-shi, Asahi-ku, Nakao 2-6-1
交通
 相鉄線 二俣川駅 北口徒歩20分または,北口バス乗り場1番から,相鉄バス 「運転免許試験場循環」に乗り,「中尾町」下車 徒歩1分
電話  045-366-0157
FAX  045-366-0164
構造
 鉄筋コンクリート4階建て
施設
 居室57室(うち留学生利用は38室)及び共用施設登録団体の利用が可能な研修室・会議室あり

この施設を国際交流財団が受託している。

設立目的
世界に開かれた神奈川、世界と結ぶ神奈川を目ざして、人と人、地域と地域の国際交流及び国際協力の積極的な推進、地球市民意識の高揚と多文化共生社会の実現、国際的な人材の育成並びに情報発信を図り、もって県民の福祉の向上と世界の平和と発展に寄与することを目的として設立  

基本財産等  
(2008(平成20)年4月1日現在)
基本財産額 675,640千円 
(うち神奈川県165,000千円 [24.4%])
施設には中国人が多く利用している。
利用者たちの多くは横浜国立大学。
海外技術を研修するということも彼らの目的だ。
宿泊施設の利用率は8割。
光熱水費含めて月額3万5千円。
施設内で日本語研修なども行われているが、
予算の絞込みで、研修の頻度は下がってきている。
宿泊施設に限りなく近づいている。
維持費は年間6000万円ほど。
淵野辺、白根にも同様の外国人宿舎があるが、
そこには研修機能はない。
運営実状を伺っていると、
どうも、研修センターのわりに、
研修が先細りしている感がある。

組織図
 
組織図


受託している国際交流財団は以上のような組織になっており、
今回視察した施設は組織図の上から2番目である。
事業そのものを否定するものではない。
しかしである。
切実な存続理由は、いまひとつである。
いずれにしても競争なくこの財団がこの施設を運営している。
地方における外交であり、交流であるわけだが、
随意契約という発注方法を含め、
見直しが必要と感じる。
連日お知らせしている、
人として生きていくことを
どう担保できるかという切実な施設を見る中で
特にそう思うのである。
NPO,民間におけるこのような
外交、交流は大いに賞賛するところだが・・


1月21日
ピラミッド

子供を通じて思う。
得意分野を伸ばせば、自信がつく。
一方、苦手、欠点はクロ−ズアップされやすく、
そこを批判されると自信をなくす。
そういう意味でも子供の関心事を
よく認識しておきたいし、
子供と色んな経験を重ねたい。
先日、子供が、映画「のだめカンタービレ」を見たいといったので
子供、二人連れて行ったが、喜んでいた。
オーケストラを主題にしたものだったが、
アクション物、アニメものがある中で
この映画を選んだのは意外だった。

今日の夜の、寝かしつけ、
本読み聞かせは子供と約束した。
彼らにはこれを楽しみに今日一日過ごして欲しい。
楽しみとはいっても実に、ささやかだが・・


以下、視察報告。

本日は、12月11日に伺った、神奈川県産業技術短期大学。
場所は旭区中尾にある。
大学以外に職業能力を開発する拠点、
神奈川人材育成センターも機能として合わせ持つ。
じつはこのセンターは藤沢市の県合同庁舎の中にある。
この機能については先日視察をしたので
改めて後日ご報告をしたい。
さて旭区の大学のほうだが、学生は400人。
職員は75人。
新入生もいれば、在職者の訓練生、離職者の訓練生もいる。
別の職業技術校である東部職業能力開発校では
在職者、離職者を主に受け入れるが
この大学は主に新入生を多く受け入れる。
学科は、生産技術科、制御技術科、電子技術科、
産業デザイン科、情報技術科に分かれる。
教授制はとっておらず、
先生と校長という呼称だ。
校長先生は民間から登用された。
松沢知事の民間校長登用というマニフェストに沿って、
論文、面接で採用された工学博士だ。
校長の考え方は3つに分かれる。
@先ず、産業界がやっていることを学ばせたい。
そこで、職業能力開発推進協議会の存在が挙げられる。
300社の事業者が、この大学の運営を支えている。
協議会の年間費8000円。
今後会員を更に広げたいそうだ。
又この協議会では、学科構成の時代にあった見直し、
会員企業社員教育のための講習会、
さらに会員企業の在職者は優先的に入学する。
一方この300社は交流も深め合う。
こういう形で民間が大学を支えている。
A次に縦割りの現状を融合化することだ。
一つの問題として、現在の文部省の大学は
研究者を養成する機関になっている。
一方、ここの大学の所管は厚生労働省であり、
その場合は、技術者、製造業者を養成する。
この文部省と厚労省の垣根を超えた
編入、単位互換などを行い、この大学生では
技術者と研究者の仲立ちができる教育を考えている。
実状、省庁を超えた編入、単位の互換は法的に現状無理。
しかし、横浜国立大学との交流は進めている。
これは双方の大学にとってメリットがあるということだ。
ちなみに文部省が新大学校を計画する新聞記事もあった。
研究者育成だけでなく技術者、製造者も育成するという方針だ。
B最後にインベスト神奈川の今後の展望についてである。
インベストではひも付きでないお金を助成することで
神奈川に研究所を含め企業を誘致した。
必要とされる研究者は産業のざっと5%。
しかしニーズは実践者を求めている。
ピラミッドの頂点を研究者とするならば、
そこを支えていく、基盤をどのように構築するかが、
今後重要である。
以上、校長先生の考え方だ。
校内の視察をしたが、精巧なロボットの作品、
その他フライス盤、NC旋盤などの製造機器が
大変数多く整備されていた。
私が通っていた大学の施設とは、
充実度が雲泥の差だし、
レベルも相当高いことがうかがい知れた。
入学者はほぼ県内から、就職先は60%県内の中堅どころだそうだ。
学校運営としては、
学費で収入1億7千万円と県費4800万円で
年間予算2億2千万円で運営されている。
製造技術、産業は欠かせないなか、
こういう大学の機能は重要であると考えた。
今後の文部省、厚労省の垣根がどうなるかもみのもだ。


1月20日
現場

昨日、夜遅くまで県施設の視察を行った。
時間を割いて丁寧にご説明してくれた
県職員の方々のためにも
頂いた情報はしっかり、
県政運営に反映させなければならない。

さて、帰宅すると娘と風呂に入る。
そこではきまって彼女の幼稚園での話を聞く。
風呂から上がると、歯を磨いてあげ、
リップクリーム、素肌クリームを塗る。
そして本の読み聞かせ。
なんと今読んでいるのは
ルパン三世「カリオストロの城」である。
絵本にしては随分長編で
3日間かけてやっと昨日読み終えた。
そのあたりで、娘は眠気でダウン。
引き続き、息子と「三国志」の続きを読む。
曹操の下を離れ、劉備の元へ向かう
関羽将軍の勇猛果敢な行動は10歳と
40歳の男を釘付けにする。
この物語は先が長い。


以下、視察報告。

本日は、12月11日に伺った、神奈川県立公文書館の続き。
保存期限をきれたものは
8ヶ月かけて県職員が歴史的公文書と
そうでないものに整理される。
戦後のどさくさで燃やされたもの、
火事、大震災での消滅などもあるが、
江戸から明治の文書は保存されている。
書庫内は外気の影響を受けないように
金庫が大きくなったような厳重なものであった。
文書に使われるホッチキスは錆びるために、
中性紙でくるみなおすようにしている。
その他虫食いの防止にも対応。
又マイクロフィルムでの保存、
痛んでしまったものは修復する。
閲覧者は8338人。
書庫内利用者は964人。
インターネットで文目を公開すると
問い合わせが多くなった。
現在特別展、企画展を開催準備中である。
その他古文書解読講座には140人の定員に
500人の応募がある。
古文書を読めるようになると
グループを作りここの常連になる。
書庫の収納は現在8割埋まっている。
予定ではあと8年で書庫はいっぱいになる。
文書の電子化の話も出ているが、
ここには真正性、個人認証の問題がついてくる。
印鑑など本物ならではの印字を
果たして電子的に保存して、
本物であることを証明できるかという点だ。
いずれにしても保存庫の問題は、
考古学発掘物、近代文学書、
歴史書、そしてここのような古文書、
そして美術作品すべてにおいて深刻な問題となる。
高校の高校の統廃合の跡地を、
倉庫代わりにしている話も聞くが、
対策をしっかり練らねばならない。

所長に、課題を聞くと
「ファイリング基準表」(各課ごとの文書一覧表)をもっと分かりやすく
整理して欲しい。
理由は文書整理を現状だとしにくいからだという点。
さらには法務文書課の文書管理規則を条例化して
欲しいとの考えが示された。
理由は所管課ごとの文書管理がずさんなので、
あの規則を条例化すればもっと整理が進むだろうということなのだ。
そしてこれは制定された公文書管理法の趣旨でもあると
力説されていた。
現場の声は実に心に響く。


1月18日
公文書・古文書


昨日は、議会報告会へご多忙な中お越しいただき
深く感謝申し上げます。
テーマとしては、「いじめ、不登校、ひきこもり」
についてはじめて取り上げました。
ご参加された方で、現場でそういう取り組みを
なさっているかたもいらっしゃり、貴重なご提案などをいただき、
実に参考になりました。
この場をお借りして深く感謝申し上げます。
審議の参考にさせていただきます。

さて、昨日仕事中に、
お父さんが帰宅したら息子と娘に本を読んであげると
電話で予告をしておいた。
仕事は帰りが未定のことが多いのだが、
子供にとって「楽しみ」が提示されている一日と
どうなるか分からない一日では大分違うと思いそうしたのだ。
「いじめ、不登校、ひきこもり」の参考資料を見ているとき
はっとそんな衝動に駆られのがきっかけ。
娘にはしっかり図書館で借りた本を読み聞かせ、
息子には即興(台本なし)でお話をしてくれとの要望がきた。
こういう要望にこたえるためにも、
児童文学の読書、
その他の子供のための情報収集は欠かせない。

以下、視察報告。

本日は、12月11日に伺った、神奈川県立公文書館。
場所は横浜市旭区にある。
実に厳か、趣のある建物である。
資料によると古文書を含めて
重要書類などを良い環境で保存するために
湿気類、雨漏りから完全シャットアウトするべく、
二重構造になっているそうだ。
事業内容は情報公開制度の延長線上にあり、
行政として役割を終えたものを保存し、
公開をするというものだ。
事務自体は公文書館条例に基づき
行われている。
県庁、その他出先機関には、
行政文書ごとに、1年保存、3年保存、
5年保存、10年保存と期限が定められており
その期限までは公文書館の中間保管庫で保存される。
その後、期限が切れたものについては
毎年、一万箱を14人の職員で精査され、
200から300が残される。
それ以外は溶解され、リサイクル。
この作業がものすごく大変だそうだ。
先日制定された公文書管理法では
現用の文書から現用のおわったものまで、
適正に公開することなっている。
こういう施設は都道府県では30箇所、
県内では藤沢市、愛川町にある。
こういう機能を持っているところは少ない。
公文書管理法は福田内閣当時で発足の流れがあった。
元長洲知事はモデルプロジェクトとして
現用文書、公文書を管理しなさいと
一歩進んだ努力義務をいち早く定めてこういう施設ができたわけだ。
この所長の考え方としては現用文書から
文書管理全体をとおして議論しろというのが
公文書管理法の趣旨であり
文書管理規則という行政内部文書を
条例化するべきという国の考え方があると主張される。
神奈川県にも文書管理規則がある。
各課が文書を管理し、公開請求を受けたら
すぐに提示できるよう、文書の一覧表も
具体的に整理しておくとことと書かれている。
所管課によっては文書ファイルの一覧表が余りに抽象的で
要望した資料が1ヶ月遅れで提出されるなど
ずさんの局地であった。
そういう意味では、所長の言っていたことは、
まさに前々から私自身痛感していたことだ。
古文書は様々保存されており、
豊臣秀吉の北条征伐時の手紙、
坂本竜馬の手紙なども保存されている。
内容が、抱負であるため本日はいったんここで区切る。




1月15日
議会報告

昨日の県内施設で、こみ上げる切なさを感じた。
虐待された子供たちを受け入れる、
県立中里学園である。
うちの子供と年齢の変わらない子が、
うちの子と同じ雰囲気で生活をしている。
しゃべり方も、背格好も。
その5歳の女の子が、自分の寝室まで私を案内してくれた。
5畳ほどの部屋に二人の子がそこで寝る。
明るく振舞うだけに・・・
心が痛い。
我が家は寝かしつけは当たり前だ。
寝室を紹介してくれた後、移動する私どもについてきて
私が「さようなら」というと
最後に、「それじゃ、気をつけてね」の女の子のひとこと。
帰宅したら、わが子が私を迎える。
施設の子と、わが子を重ねる。
そういう施設があることは知っていた。
しかし、「見る」のと「知っている」のでは違うことを、
改めて痛感する。
この詳細報告は後日改めて。


明後日、以下の通り、議会報告です。
しがらみのない議会報告会  次回は平成22年1月17日(日)
藤沢市民会館 教養室
17時10分〜19時
内容 県政報告 参加者との意見交換など


是非多くの皆様のお越しをお待ちしております!


1月11日
重粒子線

子供の習い事・水泳の送りついでに、
練習風景を見学。
水泳は随分小さい頃からやっている。
それにしても、積み重ねというのは恐ろしい。
何度も壁にぶつかってきたが、
もう、バタフライの練習へ入っている。
私も水泳は子供の頃からやっているので、
自信はあるが、すでに子供の練習のレベルが高いので、
私の口を出す余地はない。
従って、今は見守り、応援をするのみである。
子供のために借りたある水泳選手の本を
私が食卓で読む。
「目標は夢に向かう階段」との言葉(水泳選手)
子供向けの本だが、応援者としても参考になる。




以下、視察報告。
本日は、12月11日に伺った、神奈川県立がんセンターの続き。

今後、新ガンセンター建設の計画がある。
病床数は現在の415床と変わらず。
個室を現在の68から115室へ。
手術室を6室から12室へ(6床から18床へ)。
外来を32室から56室へ。
化学療養室を倍に拡大。
建設運営は民間による
建設、維持管理の運営を行うPFI方式。
治療に専念できる体制をとることがこの方式導入の目的。
9月に事業者の提案を受け、12月に落札予定。
平成25年秋にオープン予定。
その計画の中にはがん治療施設である
重粒子線治療設備も含まれる。
整備費約100億円、一人の治療費が約300万円という
高額な医療施設。
この整備については
他の治療装置に見直せないかなどの議論もある。
人員体制だが、新ガンセンターになることで
100人の医師が110人へ、
看護師は300人から350人へ増員となる。
なお看護師は10人の患者へ1人という現体制から
7人の患者へ1人という体制へ見直される。
これらの見直しにより、待ち時間の短縮。
入院期間の短縮、医療、看護の充実、
質の高い治療装置の整備を目指す。
今後は重粒子線治療装置、更にはガンセンターのあり方、
他の自治体、施設の取り組み状況などを調査していきたい。


1月9日
ガン

久しぶりの学校、幼稚園、習い事を終えて、
子供たちが帰宅。
食卓についたのが、午後8時頃で、
少々彼らも疲れた様子であった。
娘に「アラジン」を読んであげていたら、
途中、彼女がウトウトし始めたので、
そこで読み聞かせは終了。
時間も遅かったので、
息子の三国志は又今度。


以下、視察報告。
本日は、12月11日に伺った、神奈川県立がんセンター。

沿革であるが、昭和38年にガン、糖尿病のため
31床の病院として、県立成人病センターとして発足。
その後、昭和61年4月、新築、総改築が行われ415床に拡大。
それから病床数は変わっていない。
臨床研究所も設けている。
現在、509人の常勤職員が勤務する。
外来、入院施設以外に
医学の研究、研修、疫学的解析、
さらには緩和ケア研修を実施して
県内医師、看護師の育成も図る。
これらについては、県立として求められる機能がある。
平成20年は患者数は123877人であり、
前年度に比べて、4345人の減少となった。
理由は昨年4月に医療事故が発生したことである。
手術中、麻酔の管が外れており、事故に繋がった。
これを受けて、麻酔体制の見直しを行う。
この影響を受けて、手術体制が低下したことが
影響している思われる。
平成20年の決算は収入124億円、
費用126億円で純損益は2億1千万円のマイナスとなった。
病院内を案内してもらった。
外来は患者で溢れている。
待ち時間が長いことが課題の一つだ。
各病室には6つの病床が入っている。
トイレ、浴室において質が低い。
なお差額ベットについては9300円・月あたり、
面積とトイレ、お風呂の有無で差額ベット代が設定される。
今、もっとも大きな課題を院長にうかがうと、
全ての医師が接遇の質を高められるかが課題との答えが返ってきた。
「ガンに厳しく、患者に優しいガン医療」がモットーだ。
いずれにしても医師の接遇は公立病院はとくに
大きな課題となっている。
自身の経験上そう思う。
話を伺いながら、緩和ケア病棟へ入る。
いわゆる終末医療である。
病床は17床あり、10から11床使用されている。
患者には一人は一人看護師がつく。
廊下を歩きながら、部屋を見ると、
お見舞いに来ている方が見えるが、
患者はカーテンの向こう。
自分と患者を置き換えて色々と考える。
患者が調理をできる部屋も設けてある。
医療法では半分は無料にしなければならないとの義務付けがある。
続いて、白血病など無菌度の高い部屋が要求される無菌室を
案内される。
ここに入る方は入院期間が長くなる。
無菌室は感染症から感染症から患者を守ることを目的とする。
現在、20名が使用中。
個室は3部屋。
そして、人工呼吸器を使う方のためのICU、
全身麻酔のあと患者が一泊するHCU(6床)を案内され、
手術室をモニター越しに見る。
手術は一日9件から10件ある。
説明中、ちょうど手術を終えた患者が出てくる。
その後、抗がん剤を投与する、化学治療室へ入室。
大変多くの患者が投与を受けていた。
毎週来院する方、2週間に一回の方、様々だそうだ。
抗がん剤はがん細胞も殺すが
別の細胞も殺す。
そのため髪が抜けるなどの副作用はある。
現在、抗がん剤もがん細胞にしか効かない治療法もあり、
検証が進められている。
部位を切除できればベターだが、
白血病などは特に切除ができないため
抗がん剤を使う。
この部屋で困っていることは
安全性がもっとも求められるところの割りに
看護師の数が少ないことだそうだ。
医師の数、看護師の数、設備の充実、
溢れる患者への対応、そして患者への接遇、
私自身、通院したこともないため、
病院の真の現状を認識することはできない。
しかし、40歳以上の死因のトップであるガンを治療する県立病院の
取り組みについてはより深く、リサーチを進める必要がある。
視察の内容は盛りだくさんであるため、
本日はこのあたりを区切りとする。
後半は後日。


1月8日
本を読めない方

今日から子供たちは学校、幼稚園へ。
休みに慣れきった身体を切り替えることは大変だ。
おそらく二人とも疲れて帰ってくるだろう。
出かけるとき娘のほうは緊張感が漂っていたそうだ。
それにしても、
子供の心を捉える本には感謝をしたい。
今、三国志、ディズニーがそうだ。
我が家の子供の心を捉えてくれている。
一昨日は、曹操が劉備を討ち取ることを決意し、
出発する場面で、読み聞かせを終えた。
今日、私は酒を飲みすぎなければ、
この続きが読めるはずだ。
ディズニーは一昨日、「美女と野獣」を読んであげた。
妻に言わせると女の子はみんなディズニーが好きだそうだ。
彼らとのパイプ役を果たす、
双方の本に感謝。






以下、視察報告。
本日は一昨日に引き続き、
12月11日に伺った、神奈川県ライトセンター。

この施設には年間1596人の見学者が来る。
運営上、見学だけではもったいないということで
福祉教室という学べる場も設けたとのこと。
なお、障害を持つ利用者は年間230人来所する。

さて、この施設では点訳本、録音CDなどが作成されるわけだが、
一つ問題がある。
例えば、手が使えない老人は本を読む際どうするか?
ページをめくれない方にとっても、
録音本は有難いものであるはずだ。
さらには文字を見ても理解できない方、
こういう方にとっても録音本は重要である。
つまり視覚情報提供ということになると
対象者は視覚障害の方だけではないということだ。
現在、視覚障害者の方へのこういう点訳本、録音CDは
無料で郵送、返却ができるシステムだが、
先ほどの方が、システムからもれている。
つまり、無料郵送の対象ではないのだ。
伺ったところによると、著作権法の見直しで
手の使えない老人、文字を認識できない方への
点訳本・録音本の提供は
著者の許諾を取る必要がなくなったようだが、
郵送法上、無料郵送ということにはならないようだ。
従って、県として、システムから漏れた方を、
対称にする際は郵送代を支払うことになるわけだ。
今後、こういう方をシステムに入れ、
郵送を可能にする条例を県として制定するかどうかも
焦点となる。
ちなみに点字と録音の割合は1:10ということで
録音がかなり多いということも述べておきたい。
さて、運営をしている日赤のご努力も幾つか挙げておきたい。
パソコンに点字を入力し、
これを紙にプリントアウトする際、
なんと言ってもノルマもある中での作業なので
印字の速度は重要である。
県からの予算計上のプリンターでは
速度が遅く、結局日赤の持ち出しで
400万円のプリンターを購入し、
迅速な点訳作業を実現している。
さらに運搬、移動で使われる車も3台、
日赤で購入したそうだ。
当然、県の所管課はこれらの現場の実情は
充分分かっていると思うが、

以下、参考のため記しておきたい。
施設の中には録音室がある。
録音室では年間15万個のテープを作成。
又週刊現代は月曜に発刊して、
木曜日に利用者へ届く。
なお、一冊の辞書を点字にしたら
100冊になる。

努力の運営はひしひしと伝わった。
藤沢市の点字図書館も次にのぞいてみたい。

1月6日
驚愕の組織力

まもなく子供たちの冬休みも終わる。
彼らにとっての勉学、スポーツ、
遊びが通常通り始まるわけだ。
そうえいば、先日、テストの答案用紙が食卓にあり、
眺めてみた。
漢字、算数などを見て、
もうこんなことをやっているんだと驚く。
会話の中で、各地の名産品を話すときもあり、
時々圧倒される。
子供の教科書、今度覗いて見るか。
さて、昨日は子供への本読みは成功。
題名は三国志。
娘にはディズニーもの。
しばらくこれでいけそうだ。






以下、視察報告。
本日は12月11日に伺った、神奈川県ライトセンター。
場所は横浜市旭区二俣川にある。
この視察は新しい境地を私に与えてくれた。
それは後ほど申し上げるが、
驚愕のボランティア組織力と、技術力である。

先ず、この施設は視覚障害者への情報提供支援を主な事業とする。
昭和49年に設置された。
現在、指定管理者として日本赤十字が
スポーツ施設と本館を運営している。
職員は33人、内訳は正規職員29人で非常勤が4人。
この体制はずっと変わっていない。
昭和30年にヘレンケラーが来日して以降、
県としては昭和40年から点字図書の貸し出しを始めている。
平成18年からは運営者は日赤として、
指定管理者制度が始まる。
期限は5年間であり、来年が最後の年となる。
年間運営経費は3億5千万円。
県内にはライトセンターを含め、
4つの視覚障害者用の図書館がある。
実は藤沢市の総合図書館にもある。
これらの本は全てボランティアの方々が
作成し、貸し出しされる。
実はこの作業は気の遠くなる作業である。
例えばこの施設では週刊現代をデジタル化し、
CDとして貸し出している。
定期的な発行であるため、
滞ることはあってはいけない。
その他の図書を点訳し、
点字図書として作成する。
議会便りなども定期的に点訳され、製本される。
相談業務にも対応しているが、年間133件。
内容としては杖の使い方などの相談。
スポーツ施設も設置しているが、
2877人の方が登録している。
スポーツ施設については他の障害者の方も使用できる。
現在ライトセンターではフリークライミングを
センターの壁に設置し、使用可能にならないか検討している。
さて、ボランティア組織についてである。
117団体、4600人のボランティアにこの施設運営は支えられている。
作業内容は点訳、録音、誘導、拡大(文字の)などだ。
朝10時になるとこの施設はボランティアでいっぱいになり、
先ほどの作業を黙々とこなしていく。
その作業全てに高度な専門性が求められる。
視覚障害者を一般県民に理解してもらうために、
研修、講演等も行っており、
警察学校の人も全員受講することになっている。
さて、この施設の一角が空いており、
障害者の生活日用品などを販売する業者に
場所を使って欲しい考えもあるが、
場所の賃貸料が高く、今、空いたままになっている。
現在、障害者の日常生活用品は
社団法人日本盲連の本部が東京に2箇所あり、
そこで販売されている。
ライトセンターでは一部、この用品を日本盲連から買い、
販売をしている。
品物は色々ある。
先ず、杖(2000円から)、そして活字の拡大鏡、さわって分かる時計、
音声式計算機、ルービックキューブ、オセロ、トランプ、
などである。
こういう品物は施策障害者の方にとっては
欠かせないものもあるようだが、
身近で購入できるシステムも検討の余地がある。
又こういう品物の販売には販売者自身が
そのための専門性を持っている必要もある。
初めて聞く話、ものがたくさんあり、
本日はここで一区切りとする。
続きは又後日。


1月5日
人材育成

夜、子供に本を読んであげたが、
気に入らなかったらしいので、
途中で読むのをやめた。
理想は、図書館に彼ら自身を連れて行き、
彼らが好きな本を借りさせることだ。
現状、私が仕事の合間に図書館へ単独で行き、
勝手に選んで借りてきているので、
どうしても、あたりはずれがある。
彼らの関心事を前提に本を借りる今のやり方も
全く無駄ではないと思うが。
それにしても、車で5分ほどの距離に
総合図書館があることは実に有難い。
やがては彼らが自転車などで
自分で行くことも可能である。




以下、視察報告。
本日は11月19日に伺った、県立保健福祉大学。
場所は横須賀市平成町にある。
この大学では、看護師、保健師、助産師、
社会福祉士、管理栄養士、理学療法士になるため
学生たちが学んでいる。
就職すると多様な職種の方との連携の中で業務が行われるため
大学のカリキュラムでは、他分野を相互に学ぶようになっている。
クラブ活動も他の職種の方との情報共有の場となっている。
職員数は135人。
二俣川にも免許試験場の向かい側に
この大学の実践教育センターがある。
ここは現職の方のスキルアップを目指す機関。
学生数は952人。
1学年、220人の定員だが、
内110人は県内在住者、県立高校卒業生から推薦。
あと110人は受験というシステムになっている。
こういう大学はたいてい他の都道府県にもある。
平成19年4月からは大学院も始まり
平日の夜、授業が行われる。
授業料は535800円・年間で国立大学と同額。
倍率は2.9倍。
学生で県内出身者は66.7%。
そして学生の74.8%は県内に就職している。
国家試験の合格率だが、
看護師98.6%、保健師100%、助産師100%という結果で
大変優秀である。
平成22年の学生進路は231人中224人が決定している。
施設内にはボランティアセンターもある。
学生のボランティアの場所としては
県立子供医療センターなどで子供の面倒を見てあげるなど。
こういう学生の活動は
横須賀市商工会議所名誉会頭の助成を受けながら、営まれる。
建物は耐震構造で4階建て。
施設内の管理図書館棟などを見て回ったが、
大変多くの学生たちが図書館を利用しており、
静かに勉学にいそしむ姿が、
実に印象的であった。
私の大学対するイメージは、
もっと砕けたものであり、
フラフラした学生も見受けられるものであったが、
ここは実に真剣であり、まじめな生徒が多い。
これは大学の方も太鼓判を押す。
社会的にこの手の人材は多く求められるし、
質の高いものが求められることは間違いない。
そういう意味ではこの大学の存在意義は大きい。
福祉の現場、医療の現場も視察を重ねながらの、
この大学の視察となったので、
未来の現場を支える人の育成の場を視察できたことは
大変有意義であった。



1月4日
福祉の現場

よく、食卓に子供用の本をわざと置きっぱなしにしてみる。
子供の様子から、その時々、
参考にして欲しいものを置くようにしている。
こういう仕掛けは、功を奏すか?
時折、子供が、その本を眺めていることがあるが、
そのとき、しめしめと思う・・
これは、別に家庭だけではないだろう。
社会の中のいたるところに
色んな仕掛けがある。
その仕掛けに乗って、
物事が動き出すことは少なくないはず。
私自身、ああ、仕掛けに乗っているなあと感じることがある。



以下、視察報告。
本日は11月19日に伺った、県立三浦しらとり園。
場所は横須賀市長沢にある。
ここは知的障害児、定員40人、
知的障害者(成人)、定員120名の受け入れ施設。
実数は94人と伺った。
県職員は113人である。
率直に過剰な職員配置と思う。
施設内には障害の程度により分けて受け入れるため
8つの寮がある。
その他、地域に出る直前の方の自立訓練もある。

さて、県の基本方針だが、
平成15年の福祉施設あり方検討会で、
津久井やまゆり園と、この三浦しらとり園は、
運営を民間に任せる方針となった。
津久井については民間の育成がある程度進んでいたので、
津久井のほうが先に民間運営となる。
三浦は大きな法人が未だ育成されておらず、
様子を見ているところである。
民間としては80人から90人が最大で受けやすい人数だそうだ。
三浦はその数を上回る。
国の施策としては、福祉施設は減らして、
地域で生活できるようにするという方針がある。
神奈川県としても、平成23年までに14%施設を減らす。
具体的には就労できる軽度の方はグループホームへ。
重度の方はケアホームへ移行しようとしている。
しかしながら、綾瀬のグループホ−ムで、
火災があり、それ以降グループホームには
スプリンクラーを設置することが義務付けられる。
これが施設促進の足かせになっているそうだ。
さて、基本的に知的障害者(成人)は市で対応する。
児童については県、政令市、中核市の児童相談所などが対応する。
そういう背景もあり、横須賀市は中核市になったので
児童施設を市として設置して欲しいという県の思いがある。
さて民間との役割分担については
重度は公で、通い人は民間でというすみわけとなる。
今、家庭虐待で軽度の人がふえてきている。
資金面の話になるが、
こういう障害者施設は障害者自立支援法に基づき運営されているが
もともとのモデルは高齢者に対する介護保険であった。
高齢者対応施設は今後も民間へ移譲していく。
障害者施設については
対応困難な、中井やまゆり園、
発達障害支援施設、緑風縁などは
県直営として残していくことになる。
中井やまゆり園同様、
この三浦しらとり園も
強度行動障害の利用者がいる。
民間で対応する場合、
激しい症状であるため、
職員が辞めたり、他の利用者に被害が出ることもある。
施設内の見学を行ったが、
歯科医療措置もできる。
装置は昭和58年式のものであり、
その古さに驚いた。
こういうものを見ると
弱者にしわ寄せが行くという思いがこみ上げる。
いずれにしても、障害者の方々にとっても
口からものを食べられるかどうかは、
余命に大きく関わる重要な要素となる。
こういう福祉施設はいくつか見てきたが、
法律の問題、民間の育成状況、
そして現場の実情、課題など、
まだまだ、私自身、認識不足であることは間違いない。
今後も、これらのリサーチを進めたい。


1月3日
係留

我が家は1月生まれが多い。
従って、クリスマスプレゼントに続いて、
誕生日のお祝いがある。
彼らの誕生祝いをしながら、
生まれてきてくれて有難うとの思いがこみ上げる。
彼らには多くのものをもらっている。
そのわりにこちらから返しているものは少ない。
一方、余計なことを押し付けている可能性はある。
今年も彼らの可能性を見ながら、彼らと色んなことに挑戦したい。

視察報告。
本日は11月19日に伺った、東部漁港事務所。
事務所の場所は三浦市晴海町にある。
県内における東部漁港といえば、
鎌倉の腰越漁港より東側のエリアをさす。
このエリアの漁港は大臣の指定を受けており、
全国13港のうちの一港で、
漁業振興上、重要とのことで指定を受けている。
事務所には19人の職員。
業務内容は三浦の宮川フィッシュアリーナ
(96隻のヨットつき場)の運営、
漁港施設の維持管理、
漁港施設の工事、
市町村漁港の管理などがある。
地の利がよく、大正時代から整備されているため
施設も老朽化している。
このエリアは水揚だか全国20位であるが
単価が高いので金額では4位。
港の中では337隻のヨットの係留を契約管理している。
ところで県内には葉山、湘南、大磯、真鶴などの地方港湾がある。
これらは港湾法により、国土交通省、運輸省管轄として整備・運営される。
一方、漁港については農水省により
漁港漁場整備法により整備・運営される。
このような二つの法律により港が整備され、
物流、プレジャー、漁船の混在が問題となっている。
東京オリンピックのとき以来、ヨット競技が行われ、
葉山、三浦でヨットが盛んになった。
自分勝手に走ったり、係留したり、
漁業生産上も問題があった。
そこで油壺、小網代、諸磯に特別泊地を水産省で整備。
宮川宮川フィッシュアリーナ(整備費10億円)も
違法係留船を移動させるための受け皿として整備。
一隻年間30万円を徴収。
県からは年間950万円の委託料が支払われている。
運営は三崎マリンという3セクが指定管理者として携わる。
なお宮川と三崎港にはゲストバース
(よそから来て停泊するための場所)
も設けている。
三崎港のゲストバース、その他係留については
海業公社という団体が指定管理者として運営。
海業公社はこの業務以外に、城ヶ島への渡し舟、
遊覧船などの運営を行う。
県内東部の漁港にかかわる事業を執り行っているわけだ。
しかし、違法係留のために多額の税金を費やし、
係留場所を設けてあげなければならない現状に、
納得できかねる部分もある。
民間でのアリーナもある中で、
公はどこまで民の問題に対処しなければならないのか。
それにしてもこの日は雨が降っており
11月とは思えないほどの寒さ。
昼食では漁港にある魚料理屋さんに入り、
温かい味噌汁と魚料理を満喫した。


1月2日
種苗

年も空け、おせち料理を前に
家族で今年の抱負を披露。
私は、仕事においても家においても、
時間を大切にすることを話す。
妻、息子、娘の抱負も心に留めて、
今年もスタート。

久しぶりだが、視察報告。
本日は11月19日に伺った、県立水産技術センターに併設される、
財団法人栽培漁業協会。
場所は三浦市三崎町城ヶ島にある。
事業は県立水産技術センターと連携して行われている。
主な事業内容は種苗の供給斡旋。
種苗とは、農業で使う用語と認識していたが、
この業界でも、稚魚、稚貝などに使われる。
財団には6人の職員がいる。
施設は県から無償貸与されており、
年間、漁協から2000万円の寄附を貰う。
その他、基金の利息、関係者の負担金などにより
1億2千間円の収入を事業に費やす。
通常運営は、県からの補助はない。
全国的に補助なしで運営できているところは珍しいとのこと。
財団の賛助会員は120人。
企業は26社。
水産技術センターでは基本的な漁業における
情報提供、研究が行われ、この財団で種苗を育成し、
放流し、漁業基盤をサポートしているわけだ。
マダイの半分はこの施設の放流魚、
城ヶ島の漁獲あわびの天然貝90%がこの施設のものと聞けば、
この施設、財団の存在は、城ヶ島一体の漁業にとって
不可欠な存在となっている。




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